ツンデレ妹が夜だけめっちゃデレてくる 作:荒井アライ
「美香……美香……れろっ、ぴちゃっ、ちゅるっ」
「お兄ちゃん、お兄ちゃん……ぴちゃっ、れろっ、ちゅぱっ……んっ」
俺は体を起こして、俺の上に乗っている妹の美香と対面座位の形でキスをしていた。
何度かしたことのある美香とのキス。それだというのに、今が一番鼓動がうるさくなっていた。
頭は舌と同じように蕩けているというのに、鼓動だけはただ大きくなっていく。
いつも以上に感じる美香の瑞々しい唇と柔らかい舌の感触。口の中の粘膜を感じ取りながら、熱い吐息が互いに漏れていく。
俺は高められてしまった興奮に従うように、美香の控えめな双丘にそっと触れていた。制服越しに触る美香の乳房は下着の硬さを微かに感じて、そんな普段の妹を相手にえっちなことをしているという背徳感が、俺の肉棒をさらに大きくさせていた。
「んっ、れろっ、ちゅぱっ……お兄ちゃん、いつもよりも興奮してる?」
「ちゅぱっ、れろっ……な、何で分かるんだ?」
「なんか、いつも以上に求められてる気がする。こんなえっちなキスは初めて……あっ」
とろんとした顔でそんなことを言われて、俺は高まった感情を抑えきれなくなって美香を強く抱きしめていた。
ただ性的に見ていた時とは違って、好きな女の子を前にしているのだと思うと胸の奥の方が熱くなっていくのが分かった。
そして、抱きしめたときに感じる胸の感触をもっと味わいたいと思って、俺はそっと美香の半袖のワイシャツのボタンに手をかけていた。
互いの緊張が高まっていく中で、ワイシャツのボタンがすべて外されていった。目の前に現れた淡い桃色の下着を外すと、そこは控えめな双丘が現れた。先端の桜色がいじらしくて、俺は思わずその桜色にキスをしていた。
「あっ……お兄ちゃん……んっ! あっ、はぁっ、はっ、あっ……んあっ」
「れろっ、ちゅぱっ……すぐに硬くなったな。そんなに敏感になってるのか?」
「んっ……お兄ちゃんがずっと触ってくれなかったから……あぁっ……じ、自分でしてて、それで、んっ……ちょっと敏感になってるかも……っ」
「距離を取ろうとしちゃって、ごめんな。今日は今までの分もたくさんしような」
俺はそう言うと、美香の乳首を舌でゆっくりと舐めあげた。ねっとりと舌を乳輪に這わせて、それからぷっくりとしてきた乳首を柔らかくした舌先で舐め回した。上下左右に舌先で弾いて、乳首を吸って、舌先で転がしていくと美香の吐息がどんどんと熱くなっていき、嬌声が漏れてくるようになった。
「あっ……お兄ちゃん、お兄ちゃんっ……んっ、あっ! はぁっ、あっ!」
「そんなに声漏らして、大丈夫なのか? 母さんとかが帰ってきてたら、聞こえちゃうぞ?」
「きょ、今日はお母さんとお父さん帰ってこないから……んっ……だからっ、大丈夫っ」
「そっか。じゃあ、たくさん喘がせても大丈夫だな」
俺はそう言うと、舌先で舐めていない方の乳首を指の先で転がした。指の腹で摘まんだり、指先で弾いたりした後に、指と爪の間でカリカリと乳首を刺激してあげると、美香は体をぴくんと跳ねさせていた。
「あっ、んっ! あ、ああっ! はっ、はぁっ……あっ!」
「れろっ、ぴちゃっ……やっぱり、こうやって乳首いじられるのが好きなんだな。じゅるるっ!」
「あっ、そ、それっ、だめっ……あっ……お、お兄ちゃんっ」
美香が体を強張らせていくのが分かった。それでも、乳首を指の先でカリカリと刺激をしたり、舌先で強く乳首を蹂躙したりしていくと、美香の体がぴくんぴくんと跳ねて、美香は抑えきれなくなった嬌声を漏らしていた。
「お兄ちゃんっ、お兄ちゃんっ! んっ、ああっ! お兄ちゃんっ、いく、ち、乳首でイかされちゃうっ」
「ほら、イっていいぞ。兄に乳首責められて、乳首だけでイッちゃえ」
