レオンはクエスト中、巨大タコに捕まってしまい、薄い本のような触手プレイの餌食となってしまう! ハクアはレオンの痴態をたっぷり楽しんでから、巨大タコを倒した!
「すごく無様で、卑猥でした」と言われ、レオンはキレる! そして、必ずハクアにマウントを取り返すことを決意する!
レオンは「おっぱい見せてあげる」とハクアを誘惑! ハクアは誘惑に負け、土下座しながら処女宣言をしてしまった!
こうして、レオンは無事にマウントを取り返したのだった!
後日、魔獣との戦いで疲れ切ったハクアに、レオンが「だいじょうぶ? おっぱい触る?」というと、ハクアは思いっきりがっついてくる! 押し倒されて、危うく犯され掛けるが、ハクアは疲れと興奮から鼻血を噴いて倒れ、レオンは無事に貞操を守り切った!
しかし、この時、レオンの思わぬ弱点が発覚する! ――なんと、レオンは感度が高すぎる体質だったのだ!!!
「大変申し訳ありませんでしたッ!!!」
私はレオンに土下座をした。
先日、私はこの部屋で彼を押し倒してしまった。
れっきとした強
レオンは何も言わず、私を見下ろしている。
「貴方の裁きに従います! ただ、どうか警察局に突き出すのだけは勘弁していただけませんか!!!!!!」
「え~どうしよっかな~(笑)♡」
レオンは愉し気な声でそういった。
クッソ!!!!!!!!!!!!!!
なんで私はこんな男に2回も土下座してるんだ!!!!!
前回の土下座は、百歩譲って、まあいい。おっぱいを見せてもらうための土下座だったから。
でも、今回は違う。土下座したところで、おっぱいを見せてもらえる訳でも、触らせてもらえる訳でもない。私には、何の得もない。
ただ許しを乞うためだけに土下座している。惨めすぎて、涙が出そうだった。
「ハクア、やば~(笑)♡ だっさ~(笑)♡ かっこわる~い(笑)♡」
「こんのッ……!!!!!!!!」
私はレオンを見上げ、睨み付ける。
「なにその反抗的な目~?(笑)♡ 状況分かってないの~?(笑)♡ 僕が警察局へ突き出したら人生終了なんだよ?(笑)♡ もう一生性犯罪者だね(笑)♡ 後輩たちも幻滅するだろうな~(笑)♡」
「申し訳ありませんでしたッ!!!!!」
駄目だ。それだけは、それだけは、マジで人生が詰む。
こんなところで、人生のキャリアが閉ざされるなんて、冗談じゃない。
だって、まだ、私は何もしてない! 男の子との恋愛も! デートも! えっちなことも!
なのに、こんなところでは終われない! いやだ! 処女のまま死にたくない!
「ゆ、許してくださいッ……レオンさんッ……!」
私は必死で謝る。
正直、謝れば許してもらえる可能性は、かなり高い。
本気で許さないつもりなら、あの後すぐ警察局へ駆けこむ筈だ。
でも、レオンは今日まで待ってくれている。私に謝罪のチャンスを与えてくれたのか、それとも――これをネタに私を
「許してくださいッッッ!!!! なんでもしますからッ!」
「へえ、なんでも?」
私は顔を上げる。レオンは私を見て笑っている。自身の優位を確信しきった強者男性の笑みだった。
背筋が凍る。
何を要求するつもりなのだろう。こんな憐れな処女を、どこまで虐めるつもりなのだろう。
「じゃあ、デートして」
「…………はい?」
レオンはしゃがみ、にっこりと笑顔を浮かべる。
「今週の土曜日、デート行こうよ。それで許してあげる」
「…………? わ、分かりました……」
全然、罰になってない。レオンは、何を考えているんだろう。
「あ、あの……レオンさん、いったい、何を考えているんですか?」
「ん~?♡」
レオンは自分の唇に、人差し指をつけた。「しー、静かに」のようなポーズだ。そして、その指を私の顔に近付けて来て――私の唇に触れた。
「ひ・み・つ♡」
天使のような可憐さ。――そして、悪魔のような底知れぬ悪意のある笑みだった。
