レオンとのトランプゲームに敗北したハクアは、「ハクアのパーティー+レオンの6人でクエストに行く」という要求をされる!
そしてクエスト当日! ラミアの洗脳により、ハクアは錯乱状態に陥ってしまう!
これまでのレオンに対する不信感・危機感と、色々ショッキングな出来事もあったせいで、完全にレオンに対する敵対心が爆発する!
錯乱状態のハクアは「どうせ陰では私のことバカにしながら本命かのピとえっちしてるんだろクソ男」と、レオンを罵倒しながら斬り掛かる!
対するレオンは、ハクアを正気に戻すため、彼女にキスをする!
正気を取り戻したハクアはレオンに謝罪しつつも、レオンに対して疑心暗鬼のままだった! それを解消するためレオンはユニコーンに乗ることで童貞であることを証明し、再びキスをする!!!
想いを伝えられたハクアは――レオンのことを「魔性の男」だと恐怖しながらも、恋に落ちてしまった!!!!!
「おはよう、ハクア」
「お、おはようございます、レオンさん」
今日は、僕とハクアの2人でクエストに行く日である。先にギルドへ来て座っていたハクアに声を掛け、2人でクエストボードを眺める。
「……」
「……」
昨日――僕たちはキスをした。お互いに初めてのキスだった。
少しだけ、雰囲気がぎこちない。僕も体に力が入っているのが分かる。
「う、うーん、いいクエストが見つかりませんねー」
ハクアがめちゃめちゃ棒読みでそういった。隣を見ると、ガチガチに強張っているのが分かった。
その姿を見て、僕は思わず笑ってしまった。おかげで、緊張も解けた。
「ん? なにこのクエスト」
僕はクエストボードを眺めていて、奇妙なクエストを見付けた。
「ハクアハクア、見てこれ。屋敷の攻略ってクエストあるんだけど」
「や、屋敷ですか……?」
僕とハクアはクエストの内容を読み進めていく。
ざっくりいうと『祖母の作った屋敷に、多数の罠が仕掛けられている。祖母が亡くなってしまい、罠を解除できなくなったため、代わりに解除してほしい』とのことだった。
「Eランククエストですか。私たちではやや過剰戦力な気もしますが」
「いいんじゃない? 行こうよ、面白そうだし!」
「分かりました。行きましょうか」
クエストの受付を済ませる。
僕は唐突にハクアの腕に抱きついた。
「……!?」
「じゃ、行こっか」
「……は、はい」
ハクアは驚き、ほんのり頬を朱く染めながらも、平気そうな顔で歩いていく。
周りのギルメンたちが、チラチラと僕らを見ている。羨望と嫉妬の入り混じる、じっとりとした湿度の高い視線だった。
ハクアもそれを分かっていて、鼻が高そうに歩いていた。
*
僕とハクアは、馬車に乗って、屋敷へと向かう。
「屋敷の罠ってことは、侵入者用のセキュリティーだよね?」
「そうだと思います」
「
「そのレベルならEランクでは済まない気がしますが」
僕とハクアはクエストについて雑談していた。
お互いの顔を見て話しているが、ハクアの視線がときおりほんの少し下がる。
――今朝から、無意識かどうかは分からないが、ハクアの視線が僕の唇に向くことが多い。
キスという一大イベントが、ハクアに大きい衝撃を与えたことが分かる。なんだか、嬉しかった。
「ね、ちゅーする?」
「ぶはっ!?!?!?!?!?!?!?」
ハクアが噴き出した。翡翠色の瞳を見開いて狼狽えている。
「なっ、なっ、何言ってるんですか!? 仕事時間中ですよ!?」
「車内ならバレないよ?」
「うっ……!」
ハクアは「し、してえッ……!!!!!!」という表情をしていた。苦悶するような表情でしばらく葛藤し、迷いながら出した答えは――。
「し、したいです……」
「あははっ(笑)♡ 誘惑に負けた~(笑)♡」
「ぐッ……!!!!!!」
