「お兄ちゃんさ、私のパンツでシコるのやめてくれない? パンツ傷むんけど」
――――バレていないと思っていた。何度やっても妹が気づいたような素振りを見せることはなかったから。
でもそれは全くの勘違いだったらしい。
「優衣、なんでそれを…………」
「いや、あんな頻繁に夜中ゴソゴソしてたら普通に気づくでしょ。部屋隣なんだし」
サーッと血の気が引いていく。手が、体が冷たくなっていくのが分かる。
「お兄ちゃんも年頃の男子だしさ、ある程度は仕方がないと思うよ。でも、せめてもうちょっとやり方を考えてよ。生地が傷んだりゴムが伸びたりして困るからさ」
しかし、優衣の言い方を聞いて一つ疑問に思う。パンツでオナニーしていたことは問題だと思っていなくて、乱暴に扱ってパンツが傷むことが嫌だった……?
「あの、それは、ごめん…………えっと、今まで何も言わないでいてくれたのって…………」
「ん? いや、パンツでオナニーされるのは別に良いんだけど、最近はすぐパンツがダメになっちゃうのが気になってたから」
翔太郎は内心困惑する。
普通パンツが傷むことより、自分のパンツでオナニーされることの方が嫌じゃないのか?
妹の感覚はよくわからなかったが、穏便に済ませられそうでほっとした。
「ほんとごめん、次から気をつけるよ」
次からってなんだよと言いながら思う。実質妹本人に妹のパンツでオナニーしますと宣言をしているようなものだ。
しかし、次に妹が口にした言葉に、翔太郎は耳を疑った。
「なんだったら手伝ってあげてもいいからさ」
「うん、ありが…………んっ!? 手伝うって何!?」
「またパンツがダメになったら嫌だし、代わりにちょっとぐらいなら協力してもいいかなって」
「いやいやいや……えっ、じゃあ……胸見せてくれたりとかするってこと……?」
「まあ、見せるだけなら全然」
「手でしてくれたりとかは……?」
「それは、うーん……まあギリいいかな」
「おぅ……なんと…………」
反応からすると手コキが限界のようだが、逆に言えばそこまではしてくれるということだ。
すぐさま想像してペニスが反応した。
「…………え、なに、もうおっきくしてるの……?」
翔太郎は申し訳なく思いながら前かがみになった。
「えっと、ごめん」
「確かにそれだけ性欲が有り余ってたらパンツも使いたくもなるか……」
「ごめん、我慢できそうにないんだけど……その…………」
「はぁー……仕方ないなぁ。じゃあ…………」
優衣が言いかけて――――ガチャンッ。玄関のドアが開く音がした。
「ただいまー」
声の主は二人の母だった。
「おかえりー」
優衣が返事をする。
そして、玄関の母には聞こえないように、翔太郎の耳元に顔を寄せて妖しく囁いた。
「夜中、寝る前にお兄ちゃんの部屋行くから、それまで我慢してね」
その囁きは、妹に感じてはいけない
翔太郎は極大に達したペニスを、その瞬間まで決して
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
今日の夕飯は大変だった。
妹と顔を合わせながら、両親に膨らんだ股間を見られないように必死に堪えて過ごした。
そんな苦節あって、ようやくその時はやってきた。
――――コンコンッ。
もうすぐ深夜一時、翔太郎の部屋をノックする音がした。
ペニスを大きくしてずっと待っていた。訪ねてきたのが誰なのかは分かりきっていた。
翔太郎はドアを開けて出迎える。
扉の向こうにはパジャマ姿の優衣が立っていた。
とっさになんと言っていいのか分からなくて、短く言って招き入れた。
「おう」
「お邪魔しまーす」
優衣は翔太郎の部屋を見回しながらそろりと入ってくる。
「ちゃんと我慢できた?」
「うん、頑張った」
「そっか、偉いね」
口角に微笑を含めて言う優衣にドキッとする。
「えっと……じゃあ、どうして欲しい?」
少しだけ戸惑った様子の優衣に、翔太郎は遠慮がちにお願いする。
「まずはその、胸を……見せて欲しい……」
「うん、分かった」
優衣は頷くと、躊躇うことなく自らの服の襟元に手をかけて、服を上に持ち上げていく。少しずつ露わになっていくお腹の白い肌と臍。
妹の脱衣の瞬間は蠱惑的で、しかも、自分にその柔肌を晒すために脱いでいるという事実が興奮を誘った。
優衣はそこから一気に服を脱ぎ去ると、女性的な腰のくびれから実った乳房までの曲線が、翔太郎の視線を釘付けにした。
優衣の乳房を覆うブラジャーは紺色で、ほんのりと大人の色香を纏っていた。
夜な夜な下着を漁っていた翔太郎はそのブラジャーに見覚えがあったが、あれだけ興奮を催した下着も、身につければ優衣を飾る道具にしかならないことに感銘を受けていた。ちなみに記憶が正しければサイズはCの70だ。
「あのーできたら、下着も外してもらえると……」
「あーうん、分かった。……ちょっと恥ずかしいな」
優衣は言いながら体を前傾させ、背中に手を回してホックを外した。固定していたものが外れて、ブラジャーが体のラインから離れていく。
そして、肩紐から腕をスルッと抜くと、何も纏っていない肌の、まっさらな新雪の双丘に、桜色のぷっくりとした乳首が頂いていた。
