※この作品はR-18です。

俺は二回射精する   作:紺情

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第18話 「クリスマス」

 12月24日、クリスマスイブ。例年であれば何も思わなかった翔太郎も、今年ばかりは朝から浮かれ気分でいた。

 不満があるとすれば、今日は平日で学校へ行かなければならないことだ。といっても、終業式だけなので午前中で帰ることができる。授業があったら落ち込んでいただろう。

 

 11時頃下校になった翔太郎と小春は、「お? 今日はクリスマスデートか?」「お楽しみですねぇ」などとクラスメイトにからかわれながら、嬉し恥ずかし学校を後にした。

 駅へ向かう翔太郎と小春だが、当然今日を一緒に過ごす人はもう一人いる。

 連絡を取り合って待ち合わせた場所には制服姿の彼女が既にいた。

 

「優衣、お待たせ」

「ん、行こ」

 

 短く答えた優衣が歩きだして、翔太郎と小春が後ろに続く。

 学校指定の鞄を肩にかけた、制服姿の優衣になんとなく目を引かれる。家で制服姿を見ることはあるが、外でお互い制服を着て並んで歩くことなどそう無い。じっと見ながら隣に並びかけると、

 

「……ん?」

 

 視線に気づいた優衣がこちらを見てくる。

 

「あ、いや、制服で優衣と出歩くことってあんまりないよなって」

「確かに」

「優衣ちゃんの学校の制服可愛いよね。うちは地味だから羨ましいよ」

 

 小春が言うように、優衣の高校の制服は珍しく青いシャツだ。スカートはチェック柄で、襟元にはリボン。

 対して小春の着る制服は白いシャツに紺のブレザー。スカートも紺の無地で、目立つ装飾もなく非常にシンプルだ。

 同じブレザーの制服でもだいぶ印象が違う。

 

「うん、うちの制服評判良いんだよね」

「言われてみると……確かに可愛いな」

 

 ぼそっと漏らした翔太郎の呟きを、優衣は聞き逃さなかった。

 

「今度制服着たままエッチしてみる?」

「えっ……? まっ、ぉ……!」

「ふっ、焦りすぎでしょ」

 

 鼻で笑われた。しかしながら、制服エッチの提案は取り下げなかったので、期待してもいいのかと内心悶々とする翔太郎だった。

 

 

 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

 

 

 三人はファミレスで昼食をとった後ショッピングモールにやってきた。駅直結の大型施設でいつもそれなりに人出が多いのだが、今日はいつにも増して賑やかだった。

 軽くぶらついてから施設内にあるゲームセンターで遊んで、今は落ち着ける場所を探してたどり着いた喫茶店でお茶を飲んでいた。

 

「そろそろプレゼント交換する?」

 

 翔太郎がそう提案すると二人は頷いて、優衣が口を開いた。

 

「じゃあ私から出していい?」

 

 何を貰えるのか期待と緊張でドキドキしながら、鞄の中に手を入れる優衣を待つ。

 優衣が取り出したのは、直方体の白い箱だった。それが一つ、二つ、三つ。

 

「はい、これがお兄ちゃんで、これが小春ちゃん」

 

 翔太郎と小春に一つずつ手渡して、残り一つは優衣の手元に残る。

 

「開けていい?」

「どうぞ」

 

 なんとなく中身に当たりをつけて箱を開けると、中から出てきたのは思った通り、マグカップだった。翔太郎のは水色で、小春のはピンク。一緒になって開封した優衣のものは黄色だ。いずれもパステルカラーのそれは同じ形、同じデザインだった。

 

「お揃いのマグカップ……いいね!」

「せっかく三人で交換し合うんだし、お揃いの物がいいかなって」

「うん。一つだけだと普通のマグカップって感じだけど、俺達がお揃いで持ってるって思うとそれだけで特別に思えて、なんか嬉しいね」

 

