第9話 「夏の始まり」
つい先日梅雨明けが発表され、今日は快晴の青い空から肌を焼くような日差しが降り注いでいた。そんな夏の温度に滲んだ汗を、教室の窓から吹き抜ける風が乾かした。
「みんな分かっていると思うが、もう受験を意識し始めないといけない時期だな。とはいえ、高校生として青春を謳歌することも大切だ。もう来年は遊んでいる時間なんて無いだろうから、今年の夏休みは遊びと勉強、どっちも全力でな。以上だ! 日直号令!」
「きりーつ! 礼!」
始まった夏休みに心を踊らせた喧騒が、教室の中でわっと巻き起こった。
勉学に高い意識を持つ者、部活に情熱を注ぐ者、友人達と楽しい時間を過ごそうと考える者、三者三様であったが、一つだけ共通していたのは全員が明るい顔をしていたことだ。
翔太郎も例に漏れず、心なしかいつもより軽い声で前の席の幼馴染に声をかけた。
「小春、今日部活は?」
翔太郎の呼びかけに、小春は軽快に振り返った。
「今日は無いよ。夏休み中は週一で集まって部誌を作るんだけど、もう日程は決まってるし」
「そっか。こっちは一度集まって、合宿の打ち合わせだけしたら解散の予定なんだけど……小春も来る? そんな時間はかからないと思うよ」
「私も行っていいの?」
小春は意外そうな顔をするが、あれだけ頻繁に顔を出しているのだから、もう情報処理部の面々とは顔馴染と言って差し支えない。連れていっても問題は無いだろう。
「もちろん、小春ならいつでも歓迎だよ」
「じゃあ、お邪魔しようかな」
小春を連れ立って、いまだ賑やかなままの教室を後にした。
「情報処理部で合宿なんてするんだね。ちょっと意外」
「合宿というか……合宿という名のただのアニメ上映会だけどね」
翔太郎が自嘲して言う内容に、小春も納得したように頷いた。
「ああ、そういうね……」
「去年の夏休みに活動の予定が特に無くて、思いつきで上映会したら案外楽しかったから今年もってことになって」
話しながら歩いて部室に着くと、一足先にヒデの姿があって高さんはまだ来ていないようだった。
「ヒデ、早いね」
「翔太郎殿……と、これはこれは小春嬢も」
「今日は文芸部お休みで……お邪魔してもいいかな?」
「もちろんですぞ! 我々の部活にそういった堅苦しさは皆無ですからな、ハハハ」
小春は恐縮していたが、ヒデは翔太郎が思ったとおりの反応で笑っていた。
そこで、思いついたとばかりにヒデが声を上げた。
「それならば、小春嬢も合宿に参加されてはいかがですかな?」
「え? 私が?」
「そうですぞ、三人より四人の方が楽し……」
「面白そうな話をしているねぇ、諸君」
ヒデが言いかけたところで、割って入るように幼さを残した高い声がした。三人が振り向いた先では、小学生ぐらいの身長の少女が全く威圧感の無い仁王立ちしていた。
「小春チャンを呼ぶなら、もう一人呼んでみたい人がいる」
「……誰ですか?」
この人は碌なことを考えない。その予想は当たった。
「翔太郎クン、君の妹チャンだよ。気になってたんだよねぇ、翔太郎クンの噂の妹チャン」
「高さん……何をまた急に……」
「ヒデクンの言を借りるなら、四人より五人の方が楽しいんじゃないかなぁ?」
頭を抱える翔太郎を余所に、顎に手をやって少し考えた様子のヒデまで首を縦に振った。
「ふむ、確かに小生も気になるところですな」
「ヒデ、お前もか……」
友人の裏切りに、翔太郎は低い声で唸った。
「そもそも、小春だってまだ参加するとは言ってませんからね?」
「小春チャンはどうなんだい?」
「えーっと、私はみんながいいなら……楽しそうだし参加してもいいかなって思いますけど……」
小春はこちらを窺いながら遠慮がちにそう言う。