また何かしら、酷い目に遭わされるという予感だけがあった。
*
僕は自分の家へ帰りながら、強
別に、怒ってなんかない。あのまま襲われてもいいくらいだった。
いや、襲ってほしかった。と思う。既成事実ができてしまえば、ハクアも責任を取らざるを得ない。正式に、恋人になれる。
デートのお誘いも、ただハクアとデートに行きたかっただけだ。「ひ・み・つ♡」とか意味深なこといったけど、深い理由なんてない。
僕は、ハクアが好きだ。
でも、ハクアから僕にアプローチしてくれることはない。クエストのお誘いも僕からだし、以前のお泊まりだって僕の方から行ったものだ。
なんだか、一方的に片想いしてるみたいで――許せない。処女の癖に。おっぱいガン見してる癖に。僕でオ○ニーしてる癖に。
もっと、がっついてほしい。
絶対、絶対――僕のことしか考えられないくらい、ハクアの心をぐちゃぐちゃにしてやる。
*
そして、土曜日。
私たちは隣の市までやってきた。大通りは、壊れた道や建物の修繕が進められている。
先日、怪鳥の群れが現れ、この辺りを襲撃した。偶然近くにいた私のパーティーがそのほとんどを撃退し、更にレオンのパーティーも加勢して、騒動は収まったのだった。
「大変だったね、あれ」
「そうですね……もう経験したくありません」
今日やってきたのは、植物園である。市内でも有数のデートスポットといわれる、オシャレな植物園だ。
先日、私の後輩×2とそのかれピ×2が、私抜きでダブルデートをしていやがったが――。
「まさか、私が来ることになるとは……」
「うん? なんの話?」
「いえ、なんでもありません。行きましょうか」
植物園に入る。展示されている植物は、色も種類も様々で――。
「うわっ! なにあのキノコおっき~!」
めちゃめちゃデカいキノコがあった。人間の大人より大きい。私とレオンが真下に入ると、ちょうど相合い傘のように私たちを覆った。
「あははっ! 変な感じ! 雨宿りできるじゃん!」
「このキノコ本当に『アマヤドリダケ』っていうらしいですよ」
「センスある~!」
続いてのコーナーは――燃える薔薇だ。
咲き誇る薔薇群は、その花弁の端に紅い炎が揺れている。一面、火を纏う薔薇の絨毯が揺れていて、この世のものとは思えない煌びやかな光景だった。
「うわぁ……きれい……」
私たちはベンチに座って、薔薇群を眺めている。周りにも、同じように2人で座るカップルが多い。
隣のレオンをちらっと見る。炎に照らされて目映く輝くブロンドの髪。小動物のように愛らしくまどかな、スカイブルーの瞳。
レオンと、目が合った。
「きれいだね」
「そうですね」
「ハクアがだよ」
「っ!?!?!? か、からかわないでください!」
びっくりした。油断してた。こんな風に狼狽えてしまったことが悔しい。
「だ、騙されませんよ。私は貴方のような
彼は私との距離を詰め、こてん、と肩に頭を乗せてきた。
「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
私は声にならない悲鳴を上げた。更にレオンは私と腕を組み、手を恋人繋ぎにする。ぎゅうううっ♡と、指を組んで、手を密着させてくる。
「や、やめてっ……! 好きになっちゃうっ……!」
「あははっ(笑)♡ 好きになっちゃえっ(笑)♡」
「ぅううううううううううううッ!!!!!」
悔しい。心臓がドクンドクンと早鐘を打っている。レオンに私への好意なんてなくて、ただ処女をからかってリアクションを楽しんでるだけなのに。そう、分かってるのに。
「ねえ、ハクア」
レオンは、燃える薔薇たちを見ながら、私の名前を呼んだ。
「デートしてって要求した時、『何考えてるの?』って聞いてきたでしょ?」
「え、ええ、はい」
「なんか、意味深な返事しちゃったけどさ。僕、本当にハクアと仲良くなりたいだけだよ」
「…………」
