ツンデレ妹が夜だけめっちゃデレてくる 作:荒井アライ
「隣、いいか?」
「別に、勝手にすればいいんじゃない?」
「……そうか」
学校から帰宅した俺は、リビングのソファーでくつろぐ妹の美香の隣に腰かけようとして、いつものように不満げな冷たい視線を向けられていた。
こんなにツンケンしているくせに、夜になると態度が一変してブラコン系妹に変身するというのだから驚きである。
俺はいつも通り野球ニュースを観るため、並んでソファーに座ろうとした。しかし、そこで俺いつも座っている端の所にティシュの箱が置かれていたのに気がついた。
「っと」
俺は腰を下ろしかけたとこでそれに気がついたので、一旦ティッシュ箱を避けて腰を下ろした。そして、そのティッシュ箱を目の前にあるローテーブルに置いたところで、美香の視線に気がついた。
「っ!」
座ってみて気がついたが、俺は美香の結構近くに座ってしまっていたらしかった。
美香はいきなり俺に近づかれたことを恥じらうように、頬を赤くしながらこちらに羞恥の感情で揺れる瞳を向けてきていた。俺がちらりと美香の方に視線を向けると、慌てたように視線を逸らしてしまった。
いつものように不機嫌な返答もなければ、こちらを睨むこともしない。そんな恋する乙女みたいな妹の姿を見せられて、こちらの体温も上がってしまったような気がした。
「あ、あのチーム3位になったんだ。へ~」
「……」
流れてきた野球ニュースに感心するように言葉を漏らしても、美香がその言葉に反応することはなく、ただ恥ずかしそうに下を向いているだけだった。
なんだこの甘い空気は?
俺はらしくない美香の態度に当てられて、ろくに言葉を口にすることもできなくなってしまった。
恥じらいを隠そうとして唇をきゅっと閉じる美香の姿を見て、あの瑞々しい唇が俺の陰茎に当てられていたと思ってしまったのかと考え、微かに興奮を覚えてしまうのは仕方がないことだろう。
野球ニュースが終わっていたことに気づいたのは、それから3トピックほどニュースが伝えられた後だった。
「おにーちゃんっ」
そしてその夜。いつものように美香が俺の部屋を訪れてきた。
俺の返答がないことを確認して、俺が寝ていると勘違いした美香は俺のベッドの中に潜り込んできて、その控えめな双丘を俺の背中に押し当てるようにしながら抱きついてきた。
「えへへっ、お兄ちゃん、お兄ちゃんっ!」
甘々な声で嬉しい感情を伝えるように、美香は俺の背中に頬を擦りつけていた。いつも以上に上機嫌な声色が気になる所ではある。
「今日はびっくりしたよ、お兄ちゃん! お兄ちゃんが急に私の近くに座ってきたから、何かされるのかと思って期待しちゃった。……『私、初めてはリビングですることになるんだ』とか、『制服着たまま襲われちゃうのかな?』とかずっと考えちゃった!」
美香はそれが勘違いだったことを恥じらうように、それを照れて誤魔化すように俺に抱きついている腕の力を強めた。
「妹をただドキドキさせて、えっちな気持ちにさせちゃったお兄ちゃんは有罪です。だからね、」
美香はそんな言いがかりを付けながら、俺の背中から少しだけ離れて、俺の耳元に熱い吐息を漏らした。
「いつもよりも、えっちなことしちゃうから」
そして、俺の耳に熱のある声で囁くようにそんな言葉を漏らした。
そんな妹の言葉一つで俺の愚息は期待に満ちたように陰茎を硬くした。美香に胸を押し付けられる前から、美香にえっちなことをしてもらえると期待していた愚息に、反省の色は全く見えない。
これから妹にえっちなことをしてもらえる。その事実だけで興奮してしまうこの体はもうだめなのかもしれない。
そんな俺の心情など知る由もない美香は、俺の腕を押して俺を仰向けにした。そして、俺のTシャツと下着を少し捲って、俺の一物を露にした。
「ちょっと、準備するからね、お兄ちゃん」
美香はそう言うと、衣擦れの音を出しながら服を脱ぎだした。それから少し待っていると、美香はシーツの擦れる音を立てながら、俺の股の間に移動したようだった。