 翔太郎と小春は三つ並ぶ色違いのマグカップを眺めるが、優衣はけろっとして気楽そうに言う。

 

「さて、私は渡すもの渡したし後は貰うだけだね」

 

 そのあっけらかんとした態度に翔太郎と小春は空笑いを浮かべて、優衣はでんと構えてプレゼントを待っているので小春が鞄に手をかける。

 

「えっと、じゃあ次は私が渡すね。……私はお揃いのものとかじゃないけど、まずは優衣ちゃんに……」

 

 小春がそう言って優衣の前に差し出すのは、リボンがかかった縦長の箱。見るからにオシャレな雰囲気のするそれを優衣は手に取る。

 

「これは……コスメかな?」

 

 箱に書いてあるブランド名を見た優衣が言いながら、リボンを解いて箱を開けると中には一本のボトルが入っていた。そこに英語で書かれている文字を読み上げた。

 

「ヘアトリートメント?」

「うん。ほら私って癖っ毛だから、いつも優衣ちゃんの髪を見ると綺麗だなぁって憧れるの。だから優衣ちゃんにはずっと綺麗でいて欲しいなって思って」

 

 小春の羨望が込もった本音を聞いた優衣はふっと柔らかい笑みを浮かべた。

 

「そっか、ありがとう。使ってみるね。……でも…………」

 

 そして、おもむろに小春の髪に手を伸ばして優しく撫でた。

 

「私は小春ちゃんの髪も好きだよ。ふわっとして柔らかい感じが可愛くて」

「そ、そうかな? えへへ…………湿気が多い時とかは、ボサボサになっちゃって大変なんだけどね」

 

 小春はくすぐったそうにはにかんで言うと、照れ隠しをするようにわたわたと翔太郎へのプレゼントを取り出した。

 

「えと、それで、翔ちゃんにはこれ……」

 

 小春が手渡してきたのは――

 

「マフラー……これってもしかして……」

 

 翔太郎が受け取る際に目を見開いたのは、それが何も包装されておらず、既製品には無い風情を感じ取ったからだ。

 

「その……私が編んでみたんだけど……」

 

 自信無げに言うその言葉が、翔太郎の期待交じりの推測を肯定し、確かなものにした。

 

「え、やばい、どうしよう、めっちゃ嬉しい……」

 

 翔太郎は感激で泣いてしまいそうで、思わず言葉を失ってしまう。

 そんな様子を見た小春は、安堵と達成感と喜びが一斉に心に湧き上がった。

 

「小春ちゃん、クリスマスに手編みのマフラープレゼントするとか漫画じゃん……」

「えへへ……重いかなとか、上手くもないのに大丈夫かなとか、色々考えたんだけどね。でも、これが一番気持ちを込められるかなって思って頑張ったの……」

 

 眉尻を下げる小春に、翔太郎は声を上げる。

 

「こんなの嬉しいに決まってるじゃん! どんな高級品を貰うより全然嬉しいよ! 本当にありがとう!」

 

 小春のくれた濃紺のマフラーは少々不格好にも見えて、しかしどんな洗練されたデザインよりも好ましく思えた。

 ずっと欲しかった物を手に入れた時の感覚とはまた違う。自分だけの特別な”宝物”という言葉が一番しっくりくる。プライスレスとはまさにこういうことなのだろうと実感した。

 

「でもなんか、こんなもの貰っちゃうと俺のプレゼントがしょぼくて申し訳なくなるな……」

 

 翔太郎が急に弱気なって呟くと、優衣と小春は気遣って声をかけてくれる。

 

「まぁ小春ちゃんのが強すぎただけで、私のマグカップだって大したものじゃないんだから、そんなに気にしなくてもいいんじゃない?」

「私はどんなものでも翔ちゃんが考えて選んでくれたなら嬉しいよ」

 

 二人の言葉に背中を押されて、翔太郎は鞄の中から用意してきたプレゼントを取り出す。

 

「じゃあ……まずは優衣に」

 