レオンは、何でもなさそうにそう言った。
……なに、それ。
レオンの考えていることが、余計に分からなくなった。本気なの? いや、そんなはずは……。
「それは、真に受けていいんですか?」
「なにそれ(笑) いいに決まってるじゃん(笑)」
レオンはそういって笑った。なんだか、一人で考え込んでることをバカにされているような気がして、恥ずかしくなった。
揺らめく炎。燃える薔薇たちに照らされたせいか――レオンの頬は、赤くなっているように見えた。
私はこの表情を知っている。前のギルドで、私が好きだった男の子が浮かべていたものと、そっくりだ。
『これは100%脈アリでしょ』って顔をしていながら、結局妹と交際した、あの男の子に。
「…………」
私は黙り込む。妙な沈黙が続く。
「さ、次いこっ! 次!」
レオンは変な雰囲気を振り払うように、そういって立ち上がった。
*
私とレオンは隣り合って歩く。さっきの薔薇群のコーナーから、レオンは静かだった。
――僕、本当にハクアと仲良くなりたいだけだよ。
そう口にしたレオンは、照れていたように見えた。頬も耳も赤くなっていた。スカイブルーの瞳は、恥ずかしさからかほんのり潤んでいて、きれいだった。
隣を見る。こんなにしおらしいレオンは、見たことがない。
――レオンの手に目が行ってしまう。さっき、ほんの数秒だけ繋がれた手。
その感触と温度が、恋しい。
私の勘違いでなければ――手を握る場面な気がする。レオンと目が合う。何かを求めるような、熱っぽい眼差し。
「…………」
私は、レオンの手を握ろうとして――。
あの男の子の顔が、浮かんだ。私に向ける熱っぽい瞳。私に向ける優しい言動。――その実、私のことなんてなんとも思ってなくて、とっくに妹に抱かれていたあの男の子。
――私は、手を引っ込めた。
…………セーフ!!!!! 手とか繋がなくてよかった~~~~~~!!!!!! あぶね~~~~~~!!!!!!!
勘違いして大火傷するところだった。大黒歴史作るところだった。レオンは、ただ私のことを玩具にして遊びたいだけだ。
そして、最後のエリアにやってくる。この植物園がデートスポットとして名高い所以――
二本一対の、黄金の巨木がそびえたっている。この金木犀の前でカップルがプロポーズすると、永遠に結ばれるという言い伝えがあるらしい。
「きれいだね」
レオンはそうつぶやいた。
「……金木犀がですよね?」
「どっちだと思う?(笑)♡」
「はいはい」
私は軽くあしらう。
どっちでもいいですよ、本音じゃないんだから。ああいや、金木犀の方は綺麗ですが。
「私も綺麗だと思いますよ」
レオンは私を見る。
「どっちが?」
「どっちだと思います?」
「ハクアのくせに生意気!!!!!!」
レオンは頬を膨らませた。
あれ? 私今、レオンさんに勝ってない? つまり私の方が恋愛経験豊富な陽キャリア充では?
*
僕とハクアが植物園の次に入ったのは、洋服店だった。
「あ、これ、ペアルックだ」
僕は2体のマネキンが着ている服を指差す。青地に、オシャレな意匠とロゴが入ったTシャツだ。
「これいいなあ、着てみたい。お値段は……うわたかっ! 2着で10000G超えるんだけど!」
「な、なかなかのお値段ですね。まあ有名ブランドはこんなものでしょうか」
「あ~買ってほしいな~(チラッ) 着てみたいな~(チラッチラッ)」
「うっ……い、10000Gはちょっと厳しいものが……」
「買ってくれたら、またおっぱい触らせてあげようかな」
「お会計行ってきます」
「冗談だから!!!!!!!!!」
服を持って本当に会計に行こうとしたハクアを止める。
「え……? わ、分かってますよ。もちろん」
ハクアはそう言いながら、露骨に残念そうな顔をしていた。
うわあ……胸触らせたらなんでも買ってくれそうなんだけど。もうお会計は
「でも、本当に買いたいな。1着ずつ買っていかない?」
