ツンデレ妹が夜だけめっちゃデレてくる 作:荒井アライ
「ちょっと、あんまり近づかないでくれる?」
「え、近づいてはないだろ?」
「近い。汗臭いし近づかないで」
俺が帰宅してお茶を飲もうとキッチンの方に近づくと、そこにいた美香があからさまに顔を歪ませた。
確かに、今日は学校で体育があったので汗をかいている自覚はある。でも、そんなに邪険に扱われるほどではないと思うのだが。
「いいから、どいて」
美香はどすの聞いた声をこちらに向けると、その声の圧で俺をどかしてリビングのソファーに雑に座った。
まるで何かを隠すように挙動不審な美香の態度。俺が冷蔵庫を開けようとする様子までちらちらと眺めてくる。
「えっと、何か用か?」
「は? 用なんてありませんけど」
「……それなら、なんでリビングにいるんだ?」
「え?」
別に、美香を責めようとか思っているわけではない。それでも、単純に不思議になって俺は思った言葉を口にしていた。
「いや、別に飲み物飲むわけでもないし、何か食べてるわけでもないし。そんなに俺の匂いが気になるなら、自分の部屋に戻った方が快適じゃないかと」
「なっ?!」
特に他意なんかなかったのだが、美香は俺の言葉を受けて顔を赤くした。突かれたくない所を突かれたかように顔を歪ませると、少しだけ泣きそうな顔をこちらに向けて立ち上がった。
「べ、別にっ、私がどこで何かしてても自由でしょ!!」
美香はそんな言葉を残すと、リビングを出て階段を走って自室に閉じこもってしまった。
今のは、喧嘩したということになるのだろうか?
いや、俺何か変なこと言ったかな? 絶対、普段酷いこと言われてるのは俺だと思うんだけど。
それでも、傷つけてしまったのには変わりはない気がした。謝りに行くべきだろうか?
いや、もしかしたら、これを機会に夜に俺の部屋に来るということ自体なくなるかもしれない。
さすがに、喧嘩したその日の夜にそいつの匂いでオナニーしようとは思わないだろう。
そんな安直な考えの元、俺はお茶を取り出した冷蔵庫の扉をそっと閉めたのだった。
そして、その日の晩。俺の自室の扉は今日も開かれた。
そうだよな。そんな簡単にこの問題が解消されるはずないよな。
しかし、美香の登場はいつもとは違っていた。
俺の部屋の扉を閉めた後、聞こえてくるはずの俺を呼ぶ甘い声が聞こえてこない。
「……お兄ちゃん」
その代わりに、少し不貞腐れるような声が聞こえてきた。
俺がその声に返答しないのを確認して、美香はそっと俺の布団に潜り込んできて俺の背中にぴたりと抱きついてきた。
結局、いつも通りにオナニーが開始されるのか。
そんなことを考えていたのだが、中々オナニーが開始されることはなかった。その代わりにいつも以上に俺に抱きついている時間が長い。
「……お兄ちゃんのこと、汗臭いなんて思ってないもん」
俺の背中に控えめな胸を押し付けながら、美香は親に怒られて膨れながら言い訳でもするかのように言葉を続けた。
「お兄ちゃんの匂い嗅ぐと、頭がくらくらしちゃうから近づかないで欲しかっただけだし。本当はもっと近くに来て欲しいし。同じ空間にいたかっただけなのに、お兄ちゃん私を追い出そうとするし」
それからもう一度きゅっと俺を抱きしめると、美香は少しだけ上ずったような声で言葉を漏らした。
「だから、ごめんね。……お兄ちゃん」
それは美香の懺悔だった。あの時に言えなかったことを寝ている俺に伝えるように、伝わって欲しいと願いながら美香は寝ている俺に謝っていた。
普段は言えない感情を寝ている俺に伝えるために、こうして体を密着させて少しでも思いを伝えようとしている。
そんな健気な妹の心情を知って、俺はそんなに邪険にされていないのではないかとか思って見たりしてしまった。
少しだけ温かくなった心。眠っている設定の俺はこの心を伝えることができないけど、その思いだけはしっかりと貰っておくことにした。
しかし、そんな俺の心情を知らない美香は俺に気持ちを伝えようとぎゅっと俺を強く抱きしめていた。その際に、不意に美香の指の先が俺の下腹部に触れてしまった。
「え、あれ? お、お兄ちゃん? なんで?」
美香にだけは気づかれてならないと思っていた俺の肉棒の滾り。
だって、しょうがないだろ。ブラ越しとは言えども成長期特有のツンとしたハリのある双丘を押し付けられて、何も思わないはずがないのだ。
それが妹の物であっても、体は正直に反応してしまっていた。
絶対にバレてはならないと思っていたのに、不意を突かれたせいで割とすぐにバレてしまった。でも、俺が寝ていると思っている美香なら、俺が朝勃ちなる物をしていると思うはず。
きっと、何も問題はないはずだ。
「そ、そっか。私がおっぱい押し付けちゃったから、こんなになっちゃたんだ」
あった。思いっきり問題あった。
確かに美香の言う通りなのだが、今の状況は朝勃ちで片づけられる。このまま何事もなかったかのように俺の部屋を出ていけば、それで何も問題はないはず。
「鎮めてあげないとだよね。そうじゃないと、何かえっちなことされたって勘違いしちゃうもんね」
あったわ、問題あったわ。
もしかして、美香は朝勃ちを知らないのか? いや、そんなことはないだろ。
……いや、もしかしたら男子以外は知る機会ないのか? そういえば、保健体育の授業でも習った記憶がない。
ていうか、さっき美香の奴鎮めてあげるとか言ってなかったか?
