※この作品はR-18です。

アマーリエ義姉さん 〜あてがい女の手ほどき〜   作:時田士郎

1 / 61
結婚を控えた貴族の息子に父親が贈る最高のプレゼント。それは性の手ほどきを行う『あてがい女』。15歳にして大貴族となった八男ヴェルに見合うあてがい女を探し求め、父アルトゥルが見つけ出した唯一にして絶対の候補が長男クルトの未亡人のアマーリエだった。

長男クルトはヴェルの暗殺未遂犯。ヴェルに害を為したクルトの妻であるにも関わらず、ヴェルはアマーリエと2人の息子を保護し、アマーリエの実家の名前で先々は騎士爵家として領土を分与するとも約束をしていた。しかしそのような口約束など、果たされなくても不思議はない。

27歳と年上だが若作りのアマーリエは美しさを保ち、ヴェルとの関係性も良く、二児の母親で経験も性格にも信頼がおけた。そして何より、ヴェルの庇護を受けるべく奉仕する動機があった。

ヴェルのあてがい女を打診されたアマーリエにも彼女なりの打算がある。ヴェルと関係を結べは、約束が履行されるより確かな保証を得られると考えていた。

「急な話ですまないが、ヴェルは呼んで事情は説明をしておいた。何も心配しなくて良い。あいつも全て飲み込んでいる。あの小屋にいるので、後はよろしく頼む。」

誰も近づかないようにパウルに人払いをさせてあるから、そう告げるアルトゥルの言葉に小さく頷き、アマーリエは三男パウルの領地の端にある小屋に向かった。


本編(ヴェンデリン視点) ※兄嫁という題材的に寝取り要素はありますが、寝取られ要素はありません
1話 ヴェンデリンの筆下ろし


肌着と下着だけをまとったアマーリエ姉さんはとても色っぽかった。本当に大丈夫なのだろうかと考えながら、ヴェルはアマーリエに声をかけた。

 

「ええと……アマーリエ義姉さんは……」

 

「その話はやめましょう。堂々巡りだと思うから」

 

アマーリエ義姉さんは滑らかな動きで肌着を脱ぎ捨てると、そっと俺の肩を掴み、ベットに押し倒した。この人にとっては未だに俺は年下の義弟でしかないのだろう。それでも身長はだいぶ追いついている。綺麗に化粧した顔を近づけながら、下着姿のアマーリエ義姉さんは囁いた。

 

「二人も子供がいるのにあまり経験豊富じゃないから少し心配だけど、短い間だけどよろしくね」

 

「はは……。よろしくお願いします」

 

最初はキスの雨だった。小さく漏れる吐息を含む、柔らかい唇の感触が、額から、頬から、唇から感じられた。 口から溢れそうになった言葉は、開いた口をそっと指で押し留められた。そして唇に直接キスをされる。最初は柔らかく唇を重ね、そこから一気に、長い舌先を口腔に押し込まれて。

モゴモゴと舌先がもつれあう。吸い合う。キスする時、舌はどうすれば正しいのだろう。分からない。でも本能の求めるままに互いに貪り合う。アマーリエ義姉さんとのキス、今生で始めての本格的なキスはとても甘く蠱惑的だった。

 

 そこからはもう止まれなかった、2人とも止まることを考えもしなかった。ヴェルがシャツを脱ぐのと同時に。アマーリエがヴェルのパンツを下ろす。ヴェルが腰を浮かせるのと、パンツが引き抜かれるのは同時だった。下着姿のアマーリエの顔の下に、ヴェルの起立した男性器が顔を出していた。

 

「ヴェル君……大人になったのね」

 

アマーリエはどこか嬉しそうな口調で、ヴェルの男性器の先端を撫でるように触る。先走りでテラテラ濡れたヴェルの男性器がアマーリエの指先にクルクルと触られる度に電気が走ったように昂められる。

 

「アマーリエ義姉さん、そこ、気持ちいいです。」

 

声に切迫感を感じたのだろう、指の動きがゆっくりとなった。

 

「ヴェル君、まだ先は長いわ。じっくりと楽しまなくてはダメよ。お互いに相手を喜ばせるのが大事よ。そうすると感度が何倍にも高まるの••••。」

 

あてがい女としての立場を思い出したのだろう。アマーリエが少し冷静さを取り戻したような口調で、性行為の手ほどきを始めた。そっとヴェルに背中を向け、長い髪をかき上げる。

 