翔太郎はため息をついて、もはや小春が参加することはやむを得ないと悟った。しかし、優衣についてはまだ譲らない。
「小春は二人と面識があるからいいとしても、優衣は初対面じゃないですか。気まずくないですか?」
「むしろ初対面だから、会ってみたいんだよぉ」
「それは、その通りですな」
「むむむ……」
二人に気圧されて、根負けした翔太郎は肩を落とした。
「はぁ……そこまで言うなら一応聞いてみますけど……優衣が行かないって言ったら連れていきませんからね」
「うんうん、それでおっけーだよぉ。場所はまたうちでいいよねぇ。えっと、確かこの日は親が出張で…………」
そこからはすんなりと日取りが決まって、早々に解散になった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
照りつける日差しの下、翔太郎と小春は帰り道を並んで歩いていた。
「にしても、あっついなー」
「でも夏休みだからこの暑い帰り道も今日で最後だね。…………ところで翔ちゃん、その……夏休みはどうする?」
「んー、そうだなぁ、勉強も頑張らないといけないよなぁ」
「いや、そうじゃなくて、あの……デート……とか……夏休み中も翔ちゃんに会いたいし……」
上目遣いに言う小春の頬は、暑さのせいか照れのせいかは分からないが、ほんのりと紅潮していた。
「あ……ああ! そ、そうだよな!」
告白は保留になったとはいえ、両思いであることは明確になったのだ。当然夏休みにデートぐらいするだろう。というかエロいこともしたい。
「そうだな……デートってしたことないんだけど……定番は映画とか? あとは夏だしプールとか?」
「ふふ、翔ちゃんも初めてなんだね。翔ちゃんがいろいろ悩んで考えてくれたなら、私はどこでも嬉しいな」
気を使っているのではなく、本心から言っていそうな小春の優しいところが好きだ。
しかし、その優しさに甘えているようではいけない。そういう相手だからこそ、プランを練って楽しい時間を過ごそうというやる気が漲ってくる。
「ちょっと考えてみて連絡するよ。近い内にどこか行こう」
「うん! 楽しみにしてる!」
笑顔を咲かせて足取りも軽くなった小春に、自然と顔がほころんだ。
楽しげに一歩先を歩く小春を見て、なんとなく彼女には夏が似合うなと思った。いや、読書家だし秋も似合う。名前からすると春だろうか。悩ましい。
そんなことを思っていた時だった。
「ん?」
ポツリポツリと、顔に冷たいものが落ちてきた。それはアスファルトに小さな水玉模様を作って、しかしすぐにその模様をかき消した。
「ええ! 今日ずっと晴れの予報じゃなかった!?」
「大変! 今日は傘持ってないよ!」
「ゲリラ豪雨ってやつか……!」
二人はせめてもの抵抗に、鞄を頭の上に持って走った。とにかく必死に走って、いつも別れる道まで来て一旦立ち止まる。
「それじゃあ翔ちゃんまたねっ!」
「うん、それじゃ…………」
別れの言葉が出かかって、しかしあるものを視界に捉えて、とっさに帰ろうとする小春の腕を掴んだ。
「翔ちゃん?」
それは濡れて小春にピタッと張り付いたシャツ、そこに透けて見えるピンクの下着だった。
翔太郎はなんとなくその状態の小春を一人で歩かせるのが嫌で、考え無しに腕を引いた。
「うちの方が近いから!」
「え?」
「いいから、こっち!」
小春は困惑しながらも逆らわずに、手を引かれるまま翔太郎の家へと足を向けた。
玄関で気休めに体の水気を払ってから家に入ると、足早に風呂場へ向かった。
翔太郎は焦っていた。だから玄関に妹の靴があったことにも気づかなかった。