 そう言って手渡すのは、大きなギフトバッグ。今日交換したプレゼントの中では群を抜いて大きいそれは、しかしそれほど重いわけでもない。

 

「結構大きいね。開けていい?」

「うん」

 

 ギフトバッグから出てきたのは、折りたたまれたベージュの厚手の布。

 

「これは……ブランケットかな?」

「うん。ひざ掛けにしてもらえたらなって思って。なんかまぁ、体を冷やさないようにして欲しいっていう兄心、みたいな」

 

 このプレゼントを選んだのは、この寒い時期に優衣がスカートを穿いて脚を出しているのを見るとなんとなく気になるからだ。眼福なのは違いないが、それはそれとして心配な気持ちにもなってしまう。

 しかしそんな兄の心配を他所に、優衣はニヤッと笑ってからかうように言う。

 

「ふーん、お兄ちゃん私の脚をじろじろ見てそんなこと考えてたんだ?」

「え? あー、いや、まぁ……ははは……」

 

 ギクリとして、翔太郎は苦笑いを浮かべた。話題を移そうと小春のプレゼントを慌てて出す。

 

「そ、それじゃ小春にも……」

 

 小春に手渡すのは紙の平袋。口はラッピングシールで封がしてある。

 

「何かな?」

 

 小春がそれを開けて、中に入っていたのは布製のブックカバーだった。その隅に寝ている白猫の刺繍を見つけた小春は明るい声をあげる。

 

「あ、猫さん可愛い!」

「本読む時に何もつけないと気になるけど、厚手のブックカバーだと読みにくかったりするから、俺なりに使いやすいのを選んでみたんだ」

「うん、これ良さそうだよ。今度から本を読む時はこれ使うね!」

 

 誕生日とは打って変わって、今回は全員実用性のあるものを選んできた。翔太郎は貰ったマグカップとマフラーを日常的に使うことを考えると、二人を身近に感じられる気がして嬉しかった。二人にとってもそうであればいいなと思う。

 

 翔太郎と優衣が二人して小春のプレゼントのセンスを褒めていると、ふと、時間を確認した翔太郎が焦りの声を上げる。

 

「あ、もうこんな時間か……そろそろ行かないと」

 

 というのも、今日このショッピングモールに来た最大の目的はまだ果たされていない。

 

「ほんとだ、急ご」

 

 せわしなく席を立つ三人。翔太郎の首には早速濃紺のマフラーがあった。

 

 

 

 一階に降りて外に出ると空はすっかり暗くなって、電飾の青い光が辺りを照らしていた。時間を確認すれば17時58分。なんとか間に合ったようだった。

 

「もう既に綺麗だね」

 

 優衣が言うように、植木から円錐型や球体のオブジェ、二階のテラスまで一面が青く染まっている。しかし、時刻が18時になると同時、急にその光が消えて暗くなってしまう。

 

「お、始まるかな?」

 

 ざわつきの中でコーン、コーン、と鐘の音が響く。そして流れ始める音楽に乗せて、再び光が灯った。光は水色、ピンク、赤、となめらかに色が変わっていく。

 

「わ、綺麗!」

 

 子供連れの家族も多く少々騒がしいが、今の穏やかな気持ちならそれも微笑ましく感じられた。

 音楽の盛り上がりに合わせて赤の光が一気に青に変わる。そして小規模ではあるが、噴水から水が高く上がる。下から照らす光が、同時に発生しているミストで散乱してぼんやりと広がっている。

 

「えへへ……クリスマスに翔ちゃんとイルミネーションを見に来れるなんて……」

 

 小春はそう言いながら、冷えた手を口元に持ってきて温めていた。その小春の瞳には電飾の光が反射してキラキラと輝いていた。

 

「小春」

 

 翔太郎は小春の手を握った。

 

「ぁ……翔ちゃん……」

 

 小春は驚いてこっちを見てくるが、すぐに指を絡めて握り返してくる。

 