そんなふうに俺が混乱していると、美香が何やら俺を仰向けにさせようと俺の腕を押して倒そうとしていた。
何をしているのかと思ったが、すぐに最悪の事態を想像することができた。
鎮めるということは、俺のこの肉棒に何かをするつもりだ。そして、鎮めるためにすることといえば、えっちなことしかない。
これ以上はマズい!
「あれ? こっち向かない? あれ、なんで?」
俺は体に力を入れて、美香に仰向けにさせられないように抵抗した。俺が横を向いていれば、美香もきっと諦めるはずだ。
だって、このまま俺がこの向きで射精をすれば俺の精子は重力に沿って落ちていく。俺が起きたときに不自然に思うようなことはしないはずだ。
美香の奴、破れたり。
「まぁ、いっか」
……え?
美香は簡単に諦めると、俺を後ろから抱きしめながら俺の下着の中に手を突っ込んできた。
え? え? え?
「お兄ちゃんのおちんちん。……おちんちん、おちんちん」
何やら後ろで息を熱くさせながら、美香はするりと下着の中に入れた手をゆっくりと動かしてきた。
いや、それだと俺の精子はパンツにべっとり付くし、射精の瞬間に精子を回収するって言う後片付けもできないのでは?
もしかして、そんなこと考えてもいないのか? ただ俺の肉棒を鎮めれば問題ないと思ってる?
ま、まずい、どのみち俺の肉棒から精子を搾り取る気だ。
耳元での美香の言葉と、これから美香に触られるのだという期待をしてしまったのか、俺の肉棒はいつも以上に反り返っていた。
美香の指の先は俺の足の付け根にそっと触れると、そこから指を這わせるようにして移動した。フェザータッチのような無意識の愛撫に当てられて、俺は思わず声を漏らしてしまった。
「……あっ」
「え? お兄ちゃん?」
美香はぴたりと動きを止めて、こちらに意識が覚醒していないかの確認をしてきた。そして、数秒経っても俺が返答しないのを確認すると、その指をゆっくりと俺の肉棒の方へと這わせてきた。
「……っ……っ」
俺はそのさわさわとした手の動きに声を漏らしそうになった。しかし、ここで声を漏らすわけにもいかず、俺は息を漏らすようにして喘ぎそうになる声を逃がしていた。
やがて、その手が俺の肉棒にそっと触れた。確かめるようにねっとりと触れる指の動き。竿に触れた指はそのままカリの部分を刺激して、亀頭まで到達した。そして、亀頭の先をゆったりと撫でると、指先の腹で鈴口をくっと軽く押した。
「はっ……っ……ふー、っ」
「む、昔と全然違う」
今感じる感想がそれなのか? ていうか、昔は勃起してなかったんだから違うだろ。比較対象が間違ってないか?
