ツンデレ妹が夜だけめっちゃデレてくる 作:荒井アライ
「なに?」
「いや、そろそろ始まるなって」
「始まる? 意味わかんないんですけど」
学校から帰宅した俺はリビングでくつろぐ妹の美香に、そんな言葉と共に蔑まれるような視線を向けられていた。
意味が分からないわけがないと思うんだけどな。
そんなことを考えながら、本日もつけられているニュース番組にちらりと視線を向けた。
昨日言っていた通り、美香は今日も今日とてテレビをつけて俺を待っていたようだった。まったく健気な妹である。
俺が食いつく野球ニュースをリビングで観ることで、兄の俺が隣に座るのを心待ちにしている。さっきまでの冷たい態度を見ると、まるで信じられないことではある。
そんなことをぼうっと考えていると、美香がちらちらとこちらに視線を向けているのが分かった。
そんなにうずうずしなくても、ちゃんと隣に行くっての。
「隣、空いてるか?」
「見て分かんないの?」
「……空いてるな」
俺は美香に形だけの確認をすると、美香の隣に腰かけた。制服姿で少しだけ緊張しているような美香をそのままに、俺たちは今日も並んで野球ニュースを観るのだった。
ぼうっとテレビを見ていると、視界の端に美香の脚が見えた。
スカートから少しだけ確認できた白い太もも。昨日、俺の勃起した陰茎にそれが押し当てられていたのだと思うと、健全な脚さえも性の対象として映ってしまう。
そのまま、少しだけ視線を落としていくと、美香のスクールソックス越しのふくらはぎと足の甲が見えた。少しだけ視線をそちらに置いた後、俺は再びテレビ画面に視線を戻した。
「……ふーん」
何かに納得するような声を漏らす美香の声が聞こえた気がしたが、何に納得したのだろうか。
野球のルールすら分からないはずの妹が漏らした声。それがテレビに向けられている物ではなかったことに気づいたのは、その日の夜になってからだった。
「おにーちゃんっ」
その日の夜。美香はいつものように俺の部屋にやって来た。俺が寝ていることを確認すると、俺のベッドに潜り込んできて、いつものように俺の背中に強く抱きついてきた。
控えめな双丘を押し当てられて、美香の甘い香りと少しの汗が混じり合ったような匂いが俺の鼻腔をくすぐってくる。こんなことをされて、何も思うなという方が無理なのではないだろうか?
「えへへっ、お兄ちゃんの匂いっ」
美香は自分の匂いを擦りつけるかのように俺の背中に顔を擦りつけながら、俺の首元の匂いを嗅いで、さらにぎゅっと強く俺を抱きしめてきた。
「すぅーはぁー、また隣に座ってくれたね、お兄ちゃんっ。嬉しかったよ」
甘々な声色で心の内を吐露するような声。しかし、どこか寂しいような物足りないような感情が微かに見えた気がした。
「でも、野球ニュース終わったら、すぐに部屋に籠っちゃうのはどうかと思うなー。妹は悲しいなぁー」
可愛らしく不貞腐れるような口調。昼間の俺に対する冷たすぎる口調はどこに行ったのか。別人だと言われたら信じてしまうほど、その口調は普段の美香からは想像できないようなものだった。
それから美香はもそっと体を動かすと、俺の耳元に熱い吐息と共に言葉を漏らした。
「もっと、お兄ちゃんと一緒にいたいな」
俺の潜在意識に呼び掛けるように、内緒話をするかのように美香はそんな言葉を耳元で囁いた。
それは寝ている俺の潜在意識に呼び掛けることで、その願望を叶えさせようとする手法だった。以前にその願いが叶って、俺と並んで野球ニュースを見れるようになってから、味を占めたのかもしれない。
まぁ、まだ叶えられていない美香の願望もあるわけだが。
『私を犯していいからね、お兄ちゃん』