「それは……はい、構いませんよ」
よし、地味にナイスだ。ペアルックなんて、カップルしかしない。次はこれ着てデートとかしたいな。
そして、次に僕が入ったのは、男性ものの下着コーナーである。
「こ、ここ入るんですか⁉」
「だいじょうぶだよ、男女一緒なら」
「う、うぅ……そ、そうですか……」
ハクアはおそるおそる、僕と共に下着コーナーへ入る。
陳列されている下着を見ながら、僕はハクアに話し掛ける。
「ハクアはどういうのが好き?」
「え、えぇ!?!?!?!?!?!?!?」
ハクアはうろたえる。慌てて周りを見回し、考え込んでから、うつむきつつ出した答えは――。
「レースの黒インナーが、一番えっちだと思います……」
ハクアは赤面しつつも、小声でそういった。僕はハクアの耳もとに唇を寄せ――。
「うわ~♡ ハクアのすけべ~♡」
ハクアはびくっ!として離れる。耳まで真っ赤だった。
「れ、レオンさんが聞いたんじゃないですか……!」
僕は下着を手に取る。薄い素材でできたレースの、上下セットの黒下着だ。
「これとか?」
「うわえっろ……」
「あはは、いいよ。着てあげる」
「えっ!?!?!?!?!?!?!?!?」
まあ、うん、恥ずかしいけど、ギリ…………着れる。勝負下着として買っていこう。
その時、ハクアがじぃ~っと一点を見ていることに気付く。その視線の先には――生地が薄く、うっすら透けて見える白ネグリジェがあった。
「これは……えっちだね……」
ハクアは僕の身体を見ながら、ゴクリ、と唾を飲んだ。
「ハクア、今僕が着てるの想像したでしょ?」
「ぴぇっ!?!?!? し、してませんっ! 何を根拠に言ってるんですか失礼な!!!」
「ハクアのむっつりスケベ~(笑)♡」
「してませんからッ!!!!!!!!!」
ハクアは顔を真っ赤にしてかぶりを振る。
「着てあげよっか?」
「えっ……?」
ハクアは目を見開く。ごくり、と喉の鳴る音がハッキリ聞こえた。
「ふふっ(笑)♡ ほんと処女(笑)って感じ~(笑)♡」
「くっ……! うぅっ……!」
ハクアは悔しそうに呻く。
僕は黒下着の上下セットと、スケスケネグリジェをお会計して、下着コーナーを出る。
*
夕食を取る。なんと個室である。お腹いっぱい豪華な食事を食べて、あとはデザートのチョコケーキを残すのみだ。
僕はフォークでケーキを掬って、ハクアに差し出す。
「はい、あ~ん♡」
「……ッ!?!?!?!?!?」
ハクアはフリーズした。翡翠色の瞳を、まん丸に見開いたまま固まっている。
「えっ…………? えっ……」
「あははっ(笑)♡ あ~んするだけでキョドりすぎ~(笑)♡」
「きょ、キョドってませんが!?」
「男性経験ないの丸出しだぞ~?(笑)♡ ざぁ~こ(笑)♡」
「うるさいですっ!!! こんなのなんともないですからっ!!!」
ハクアは怒りながら、僕のケーキをぱくっと食べた。
「僕にもやってほしいな~」
「う……」
ハクアは逡巡の末、フォークでケーキを切って差し出す。
「あ、あ~ん……」
ハクアは耳まで真っ赤だった。フォークを差し出す手がプルプルと震えている。
「あ~ん♡ うん、ありがと♡」
「ふぅ~…………」
ハクアはどっと疲れたように、長い息を吐いた。そして、ケーキを食べ終わり――。
「ごちそうさまでした。じゃあ、お会計行こっか」
「私が払います」
「……」
僕は、一瞬固まる。
そう、これが、
前世の観念を引き継ぐ僕としては、割り勘にしたい。でも、この世界において女性が奢るのは当たり前。むしろ男性にご馳走しないというのは、恥ずかしいことだ。
そして、これを断ると女性の面目をつぶすことになる。女性の顔を立てることもできない失礼な男性になってしまうのだ。
「う、ぅううう~~~!!!」
「な、なんで奢るって言われてそんな
「誰が
「自分で言いますか!?!?!?」