脱衣所のドアを勢いに任せて開けて――――そこには裸の妹がいた。ピタッと固まった三人は、おそらく全員同じ顔をしていただろう。
「……わーお…………」
翔太郎からはその一言しか出てこなかった。
優衣は状況を悟って、おもむろに手で局部を隠した。
「……おかえりお兄ちゃん……と、小春ちゃん……」
「……ゆ、優衣ちゃん……お邪魔してます……?」
考えてみれば、翔太郎達がそうであったように、優衣も急な雨に濡れて帰ってくることがあってもおかしくないのだ。
「あー……そりゃ被ってもおかしくないか……」
「っていうか、なんで小春ちゃんも一緒なの?」
「え? だってなんか、濡れた小春を一人で帰すの嫌だったから……」
「翔ちゃん……」
翔太郎の意図が分からないままついてきた小春だったが、その言葉を聞いて嬉しそうに頬を赤らめた。
「お兄ちゃんのそういうところは評価できるけど……お風呂は一個しかないのに、一緒に入るつもりだったの?」
「あっ、そこまで考えてなかった……」
優衣はジトッとした批難を含む視線を寄越すが、次にはこんな事を言いだした。
「じゃあもう、三人で入っちゃったら?」
「えっ?」
「だって、お兄ちゃんが入れなくて風邪引かれても嫌だし。それにお風呂ぐらい今更でしょ?」
確かに、今更と言われれば今更な気もする。翔太郎が納得しかけている隣で、優衣は小春にも一応とばかりに確認した。
「小春ちゃんも別に良いでしょ?」
「え、あ……うん、私は……いいよ……?」
女性陣がいいと言っているのに断る理由も無い。
「じゃあ……三人で入るか」
少しばかり窮屈さを感じる浴室には、一糸まとわぬ姿の三人がいた。
「三人でお風呂入るのすごい久しぶりだね」
優衣が言っているのは小学校低学年の頃の話だ。あの頃は何度か小春が泊まりに来て一緒に入浴したことがあった。
「まぁあの頃と違って、今はお互いいろいろおっきくなったけどね」
優衣は言いながら、ニヤついた顔で翔太郎の勃起したペニスを見ていた。
「これはしょうがないでしょ……好きな女の子の裸を前にしたら誰だってこうなる」
「わ、私は、翔ちゃんのおちんちん……かっこいいと、思うよ……」
「……そう? ありがとう」
少々気恥ずかしいが、息子を褒められるのは悪い気がしない。
「俺は体洗うから、二人は先に入って温まってていいよ」
「……どうせだからさ、背中流してあげようか?」
「え? いや、濡れて寒いでしょ? 温まった方が……」
「それは、こうすればあったかいから大丈夫」
優衣はボディソープを多めに手に取って胸に垂らすと、抱きつくようにして翔太郎の背中にピッタリとくっついた。
「……! 優衣っ!?」
「ん……こうすれば、一緒に洗えて時間も短縮できるよね」
驚きに声を上げる翔太郎に、優衣は胸を押し当てたまま体を擦り付ける。二つの乳房がふにゅふにゅと形を変えて、その柔らかさを背中に伝えてくる。
「ほら、んっ……小春ちゃんもお兄ちゃんの前、洗ってあげなよ」
「え、え……うん……」
小春は少し戸惑いながらも、見様見真似で翔太郎に体を擦り付け始めた。身長差があるので翔太郎の肩に手を回して、胸の上の方まで体を擦り付けようと背伸びをしている。
その間、翔太郎の勃起したペニスは小春の下腹部に押し付けられて、緩やかな刺激が与えられていた。
「これ……んっ、乳首が擦れて……きもちいっ……」
「ね、結構……気持ちいい、かも……」
徐々に二人からは熱を帯びた吐息が漏れ始めた。
「翔ちゃんの体、ん、やっぱり男の子だね……固くて、ガッチリしてて、はぁ……かっこいい……」
二人に挟まれて天国のような心地を味わっていると、やがてペニスが射精したいと翔太郎に訴えかけてくる。このままでは暴発しかねない。そう思って声を上げた。