しかし、そんな俺の考えなど知るはずがない美香は俺の肉棒に指を這わせていった。裏筋を指の腹で擦ったり、カリの部分を撫でるように触ったり、鈴口の先を手のひらで撫でまわしたり。
「はっ……くっ……はっ」
「お兄ちゃん辛そう。大丈夫だよ、ちゃんと出してあげるからね」
「~~っ!」
美香は俺の息が荒くなっているのが、ただ勃起していることが原因だと思ったようで、耳元でそんな言葉を囁いた。
「あ、何か出てきた。凄いぬるぬるしてる」
甘い声色でそんな事を言われながら俺の鈴口を撫でまわす刺激に耐えられず、俺は我慢できなくなって透明な液体を鈴口の先から漏らしていた。
それから紗香はその液体を亀頭全体に塗りたくって、さらに鈴口から出てきた液体をカリの部分と竿に塗りたくった。
「はっ、はっ……うぁっ……あっ」
「大丈夫だよ。私が気持ちよくしてあげるからね」
美香はそういうと、ゆっくりと手淫を始めた。押し付けられる胸の感覚がより背中に伝わってきて、肉棒の硬さが増した。
「あ、お兄ちゃんまた硬くなったね。ふふっ、妹のおっぱい好きなんだ。あ、また反応したね」
美香の言葉責めのような言葉遣いと、これでもかと押し付けてくるツンとした成長期特有のハリのある双丘の感触。そして、焦らすような指使いのあとにやって来た手淫。
そんな畳みかける美香の責めを前に、俺は為す術なく一方的に責め立てられていた。ねちゃねちゃと俺の我慢汁と美香の手淫によって奏でられる音を前に、俺は射精させられるのだと覚悟した。
もう逃げることはできない。そう体が理解したのか、俺は無理やり寝返りを打とうとした。それを感じ取った美香は抱きつく腕を緩めて、俺が仰向けになるのを補助するようにその場を空けてくれた。
「お兄ちゃんが上向いてくれた。起きては……ないんだよね?」
「す、すー、すー」
「うん、よく寝てる。じゃあ、少し脱がせちゃうね」
美香は俺の狸寝入りに騙されたのか、仰向けになった俺に手淫の続きをしようとした。その前に汚れるのを気にしてか下着と上に来ているTシャツを少しだけはだけさせた。
美香は仰向けで寝ている俺の脚の間でに収まると、我慢汁で濡れている手をそのままに手淫を再開した。
「お兄ちゃん苦しそう。すぐに出してあげるからね」
そう言うと、美香は手淫の速度を上げた。
柔らかい手のひらで肉棒を掴んで、搾り取るためにその手にも少し力を入れている。片手でしごきながら、もう片方の指の腹で鈴口の先を撫でるように刺激をする。そんな二つの刺激を前に、俺はローションの代わりに使ってくれというようかのように我慢汁を垂れ流した。
「お兄ちゃん、気持ちいいんだね。ふふっ、えっちなお汁で妹の手ぐしょぐしょだよ?」
「くっ……はっ……あっ、はぁっ」
「あれ? また硬くなってきた。ん? 膨らんできた?」
俺を気持ち良くするための手淫というよりは、溜まっている物を吐き出させようとする手淫。そんな少しだけ強い手淫を前に、俺は掻き立てられた射精欲を抑えることができなくなってしまった。
「あっ……ぐっ……」
「お兄ちゃん気持ちいい? えへへっ。お兄ちゃんのためにいっぱい勉強したんだよ、私」
美香が俺を気持ち良くするために勉強をしていた、だと? 普段あんなにツンケンしているくせに、俺に射精をさせる日が来ることを想像して、えっちな動画とかを見て勉強したのか?
そんなギャップのある背景と亀頭責めと甘々の声。そんな畳みかけるように俺を責める手をやめない美香の責めに耐えらなくなった俺は、射精欲に従うようにそのまま射精をしてしまった。
「ぐっ……はぁっ……ああっ……ぐっ」
「わ、うわっ。え、ちょっ、え?! と、止まらないんだけど! え?!」
美香は噴水のように噴き出す俺の精液に驚いているようで、俺を起こさないといった考えはどこかに捨て去ったかのように慌てふためいていた。
驚くのも当然だろう。こんなに出るだなんて俺でさえ思わなかった。目を瞑っているから分からないが、尿道を駆け上がっていった精液の感覚から言っても、過去最大限に出たことは確かだった。
妹にされた手コキで過去最大の射精量を叩きだすなんて、倫理的にまずいんじゃないだろうか。
「うわっ、べとべとになっちゃった。ティッシュティッシュ……ティ、ティッシュどこ?」
慌てる美香はなんとか証拠を隠滅させようと、焦ったような声でティッシュの場所を探した。しかし、暗闇の中でティッシュを見つけることは上手くいかず、ただ時間だけが過ぎていった。
そして、その時間経過の中で何かを決めたのか、美香からは何かの迷いが消えたように感じた。
「ちゅぱっ」
「っ!」
「ちゅぱちゅぱっ。ティッシュの場所分からないし、仕方ないよね」
音だけでも分かる精液を舐めとる音。自分の手についた精液を舐めとっているのか、やけに色っぽい音を立てていた。
「れろっ、ちゅぱっ……ふぅ。はぁ、はぁ、お兄ちゃんの匂いやばいぃ」
恍惚としたような声色でそんな言葉を漏らしながら、美香は手で多くの精液を受け止めたのか、しばらく熱っぽい息を漏らしながら指を舐めるような音が聞こえてきた。
「ちゅぱっ、お兄ちゃんの匂いが口に広がって、れろっ、じゅるるるるっ、お兄ちゃんの匂いに犯されてるみたいで、んぐっ。喉に絡みつくお兄ちゃんの匂いが、え、うそっ、あっ、ああっ!」
美香はそれからうっとりとしたような声色と共に精液を舐めると、音を立てて嚥下した。しかしその瞬間、何か想定外のことが起きたように戸惑うような声を上げた。
そしてその後に、喉の奥を絞って止めようとしても止まらない嬌声を漏れ出すと、シーツを強く擦るような音をあげた。
「はぁ、はぁ、お、お兄ちゃんの精液飲んだら、い、イッちゃった」
熱い吐息と共に美香はそんな言葉を漏らした。
どうやら、この妹。俺の精液を飲んだ事が原因でイってしまったらしい。
いや、そんなことはありえるのだろうか?