俺が片方の乳首を指の先できゅっと摘まんで、もう片方の乳首を軽く乳首を甘噛みすると、美香は体を大きく跳ねさせた。
「お、お兄ちゃんっ、あっ、ああっ! い、イクッ、ち、乳首いじられてイッちゃうっ……い、イクッ!」
ビクンと体が跳ねたとき、美香は抑えきれなくなった嬌声を漏らして達してしまった。
乳首をビンビンに勃起させて、美香は俺に乳首をいじられただけでイってしまった。息を荒くしている美香はしばらく息を整えた後、顔を上げて俺を見つめてきた。
一度達したというのに、むしろそれでスイッチが入ってしまったかのように美香は熱っぽい瞳をこちらに向けていた。
「美香、スカートたくし上げて」
「た、たくし上げるの? ……んっ」
美香は俺の言葉を聞いて一瞬躊躇ったが、俺がじっと目を見続けていると根負けをしたようにゆっくりとスカートをたくし上げた。
薄桃色の下着をこちらに見せつけるようにしながら、美香は恥ずかしそうに頬を赤くさせていた。
「~~っ。なんか、凄い恥ずかしんだけど」
「大丈夫だって、こっちの方がもっと恥ずかしいから」
「あっ……お兄ちゃんっ」
「ほら、まだ触ってないのにこんなに濡れてる」
「~~っ! い、言わないでっ」
俺が美香の下着を下ろすと、下着と秘部の間に透明な糸が伸びていた。ねっとりとしたその糸は下着を太ももまで下ろすと、下着に垂れるようにして途切れた。
俺がその糸を伸ばしていた秘部にそっと触れると、美香は体を小さく跳ねさせた。
俺の指は蜜壺から溢れてきた蜜によって濡らされてしまっていた。俺はぷくりとしている大陰唇、小陰唇へと指の先を移動させていった。
そして、割れ目を指の腹でそっと撫でてあげると、美香は熱い吐息を漏らしていた。
「あっ……お兄ちゃん……んっ……あっ」
「分かってるよ。美香が好きのはこっちだもんな」
俺がゆっくりと焦らすように秘部を触っていると、美香が物足りなさを訴えるような目で見つめてきた。
俺は溢れ出てくる蜜を指の先で拭って、触って欲しくて硬くなっていた陰核に指の腹を置いて、優しく振動させるように刺激を与えた。
「あっ……お兄ちゃん、んっ! はっ、はぁっ……お兄ちゃんっ」
「美香はここが好きだもんな。少し触れただけで、体をぴくんぴくんってさせちゃて……感じてるのか?」
「んっ……お兄ちゃんの指、気持ちいいっ……あっ、んあっ、あっ!」
「ほら、どんどん硬くなってきたな」
俺が指で与えている振動を大きくすると、美香は抑えきれなくなった嬌声を漏らしてしまっていた。
押し寄せてくる快楽の波に当てられて、美香は酔ったように瞳をとろんとさせていた。そんな淫靡な妹の姿を見て、俺は肉棒をより一層膨らませて興奮していた。
「あっ、お兄ちゃんっ……んっ、ああっ! ま、まって、まって、お兄ちゃんっ!」
「ん? どうした?」
秘部から聞こえる水音が激しくなってきたので、俺はその水音と漏れ出る嬌声に興奮をして、さらに刺激を強めようと思った。
しかし、俺が少し刺激を強くした瞬間、美香は俺の手を掴んでその刺激を止めさせた。光景だけ見ると、美香が俺の指を使ってオナニーをしているようにも見えて、俺はその景色を見て興奮をしていた。
「こ、これ以上されるとイッちゃうから、さ」
「別にイっていいぞ?」
「そ、そうじゃなくて……今日、してくれるんでしょ? だったら、その……お兄ちゃんので、イきたいなって」
「俺の……あっ」
物足りなさを訴えかける顔色。それは、ただ陰核でイかせて欲しいというものではなかった。
それ以上のことを期待して、いつになったらしてもらえるのかずっと待っていた顔だった。
長すぎるキスと、乳首でイかされて、秘部を必要以上に触られて。
美香からしたら、それら全部はただの焦らしにしか思えなかったのだろう。