「ちょっ、ちょっとたんま! あんまやると出ちゃうから……」
「えー? もう、お兄ちゃん早漏?」
「いや……今出ちゃったら二人とできなくなっちゃうからさ……ここまできたら本番するでしょ? さすがに三発はキツいよ」
「ふーん……そういうことなら、まぁ」
納得した様子の優衣に、翔太郎は手に取ったシャワーを向けた。
「はい、流すよ」
「ん、ありがと」
流し残しがないように全身くまなくシャワーをかけている間、ツンと桜色の乳首を立てた妹のおっぱいが目を引いた。名残惜しさを感じつつも小春に目を移して、
「小春も」
「うん、ありがとう」
小春の体表を流れる水を目で追って、そして、股間の陰毛に目が留まった時にあることを思いついた。聞いた話によると、女の子がするオナニーにはシャワーオナニーという種類のものがあるらしい。
翔太郎は少し小春に意地悪がしたくなった。
「あれー? おかしいなぁ、なかなか泡が落ちないなぁ」
「え?」
「ちょっと小春、そっち向いてくれる?」
「? うん」
翔太郎は自分とは逆の方向を向かせた小春に、背中から手を回して股間にシャワーを当てた。
「ひゃっ!」
「ここの泡がなかなか落ちないなぁ」
「しょ、翔ちゃんもう落ちてるからっ!」
「うーん、まだみたいだけど……こうしたら落ちるかな?」
翔太郎は空いている方の手で小春の秘部に触れた。
「あっ、んっ!」
そして、シャワーでクリトリスを刺激したまま、指を膣の中へ入れる。
「んんん! ああっ!」
「気持ちいい?」
「き、きもち、いっ、けど……あっ! ……あ、あっ、まって!」
小春が首を横に振る。その仕草は気持ちよくて悶えているだけなのだと思った。
「イっていいよ」
「ちがっ……だめっ、あっ……ち、ちがう、の……きちゃっ……ダメッ!」
しかし次の瞬間、
「ああっ、ダメええぇぇ!!」
――――ジョョョョッ
「え……?」
小春は大きな声とともに、腰を前に突き出すように反らせた。そして、翔太郎が指を入れている穴の少し上にあるもう一つの穴から、黄色味がかった液体を勢いよく飛ばして空中に曲線を描いた。
どれくらいの間出し続けていただろうか。ようやく全てを出し終えた頃には、小春は羞恥で目に涙を浮かべていた。
「もぅ……やだぁ……」
「あちゃ……」
これには優衣も気の毒そうな表情で言葉を失っていた。
しかしそんな状況で、翔太郎は手に飛んだ小春の尿に目を奪われて、ペニスを大きく膨らませていた。
「こ、小春の……おしっこ……」
「ダメって言ったのにぃ……うぅ……」
真っ赤にした顔を手で覆う小春に、翔太郎は臆さず真剣な顔で言った。
「小春……ごめん、でも……小春のおしっこすごく興奮した」
「え……?」
「……お兄ちゃん……やっぱりとんでもない変態……」
妹が若干引いている気がしたが無視して、放尿を見せてくれた小春に最大の感謝を。
「だから、恥ずかしがらなくていい。むしろ、ありがとう」
「……もう……翔ちゃんのばか……」
小春は少し落ち着いたようで、翔太郎は飛び散った尿をシャワーで流しながら言う。
「ちょっと俺、もう我慢できそうにないんだけど……」
「うん……いいよ、しよ……?」
「お兄ちゃん、私も気持ちよくしてよね」
二人の返事を聞いて、翔太郎は一つの提案を切り出した。
「それで、実はやってみたい体位があるんだけど……」
翔太郎がコンドームをつけて浴室に戻ってきた頃には、二人は指示通り壁に手をついて、尻をこちらへ突き出した状態で並んで立っていた。
二人の大事なところがペニスをおねだりしているようにも見えるその光景に、思わず生唾を飲んだ。