「自分で言うよ! ギルド1の美少年だよ!」
「ま、まあそうですが……」
う~ん……。まあ、奢られた分は、お弁当とかお菓子作ってあげたり、プレゼントあげたり、えっちなご奉仕とかして返してあげればいいか……。
「ありがとう、ハクア」
僕はいろいろな思いを飲み込んで、笑顔でお礼をいった。
*
ハクアと僕は帰路を歩く。
真っ暗な空。夏のじとっとした暑さは霧消し、夜の冷気を含んだ風が吹いて心地よかった。
「家の近くまで送っていきますよ、レオンさん」
「え、泊めてくれないの?」
「いや今日も泊まっていくんですか!?」
「だめ?*1」
「うっ……! か、構いませんが、着替えとかは……」
「前回泊まった時、余分にパジャマ持ってきてクローゼットに置いてったよ」
「なにしてるんですか!!!!!!!!」
このままなし崩し的に、お邪魔する日を増やしていって、半同棲状態になって――いつか、一緒に住めたらいいな、と思う。
そして、ハクアの家に到着する。ハクアの後にお風呂をいただいて、まもなく寝る時間になる。
ハクアは既に、自分の部屋に戻ってしまったらしい。よし、特攻しよう。
「ハクア~お邪魔するね~」
「わっ⁉ レオンさん⁉ ノックくらいしてください!」
ハクアはベッドに座って読書をしていた。へ~本読むんだ。
「あ、そのパジャマ……オシャレですね」
「でしょ~」
今日のパジャマは、
イメージとしては、超薄手の浴衣。ただし、帯ではなく小さな紐を結んだだけのものである。
僕はくるっと回りながら――。
「実は、今日買ってきた下着着てるんだ~」
「……! そ、そうなんですね……!」
「……」
「……」
「…………」
「…………あ、あの……?」
「うん、どうしたの?」
「い、いえ、その着てくれるという約束では……」
「うん。着てあげるとはいったけど、見せてあげるなんて一言もいってないよ?」
「なっ……!?!?!?!?!?!?!?」
ハクアは愕然とした表情で、本を取り落とした。
「え、そ、そんなのっ……」
「うわ~ガッカリしすぎ(笑)♡ そんなに見たかったんだ?(笑)♡」
「は、はあ!? べ、別に期待なんてしてませんがっ!? 自意識過剰なんじゃないですか!?」
「まあ、かれピと同棲してる子は毎日見放題だけど、ハクアみたいな処女は一生に何回見れるか分かんないもんね?(笑)♡」
「こんのッ……!!!!!!!!!!!」
ハクアは悔しそうに顔を歪めながら僕を睨む。
「かわいそうなハクアに、チャンスあげるね? 今日、黒い下着と、透け透け下着買ったでしょ? 今どっち付けてるか当てられたら見せてあげるよ?(笑)♡」
「なっ……!?!?!?!?」
「頑張って当ててみてよ(笑)♡ ほらほら(笑)♡」
ハクアは僕を凝視しながら、じっと黙り込む。
長い沈黙。
きっと今、ハクアの脳はガリレオを凌駕するほどの回転数で働いているだろう。
ハクアは目を皿のようにして、上から下まで眺める。何かに気付いたのか、ハクアの視線が止まる。
――そう、この甚平は、異常に生地が薄い。頑張れば、透けて見えるのだ。
ハクアは黙り込み、鋭い目をさらに猛禽のように細めて、僕を注視する。
「いや、考える時間長っ(笑)♡ 必死過ぎでしょ(笑)♡」
「は? 別に興味ありませんが?」
「それは無理あるでしょ」
そして、ハクアが熟考の末に出した答えは――。
「黒です! ど、どうですか!」
ハクアは必死な顔で、僕に答えを求める。
僕は、ベッドの縁に腰掛けるハクアの前に立ち、自分の襟を掴んだ。そして、バサッと左右に開く。
浴衣と同じ構造なので、襟を掴んで横に引っ張ると、胸元が一気にさらされることになる。
「おめでとう、ハクア(笑)♡」
「……ッ!!!!!!!」
僕は黒レースの下着を見せつける。筋肉質な胸を覆う、透けが入った、淫靡なデザインのブラ。