「下着のホックが見えるかしら?上を脱がせて頂けますか?それとも自分で外しましょうか?」

 

白い背中の中央にヴェルの目が惹きつけられる。木綿の白い地味な下着。今日の為に用意されたのだろう。汚れ一つなかったが、レースの飾りもなくひどく素朴な下着に見えた。ヴェルは震える手を伸ばして、何度か失敗しながらホックを外すことに成功した。

 

  腕で巻き込むようにアマーリエが、ブラジャーを隠すように取り外した。もしかして素朴な下着が恥ずかしいのだろうか。(アマーリエ義姉さんには綺麗でいて欲しい。女心が完全に分かる訳ではないけれど、アマーリエ義姉さんを連れて、ドレスも綺麗な下着も買いに行こう)とその時にヴェルは心に決めた。

 

正面に向き直ったアマーリエは輝くような美しさで、興奮しているのだろう。その白い肌をほんのり赤く染めていた。

 

「女の裸をお見せするわね。」

 

そう言ってアマーリエは胸を覆っている腕を離し、胸を曝け出した。

 

「凄い。」

 

大きな乳房がプルルン、と溢れ落ちる。乳首の先端は少し大きくて、2人の子供を育てた痕跡を微かに示していた。ヴェルの視線がアマーリエの胸に釘付けなのが分かったのだろう。

 

「恥ずかしいわ」

 

と言いながらアマーリエは身をくねくねとよじらす。腰の動きで乳房が左右にブルンブルン震えた。なんという大迫力なのだろう。これぞまさに圧巻だった。ヴェルの正妻となるエリーゼやイーナ、ルイーゼと思わず比べてしまう見事な胸だった。今の所、アマーリエ義姉さんの圧勝かもしれない、とヴェルは密かに思った。

 

「下も脱ぐわね」

 

絶景に見惚れていると、そそくさとといった風情でアマーリエ義姉さんは下着を脱いだ。これで本当にお互いに丸裸になった。下着は足首にかけておいて欲しいな、前世の嗜好がチラリとヴェルの脳裏を横切る。今ならどんな贅沢な下着も買いたい放題だろう。やはりアマーリエ義姉さんには贅沢な下着を身につけて貰いたい。そう、何より俺の為にも。アマーリエ義姉さんの身体は、飾るに相応しい見惚れる身体をしているのだから。愛人として、己の欲望に従って趣味の色にアマーリエ義姉さんを染め上げたかった。

 

お互いの身体はもうすっかり興奮しきっていて我慢するのは大変なのに、アマーリエ義姉さんはあてがい女としての性交渉の説明の義務を果たそうとしている。アマーリエは恥じらいながらも、自身の女性器を指で広げてヴェルに見せた。

 

「ここが女性の性器よ。慣れていないと驚くかもしれないわね。赤ん坊はここから産まれるの。そして、今からあなたの立派な性器を、ここに挿入してもらいます。」

 

言い終わると恥ずかしそうにモジモジする。無理しなくてもいいのに。真面目に勤めを果たそうとするアマーリエ義姉さんが愛おしくて、ヴェルはそっと肩を抱いて引き寄せる。再び2人の顔が重なり濃厚なキスをする。少し離れた位置に下がっていたアマーリエがキスをする為にヴェルの体にまたがる。その手が、熱を帯びたヴェルの性器に触れ撫で回す。その手つきにはもう遠慮する素振りなかった。

 

ヴェルももう我慢できなかった。先ほどから目が釘づけだった乳房に手を伸ばす、揉む。手のひらから溢れるその大きさに圧倒され、モミモミと揉んでも弾力を失わない柔らかさに酔いしれた。このおっぱいが全部もうヴェルの物だった。いや、アマーリエ義姉さんの全てがヴェルの為にそこにあった。何もかもヴェルの好きにしていいだなんて信じられない。

 

 ヴェルは無我夢中でアマーリエの大きな胸に顔を埋める。そんなヴェルを、アマーリエは優しく抱き止めてくれた。お互いの息遣いと動悸が伝わる、違いの体温と興奮が伝わりあう。そっと目を合わせると、また2人はどちらかともなくキスを交わす。

 

「もう、我慢出来ないわ」

 

アマーリエはヴェルを押し倒した。

 

「アマーリエ義姉さん、大丈夫なの?」

 

そう問いかけるヴェルの手を掴むと、アマーリエは自分の股間へと導いた。そこはヴェルが愛撫していないのにすっかり濡れていて、アマーリエに導かれたヴェルの指先を誘い込むように息づいていた。