『ずっと待ってたんだよ。お兄ちゃんがしてくれるの』
その言葉通り、今日もずっと待っていたのだ。俺の肉棒で犯されることを。
「美香っ」
俺は発情して余裕のなくなった顔で見つめてくる美香に誘われて、美香をベッドに押し倒していた。
一瞬、驚いた顔をした美香だったが、すぐにその顔を柔らかいものに変えた。
待ち望んでいた日がやっと来たとでも言うかのように、美香は静かな笑みを向けてきた。
「いいんだな?」
「うん、そのまま入れちゃお、お兄ちゃん」
「あっ……いや、さ、さすがに、それは」
そこまで言って、俺は一つ重大なことに気がついた。
避妊具の用意をしていないという大失態に。
いや、元々美香とは最後までしないようにと考えていたから、その準備を整えていなかったのだ。
ある意味、その準備をしないことでギリギリの所で踏みとどまることができる。そんな願掛けの一つでもあった。
「『私を犯していいからね、お兄ちゃん』って言っておいて、何も準備しないわけないでしょ」
「え、それって……」
女の子の間では薬を飲むことで避妊をすることができる方法があると聞いたことがある。もしかして、美香はいつか俺がしてくれること夢見て、そんなことまで準備してくれていたというのだろうか。
ずっと俺に犯してもらうことを夢見ていたことを知って、どれだけこの日を待ち望んでいたのかを知ってしまった。
「きて、お兄ちゃん」
そんな妹の気持ちを知って、興奮を抑えることなどできるはずがなかった。
俺を待つ美香の秘部に亀頭を突き立てて、俺はゆっくりと美香の蜜壺の入り口に陰茎を押し入れていった。
少し先を入れただけでくちゅりという水音が聞こえてきて、肉壁が俺の亀頭をすぐに包み込んできた。粘膜のぬるぬるとひだが肉棒に吸いついて、射精をさせようと蠕動運動をしてくる。
その気持ち良さに腰を抜かしそうになってしまうが、そんな俺とは対照的に美香は破瓜の痛みで顔を歪ませていた。
「美香、大丈夫か?」
「んっ、はっ、はぁっ……お兄ちゃん、一気に入れて大丈夫だからっ」
「だ、大丈夫なのか? 大丈夫そうには見えないんだけど」
「大丈夫ではないけどっ……お兄ちゃんにされてる痛みだと思うと、嫌じゃないし……あと、初めてを捧げてるって感じがあるからっ、この痛みはちゃんと感じたいかなっ、て」
美香は瞳を潤ませて痛みに耐えていた。美香はその痛みさえも俺との思い出として刻みたいようで、俺はそんな気持ちを尊重したいと思ってしまった。
俺は美香の言葉でさらに膨れ上がってしまった陰茎を、そのまま蜜壺の奥に押し込んだ。
外まで溢れていた蜜のおかげで挿入の抵抗は小さく、俺の肉棒はそのまま美香の蜜壺の奥へと入っていった。
侵入を妨げようとする肉壁をこじ開けるように、絡みつくひだをそのままに、俺は蜜壺の奥まで一気に肉棒を突き立てた。
「あああっ! はっ、はぁっ……お兄ちゃんのが、お兄ちゃんのが中に……あっ、え? ま、まって! だ、だめっ! ああっ!」
美香は破瓜の痛みよりも、俺に入れてもらったことの方が嬉しかったのか、すぐに表情を和らげたようだった。
俺の肉棒を蜜壺で感じ取ると、急に俺の肉棒をきつく締めあげてきた。肉壁がぴたりと吸いついてきて、ひだが俺の亀頭を刺激する。蕩け切った蜜壺がそのまま俺の肉棒を蕩けさせようとするかのように吸いつきながら締めつけてきた。
「あっ……み、美香っ」
「ああっ! お、お兄ちゃん、お兄ちゃんっ! んんっ! あ、あああっ!」
そして、美香は体を大きく跳ねさせた。きゅうきゅうっと肉棒を締めつけながら、蜜壺の中をうねらせて、体を小さく痙攣させているようだった。
「……も、もしかして、入れられただけでイッちゃったのか?」