ハクアは悔しそうに歯噛みし、膝の上で拳をぎゅっと握る。
「じゃあ、こっち向いて?」
「は、はい……」
ハクアがこっちを向く。ハクアの顔は緊張していて、身体も強張っているのが分かる。
吐息のかかる距離まで、顔を近づける。
ほんのり潤む翡翠色の瞳。美しく、長いまつげ。新雪のような真っ白な肌。――すごく、綺麗だ。
――そして、僕たちは唇を重ねた。
「……」
「……」
柔らかい唇の感触がした。僕はすぐに唇を離して、にやっと笑う。
「仕事時間中にこんなことしちゃうなんて、不良だね?(笑)♡」
「れ、レオンさんからしようって言ってきたんじゃないですか……!」
ハクアは顔を赤くしたまま、僕に責任を押し付けてくる。
「え~?(笑)♡ ハクアもしたいって言ったじゃん(笑)♡」
「い、言いましたけど……!」
僕はハクアから離れ、元通りに座り直そうとすると――。
「あ、あの……」
ハクアに袖を掴まれた。全然物足りそうな顔をしている。一瞬だったせいで、満足できていないのだろう。
「も、もう少し……」
「ふふっ、うん、いいよ」
僕は再びハクアに体を寄せる。そして、キスをしようとしたところで――。
「お~い、着きましたよ~!」
御者がそういって、馬車を止めた。窓から外を見ると、依頼主の屋敷の前だった。
「あははっ(笑)♡ おあずけだね、ハクア(笑)♡」
「……ッ! べ、別にっ……! もっとしたいとか、思ってないです……」
ハクアは小声でそう言いながら残念そうにしていた。
僕とハクアは馬車を下りる。
大きな屋敷と、大きな庭。ちょっとした学校くらいの敷地面積がある。
その入り口の前に、依頼主であろう婦人と5人の執事がいた。
「お待ちしておりました。今日はクエストをお受けいただき、ありがとうございます」
僕らも挨拶をしてから、改めて内容を伺う。
「今日は、屋敷の罠を解除するという依頼だとお聞きしましたが……」
庭を見る。噴水や花壇があるばかりで、罠の一つも見当たらない。
婦人たちと共に庭へ入り、玄関口へ移動しながら話す。
「実は罠というのは、屋敷の中にあるのです。お祖母様は大変イタズラ好きでして、執事たちを罠にかけて遊ぶという趣味があったのです」
「それはなんとも個性的な趣味ですね……」
「はい、一家の恥です」
婦人がそういうと、被害者であろう執事たちも口々に「そうだそうだ」といった。
「つまり私たちは、罠の場所と内容を教えていただきながら、罠を解体していく。ということでよいでしょうか?」
「いえ、それが実は、そうもいかない事情があるのです。お祖母様は、亡くなる1ヶ月ほど前から、執事たちにいとまを出して屋敷の大改修を行ったのです。つまり、この屋敷の中には、執事たちにとっても未知の、新たな罠がたっぷり仕掛けられているのです」
「ということは、内容不明、場所も不明の罠を、一部屋ずつ見て回って全て解体する。ということですね」
「そうなります。お願いできますか?」
「もちろんです。お任せください」
ハクアはそう答えた。僕とハクアは玄関扉の前に立つ。執事たちがやたら憐憫の眼差しで僕を見ていたのが気になったが、早速扉を開けて入る。
「すごいですね。私、初めて本物の執事を見ました」
ハクアはちょっと感動した様子だった。
まあ、本物のメイドを見たら、僕も「うぉお……メイド服すご……本物だ……」となるだろう。
でも、ちょっとおもしろくない。僕は半眼でハクアを睨む。
「……ハクアの変態」
「どうしてですか!?!?!?」
「執事さんたちのこと邪な目で見てたでしょ」
「み、見てませんよ! 物珍しくて感動していただけです!」
「執事にイタズラしてたおばあさんの話聞いて、羨ましいな~とか思ってたでしょ」
「……お、思ってません」
「なに今の間は!!!!!」