「優衣」

「ん」

 

 もう片方の手で同じように優衣の手も握った。

 左右から二人が肩を寄せてきて、くっついたまま夜を照らす鮮やかな光を眺めた。

 穏やかに、だけど強く打つ胸の鼓動と互いの体温を感じれば、そこに言葉は必要なかった。

 

 

 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

 

 

 イルミネーションのイベントは10分足らずの短いもので、光が飾る一帯を歩いて回ってから帰途に着いた。

 小春を家まで送ろうとすると、小春がもう少し一緒にいたいと言うので、翔太郎と優衣は小春を連れたまま帰宅した。

 

「ただいま」

 

 翔太郎が玄関で言うと、リビングから母が顔を見せる。翔太郎の後ろに優衣がいるのを見て口を開くが、更にその後ろに小春がいるのを見つけると目を丸くした。

 

「あら、あなた達一緒だったの……って何、小春ちゃんも来るならもっと早く言ってくれれば良かったのに」

「あ、えっと、すみません……」

 

 小春が恐縮して言うと、母は慌てて猫撫で声を作る。

 

「ああ、小春ちゃんはいいのよ。ゆっくりしていっていいからね。そうね……せっかくだからご飯も食べていくといいわ」

「あ、いやそんな……」

「いいのいいの、すぐチキン買ってくるから。ね? お父さーん、チキン買いに行くわよー」

 

 母はこうなると聞かない。翔太郎も優衣もため息をつくと、せわしなく出ていく両親を大人しく見送った。

 

 

 

「なんかごめん……小春の家は大丈夫?」

「ううん、大丈夫だよ。連絡しておけば平気だと思うから」

 

 三人で翔太郎の部屋に上がって腰を下ろすと、翔太郎は母に代わって小春に侘びた。スマホを操作する小春は親にメッセージを送って了承が取れたようで、ひとまず問題は無さそうだった。

 しかし、そんな状況を優衣は別の角度から捉えて口を開く。

 

「でも、これでお父さんもお母さんもいないし……私達だけだね」

 

 聖夜にお互いを好き合う男女が一緒の部屋にいて、邪魔者もいない。言われて意識したことで、翔太郎と小春の表情がほんのり熱を帯びる。

 期待していなかったといえば嘘になるが、今日はタイミングが無いと思っていたところに、突然チャンスが訪れたものだからどうしようか考えてしまう。

 そんなもどかしい空気に、優衣はしびれを切らして二人の手を掴んだ。

 

「ほら、するなら早くしないとお母さん達帰ってきちゃうよ」

 

 優衣に手を引かれた二人はそれを拒まず、三人でベッドに倒れ込んだ。

 もうここまでくれば、やらないという選択肢は無い。

 優衣が翔太郎と小春に上から覆いかぶさって密着した状態。制服に皺ができることも気にしなかった。

 三人で顔を寄せ合って、唇を触れ合わせる。

 

「あ……ん……」

「んっ、ちゅ……」

 

 優衣が舌を伸ばしてきたことで、翔太郎と小春も舌を出して三人で絡め合う。

 気分は十分に高まって唇を離すと、翔太郎が口を開く。

 

「昼に制服の話出たけどさ……今日着たまましてもいい?」

「えっと……私も……?」

 

 小春がおずおずと聞いてくるが、答えは言うまでもない。

 

「できれば」

「……わかった……」

 

 小春は控えめに頷いてくれて、俄然期待が募る。

 すると、覆いかぶさっていた優衣が立ち上がって言う。

 

「じゃあ小春ちゃんからどうぞ」

 

 やけにすんなり退いてくれるなと思いながら翔太郎は起き上がると、一旦小春の背に手を回して起こす。

 

「ブレザーだけ脱ごうか」

「うん……」

 

 言われるままにブレザーを脱いだ小春は、白いシャツの上にベージュのカーディガンを着た状態になる。

 翔太郎も学ランを脱いで、小春を再びベッドへ押し倒すとボタンに手をかける。

 