「…………」
目が離せなかった。言葉が出なかった。
「どう? 妹のおっぱいを見た感想は?」
「……やばい…………」
「語彙力どうした」
そう言って小さく笑う優衣は、少しだけ気恥ずかしそうに俯いて、腕を組んで立っていた。
「ていうか、お兄ちゃんもそれ、出さないとでしょ」
優衣が視線で指すのは翔太郎の股間の膨らみ。
上裸になった優衣に思わず夢中になっていたが、今からこの愚息を快楽の園へ誘うのだ。
「あ、ああ、そうだね」
翔太郎にはまともに思考する余裕は残っていなかった。
なんの躊躇もなく一気にパンツごとズボンを下ろすと、大きくなって逆立ったペニスを妹の前に晒した。
亀頭を剥き出しにして妹へ欲望の矛を突きつけたペニスを、優衣が凝視している。
「なんか、思ってたよりも大きい……」
もう翔太郎に迷いはなかった。
「……優衣、手でして欲しい」
「あ、うん、えっと……」
優衣がどうしたらいいのか迷っている短い時間すらもどかしくて、翔太郎は素早く優衣に椅子を差し出した。
「優衣はここに座って」
「分かった」
素直に従って椅子に腰掛けた優衣の目の前、翔太郎は立って妹にペニスを向けた。
優衣の肩のあたりの高さにあるそれは、圧倒的な存在感と熱を放って、無言で妹に手淫を催促していた。
「触るよ?」
「頼む」
優衣はおぼつかない手付きで、白くて細い指の先で軽く竿に触れた。
「ぁっ…………」
妹の指が自分の男性器に触れている。頭の中は興奮で満たされ、もはや現実感がなかった。
優衣は滾った熱を直に感じて感嘆を漏らす。
「おちんちんって、こんなに熱くなるんだ……」
遠慮がちに触るその手つきがもどかしくて、翔太郎が先を促す。
「握ってみて」
優衣は頷くと、小さな手でゆっくりと陰茎に沿って指を滑らせ、手の平を密着させるように兄のものを握った。
「これでいい?」
「うん」
「すごい……ビクビク動いてる」
「そのまま扱いて欲しい」
「こう?」
優衣の手の動きはぎこちなくて、ゆっくりだった。
しかし、その緩やかな刺激でも十分気持ち良かった。
「ふー……ぁぁ……」
「気持ちいいんだ」
翔太郎が息を漏らすのを聞いて、優衣は楽しそうに言う。
翔太郎が上から見下ろすと、口角を上げた優衣の表情が見えた。それと同時に、露わになっている上半身の、白い肌を晒した肩と胸が艶めかしく誘惑していた。
ペニスの先からは透明な液体があふれて、優衣はそれが手についてネチョッとするのを感じながら、じっと観察して言う。
「ねえ、なんか透明なの出てきてるけど、これも精子なの?」
「いや……それは、カウパーってやつ。我慢汁とも言う」
「ふーん」
翔太郎は更なる刺激が欲しくて妹に要求する。
「あぁ……もっと、激しくできる?」
「やってみる」
優衣は表情を引き締めてペニスをじっくり見ながら、手の動きを速めていく。
手の動きに合わせて優衣の乳房がぷるぷると揺れている。
「くっ……あぁ、気持ちいい……」
カウパーがくちゅくちゅと音を立てる。
射精感はすぐにこみ上げてきた。
「ぅぁ……イキそう……」
ペニスに快楽の渦が集中する。
妹の手によって導かれ――――
「優衣ッ、もうっダメだッ……」
「いいよ、お兄ちゃん」
「……イクッ!」
――――絶頂を迎えた。
ペニスがビクンッと跳ねて、白濁液が勢いよく飛び出した。
「わっ」
優衣は射精に備えて亀頭の下に手を添えていたが、射精の勢いは優衣の想像を超えていた。なんなら翔太郎自身もびっくりするぐらい飛んだ。
優衣の肩や胸、髪にまで、白濁液がべっとりとついていた。
「くっ……はぁ、はぁ……」
「こんなに飛ぶんだ」
「あー……汚しちゃってごめん」
「ううん、服にはかかってないし大丈夫」
翔太郎がティッシュを手に取って妹にかかった精液を拭き取る間、優衣は胸についた精液を指で掬って、味見とばかりに口へ運んだ。
「……変な味」
「優衣、お前…………」
「実際どんな味なのか興味あったから」
「嫌じゃないの?」
「別に」
「そ、そうか」
翔太郎には妹の感覚が分からなかった。
しかし、そこで悪魔的な発想が頭に浮かんだ。
「え、じゃあさ…………今度は飲んでもらえたりする……?」
「いいよ。飲めないほど不味くなかったし。それなら汚れる心配も要らないもんね」
「まじ、か…………」
ダメ元の提案があっさりと受け入れられて、翔太郎は愕然とする。
そんな翔太郎を余所に、優衣は服を着ると、
「まぁでも今日はもう遅いから、また今度ね」
そう言って部屋を出ていってしまった。
呆然自失の翔太郎だったが、結局その後にもう一度抜いてから寝た。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
翌朝、階段を降りる時に優衣とすれ違った。
「あ……お、おはよう」
昨夜の光景が頭を離れずぎこちない翔太郎に対して、優衣は平然としていた。
「おはよ、お兄ちゃん」
加えて優衣はすれ違いざまに、
「お母さん達にバレないようにね」
いたずらっぽい笑みを見せてそう言った。
この妹には勝てない。そう思った。