「はっ、はぁっ! ……お、お兄ちゃんの入ってるって思ったら、急に子宮がきゅんってなっちゃって、んっ……い、イッちゃったーーあっ、んんっ!」
俺はそんなことを言いながら蜜壺を締めつけ続けてくる美香に興奮して、腰を動かし始めてしまった。
イッたばかりの蜜壺は俺の陰茎から精子を搾り取ろうとして、締めつけながら蠕動運動をしていた。
熱と粘膜で俺の陰茎を溶かそうとしてくる蜜壺に陰茎を擦りつけると、射精欲が一気に掻き立てられていった。
そんな動きに負けないように、俺は美香が弱かったはずのざらりとした部分を肉棒で突きながら探していった。
「お、おにっ、お兄ちゃんっ! い、今、イッたばかりだからっ! だ、だめっ、あ、ああっ!」
「はっ、はぁっ、ここ、みたいだな」
俺は美香の弱い所を見つけてそこを重点的に突きまくった。美香の嬌声が大きくなっていくのを感じながら、俺は射精欲を限界まで高めていった。
「だめっ、そこっ、だめっ! あ、ああっ、またくる、またきちゃうっ! あ、ああっ、あっ!」
先程イッた時と同じように締まっていく蜜壺の肉壁を感じながら、俺もすぐに限界を迎えようとしていた。
せっかくなら一番奥で出したいといった気持ちが抑えきれなくなって、俺は勃起している肉棒をそのまま蜜壺の一番奥に突き立てた。
すると、一番奥のぐにっとした部分を俺の亀頭が突いたみたいだった。その瞬間、美香の体がビクンと大きく跳ねた。
「あああっ! へ……ま、まって、そこ、知らない。ああっ! え? ……お、おにっ、お兄ちゃんっ、ま、待って! そこ、そこ、本当にだめなところだからっ!」
感じ過ぎて目をチカチカとさせている美香を見て、俺はもっと美香を乱れさせたいと思って、その奥の部分をひたすら突きまくった。亀頭の先でぐにっとしている部分を突いていくと、美香の嬌声が大きくなってきたので、俺はそこを押しつぶすように体重を乗せて奥まで刺激していった。
「お、おにっ、お兄ちゃんっ! だめっ、そこっ、あ、あたま、おかしくなるからっ! し、しらないのっ、そ、そんなおく、し、しらないぃっ!!」
「あっ……だ、だめだっ、そんなに締められたらっ! い、イキそうだっ」
ベッドの上で制服のスカートを履いた妹を犯している。避妊具も着けずにただ性欲に任せるように必死で腰を振って、それを受けて淫靡な姿で乱れる妹。
罪悪感と背徳感を同時に刺激されて、俺は信じられないくらいに興奮してしまっていた。そこに恋愛感情が混じり合ってきて、俺はいよいよ射精を我慢することができなくなってきた。
「い、イって、お兄ちゃんっ、な、中で出して! 妹の中でたくさん、お兄ちゃんの精子だしてっ! あ、ああっ! わ、わたしっ、私も、い、イク、イクッ!!」
俺が美香の奥のぐにっとした部分に亀頭の先でキスをすると、美香は体を大きく跳ねさせてイってしまった。そして、俺の肉棒を搾り取ろうしてくる美香の蜜壺にされるがままに、俺は美香の奥で射精をした。
俺はそのまま子宮に精子を注ぐように、何度何度も大量の精液を吐き出していた。
「はっ、はぁっ……お兄ちゃんの精液が、な、中で……あっ、ああ、だ、だめっ……い、イクッ! はっ、はぁっ……ふぇ? あっ……ま、またくる……あっ、い、イクッ!」
美香は大量に出されてしまった精液を蜜壺で感じ取って、何度も体を大きく跳ねさせてイってしまっていた。そして、イッた後に訪れる快楽の波の余波でまた小さくイっていた。
「ああっ、だめっ、お兄ちゃんっ、お、おちんちん抜いてっ、それ抜いてくれないとっ……だ、だめっ、い、イクッ!」
美香は生で入れられた肉棒と精液のせいで体がおかしくなったようにイキ過ぎていた。自分の肉棒でこれだけ好きな人が乱れてくれるというのは、中々嬉しいことである。