いつか俺の潜在意識に呼び掛けてきた美香の言葉。そんな言葉に比べると、今回のお願いは随分と可愛らしいもの願いのように思えた。
そして、美香は俺を抱きしめる手をそっと反り立った陰茎へと移動させた。
軽くズボン越しに触れられただけ。妹に胸を押し付けられて、耳元で可愛らしい願望を囁かれただけ。それだというのに、俺の愚息は本気で勃起してしまっていた。
「ふふっ、そうだよね。昨日約束したもんね」
美香に優しく撫でられた愚息は美香の言葉にぴくぴくと反応して、昨日の約束を楽しみに待っていたかのような反応を見せた。
『こ、今度はたくさんイかせてあげるから、今日は我慢して。本当だよ? ふふっ、妹との内緒の約束ね?』
昨日、イキ狂った美香にもっとイかせて欲しいとねだった我が愚息にかけられた言葉。そんな言葉を期待してか、美香が部屋に入ってくる前から陰茎がうずうずしてしまっていた。
美香は俺の腕を押して俺を仰向けにすると、俺の着ているTシャツと下着を少し脱がして、俺の勃起した陰茎を露にさせた。
美香は俺の股の間に体を入れると、そっと俺の陰茎を撫でるように手を動かした。
「妹に少し触れられただけで、こんなに勃起していけないんだ」
「はっ……あっ……」
「亀頭の部分をこうして、この精子が出るところを撫でで欲しいんだよね? ほら、すぐに我慢できなくなったお汁が出てきちゃった」
美香は俺の鈴口に指の先を当てて、円を描くように指を動かした。ゆっくりと指の腹の柔らかさを伝えてくるような触り方。妹の指の感触が鈴口を通して全身に伝えられて、俺はその柔らかさに体が支配されていくのが分かった。
「ちょっとずつ亀頭全体にこのお汁を塗って、カリの部分をシコシコってしてあげると、ほら。また出てきた」
「あっ……んっ……」
「もう少しだけ先をいじってあげて……また出てきた。すごいトロトロだね。おちんちん蕩けちゃいそうだね、お兄ちゃん」
「はっ……あっ」
「ふふっ。もっと気持ちよくしてあげるからね、お兄ちゃん」
「っ!」
そう言うと、美香は俺の肉棒からそっと手を離してしまった。少しシーツが擦れるような音が聞こえたと思った次の瞬間、俺の肉棒にそっと柔らかい綿の素材が触れてきた。
「お兄ちゃん、今日私の脚見てたよね? 太もも見たり、ふくらはぎを見つめたりして、昨日脚でしてもらったのが、そんなによかったのかな?」
「はっ、……あっ……はぁっ……」
美香はそんな事を言いながら、俺の肉棒にその綿の素材を押し付けてきた。素材越しに伝わってくるのは少しの湿り気と、押し返してくるような少しの柔らかさ。
それが何であるのか、話の流れから分からないはずがなかった。
「だからね、今日はスクールソックス履いて、足でシコシコってしてあげるっ」
「っ! はぁ……はっ……はぁっ」
何となくそうなのかもしれない。そんな考えはあったのだが、美香にはっきりと口にしてもらったことでそれは確証に変わった。
仰向けに寝ているため、裏筋にあたる位置に美香の足の裏があった。俺の肉棒の上に乗せられた片足は動かされることなく、そこに置かれていただけ。それだというのに、俺は息を荒くし始めていた。
じんわりと靴下越しにその熱が伝わってきて、俺の射精欲を掻き立てようとしてくる。俺はただ置かれているだけの美香の足の裏に、強く発情してしまっていた。
「はっ、あっ……はぁっ」
「お兄ちゃん、すごいえっちな声漏らしちゃってる。おちんちんの上に妹の足を置かれただけで、興奮しちゃってるの?」
「はぁっ……はぁっ」
「あ、指の先が濡れてきたかも。ふふっ、お兄ちゃん妹の手だけじゃなくて、足まで我慢汁で濡らしたいんだ? いけないお兄ちゃんっ」