「ボタン外すね」

 

 頷く小春のカーディガンのボタンを外し、更にシャツのボタンも外すと、胸には黒の下着が現れる。

 見覚えのあるこの下着は、確か初めての時に着けていたものだ。恐らく勝負下着であるこれを着けているということは、今日は小春も期待していたのだろう。しかし、そんな分かりきったことを口に出すのは野暮というものだ。翔太郎は何も言わず小春にキスをした。

 そのままその黒のブラジャーを上へずらすと、小春の控えめな乳房を軽く揉みしだいた。

 

「んっ……はぁ……あん……」

 

 唇を重ねる小春の口から吐息と声が漏れる。

 口を離して上から小春を見れば、はだけた制服から桜色の先端を覗かせる姿が妙に唆って、思わず乳首にしゃぶりついた。

 

「あっ……翔ちゃんっ……んっ……!」

 

 口の中に含んで、執拗に舌で先端を舐る。

 

「あ、あっ……舌が、えっちだよぉ……!」

 

 舐めているのとは逆の乳房は手で揉んで、小春の胸を余すことなく味わった。

 翔太郎は更にその先へ進みたくなって胸から口を離すと、紺のスカートの中に手を入れた。制服のスカートの中を侵すのは、何かすごくいけないことをしている気になる。

 股間を撫でるように触るが、タイツの上からだとなかなか愛撫が難しくて、素直にタイツを脱がすことにする。スカートの奥に両手を入れると、タイツを下げて脱がしてしまう。そのままパンツにも手をかけて、しかしパンツは片脚だけを抜いて、もう片方の脚の腿の辺りにかかった状態にした。

 

 翔太郎はその状態の小春を上から眺めた。上半身はシャツとカーディガンがはだけて、黒のブラジャーは役目を果たさず桜色の乳首を頂く双丘が露わになっている。そして下半身はスカートがめくれ上がることで陰毛の茂る秘部が姿を見せ、脚にかかる黒のパンツがアクセントになってフェチズムをくすぐる。

 我慢はできなかった。

 翔太郎はすぐに下半身裸になってコンドームを着けると、小春の脚を開かせてペニスをヴァギナにあてがった。

 

「小春、入れるよ……」

「うん……きて……」

 

 いつも学校で見ている小春の制服姿。その制服姿で乱れる小春の秘部に、ペニスを挿入した。

 

「んんっ……」

 

 学校では真面目で、優しくて、目立たなくてもみんなに好かれていて、そんな小春と今セックスをしている。制服が学校での彼女を想起させ、興奮がどんどん膨れ上がる。

 ペニスを小春の膣の奥まで入れると、翔太郎はうめくように言った。

 

「ごめん、今日抑えられないかも」

「ぇ……」

 

 次の瞬間、翔太郎はもう全力で腰を振っていた。

 

「あんっ! あっ、んんっ……! 激し、い……!」

「ふっ……はぁはぁっ……

」

 ――――パンッパンッ

 腰を打ち付ける音が響き、ペニスは容赦なく小春の膣奥を叩く。

 

「お、おっ……おく、きてるぅっ……! ううぅ……!」

 

 膣が締まってペニスは更に強烈な快感に襲われる。

 

「小春っ……!」

 

 また一回り大きく、そして固くなるペニスが膣肉を乱暴に擦り上げる。

 

「くぅぅっ……! うぅんんっ……! あっあああっ!」

 

 翔太郎も小春も激しい快楽の渦に溺れて、それ以外は頭から完全に飛んでいた。

 

「もうだめだっ……イクッ……!」

「翔ちゃっ! ああっんぅ、んんんっ!」

 

 小春が小さく震えた。そして、膣のうねりに導かれて、

 

「うっ……!」

 

 ――――ビクッ、ビクッ

 脈打つペニスが大量の白濁液を吐き出した。

 