だから、俺は抜いてくれと言われた肉棒を抜くふりをして、奥にぐりっと突き立てて耳元に顔を近づけた。
「好きだよ、美香」
「~~っ! い、いまだめっ! そ、そんなこと言われたらっ…………ああっ! い、イクッ! はっ、はぁっ! い、イクの止まらなくなりゅからぁっ、あ、ああ、い、イクッ!」
耳が弱い美香の耳元で囁きながら蜜壺の奥をぐりっと刺激をすると、美香は何度も体を跳ねさせてイってしまっていた。体がガクガクと震えてきて、美香の焦点が合わなくなってきた気がしたので、俺はゆっくりと肉棒を引き抜いた。
「あ、ああ、イク、イクッ、イクゥッ!!」
美香は耳に残った俺の言葉と、肉棒を引き抜いた時の刺激で最後に大きく達したようだった。それからしばらくの間ガクガクと震えて快楽の波に一方的に蹂躙されていた。
そんな美香の秘部からは精液が零れ落ちてきて、美香のお尻の方に垂れていった。
イかされ続けて乱れ過ぎた淫靡な妹の姿。そんな罪悪感と背徳感を駆り立てる光景を前に、俺はさらに興奮を高めてしまっていた。
「はっ、はぁっ…………お兄ちゃんに犯されて…………な、中に出されて…………い、いけないお兄ちゃん」
恍惚とした表情で俺を見つめてくる美香は、念願の夢が叶ったように達成感に満ちたような笑みを浮かべていた。
「……大好きだよ、お兄ちゃん」
「俺も好きだよ、美香」
本気で愛し合って、本気でえっちなことをしてしまう。そんな歪んだ兄妹愛の完成形に俺たちはいるような気がした。
そっと美香の口にキスをして、俺たちは歪んだ愛の形を確かめ合った。
そんな妹との初夜から数日後、俺は駅前で待ち合わせをしていた。
夏休み初日、炎天下の中わざわざ家から一時間も離れた場所を集合場所にして。
「お兄ちゃん、おまたせ」
「おう。そんなに待ってないけどな」
黒のチェック柄が入った鼠色のミニスカートに、白色のフリルの拵えてある半袖のブラウス。黒髪ツインテールを揺らしながら現れたのは、俺の妹の美香だった。
「うそだ。だって、お兄ちゃん私が家を出る一時間以上前に家出てたじゃん」
「そ、それは仕方がないだろう。そうでもしないと変に疑われるかもしれないし」
「まあ、今日土曜日だもんね。お母さん家にいたし」
夏休みの初日、俺たちはデートをすることになった。少し前まではいまいちピンとこなかった妹とのデート。
さすがに、俺たちが同じ時間に家を出ると変に勘繰られるだろうと思って、俺たちは時間をずらして家を出ることにしたのだった。
多分、帰りも時間をずらして帰ることになるのだろう。
それでも、部屋着か制服姿しか知らない妹がおしゃれをして目の前に現れると、急にそのデートが現実味を帯びてきた。
微かに照れるように頬を熱くさせて、視線のやり場に困っているような初々しい少女。そんな子とこれからデートをするのだと思うと、どうしても胸が高鳴ってしまっていた。
「じゃあ、行くか」
「………んっ」
俺が隣に来た美香と並んで歩きだそうとすると、美香が俺の服の裾を引っ張ってきた。
なんだろうかと思って振り返ると、裾を引っ張っていた手を離して、俺の方にその手を差し出してきた。
「ん? えっと、どうした?」
「イチャイチャしても大丈夫ってことで、ここまで来たんでしょ?」
俺がその手の意味に気づかないでいると、美香は少し不貞腐れるように頬を膨らませていた。
わざわざ電車を乗り継いでまでここまで来た理由。それは知り合いが来なさそうな場所を選んだからだった。
別に、二人で並んで歩くだけなら近場でも問題ない。それならば、なぜ遠くまで来たのか。
デートをするならイチャイチャしたい。それは俺たちで話し合って決めたことだった。つまり、俺たちはただイチャイチャするためにデートに来ていた。
「そうだよな。……な、なんか恥ずかしいな」