「よいしょっと。一旦、借りるね」
美香はそう言うと俺の反り返った陰茎にそっと触れて、指の腹の部分で俺の肉棒を固定した。
「すんすんっ……はぁ……お兄ちゃんっ。すぅーはぁー……はぁっ、あっ、お兄ちゃん」
美香はそんな言葉と共に熱い吐息を漏らしながら、身をよじるようにしてシーツの擦れる音を出していた。
その拭きかけられた息が亀頭に当てられていることから、今美香が何をしているのか大まかに察しがついてきた。
「お兄ちゃんの匂い嗅ぎながら……オナニーしちゃってる。……はぁ、あっ……お兄ちゃんの匂いが強くなってきたっ……はぁっ……」
俺は妹に勃起した陰茎の匂いを嗅がれていた。そして、その匂いに発情した美香は自身の手で秘部をいじってオナニーをしている。
……お新手の羞恥プレイみたいだな。
「あっ……えっちなお汁の匂いがしてきた。……少しだけ……少しだけ、舐めちゃうね、お兄ちゃん。……れろれろっ……ぴちゃぴちゃっ」
「はっ……あっ……」
美香は俺の先走り汁を匂いで感じ取ると、それをほじくり出そうと俺の鈴口を尖らせた舌先で刺激してきた。少しと言いながら、俺が垂れ流した我慢汁を舌の先で回収して、次の我慢汁をすぐに要求してくるような舌の動きをしてくる。
このどこが少しなのだろうか?
美香は俺の我慢汁を飲みながら、秘部から水音を立てていた。もしかしたら、俺の汁を飲んだせいで、蜜の分泌が激しくなったのかもしれない。
美香は熱い吐息を漏らしながらしばらく水音を立てていたが、やがて美香はその動きを止めてしまった。
「……はぁ……はぁ……。うん、もう準備は完璧だね」
美香はそんな言葉を漏らすと、俺の股の間から移動して、俺の脚を閉じさせた。
そして、美香はそのまま俺の太ももの所に腰を落とした。美香の小ぶりなお尻の感触が俺の太ももに伝えられて、俺の陰茎はさらに大きく膨れ上がってしまった。
脚が沈むくらい柔らかくて、微かに押し返してくるような肉感。鷲掴みしたくなるような感触を脚で感じながら、俺は静かに陰茎をぴくぴくとさせていた。
それから、美香はその位置を少し上に移動させて、俺のいきり立った陰茎をぐっとお腹の方に押してきた。そして、美香は位置を確かめるようにしながら、陰茎の上に秘部を重ねるようにして体重を乗せてきた。
「んっ……。ふふっ、お兄ちゃんのすごい硬いね」
美香の蜜にまみれた秘部が俺の陰茎を上から圧迫してきていた。蕩けるように柔らかい脂肪とひだのような形状と、粘膜のような入り口と硬いしこりのような陰核。それらが勃起した俺の陰茎をぎゅっと押してくる。
「はっ……ああっ……はぁっ」
妹に素股をされている。俺を気持ち良くするためなのか、ただ自分が気持ち良くなるためのオナニーの道具として使われるのか。
その真相は分からない。そんな真相はどっちでもいい。
どちらの理由だとしても、この興奮が冷めるなんてことはないのだから。
「これからが本番だからね、お兄ちゃん」
美香はそう言うと、俺に秘部を押し当てたまま腰をグラインドさせるように動かした。美香が動く度に美香の溢れ出る蜜が水音を立てて、俺たちの興奮を掻き立てた。そして、俺の陰茎が硬くればなるほど、互いの感度が上がっていくのが分かった。
「はぁ……あっ……お兄ちゃん、妹に大事なところ押し当てられて、本気の勃起してる……はぁ、んっ……妹相手に、こんなにおちんちん硬くさせて……はぁ……いけないお兄ちゃん」
「あっ……はぁ……くっ……」
「お兄ちゃん、えっちな声漏れちゃってるよ? ……妹にこんなえっちなことされて……ああっ……感じちゃってるんだ? 妹に犯されちゃって、感じちゃうんだ?」
「はぁ……あっ……」
美香は俺の背徳感を駆り立てるような言葉で、俺の射精欲を掻き立ててきた。美香の言葉を受けて、俺は現状を客観的に捉えることができた。
寝ている俺を妹が犯しているのだ。交尾とは違う互いの性器を擦りつけるだけの、ただの快楽を得るためだけの行為。