この世界の女性にとっては男性の膨らんだ胸筋は、前世の男にとっての、女性の豊満なおっぱいに値する。それに加えて、えちちなデザインの黒ブラは――極上のエロだろう。
ハクアは目が飛び出さんばかりに見開き、前のめりになって顔面を僕の胸に近付けたまま凝視する。
「すっごっ……!! エロすぎっ……!!」
「ふふっ(笑)♡ 下も見たい?」
ハクアは勢いよく首を縦に振った。
「い~よ(笑)♡」
僕は短パンの紐をほどき、下に引っ張った。ぱさり、と短パンが落ちる。陽物だけを覆う黒いショーツが露わになる。
「ふぅッ~!!! ふぅッ~!!!! ふぅッ~!!!!!」
ハクアは僕の下着をガン見しながら、ケダモノのように鼻息を荒くしている。興奮のせいで、顔が真っ赤だ。
上下ともに、黒レース。完全に――処女を殺す下着だ。
「ハクア、目ぇギンッギンでこわ~い(笑)♡ 処女すぎ~(笑)♡」
「こいつッ……!! マジでッ……!!」
ハクアは息を荒くしながら、エサを目の前にして「待て」を強要されている犬のように、必死で我慢していた。
「我慢だよ~ハクア~(笑)♡ が・ま・ん(笑)♡」
「ち゛っ゛く゛し゛ょ゛ォ゛ッ!!!」
「うわぁこわぁい(笑)♡ 襲われそうだからもう終わりね~(笑)♡」
今にも飛び掛かって来そうなハクアから離れ、着衣を整える。下着が見えなくなると、ハクアは「あっ……」と悲しそうな声を漏らした。
僕は屈んで、ハクアの耳もとに唇を寄せる。
「S○Xはさせてあげないけど、オ○ズにするのはいいよ?(笑)♡ ざぁ~こ(笑)♡」
ふぅ~と吐息を吹き入れると、ハクアの身体がビクッと跳ねた。
「じゃあおやすみ~(笑)♡」
僕はハクアから離れ、部屋を出た。瞬間――枕に顔を埋めたであろう、絶叫とも怒鳴り声ともつかない、ハクアのくぐもった声が聞こえてきた。
*
「ふぐぅ~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!!!!」
クッソ!!!!!!!!!
あの男ッ!!!! バカにしやがって!!!!!!!!!
あの男は、愉しんでいた。極上のエサを目の前にぶらさげて、興奮と葛藤でぐちゃぐちゃになっている私で遊んでいやがった。
ち゛っ゛く゛し゛ょ゛ォ゛ッ!!!!!! く゛や゛し゛ぃ゛ッ!!!!!!!
そう思いながらも、アソコに伸ばす手を止められない。たった今与えられた最上級のオ○ズで、思う存分シたいという欲望を抑えられない。
みっちりと筋肉の詰まった、おっぱい。膨らんだ胸筋の谷間――顔を突っ込んで、思いっきり息を吸いたかった。
そして、そのおっぱいを覆う、エロの極みみたいな、淫靡な下着。黒レースは薄っすらと透けて、おっぱいの肌色が覗き見えていた。
「はぁッ……! はぁッ……! はぁッ……!」
興奮が収まらない。もの凄い勢いで唾液が分泌される。
感覚が鋭敏になって、先ほどの匂いや光景を手に取るように思い出せる。
お風呂上がりの、血色のよい肌色。顔を近づけた時、いい匂いが香って、身も心も幸せな感覚になった。
――本物の、極上のオスだ。
「ふぅッ~!!! ふぅッ~!!!! ふぅッ~!!!!!」
私は達して、しばらくしてから、仰向けになって脱力する。
ああ……マジで……マジで、本当に、切実に、ヤりたい。
『レオン』
性別:男性
種族:ヒューマン
容姿:ブロンドヘア、スカイブルーの瞳。1000年に1人の巨乳(胸筋が膨らんでいるという意味)
職業:Bランク冒険者
備考:実はハクアとデートできてすごく嬉しかった。
『ハクア』
性別:女性
種族:ヒューマン
容姿:金髪、翡翠色の瞳。ぺったんこ。
職業:Aランク冒険者
備考:レオンのせいで、そろそろ性欲が限界。
『ルーシー』
性別:女性
種族:ヒューマン
容姿:金髪、翡翠色の瞳。巨乳。
職業:Aランク冒険者(別ギルド所属)
備考:ハクアの妹。かつてハクアの好きだった男の子と恋人になった。