「お、思ってませんよ! 失礼ですね!」
「もう怒ったから! しばらくちゅーしてあげない!」
「そんな!?!?!?!?!?!?」
ハクアはひどくショックを受けた顔をした。
僕はハクアを置いて、ずんずんと進んでいく。最初の部屋は、来客を迎えるための貴賓室だ。
「流石に貴賓室には仕掛けないと思うけど、一応見てみよっか」
「待ってください。ごめんなさい、本当に悪いと思ってるので、キスはしたいです」
「今切り替えて仕事する流れじゃなかった!?」
「でもキスはしたいですッ!!!」
「わ、分かったってば……後でしてあげるから……」
「ついでに執事服とか着てくれませんか!」
「欲望に正直か!!!!!!!!!」
僕たちは喋りながら部屋の中を探る。こんなに集中してないクエストも珍しい。薬草の採集クエストとかでも、もうちょっと真面目にやるのに。
貴賓室には何もなかった。
廊下を歩いて次の部屋へ向かう。天井には豪奢なシャンデリアが吊るされている。壁には高そうな絵画が掛けられ、壁の両端には鎧が等間隔に並んでいる。
ザ・大金持ちという感じの屋敷だった。
そして、次の娯楽室へ入ろうとした瞬間――床と天井から壁が生えてきた。
僕は腰のあたりを上下から壁に挟まれ、動けなくなる。
「うっ……な、なにこれ……?」
強く挟まれている訳ではないので、抜けられそうではある。ただ、位置が高くて足がブラブラと浮いてしまっているので、後ろから押してもらわないと抜けづらい。
廊下側に取り残されたハクアに、僕は助けを求める。
「ハクア、押してもらっていい?」
「えっ!? ど、どこをですか!?」
「どこをって……あっ」
当然、僕の下半身だけが、廊下に突き出ている状態だ。押そうとするなら、自然とお尻に触れることになる。
「こ、この際お尻触ってもいいから押してもらえる?」
「お、怒らないですよね?」
「怒らないってば。触っていいよ」
ハクアはしっかり念を押して確認した上で、僕のお尻に触れた。
さわさわ、と撫でるようにお尻を触られる。背後から、はぁはぁと荒い呼吸音が聞こえてくる。
「……あの、ハクア?」
「こ、これは仕方なく押してるだけですから!」
ハクアはそう言いながら、お尻を執拗に撫でたり、鷲掴みにしたりする。どう考えても、感触を楽しんでいた。
――これあれじゃん! 壁尻じゃん!
「ちょっと! ハクア!」
「他意はありませんから! 誤解しないでくださいねっ!」
「誤解とかじゃなくて痴
執事たちがやたら憐れみの眼差しで僕を見ていた理由が分かった。この屋敷のエロおばさんは、日常的にこんなセクハラを執事たちにして楽しんでいたのだろう。
ハクアはたっぷり僕のお尻をまさぐってから、ぐいっと僕を押してくれた。
なんとか、僕は壁の向こう側に脱出する。そして内側から壁を外し、罠を解体した。
ハクアは何事もなかったかのように、しれっと入ってくる。
「大変でしたね」
「こいつッ……!」
僕はハクアを睨むが、ハクアはどこ吹く風だ。
娯楽室を確認してから、再び廊下を進む。
「ハクア、なんかワクワクしてない?」
「い、いえしていませんが。こんな悪趣味な罠、許せませんね。憤りを覚えますよ、はい」
「嘘吐くな! 僕が引っ掛かるの楽しみにしてるでしょ! 言っておくけど、もう僕は1回も引っ掛からないから!」
そう宣言すると同時に、足元でガコッと音がした。見ると、その部分だけ床の色が違う。何かのスイッチを踏んでしまった――と理解した瞬間。
天井からざばっと、粘液が僕の頭に降り注いだ。僕はベトベトの粘液まみれになる
「もう僕は1回も……なんでしたっけ?」
「うるさい! ハクアきらい!」
しれっと避けたハクアは、半笑いで僕のことを馬鹿にしてくる。
くそっ……! ハクアにマウント取られるなんて許せない!