「はっ……ああっ……はぁっ」
妹が普段学校に行くために履いているスクールソックス。それを俺は我慢汁まみれにしてしまった。そして、それを妹は履いてまた学校に行くのだろう。
そんな少し先の未来までもが想像できてしまい、俺の興奮は高まるばかりだった。
「もっと気持ちよくしてあげるからね、お兄ちゃん」
「っ!」
美香はそう言うと、俺の裏筋に足の裏を密着させて上下に擦ってきた。鈴口から溢れ出ている我慢汁を指の先で掬い取って、それを肉棒全体に塗りたくるように動かして、少し強く踏むようにしながらスクールソックスを履いた足でしごいてきた。
「はぁっっ……はぁっ」
「お兄ちゃん、えっちな声漏れちゃってるね。そんなに気持ちいい? ……じゃあ、こうして、足の裏で挟んでシコシコってされたら、どうなっちゃうのかな?」
「はぁぁっ……はぁっ……ふー……はぁっ」
美香は両方の足の裏で肉棒をそっと包み込んだ。そして、我慢汁でびちゃびちゃになった俺の肉棒と足を絡めた後、両足で俺の肉棒をしごき始めた。
「はっ、あっ……はぁっ」
「切なそうな声出しちゃって、お兄ちゃんイきたいの? 妹に足でシコシコってされて、精子ぴゅって出したいの?」
程よい力加減の足に挟まれた俺の肉棒は、すぐに射精をするために膨れ上がってしまった。美香の言葉責めを受けて、妹の足の裏に興奮しているのだということを再確認してしまい、その背徳感が一気に俺の射精欲を掻き立てた。
「はぁっ……はぁっ、あっ」
「イっていいよ。出しちゃお、お兄ちゃん」
「はぁっ……あっ……はっ」
「妹の足の裏に射精して、お兄ちゃん」
俺は美香の足とその言葉を前に、抵抗できずに情けなく射精してしまった。
「はっ、はっ……はぁっ……はぁっ」
「ふふっ、まずは一回目だね」
「っ!」
妹の足に発情して射精をしてしまった。射精後にさらにやって来た罪悪感と背徳感に前に呆然としていると、美香は謎のカウントと共に俺の精液を肉棒に塗りたくり始めた。
射精後の敏感な亀頭の上をぬめぬめと動くその足の刺激に、俺は腰を浮かせてしまいそうになっていた。それでも、寝ている設定の俺が美香の足に抵抗できるはずがなく、俺は美香の足にただ蹂躙されることしかできなかった。
俺は美香に見えないように背中を抓って、その敏感な亀頭を責めてくる刺激を誤魔化そうと努めた。
しかし、当然そんな方法が有効なはずがなく、俺は微かに声を漏らしてしまっていた。
「ふっ、ふっ、……はっ……はっ」
「お兄ちゃん、体びくびくさせちゃってるね。気持ちいい? じゃあ、もっと亀頭ばっかり責めてあげようっか?」
「はぁっ……はっ……うっ……はぁっ、ああっ」
「スリスリ~。ふふっ。お兄ちゃん、声まで出しちゃって女の子みたい。大丈夫だよ。今日はいっぱい気持ちよくなろうね」
美香はそう言うと、足コキを再開した。両足で俺の肉棒を挟んでしごいて、時に指の腹でカリの部分を集中的にいじめて、鈴口の部分を踏んでもっと我慢汁を出せと命令するような足使いをしてくる。
「はっ、はっ……はぁっ……あっ」
「またイッちゃいそう? 妹に足でされて、お汁だらだら垂らして我慢したのに、我慢できなくなって、また精液出しちゃうの?」
美香の言葉から現状がかなり情けない状況であることが分かった。歳下の中学生の妹に足でしごかれて、また達してしまいそうになっているのだ。
しかし、そんな状況を正確に把握すればするほど、射精欲は高まるばかりだった。
「はぁっ、あっ……はぁっ……」
「イッちゃえ、お兄ちゃんっ」