 

「私もうすっかり興奮してしまったの。舐めさせてね」

 

お茶目に告げると、ヴェルのそそり立った性器にアマーリエは舌を這わせた。死んだ夫に求められてもこんな風に奉仕をした事はなかった。正妻という立場、子の母親として守るべき責任と尊厳がかつてのアマーリエにはあった。でもヴェルの前では違った。

 

今は奉仕をする事こそが己の役割であり、子を守る母の尊厳と責任でもあった。そして本心からアマーリエはヴェルへの奉仕を望んでいたのだ。自分を求めて昂りを示すヴェルを愛おしく思い、その欲望に応えたかった。あてがい女としての役割を果たして、ヴェルの庇護を得たかった。そんな気持ちの全てがアマーリエ自身の心も身体も昂らせていた。

 

 じゅぼじゅぼ、大きなグラインドでアマーリエの顔が動く。ヴェルの性器を口で受け止め、舌で刺激する。その興奮にまだ幼さの残るヴェルの身体は耐えられなかった。

 

「アマーリエ義姉さん、もうダメだっ!」

 

あまりの気持ちの良さに声を漏らしながらヴェルが暴発する、口の中に突如撒き散らされるヴェルの白い精子に目を白黒させながら、アマーリエは少しも溢すことなく全てを受け入れて飲み込んだ。そのまま口を窄めてご奉仕し、一滴の精子も漏らさぬように舐めとってゴクリと飲み込んだ。

 

「アマーリエ義姉さん、ごめんなさい。気持ち良くて勝手に」

 

暴発した事にアマーリエが怒っていないだろうか。この心地よい時間が終わってしまわないだろうか。焦るヴェルにアマーリエは優しく言葉をかけた。

 

「初めてだもの。ちゃんといけて偉いわ。それは私はヴェル君のあてがい女なのよ。主様のいきたい時に、気持ちよくいってもらえてとても嬉しいの。」

 

そう言ってアマーリエは艶然と微笑む。それは自身の身体で目の前の男を興奮させ、射精に導いた者の余裕だった。火照ったアマーリエの身体にヴェルの興奮が加速する。ヴェルの敏感な身体は刺激によって再び硬さを取り戻していった。それも急速に。

 

「(私が年上すぎると思ったのは杞憂だったのかしら)」

 

と、そうアマーリエは安堵していた、張り詰めていた心の奥底の氷が溶ける想いだった。年上の自分がヴェルの性欲の対象としてさえ看做されないのではないかという不安が氷解し、英雄的な魔法使いの義弟ヴェル君に、年相当の少年らしさを見て嬉しくなったのだ。夫とのセックスは不発に終わる事も多かった。それだけにアマーリエは、男を喜ばせる能力へ万全の自信を得ていた訳ではなかった。

 

「(でも、これなら大丈夫そうだわ)」

 

アマーリエの裸を見て、早くも硬さを回復させたヴェルの男性器を優しく撫でる。若いヴェルの身体はどこまでも清潔だった。滑らかな肌に頬を寄せる。

 

「ヴェル君の身体、とっても滑らかでいい匂いがするの。私、好きよ。」

 

そう言ってアマーリエは微笑む。

 

「アマーリエ義姉さんの肌、白くてそれにとても柔らかいですよ。」

 

顔を少し赤くしたヴェルが、それでもアマーリエの胸を揉みほぐしながら応じる。

 

「ここ気持ちいい?感じる?」

 

アマーリエはヴェルの胸に顔を埋める、そして舌でヴェルの小さな乳首をそっと刺激する。

 

「なんかふわふわした不思議な気持ちです。敏感で、気持ちいいまではいかないけど、悪い気分じゃないみたいな。」

 

そういいながら胸を揉むヴェルは、男性器の硬さをすっかり回復させていた。

 

「それよりもあの、股間ところ、また触って欲しい、です。」

 

遠慮がちにヴェルが告げる。もう興奮が抑えきれなくなってきたのだろう。

 

「触ってみて」

 

アマーリエはヴェルの手を掴むと再び自身の女性器へと導く。

 

「分かるかしら、私もヴェル君を受け入れたくてこんなに濡れちゃった。」

 

アマーリエの下の毛がビチョビチョになるほどの濡れ方だった。ヴェルが生唾を飲み込む音が聞こえた。アマーリエの愛液は多い方ではないし、欲望もそんなに深い方ではない、と今まではそう思っていた。いや信じ込まされていた。