「あれ、レオンさん、その粘液動いてませんか?」
「え……うわっ!?」
粘液はひとりでに動いている。――スライムだ。害のないモンスターだが――。
「んっ……!? ちょっ……!?」
スライムが僕の身体を抱きしめるように覆って、もぞもぞと動く。なんだかくすぐったくて、変な声が出てしまう。
「やっ……どこ触って……!? んひゃあっ……!? は、入ってこないでっ……!」
スライムは僕の服の中にまで入ってくる。ぐちゃぐちゃねちょねちょした液体が、僕の服と肌の間を蠢く。
「んっ……あっ……! いやっ……! んんっ……!」
思わず嬌声を漏らしながら悶えてしまう。その様子を見ていたハクアは、ぼそりと呟く。
「えっろ……」
「いいから助けてよ!!!!!」
僕はハクアの協力により、どうにかスライムを引きはがすことに成功した。
「……ほんっと趣味悪すぎ!!!!!」
その後、僕とハクアは罠を解除して回った。そして最後は、亡くなったという女主人の私室へと入る。
そして、一応罠がないか見て回っていると――うぃ~んと音を立てて、噴霧器の先端のようなものが壁から生えてきた。
「レオンさんっ!」
ハクアが僕を突き飛ばした。瞬間、噴霧口から気体が噴射される。結果、ハクアはもろにそれを受けてしまった。
「ハクア!」
僕はハクアに近付く。
ハクアは胸を抑え苦しそうにしている。顔も赤く、苦しそうだった。僕はすぐに解毒魔法を掛けるが、効いた様子はない。
「はあッ……はあッ……!」
「……あれ? ハクア?」
ハクアはギンッギンに目を見開いて、僕を見ている。顔も赤く、耳まで真っ赤だ。ぜぇはぁと、荒い呼吸をしている。
「ハク――」
僕は唐突に、ハクアからキスをされた。
唇が塞がれる。何が起こったのか分からず、思わずハクアを引き離す。
ハクアは興奮してギンッギンの眼差しで、鼻息荒く僕を見つめている。これは、
「い、いいんですよね!? だってキスまでしたんですから! これはもう交尾OKってことですよね!?!?!?」
「そんな訳あるか!!!!!」
「大体、仕事中になんですかそのワガママな身体は! 風紀が乱れますよ全く! 私がお仕置きしてあげます!!!!!」
「この変態!!!!!!!!!!!!!」
ハクアは僕に迫ってくる。ダメだ。完全に理性を失っている。
僕は走って逃げだした。すると、ハクアも追いかけてくる。
「このドスケベ男ッ! もうオ○ズだけじゃ満足できませんッ! 今日こそ貴方をメインディッシュにしますッ!」
「言葉選びが絶望的にキモいいいいいッ!!!」
捕まったが最後、確実に食べられる。
僕は必死で逃げ続けた。しかし、不運にも、行き止まりに追い詰められてしまった。
「へへっ……抵抗しなければ痛くしませんから……」
だめだ、もう完全に暴
僕は抵抗虚しく、押し倒されてしまう。
「うわっ……!? やめっ……!?」
ハクアは僕の服の襟を掴み――。
「ふんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――左右にビリぃッ!と引っ張って破った。か、怪力すぎるッ……!
僕の胸元がさらけ出される。胸だけを露出した状態に、羞恥が込み上げ、僕は腕で胸を隠した。
が、ハクアは僕の両腕をガシッと掴んで、頭の上へ持ち上げて固定してくる。僕はバンザイの姿勢にされ、胸が露わになったまま、いやらしい視線に晒される。
「ふぅッ~……! ふぅッ~……! えっろ……!!!!」
「この変態ッ……!」
僕はハクアを睨み付けるが、ハクアは興奮状態のまま僕の胸を凝視している。
そして彼女は、左手で僕の両手首を拘束し、身体を密着させるように
そして、僕の首筋に鼻を当て「すぅ~~~~ッ!」と深呼吸しながら、右手で僕のおっぱいをまさぐり始める。
「オス臭エロすぎっ……!!!!!!!!」
「やめてっ! 嗅がないでっ!」
匂いを嗅がれ、強烈な羞恥心がこみあげる。荒い鼻息がかかる。ぴったりと鼻の穴をくっつけて、体臭を嗅がれる。
「あ~エロすぎ、マジでエロすぎッ! もう終身名誉肉奴隷に任命しますッ!」
「言葉選びキッッッッッッッッッッモっ!」
ハクアの右手は絶えず僕の胸を触り続ける。さんざん弄んで、その硬さを堪能した後――僕の乳首を引っ掻いた。
「んひゃあっ!?」
思わず、声が出てしまう。それに気をよくしたのか、ハクアはますます苛烈に乳首をクリクリし始める。
「んあッ……! やっ……! だめっ……!」
「口ではそう言っても、レオンさんの乳首は『もっといじめてっ♡』って言ってますよ……ッ!」
「処女が言葉責めとかすんなっ……!」
「生意気な口ですねっ!」
ハクアは僕の乳首をつまみ、おもいっきり抓り上げた。