熱のある吐息交じりの美香の言葉に従うように、俺は美香の足に二度目の射精をしてしまった。射精をしても止まることのない美香の足の動き。俺はその快楽の沼から逃げようとしたのだが、逃げる術を持っていなかった。
「二回目だね、お兄ちゃん」
俺の背徳感と罪悪感をそのまま快楽の方に昇華されて、また一回り大きくなった背徳感が押し寄せてくる。頭の整理すらさせてもらない俺は、その背徳感と射精による快感を同一の物として捉えてしまいそうになっていた。
ノンストップの足コキで二度も射精をさせられると、本気でそんなことを考えてしまうほど頭の中はぐちゃぐちゃになってしまうのだ。
「たくさんしてあげるからね、お兄ちゃん」
敏感な亀頭の状態など知る由もない美香は、そのまま三回目の射精をさせるために足を激しく動かした。逃げらない快楽の波に逆らえず、快楽の波の上限を超えようとする美香の足の動きを前に、俺の肉棒は別の液体を噴き出そうとぴくぴくと震えていた。
「はっ、……あぁっ……、あっ」
「またイッちゃいそう? 足でシコシコってされて、妹の足にまた精液かけたくなっちゃったの?」
精液ではない何か。それが俺の尿道を駆け上がろうとしていた。放尿とは違うもっと奥から疼くようなもの。始めて来るその感覚から逃れようとしても、寝ている設定の俺にできることは何もなかった。
ただその快楽と尿道を駆け上がってくる精液以外の何かの放出を受け入れる他なかったのだ。
「出して、お兄ちゃん」
俺は美香に逆らうこともできず、美香の足を孕ませようとその何かをぶっかけた。鈴口の先から蛇口が壊れたように噴き出す何かを受けて、美香は慌てるような声を出していた。
「はっ、はぁっ、……はぁっ……」
「え? うわっ、とっと……え? なにこれ? おしっこ? いや、でも、」
美香は初めて遭遇する事態に戸惑いながらも、俺の腹部まで飛んでしまったそれに触れて、それが何であるかを確かめようとしていた。
ようやく解放された足コキの快楽から解放されて、俺は息を整えながら自分の身に起きたことを把握することに努めた。
射精してもやめてもらえず、搾り取られ続けた先に出てきた液体。
そこまで考えて、俺は一つの解答にたどり着いた。しかし、さすがにそんなことはないだろうと自分を騙すように説得した。
実の妹相手に、さすがにそれはない。
しかし、そんな俺の心の内を読んだかのように、美香が熱い吐息と共に言葉を漏らした。
「お兄ちゃん、もしかして、お潮吹いちゃった?」
妖艶に俺の様子を楽しむような声色。そんな声色で突きつけられた事実を前に、俺の壊れたような肉棒はぴくんぴくんと反応してしまっていた。
「妹に足でされて、たくさん射精して、潮吹いちゃったんだ……ふふっ。潮吹いちゃうなんて、本当に女の子みたいだね、お兄ちゃん」
「はっ、はっ、はぁっ……はぁっ……」
「可愛かったよ、お兄ちゃん」
俺の背徳感を煽るような言葉を耳元で囁いて、美香は俺がまき散らした体液を掃除した。おそらく、靴下を脱いでそれで辺りを拭いたのだろう。
俺の精液を飲まなかったのは、精液の大半が美香のスクールソックスに付着してしまったからだろう。さすがに、自分の履いている靴下を舐める気にはならなかったのだと思う。
美香が掃除を終えて俺の部屋から出ていったのを確認して、俺は未だに小さく震えている愚息を一瞥した。
「……限界だったんじゃないのか?」
俺は未だに反り立ったままの愚息を見て、静かにため息を漏らしたのだった。
背徳感が快感に結びつく。そんな危険すぎる紐づけはギリギリされなかったらしい。
俺の潜在意識がどう変えられてしまったのか、それを知る術がない俺はそう思い込むことにしたのだった。