「お兄ちゃん……これでいい?」
「翔ちゃん……ちょっと恥ずかしいよ……」
「大丈夫、いい感じ。すごいエロい。……じゃあまずは優衣から、いくよ」
二つ並んだ尻のうちの左側。突き出したヴァギナにペニスの先端をあてがって、挿入した。
「んん……きたぁ……」
ペニスがすっぽり収まるまで奥に入れて、そして優衣の腰を両手で掴んだ。
そのまま腰を前後に動かしてみると、正常位の時よりもスムーズに出し入れができて、自然とピストン運動は激しくなった。
「あっ、あっ、おにいちゃっ……いきなり、あんっ、はげしっ……ん、んっ!」
――――パンパンッ
肌と肌がぶつかる音と喘ぎ声が、浴室の中で反響して大きく聞こえる。
「んっ、んっ、ああんっ、ああぁっ」
「ん……ふっ、ふっ……」
隣の小春は尻を突き出した姿勢のまま、赤くした顔を横に向けて乱れる優衣を見ていた。
翔太郎は一旦優衣からペニスを抜いて、息を荒げて肩を上下させる優衣を休ませる。
「んんっ……あっ、はぁはぁ……」
一歩横に移動して、今度は小春へペニスを向けた。小春は背が低いので少し腰を落として、ペニスを膣口に添える。
「小春も、入れるよ」
「う、うん……」
ペニスを膣の奥まで入れて小春の腰を掴むと、すぐに腰を振り始めた。
「あっ……これっ、ふか、いっ……ああっ!」
体位のおかげでペニスは奥深くまで届き、小春の子宮を何度もノックする。
「あっ、あっ、ああぁぁっ……!」
ポルチオを刺激された小春は、今までに見たことがないほど大きな反応を示した。浴室に響かせた声を気にする余裕も無い様子で、甲高い声を上げていた。
「んんんっ……あぁぁ! い、イっちゃ……あぁ!」
先程シャワーを使って責められた余韻も残っていたのか、小春はすぐに音を上げた。
「はぁ、はぁっ……イって、小春っ……」
「あああ、イッ、グぅぅ……! ぅ、あぁっ……!」
小春の体がビクッと震えて、膣がペニスを締め上げると、小春は力無く壁にもたれかかってしまった。
翔太郎はまだ絶頂に達していないペニスを抜いて、少し休んで息が整った優衣に再度挿入する。
「あ、またっ、きたっ……!」
代わる代わる二人の膣にペニスを挿入するという淫猥を極めた行為が、翔太郎の
翔太郎は妹の腰を自分勝手に引き寄せて、激しく打ちつける。
「後ろっ、から……んっ……されるのっ、やばぁ……あんっ」
「はっ……優衣っ……」
妹の一番奥をペニスが遠慮なく叩いた。
「おっ、おにいちゃん、に……おかされ、てるっ……うぅぅ……! ああぁぁっ……!」
優衣が声を上げて、膣がピクピクと痙攣したところでペニスを引き抜く。
「……はぁ、はぁ……」
しかし、こんなところで翔太郎は止まらない。
まだ脚に力が入らない様子の小春だが、そんなことはお構い無しで腰をがっちりと掴んで引き上げた。
「ふぇ……?」
そのまま、気の抜けた声を上げる小春の膣にペニスをねじ込んだ。
「あっ、まだっ……んんんんっ!」
一気に奥まで入れて、ポルチオにグリグリとペニスと押し当てる。
「おっ、おおっ……だめぇぇ、これっ……き、もちっ……よす、ぎる……ううぅぅ……! ああぁぁっ……!」
「は……ふっ……ぅ」
小春の体を支えるようにお腹から持ち上げて、体を密着させたまま腰を動かした。獣が交尾するみたいに、小春が逃げられないように後ろから捕まえて離さない。
「ひうぅ! ……あぁっ! だっ、またっ……!」
「くっ……俺もっ……!」
翔太郎はこみ上げる射精感に逆らわず腰を振り続けて、小春の中で――
「あ、ああ、ああぁぁっ!」
「……うっ……出、るッ……!」
「イッ……クぅぅぅぅ!」
――――果てた。