きっと、俺の上に乗って、妹が快楽を貪るように淫靡な姿で腰を振っているのだろう。そんな姿が間の前にあるという事実を前に、俺はただひたすらに興奮していた。
「また硬くなったね、お兄ちゃん。……はぁ……ぐちゅぐちゅになり過ぎて、もう入っちゃるみたいだね、お兄ちゃん」
「くっ……あっ」
美香の蜜が止まらなくなり、互いの性器の熱が共有されて蕩け合っているようだった。蕩けて一つになってしまったかのように、美香の秘部と俺の陰茎の感触とそこからくる快楽が混じり合う。
互いが感じている背徳感と罪悪感というスパイスまでも共有して、俺たちは互いに快楽の波に逆らうことができなくなっていた。
そして、美香のグラインドするような腰使いが速くなっていった。ぎこちないのに、そのぎこちない雑な腰使いが幼さを演出して、罪悪感というスパイスが多めに振りかけられた。
「はぁ……お兄ちゃん、お兄ちゃんっ。そろそろ……私、イッちゃいそう……あっ」
「はぁ……くあっ……あっ」
「あっ……んっ、あっ、は、入っちゃいそう……お兄ちゃんっ、このままーー」
「いや、さすがに生で挿入はダメだろ!」
「なんて、ね。あれ?」
俺は反り返った陰茎が美香の蜜壺に挿入していまいそうになった瞬間、起き上がった自制心によって美香の腰を持って止めようとしてしまった。
しかし、止める必要はなかったらしく、美香は挿入してしまいそうな状態から自分の腰を引いて逃がしていた。
「お、お兄ちゃん?」
そして、後に残ったのは必至な俺の形相と、突然の事態に驚いて固まってしまったような美香。
気まずいなんてもんじゃない。それでも、そんな気まずさなど関係ないといった様子で俺の陰茎はぴくぴくと動いていた。
「ね、寝ぼけてるんだよね? あれ? え? う、うそ?」
「あー、えっと、美香? 寝ぼけてるわけでは、ない、かな?」
さすがに、これ以上は誤魔化せないだろう。
俺は観念して枕元にあった照明のリモコンを使って、部屋を明るくした。俺が起きていることを証明するには、俺の目が開かれていることを見せた方がいい。そう思って部屋を明るくしたのだが、目の前には想像以上に凄い光景が広がっていた。
控えめながら精巧な造り物のように形の整った乳房。その先には桜色の小さめの突起と、薄い桃色で描かれている控えめな乳輪があった。きめ細かな肌は白く、吸いつきたいほど瑞々しく思えて、幼子のような少し柔らかそうなお腹があった。秘部周辺には産毛の一つ見つからず、俺の陰茎が美香の秘部によって蹂躙されるように押し潰されていた。
美香の瞳は乱れた後のように熱っぽく、下ろされた髪のせいか、いつもよりも大人びて見えた。高まった興奮を抑えられなくなった頬は赤く染め上げられており、全体的にほろ酔い気分のようにとろんとさせていた。
淫靡で淫猥な妹の姿。そんな光景が目の前に広がっていた。
「――違うから」
「え?」
俺が一糸まとわぬ美香の裸体に見惚れていると、美香はふっと顔を伏せて俺の腰に置いた手をどけさせた。
そして、俺の手首を掴んでそのままベッドに押し付けて、大きく腰を振り始めた。激しすぎる腰の動きに合わせて、蜜をかき混ぜたような水音が部屋に響いていた。
「夢、夢だから! これ全部夢!! お兄ちゃんはシスコンすぎるから、妹に犯される夢見てるの! そうなの!!」
「み、美香?! ちょっ、そんなに腰強く振ったらーー」
美香は瞳に涙を溜めながら、俺の静止を振り切って腰を振り続けた。互いにイク寸前まで快楽の波を押し上げていたということもあり、その波はすぐにやってきた。
「はぁ、はぁ……んっ! イキそう……お兄ちゃん、私、イクからね? イクッ……イクッ!!」
「み、美香! あ、ああっ!」
そして、俺たちは互いに達してしまった。
美香の裸体と性行為を見ながらの射精。当然、今までの比ではない量の精液が出て、俺のTシャツを白く染め上げた。
達してしまった美香は力尽きるように俺に倒れ込んできて、イッた後の痙攣を抑え込もうと俺に抱きついていた。しかし、美香はその痙攣が終わる前に無理やり体を起こすと、ゆっくりとまた腰を振り始めた。