「ああぁっ……! はっ、あっ…………」

「あぁ……ふぅ……」

 

 翔太郎が心地よい疲労感に浸っていると、小春が手を握ってくる。

 

「翔ちゃん……制服着たままなのが良かったの……?」

「うん……俺、思ってたより興奮してたみたい」

 

 夢中になって頭が回っていなかった気がするし、実際入れてから射精するまでの時間もいつもより早かった。

 翔太郎が制服エッチの魅力に戦慄していると、不意に背中に柔らかいものを感じた。

 

「私とするんだからまだ満足しないでよ?」

 

 背中から抱きついてきた優衣が耳元でそう囁いた。

 

「うん大丈夫、まだ優衣ともしたい」

 

 翔太郎は振り向いて優衣と唇を重ねた。

 ペニスを小春の膣から抜いてゴムを外すと、背後にいた優衣が前に回ってきて小さくなったペニスに顔を寄せてきた。そのまま躊躇いなくペニスを口に含むと、舌で、唇で刺激して大きさを取り戻そうとする。その甲斐あってペニスは優衣の口の中で膨らんでいく。

 唾液を全体に纏ったペニスを口から出して、次の瞬間優衣はなんでもないことを言うように、平然とその言葉を言い放った。

 

「ねぇお兄ちゃん、今日は生でしない?」

「え……?」

 

 翔太郎は一瞬固まって、すぐに焦りの声を上げた。

 

「い、いや、優衣……さすがに、それは……」

 

 小春も驚いて優衣を見る中、優衣はむくれた顔をして言う。

 

「だって小春ちゃんは一回したのに、結局私はまだしてないじゃん」

 

 半年も前のことをまだ根に持っていたのかと、執念深さに舌を巻くがそれでも簡単に許すことはできない。

 

「だからって、まずいでしょ……」

「安心して、ちゃんと今日は大丈夫な日なの調べてきてるから」

「でも…………」

「あぁもう……」

 

 煮えきらない態度に焦れた優衣は、翔太郎を押し倒した。

 

「……ねぇ、どうしてもだめ……?」

 

 上から見下ろしてくる優衣は、寂しそうに眉尻を下げ、潤んだ瞳をしていた。

 

 翔太郎は悟った。優衣は平静を装ってはいたが、きっと勇気を出して言ったに違いない。もしここで拒んでしまえば優衣は心に傷を負うだろう。

 ここで拒絶するなど男のすることではない。優衣の気持ちに答えなくてはならないのだ。

 

「わかった。一回だけだよ?」

「っ……うん!」

 

 ぱっと咲う優衣の頬に手を添えると、優衣が顔を寄せてきてキスをした。

 優衣はスカートとピンクのパンツを脱ぎ捨てて、翔太郎の上に跨る。勃起したペニスを手に持って自らの一番大切なところに添えた。

 

「お兄ちゃん……当たってるよ……」

 

 翔太郎からはペニスの先端が優衣の膣口に直に当たっているのがよく見えた。

 横からも小春が固唾を飲んでその様子を見ている。

 

「優衣……」

 

 翔太郎が名前を呼ぶと、腰が降りてきて、亀頭が妹の膣に飲み込まれていく。

 ぬぷり、愛液で濡れた膣の生の感触がペニスを包んでいく。

 

「ぁ、あ……」

 

 優衣は小さく声を漏らして、ペニスが膣の一番奥まで入った。

 

「翔ちゃん……優衣ちゃん……」

 

 小春が憂慮を含む視線で見ていたがそんなことは気にならないぐらい、ペニスの先端が妹の子宮口に触れているという事実だけで興奮でおかしくなりそうだった。

 

「んぅ……お兄ちゃん……」

 

 優衣が前後に腰を振り始めて、ペニスが優衣の膣と擦れ合う。きっとだらだらとあふれるカウパーが優衣の子宮口に擦り込まれていることだろう。

 