翔太郎が小春に抱きついて肌を合わせたまま、二人がビクビクッと震えた。
「ふっ……は、はっ、ぁぁ……」
「はぁ、はぁ…………」
息が整うまで少しの間そのままでいて、それから小春を支える手の力を緩めようとしたが、小春の体勢が崩れそうになって慌てて支え直す。
「おっと……」
小春は大げさに振る舞っているわけでもなく本当に脚に力が入らない様子で、椅子に座らせて壁を支えにさせた。
「あぁ、ふぅ……はぁ……」
「小春ちゃんマジイキだ……私もちょっとイッちゃったけど」
「……わたしぃ、後ろから、されるの……弱いかも……」
「なるほど、小春はバックがいいと……覚えておく」
白濁液の溜まったコンドームを外していると、優衣が腕を掴んできて上目遣いに言う。
「ね、お兄ちゃん……次は私も、小春ちゃんみたいにイかせて?」
小さくなりかけていたペニスがピクッと反応して、再び大きさを取り戻していく。
「……もちろん」
翔太郎は新たにコンドームをつけてから、浴槽の縁を指して言う。
「右足ここに乗せてみてくれる?」
「ん、こう?」
優衣は言われ通りに片足を浴槽に置き、股を開いた格好になる。
「そうそう……入れるよ」
翔太郎は優衣の腰に手を添えると、勃起したペニスをヴァギナにあてがう。そのまま斜め上へ押し上げるようにして挿入した。
「んん……」
優衣も翔太郎の肩に手を回して掴まり、翔太郎は体勢が安定したことを確認してから腰を動かした。
「あ……んっ」
先程の立ちバックより少し抜き差しが難しくて、ピストンは短いストロークで小刻みになる。しかし、それによって優衣の膣壁が擦り上げられて刺激された。
「ああっ……あぁん……!」
カリ首が膣壁を引っ掻く度に、優衣の頭にはビリビリと甘い電気が走った。
「うぅぅ……! きもち、い……おにい、ちゃ……!」
優衣がギュッと抱きついてくるので、翔太郎も腰に回した手の力を強めて優衣を引き寄せる。ペニスはより深くまで入って、しかし膣を擦る動きは緩めない。
「おにいちゃぁぁ……うぅぁ……ああぁっ! き、キスぅ……しよぉ、ぉっ……!」
優衣は熱を帯びた表情で翔太郎の口の中に舌を入れて、舌と舌を絡めて求める。
「ん……ちゅ、ふっ……! おにいひゃん……ひゅきぃ……んんっ」
優衣は次第に余裕の無い声を漏らして、翔太郎に掴まる手の力も強くなる。
「あぁっ、んっんっ! すき……! うぅぅ……あ、あっ、イっ……!」
「優衣っ、イって……俺も……!」
「ああぁっ……! はぁはっ……イッ、クぅっ……!」
優衣の膣がペニスから精液を搾り取ろうとしてキュッと締まる。二人は痛いぐらい強く抱き合って、
「うッ……!」
――――ペニスが膣内で脈打った。
抱き合ったままで、じっくりねっとりと舌を絡めた。
「ふぅ……んん、ちゅ……はぁ、ん……きもちかった……」
妹はご満悦のようだった。
狭い湯船の中、小春と向き合った翔太郎の視界を塞ぐように、優衣が膝の上に乗っていた。ストレートの長い黒髪は、湯船に浸からないよう団子状にまとめられていて、見慣れない髪型が可愛い。あと、いつもは髪に隠れて見えないうなじが目の前にあってエロい。
「いや、さすがに狭いな。……っていうかなんで優衣は膝の上乗ってるの?」
「お兄ちゃんの膝の上は妹の特等席でしょ」
「まあ別にいいけどさ……」
言いながらも、優衣と肌を触れ合わせているこの体勢は内心幸せだ。預けられた体重がかえって心地良い。
「あはは……」
苦笑いをこぼす小春は少しお疲れの様子。
「小春ちゃんなら貸してあげてもいいよ」
「じゃあ、今度貸してもらおうかな?」
「俺の膝が勝手に貸し出されている……」
そんなこんなで、夏休みは官能的な一幕でスタートを切った。