ツンデレ妹が夜だけめっちゃデレてくる 作:荒井アライ
「隣、空いてる?」
「見れば分かるでしょ」
「だよな……よいしょっと」
俺は学校から帰宅するなり、リビングのソファーでくつろぐ妹の美香の隣に腰かけた。
えらく冷たい声であしらうような感じだったが、この妹はただ素直になれないだけだということを俺は知っている。
知っているはずなのに、そんなに隣に座っただけで不満そうな目を向けられると、俺の考えが間違っているのではないかと本気で不安になってしまう。
「あれ?」
しかし、そこで俺は思わぬ事態に遭遇してしまっていた。
いつもつけられている野球ニュースが始まる時間なのに、その番組では違うものが報道されていたからだ。
テロップには『『速報』北海道 クマ出現 ハンター出動』といった文字が表示されていて、ちょうどハンターがクマを捕えたという報道がされていた。どうやら、長期戦だったらしく、周辺住民が取材を受けているニュースが流れていた。
美香からしたら、大層不思議に思っただろう。帰宅するなり、北海道のクマの様子が気になってテレビにかじりつく兄の姿だもんな。
当然、そんな目も向けてくるか。
「……野球ニュースって、もう終わっちゃった?」
「まだやってない。この後に、やるんじゃない」
美香にしてはやけに素直な返答。しかし、その美香の声はどこか少し焦ったような声色をしていた。
もしかして、野球ニュースがやらないならテレビを観ないと言って、俺が自室に向かおうとするのを阻止しようとしていたりするのだろうか?
そんな考えを確かめようと美香の方に視線を向けようとしたところで、俺は美香がこちらにちらちらと視線を向けているのに気がついた。俺がどこかに行ってしまわないか不安なのがひしひしと伝わってくる。
それなら、仕方ないか。今さら立ち上げるわけにはいかない。
……。
「最近、学校はどうだ?」
「は? 急になに? お父さん?」
「……俺はお兄さんだ」
何とか野球ニュースが始まるまで間を繋ごうとして、ありていの会話を選んだはずなのに、ありてい過ぎたらしい。
確かに、兄が妹に振る話じゃないよな。
「いや、最近美香の学校の話とか聞いてないからどうかな、と」
「最近って、いつの話してんの?」
「いや、いつって……」
俺が美香に振られた話を思い出す前に北海道のクマのニュースが終了して、野球ニュースが始まった。
俺は視線だけそちらに向けながら、美香に言われた言葉がずっと考えていた。
そういえば、いつから美香は俺から距離を取るようになったのだろう。
野球ニュースが終わっても、俺はそれがいつからだったのか思い出すことができなかった。
「おにーちゃんっ」
その夜。美香は俺の部屋にやって来た。
美香は甘い声色で俺のことを呼んで、俺の返答がないことを確認すると、俺のベッドの中に潜り込んできた。
そして、控えめな双丘を押し当てながら俺の背中に抱きついて、嬉しそうに俺の背中に頬を擦りつけてきた。
「えへへっ、今日はお兄ちゃんと会話しちゃったね! とっても嬉しくなっちゃったよ!」
あれはお話にカウントされるのだろうか? そんな俺の疑問は野暮としか言いようがないらしく、美香はさらに強く俺の背中に抱きついてきた。
「でも、急に学校のこと聞かれて驚いちゃった。急にそんなこと言われても、どこから話したらいいのか分からないよ。野球ニュースが始まるまでの間に話しきる自信なんてないし、せっかくなら、もっと……ゆっくり話したいな」
美香は少しいじけるような声色でそんな事を言うと、俺の背中から少しだけ体を離して、耳元に熱い吐息を漏らした。
「デートに誘ってくれてもいいんだからね、お兄ちゃん」
そして、俺の潜在意識に呼び掛けるように耳元でそんな言葉を囁いた。強い期待に満ちた真っ直ぐな気持ちを伝えられて、微かに耳の温度が上げられてしまったような気がした。
「デート……デートかぁ」
美香はそう言うと、そっと俺の手に触れてきた。そして、そのまま手の甲を愛撫するように自身の手を動かしていった。優しいフェザータッチのような触り方で手の甲を撫でて、それから指の先まで撫でて、手のひらにその動きを移動させていった。
その手の動きが妙に艶めかしく、数秒もしないうちに俺は陰茎を硬くしてしまっていた。そんな俺の心情知らない美香は、熱い吐息を俺の首元に漏らしながら、愛撫を続けてきた。
「お兄ちゃんの手、大きいね。デートとかしたら、手握ってくれたりするのかな? ……意外と硬くて、しっかりとした指してるね」