「口の中、お兄ちゃんの精液の匂いでいっぱい……あ、あたま、くらくらしちゃう」
呆けるような口調でそんな言葉を漏らした美香の言葉を聞いて、俺は一つの可能性に気づいてしまった。
美香はずっと俺の匂いをオカズにしていた。寝ている俺の匂いを嗅いで興奮して、それでオナニーをしていたのだ。
そんな妹が俺の匂いで一番濃い物を嗅いだらどうなるか。ましてや、それを呑み込んでしまったらどうなるのか。
……達してしまってもおかしくはないのかもしれない。
いや、兄の精液でイッちゃう妹っていうのはおかしいし、問題ではあるんだけどな。
「でも、これお掃除しないと、はむっ、ちゅぷっ、れろっ……あっ、まってまってっ、ああっ!」
「っ! ……つ」
それから、美香は誰に説明するわけでもない言い訳のような言葉を漏らすと、今度は俺の体についている精液を舐めとろうとした。
腹部に触れた舌先を急に動かされて、俺は声を漏らしそうになってしまった。なんとかその声を漏らさずにいることに成功したのだが、その代わりに美香が声を震わせていた。
もしかして、またイッてしまったのか?
「ふー、ふー、ふー、あ、危なかった。れろっ……! ふー、ちゅぱっ、れろっ……! ふ、ふー、れろっ、ふー、ふー、ごくっ……あっ、だめだめっ、おに、お兄ちゃんっ」
なんとか耐えたらしい美香だったが、俺の精子を飲み込んだ際にまた達してしまったようだった。痙攣でもしそうな体を押さえようと、俺の腰に強く抱きついてイかないようにしようとするが、押し寄せてくる波は止まることがなかった。
美香は俺の体に抱きつきながら、体を小さく痙攣させてイッてしまったのだ。
「ああっ! はっ、はぁ……また、お兄ちゃんの匂いに犯されちゃった。口の中、喉の奥まで無理やり犯されて……んっ、はぁ……」
脚の付け根とか太ももという際どいところに舌を這わせて、俺の精液を回収して、呑み込んだらイってしまう。そんなエロゲから出てきたような妹を目の前に、俺は衝動を抑えなられなくなっていた。
「はれ? お兄ちゃんのまた大きくなって……」
俺の肉棒はそんな美香の音と声を聞いただけで、再び反り返っていた。一度出したはずなのに、そんなことは忘れてしまったかのように硬い。
うっとりとした美香の声は俺の肉棒に向けられていた。それからそっと鈴口に指の腹で触れると、撫でるようにその指を動かした。
「私がこんなに近くでイッちゃったから、共鳴でもしちゃった? ふふっ、いけないお兄ちゃんだ」
美香は嬉しさ半分呆れ半分といった声でそんな言葉を漏らすと、再びゆっくりと手淫を始めた。
俺は声を殺しながら喘いで、再び美香の手によってイかされてしまった。そして、その精液を呑み込んでイってしまう美香の声を聞いて、また陰茎を勃起させてしまった。
それを見た美香がまた俺に手淫をして……。
結局、俺はその後4回もイかされてしまった。つまり、俺は精液がろくに出なくなっても、美香の嬌声を聞いて肉棒を勃起させてしまったのだ。
実の妹がイク姿を想像して、蕩けるような声に本気で勃起してしまったのだ。
「あれ? 勃たなくなっちゃった」
残念そうな声を漏らして、なんとか俺の陰茎を勃起させようとする妹の指使いを前に、俺は唯一の抵抗として勃起をしないという抵抗を見せることに成功したのだった。
「はぁっ……あっ」
だからどうか、無理やり勃起させようとしないで欲しい。そんな指使いをされたらまた勃ってしまうから。
ていうか妹よ、なんか趣旨が違ってきてないか?
そんな俺の考えが今のみかに伝わることなく、俺は美香の手淫に静かな反抗だけを示すのだった。