「み、美香?」
「はっ、はっ……もっとイかせないと……お兄ちゃんをイかせ続けて、記憶失くすくらい、イかせないと……」
美香は使命を全うしようとするかのように、ゆっくりと腰を動かしていた。秘部にある硬くなったしこりを押し付けて、そこが擦れる度に体を震わせながら腰を動かしていた。
俺に抱きついていたせいか、Tシャツに出した精液が美香の胸やお腹にも付着してしまっていた。
その様子は俺の精子を直接かけられたようで、そんな姿を見せながら腰を振る姿にひどく興奮してしまっていた。
「い、いや、そんなにイかされても、記憶は飛ばないって……ああっ! み、美香、今は敏感だから、やめっ」
「はぁ……はぁ……やめない、絶対やめないっ」
美香は俺の言葉に対抗心を燃やすかのように、腰の動きを速くした。美香だって、さっきイッたばかりなのだから、当然敏感になっているはずだ。その証拠に、いくら抑えようとして、嬌声を抑えることができなくなっていた。
「んっ! はぁ……お兄ちゃんに見られてるっ、私のはしたないところ、見られてるっ……んっ! ああっ!」
「ちょっ、本当にやめっ、あ、ああっ!! い、イクッ!」
「んっ! わた、私もっ、また、イクッ!」
そうして、俺たちはまたイってしまった。
妹に犯されるようにイかされたというのに、俺の肉棒は一回目と変わらないくらいの量の精子を吐き出していた。再び倒れ込んできた美香の胸やお腹にはその精液がべたべたについていることだろう。
そう考えただけで、俺の肉棒はもっとイかせてくれと言わんばかりに硬くしてしまっていた。
「はぁ、はぁ……あっ……んっ、もっと、もっとイかせないと……」
「ま、待てって!」
体の痙攣をそのままに、再び腰を振り始めようとする美香を止めようと、俺は美香に掴まれていた手を振り払って、美香の肩を掴んだ。
何とか踏み留まるようにと思って美香を正面から見つめて、説得しようと試みた。そんな俺の態度に対して、美香はこちらを強く睨むような目で睨んできた。
その美香の目からは、堪えきれなくなった涙が溢れ出ていた。
「待たない! こんなことしてるのバレたら、お兄ちゃんに嫌われちゃう! 兄妹なのにこんなことして、気持ち悪いって、嫌われちゃう! だからーーんっ!」
感情が昂っている美香をなんとか鎮めないといけない。
そう考えた俺は美香を落ち着かせるために、強引に美香の口を閉じさせた。美香の気持ちを受け止めて、俺の気持ちが少しでも伝わるようにキスすることで。
抵抗をしようとする美香の背中に手を回して、強引に舌をねじ入れて美香の柔らかい舌の感触を堪能するように。
「むぐっ! おに、お兄ちゃ……んんっ! ちゅっ……ちゅぱ……はぁ……んんっ……ちゅぱっ……はぁ、はぁ、お、お兄ちゃん? んんっ……お兄ちゃん……ちゅぱっ……んっ」
美香が抵抗するのをやめるまで、俺の気持ちが伝わるまで俺は長いキスを続けた。美香のぷるっとした唇をついばみ、抵抗をやめて絡めてきた美香の舌を貪り、互いの舌と脳が蕩けるようなキスをした。
「ちゅっ……はぁ……お兄ちゃん」
完全に脳が蕩けてしまったような美香は、呆けたように甘い声を漏らしていた。そこまでして、俺はようやく口を離して、美香を正面から見つめた。
「嫌いになるわけないだろ。可愛くてえっちな妹にいたずらされて、気持ち悪いなんて思う訳ないだろ」
「…………か、可愛い。お、お兄ちゃんが私のこと、可愛いって言った」
美香は俺のキスと可愛いという言葉を聞いて、ようやく俺が美香を嫌わないことを理解したらしく、俺の記憶がなくなるまで俺を搾り取ろうとしていた腰の動きを止めてくれた。
兄に可愛いと言われただけで、そんなに嬉しそうな顔をするのはどうかと思うけどな。
目の前には胸とお腹が精液まみれな妹。そして、そんな妹にディープキスをして本気の勃起を続ける兄。
「……とりあえず、精子を片付けるか」
色々と話さなければならないことがある。
でもその話をする前に、愚息に良くない景色だけはどうにかする必要がありそうだった。