美香はそんな言葉を口にして、少しだけ間を作った。それから、俺の腕を押して俺を仰向けにした。
そして、俺の下着とTシャツをめくると、自分の服も脱いでいるのか少しだけ長く衣擦れの音をさせていた。
「す、少しくらい平気だよね? 昨日あんなにイかせてあげたんだし、私も少し溜まっちゃってるし」
美香はそう言うと、いつも割とすぐに触れてくる陰茎をそのままに、俺のすぐ隣に横になった。いつもと違う行動に少し戸惑う俺をそのままに、美香は言葉を続けた。
「少しだけ借りるね、お兄ちゃん」
美香はそう言うと、俺の手をそっと取って自身の脚にぴたりと触れさせた。そして、徐々にその俺の手を上げていき、内ももを経由してそのまま秘部に俺の手を押し付けた。
「っ!」
「あっ。お、お兄ちゃんに触られちゃった。あっ、ああっ! お兄ちゃん、お兄ちゃんっ」
美香は熱い吐息を漏らしながら、寝ている設定の俺の手を使ってオナニーをし始めたのだった。
美香さん……マジですか。
美香は俺の驚きなど気にすることなく、俺の手の甲と指の関節の出っ張りに気持ちの良い所を擦るようにしながら、腰を動かしていた。
「あっ、お兄ちゃんっ……はぁっ……んっ、はぁ、」
ぷにっと柔らかい脂肪の感触と、ひだのような物が擦りつけられている。そして、それが水気を帯びるのには時間はかからなかった。少しの粘性のある蜜が蜜壺から溢れ出てきて、俺の手をびちゃびちゃに濡らしていた。
そして、いくら押し付けられて擦りつけられても、俺はとある物の感触を感じることがなく、俺は動揺しながらも不思議に感じていた。
そうなのだ。まったく毛の感触がないのだ。そこで、一つの解答が導き出された。
この妹、中学生でありながらパイパンなのではないかと。
「あっ、んあっ……はぁ………はぁっ、あっ……あ、そうだった。お兄ちゃんのおちんちんもしてあげないとーー」
美香はしばらく自分の世界に入り込んでいたが、ふと気づいたように俺の陰茎にそっと手を伸ばしてきた。少しだけ虚ろ気味な声の美香だったが、俺の陰茎に触れると驚くような声を漏らした。
「え、すごい硬い。あれ? いつもこんなに硬くないよね?」
美香は俺のいきり立った陰茎を確認するように触ってきた。竿の部分を少しだけぐっと押して押し返してくる力と、亀頭のぷくっとした膨れ具合を突いて確認したりしていた。
そして、そんな確認のための作業をされているというのに、すぐに俺は鈴口から我慢汁を垂れ流していたようだった。
それに気づいた美香はそれを鈴口の先に塗りたくり、もっと我慢汁を出すように鈴口の先を指で円を描くようにして刺激してきた。
「……もしかして、妹が隣でオナニーしてる声を聞いて、おちんちん本気で勃起させちゃったの?」
愚息はその美香の問いかけに応えるように、ぴくんぴくんと反応を示した。そして、美香はその反応を確認すると、我慢汁を陰茎に塗りたくりながら手淫を少し速くした。
「はぁっ、はっ……あっ」
「い、いちおう、声押さえてるつもりだったんだけど。えっと、お兄ちゃんは妹の喘ぎ声が好きなの?」
そんな問いかけに対しても、我が愚息はぴくぴくと頷くように反応していた。それの動きを感じ取った美香は、ぐちょぐちょと音を立てながら手淫をそのままにしていた。
「そ、そうなんだ。は、恥ずかしいな。どうしようかな……あんまり大きな声は出せないから、」
美香はそう言うと、少しだけ体を俺から離してシーツを擦るような音を立てた。そして、俺の耳近くに自分の体を移動させると、熱い吐息と共に言葉を漏らした。
「特別に、このくらいの距離で聞かせてあげるね、お兄ちゃん」
耳元で囁かれた美香の言葉。これから美香の嬌声を囁くような距離で聞かされるのだ。そんな事態に喜ぶように、陰茎がさらに大きく膨れ上がったような気がした。
「ふふっ、一緒に気持ち良くなろうね、お兄ちゃん」
美香はそう言うと、俺の手を秘部に当てて再び擦り始めた。美香の腰の動きが微かにベットを揺らし、美香は抑えられなくなった嬌声を漏らしていた。
「はぁ……お兄ちゃん、おにーちゃんっ。あっ! んっ……ああっ」
「はっ……はぁっ……んっ」
美香に手淫をされながら、美香に手マンをするような構図。互いに快楽の波を共有するように水音を立てて、抑えられなくなった声漏らす。微かに聞こえるベッドの軋む音が聞こえてきて、挿入をしないだけのセックスが行われているようだった。
「お兄ちゃんっ、ああっ! そこ、そこ、気持ちいいっ……はぁっ……んっ!」
「はぁ……あっ……」