「生……やっぱ気持ちいいっ……」

「ぁうっ……私も……あぁっ……気持ちいいよぉっ……んぅ、はぁ……」

 

 優衣が一旦動きを止めるので、翔太郎は優衣の服に手を伸ばす。水色のシャツのボタンを外してしまうと、胸にはピンクの下着があるのでそれをずらして乳房を露わにした。

 

「お兄ちゃん……んっ……あ、んっ……」

 

 優衣が再び動き始めて、今度は上下に腰を振る。動きに合わせて優衣の胸と襟元のリボンが揺れる。

 視覚的な情報が興奮を催し、またトロトロの膣がペニスを擦り上げることで想像を絶する快楽が襲ってくる。

 

「あっあっ……! はっ……んん……!」

「これ、やばいっ……」

 

 堪らず翔太郎が腰を突き上げ始めて、ペニスが膣奥にコンコンと当たる。

 

「ああぁっ! ううぅ……んんっ……!」

 

 自然と喘ぎが一層大きくなって、優衣はゾクゾクッとする感覚が下腹部に集まってくるのを自覚した。

 

「あっ、あっ、くるッ……! おにいちゃんっ、きちゃうっ……!」

 

 翔太郎は優衣が達する寸前であることを察して、それと同時に射精感が込み上げる。

 

「優衣っ、俺もっ……!」

「んんっ! あっ……おちんちん膨らんで……! はぁっ……いいよっ……! 私のおまんこの、奥にっ……! お兄ちゃんの精液っ、出してっ!」

 

 翔太郎は半ば無意識に優衣の腰を両手で掴んで、下から突き上げるペニスをピッタリと子宮口に押し付けて……

 

「うぅっ……優衣ッ!」

 

 ――――ビュッ!

 妹の膣の一番奥深く、子宮の入り口からその奥へ精子を確実に注ぐため、ペニスは強く脈打ってドロドロの濃い精液を勢い良く射精した。――――兄の種が妹の子宮に蒔かれた。

 

「ああうっ、んんんんっ!!」

 

 絶頂した優衣の膣はうねって精液を搾り取ろうとする。

 二人は至極の背徳の味を余さず最後まで、しゃぶり尽くすように貪った。

 翔太郎が完全に射精が収まるまでペニスをグリグリと子宮口に押し付けて全てを妹の中に出し切ると、優衣は力が抜けたように倒れて覆いかぶさってきた。

 

「ふふっ、お兄ちゃん……妹に中出ししちゃったね」

 

 優衣はニヤリと笑う。

 

「マジで気持ち良すぎた……」

 

 翔太郎は言って、兄妹の本気の交わりを隣で見ていたはずの小春に目を向けると、

 

「はぁ……ふぅ……」

 

 小春も何やら手が股間にあって息が上がった様子。

 

「小春……?」

「あっ、え、えっと……だって、二人のあんなところ見たら……私も我慢できないよ……」

 

 翔太郎が口に出さずに「小春って意外とスケベなんだよなぁ」と思っていると、

 

「小春ちゃんのえっちー」

 

 笑みを浮かべた優衣が言ってしまうので、小春は更に顔を赤くする。

 

「わ、私より二人のほうがえっちだったもん!」

「まぁ、今回ばかりは否定できないかな。ね、お兄ちゃん」

 

 優衣は言ってキスをしてきた。

 

 しかし、そんな時間も束の間――――ブロロロロ……車のエンジン音が外から聞こえた。

 

「んっ? もしかして帰ってきた?」

「やばっ! ……って優衣垂れてる垂れてる!」

「おっと、ティッシュティッシュ」

「制服皺くちゃだけど変に思われないかな……?」

 

 行為の直後で両親の前に出ていくのは少なからずばつが悪かったが、三人とも努めて平静を装い、最終的には全員が笑顔で団欒のひと時を送った。

 愛する人と過ごした聖なる夜、そこには温かな幸せが確かにあった。

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