「んぅうううううッ!!!!!♡♡♡♡♡♡♡」
思いっきり喘いでしまった。それがますますハクアの情欲を煽ってしまったようで、執拗に乳首を抓り上げてくる。
「んふぅッ……!♡ やだやだっ!♡ もうだめっ……!♡」
やだっ!♡ やだっ!♡
僕はもう声を我慢することもできず、情けなく嬌声を上げてしまう。
その喘ぎ声がハクアの性欲に余計燃料をくべてしまい、ますます興奮の炎を燃え滾らせてしまう。
気付けば、ハクアは僕に
「もう我慢できませんッ……! い、いただきますッ……!」
そして、ハクアが僕に唇を近づけてくる。僕は観念しようとした、その時――。
横の壁がぶっ壊れ、半透明の巨大な霊が現れた。
「男! 男! 男ぉおおおおおおおおおおおおお!!!」
半透明な、巨大な女だった。凍えるような冷気を纏い、宙に浮いている。
地縛霊だ。おそらく、亡くなった女主人だろう。尽きることなき性欲が、死して尚その思念を現世に留まらせていたのだ。
「はっ……! 私は何を……!?」
予想外の乱入者に、ハクアも目が覚めたようだった。
「ハクア、こいつ倒そう!」
「了解です!」
僕は久々に、剣を抜いた。どうしても、こいつだけは自分の手で斬らなければ気が済まなかった。
「リリヘルム流・一の太刀――
「
神罰のごとき一撃を、地縛霊にお見舞いする。僕とハクアの斬撃を喰らった霊は、煙となって消えかけながらも、僕の胸を見てぐっ!と親指を立てながら――。
「ナイスエロボディ!!!!!!!!!」
「うるさい消えろっ!!!!!!!!!」
とどめの火球をぶつけると、霊は完全に成仏した。
残ったのは、理性を取り戻したハクアと、半裸に向かれた僕と、砕けた壁だった。
「だ、大丈夫ですか、レオンさん」
「だいじょうぶじゃないよ、主にハクアのせいで」
「う……。すみませんでした……」
ハクアは頭を下げた。昔は襲い掛けた時、土下座して謝ってきたというのに、今や普通に頭を下げるだけだ。
まあ、乱暴されそうになったのは百歩譲っていいとして――。
――もう終身名誉肉奴隷に任命しますッ!
――口ではそう言っても、レオンさんの乳首は『もっといじめてっ♡』って言ってますよ……ッ!
――生意気な口ですねっ!
ハクアにマウントを取られたことだけは、許せない。
「絶対やり返すから! 覚悟しておいてね!」
「も、申し訳ありませんでした」
「そもそもハクア、最近調子乗りすぎ! 壁に挟まれた時お尻触ってくるし! スライムに襲われた時楽しそうに見てるし! そういうところが処女なんだよ!」
「……乳首弱いくせに」
「弱くないっ!!!!!!!!!!!!!」
こいつッ……! バカにしやがって……!
いつか、絶対やり返す。倍の倍の倍返しにしてやる。
この後僕らは、クエストの終了と、壁が壊れた顛末を依頼主へと報告した。
「うちのアホ祖母が申し訳ありません……」
「いえ、お気になさらず……」
依頼主の婦人は、気の毒なくらい申し訳なさそうな顔をしていた。
ついでに執事さんたちに「何かいらない服があれば、僕の服の替えをいただけないか」と尋ねたのだが――。
結果、僕は執事服を着ることになった。
「……」
「……お、お似合いですよ」
「うん……」
さらに執事さんたちは、もう何着か服を持ってきた。
「その、大おば様のコレクションの中に、もう処分すると決めていたものが何着かあるのですが……いりますか?」
そういって、執事さんたちが差し出したのは、バニースーツだった。
それを見たハクアは目を輝かせて――。
「ありがとうございます! レオンさんに着せます!」
「着るかあほ!!!!!!!!」
『レオン』
性別:男性
種族:ヒューマン
容姿:ブロンドヘア、スカイブルーの瞳。1000年に1人の巨乳(胸筋が膨らんでいるという意味)
職業:Bランク冒険者
備考:ハクアへの復讐を誓った。
『ハクア』
性別:女性
種族:ヒューマン
容姿:金髪、翡翠色の瞳。ぺったんこ。
職業:Aランク冒険者
備考:レオンに好かれていると分かってとても幸せ。
『ルーシー』
性別:女性
種族:ヒューマン
容姿:金髪、翡翠色の瞳。巨乳。
職業:Aランク冒険者(別ギルド所属)
備考:ハクアの妹。かつてハクアの好きだった男の子と恋人になった。
【感想欄に寄せられた質問についてお答えします!】
Q,後輩ちゃんたちもA級の実力はあるんですかね?
A,後輩カップルズの4人は全員B級です!
Q,後輩カップル達に処女陰キャなことバレてないか?
A,ハクアはラミアの攻撃による『狂乱』状態であったことから、錯乱して思ってもないことを言った。と、後輩カップルたちは認識しています!
依然、後輩カップルたちはハクアのことをつよつよ陽キャだと信じて尊敬しています!