美香は俺の指の関節の硬い所に、硬くなったしこりのような部分を擦りつけていた。そこに触れる度に抑えられなくなった嬌声が、俺の耳元で熱い吐息と共に漏れ出ていた。そして、その嬌声が漏れる度に手淫の速度が上がっていき、俺の射精欲を掻き立ててきた。
「はぁ……あっ! お、お兄ちゃんのおちんちん、パンパンになってきたね。妹にオナニーされながら、おちんちんシコシコってされて、興奮しちゃうんだ。あっ……はぁ……いけないお兄ちゃんっ」
「んっ……はぁっ……」
「いいよ、お兄ちゃん。妹と一緒に気持ち良くなって、射精しちゃお? 妹の喘ぎ声聞きながら、妹の手に精液出しちゃお?」
「はぁ……あっ……はぁっ……」
美香は俺がイきそうになっているのに気づいたのか、秘部に置いていた手を脚で挟んで、手淫に集中したようだった。
いつもよりも近い妹の甘い声が脳で蕩けて、俺に射精させようとしてくる。俺の手で気持ち良くなろうとする美香の乱れる姿。目を閉じて何も見えない俺にはその妄想した美香の姿が妖艶で、凄く淫靡な姿をしていた。そして、その妄想は美香の指の凹凸を蜜壺と勘違いがさせるような魔力があった。
「いっぱい出してね、お兄ちゃん」
美香は最後に耳元でそう囁くと、俺の鈴口にそっと瑞々しい唇を触れさせた。ついばむように開かれた美香の唇が少し押し付けられた瞬間、俺は美香の口の中に射精した。
「はっ……はぁっ……はっ」
「んんっ! ん、ふー、ふー、ふー……」
美香は俺の精液を口で受け止めた後、再び俺の手に秘部を擦りつけてきた。俺の精液を口に含んだせいか、先程と比べ物にならない程の水音を立てながら、硬くなった突起のような膨らみを俺の指の関節に擦りつけてくる。
「んっ! んんっ! んんっ!! ……んぐ、んぐっ、はぁ……あ、ああっ!」
そして、美香は俺の腕に強く抱きつきながら、その体を大きく跳ねさせた。それと同時に、口に溜めていた精液を音を立てて一気に呑み込んだ。
呑み込んだ瞬間からやってくる快楽の波。それと俺の手で擦りつけてやってくる快楽の波の波長を合わせて、美香は体を大きく跳ねさせた。
「き、きたぁ……あ、ああっ、いい、イクッ! ふぇ……んあっ、あっ! イクッ! はっ、はっ、ま、またきたぁ……い、イクッ!」
それから美香は体を大きく跳ねさせては、痙攣させて、また体を大きく跳ねさせて、痙攣させてを繰り返していた。何回目に達したときの痙攣で震えているのか、それは俺にも美香にも分かるはずがなかった。
「あああっ……い、イッちゃう、い、イクッ! ふぁ? と、止まらな、い、イクッ!」
そんなイキ狂う妹の声を聞いて、俺は興奮を抑えられなくなったのか、美香の硬い突起のような所に触れている指の関節を少しだけ押し込んでしまった。
「へ? お、お兄ちゃんっ! だめ、イクッ! や、やめっ……ああっ! イクッ!! お、お兄ちゃん、だめ……はぁっ……あっ、またきちゃう、お兄ちゃん、お兄ちゃんっ……い、イクゥッ!!」
美香は俺の腕に強く抱きつきながら、体を大きく跳ねさせていた。俺が軽くその突起を押しただけで、痙攣が止まりそうだった美香の体は、その快楽に溺れたように止まらなくなっていた。
それからしばらく経っても体を震えていた美香は、興奮冷めやらぬ状態で言葉を漏らした。
「お、お兄ちゃんにイかされちゃったぁ。はぁっ、はぁっ……はぁっ……無理やり、イかされ続けちゃったぁ」
美香は体を熱くさせたまま、そんな言葉を漏らしてぐでっとしていた。俺の精液の匂いではなく、俺にイかされたことを喜ぶような蕩けている声色。
過呼吸気味に呼吸をする美香は、その呼吸が整うまでぎゅっと俺に強く抱きついていた。最後に、美香は蜜で濡れてしまった俺の指を慈しむように舐めとると、俺のベッドからもそりと出た。
「おやすみ、お兄ちゃん」
満足したような声色でそんな言葉を漏らして、美香は俺に部屋から出ていった。
「……パイパンなんだ」
そんな漏れ出たような俺の独り言を聞いて、俺の愚息が嬉しそうにいきり立っていた。俺が陰茎を撫でてやると、愚息はすぐに射精前と変わらないくらいに勃起していた。
その原因は俺の手についていた美香の唾液が原因だろう。美香が俺の指を舐めとったときに付けられた唾液。それが微かにまだ指に残っていたみたいだ。
「……こっちの手で触ったら、さすがにまずいよな」
俺はなんとか自制心を働かせて、その指の先をティッシュで拭いてそのティッシュをゴミ箱に捨てた。
そんな俺の対応に怒り散らしている愚息をそのままに、俺は深い眠りにつくことにしたのだった。