「今さらでしょって言いたいけど………分からないこともない、かな」
俺たちはすでにえっちまでしている関係だ。それなのに、ただ手を繋ぐというだけの肉体接触に緊張をしてしまっている。
手をこちらに差し出している美香も恥ずかしいのだろう。早くして欲しいという目で俺に急かすような瞳を向けていた。
俺は脈拍が早くなるのを感じながら。そっと美香の手を握った。どちらからか分からないが、歩き出すころには指を絡ませて恋人繋ぎをしていた。
「……思った以上に恥ずかしいのな」
「うん。……でも、なんか嬉しい、かな」
そんなことを言って隣で微笑んだ美香は、握った手を何度も握って俺の手の感触を確かめていた。
「世間に見せびらかしてるみたい。お兄ちゃんの隣は私のものですよって」
「み、美香。気持ちは嬉しんだけど、何度も手をにぎにぎしないでくれないか? その、変な気持ちになりそうだ」
「変な気持ち? あっ……はぁ、お兄ちゃん」
美香に何でも手をにぎにぎとされて、俺の肉棒は何を考えたのか大きく膨れ上がってしまっていた。服の上からはそこまで目立たないのだが、よく見てみると膨れ上がっていることが分かってしまう。
美香はそんな俺のズボンをちらりと見た後、呆れ半分嬉しさ半分のため息を吐いた。
「いや、違うんだって。俺の中で美香の手っていやらしいことをしてくるイメージが強くてな。し、仕方がないことだと思うんだ」
俺は寝ているときに美香に何度も犯された。そのときの感覚がまだ残っているのか、美香に触られると、どうしても性的な考えと結びついてしまうらしかった。
「私に手を握られるだけで、反応しちゃうくらい堕ちちゃったんだね。………いけないお兄ちゃん」
美香はそんなことを言って妖艶な笑みをこちらに向けると、俺の手を引いて耳元に顔を近づけてきた。
「あとでいっぱいしてあげるね、お兄ちゃん」
美香は耳元に囁くように、甘くて熱い吐息混じりにそんな言葉を漏らしてきた。
当然、そんな言葉をかけられて肉棒が冷静でいられるはずがなく、俺の肉棒は服の上からでもくっきりと分かるくらいに膨れ上がってしまっていた。
「おっきくなっちゃたね、お兄ちゃん」
「わざとだろ? 絶対にわざとだよな?」
美香は隠せなくなるくらいに膨れ上がった肉棒を見て、くすりと笑っていた。そして、そんな状態の俺の手を引いて、悪巧みをするかのように口元を緩めた。
「ねぇ、お兄ちゃん。どこいこっか?」
わざと言葉を伏せて、俺をその場所に誘導するような意図が隠されている気がした。
いや、でも初デートでいきなりそういう場所に行くのは違うよな?
そんな一般常識を語ろうとする俺を、美香は妖艶な笑みで制したように見えた。
………そうだよな。俺たちは一般常識で語れるような関係でもないのだ。
「じゃあ、とりあえずーー」
俺が希望の行き先を告げると、美香は俺の提案に笑みを浮かべて賛成してくれた。
俺たちは世間的に見れば異常者で倫理観が破綻していて、それでも一緒にいたいと思うから、誰よりもずっと近くにいる。
俺たちは付き合うこともないし、結婚をすることもない。
それでも、歪んだ兄妹愛という形を愛していこうと決めた。
ツンデレ妹が昼もめっちゃデレてくる。そんな夢のような毎日を送れることを願って、妹との毎日を過ごしていくのだ。
これからもずっとそんな日が続くことを願って、俺は美香の手を引いて歩き出した。
これまで読んでいただきありがとうございました!
まだ変態的なえっちをするとかで話は続けられそうでしたが、物語的に一度ここで終わらせた方が綺麗かと思い、この話をもって完結とさせて頂きます!
今後、後日談とか書く機会があれば、そのときにまたよろしくお願いします!
またどこかでお会いできることを楽しみにしています!