 

 しかし結婚生活を終えて初めて、アマーリエは自身の中に眠る深い欲望に気付かされた。目の前の少年との愛欲、それが扉を開く鍵だった。元から好ましいと思っていた相手だった。でも兄嫁としての立場を忘れた事はなかった。しかし公的にそれが許される事になって、本心からヴェルとの関係を望むアマーリエがいた。

 

「(あてがい女の役目を終えるまでの短い間だけ れど)」

 

心に秘めた想いは言葉にしない、ただ目に欲望を乗せてアマーリエはヴェルを見る。ヴェルも視線を返す。

 

「女の人がしっかりと濡れていたら、それは挿入して大丈夫という合図なの。」

 

そっとアマーリエはベットに横たわった。そして黙って足を開く、ヴェルの視線はついにアマーリエの顔や胸を離れ、股間に釘付けになった。ヴェルの熱を帯びた視線を浴びて、アマーリエの女性器はヒクヒクと静かに息づく。女性器を取り巻く毛がテラテラと濡れていた。2人の興奮は冷めない。

 

 「それではヴェル君に、正常位を教えますね。」

 

アマーリエは興奮に震える声でそう告げた。自分はヴェル君に性交渉を教える立場だ、あてがい女だ。アマーリエは必死にそう自分に言い聞かせる。自分から求めてはならない。すべきなのはヴェル君に教える事。

 

「私が下になるから。覆い被さるようにして。その時ヴェル君の男性器を私の股間に、••••そう、上手ね。」

 

アマーリエはそっと手を添えて、ヴェルの男性器を自らの中心に迎え入れる、ヴェルの愛撫を受けなくても濡れ切ったアマーリエの身体はヴェルの怒張した昂りを受け入れた。

 

「うわぁ、気持ちいい。」

 

 ヴェルは挿入を果たすと、アマーリエの身体の中の滑らかさに驚愕した。前世の性体験の大半が装着具を装備してのものだっただけに、遮るものが何もないアマーリエとの濃厚な接触は衝撃だった。1回発射していなければ、それこそ入れた瞬間に果てていただろう。それでも腰を動かしたら即座に果ててしまいかねなかった。挿入しただけで、アマーリエの身体はヴェルの男性機を受け入れ、包み込み、ヒクヒクと咥え込んで離さなかった。

 

「ヴェル君、正常位はね。顔を見つめあう基本の体位なの。目を見れば、相手の心が分かるわ。男の人は色んな体位を楽しみたがるけれど、女の人はちゃんと顔を見て愛して上げて。だから奥様と初夜を迎える時は、最初は必ず正常位でして上げてね。」

 

「は、はい、アマーリエ義姉さん。」

 

ヴェルの素直な返事に、アマーリエは微笑み、そっとキスをする。アマーリエは発達した大人の女性で、ヴェルの身体は少年。2人の体格は正常位で抱き合ってキスをするのにちょうど良いサイズだった。

 

「後ね。ヴェルくん」

 

アマーリエがヴェルの耳元で囁いた。

 

「ヴェル君がちゃんと膣内射精できるから確認します。女性器の中でちゃんと射精できるかな?」

 

アマーリエのその囁く声に、ヴェルは興奮した。

 

「(1回でも2回でも腰を打ちつけてアマーリエ義姉さんの中に出したい!)」

 

快感に耐えられなくて今すぐ射精しても良い。ヴェルも、もう色々と限界だった。アマーリエの女性器の中でダラダラと先走りを迸らせながらヴェルの男性器が暴れる。2人の愛液が中で混じり合いながら潤滑剤となり、2人の交合を加速させた。

 

「あ、あ、あ、あ」

 

アマーリエの喘ぎ声が漏れる。

 

「アマーリエ義姉さんも興奮しているんだ」

 

アマーリエの興奮が伝わったヴェルがガムシャラに腰を動かす。心の中の声が発せられてている事に気づきもしない。アマーリエもまた、興奮したヴェルの熱気に当てられてますます官能の波を高めていく。

 

「ヴェル君お願いがあるの、いくときはちゃんと声に出してね。それが相手の女性へのれ、礼儀、なのよ。」

 

官能の波にさらわれながら、あてがい女としての使命に目覚めたアマーリエがヴェルへのレクチャーを再開する。実はアマーリエは最初のヴェルの暴発に納得していなかった。ヴェルの若い体から興奮に耐えられなかったのは理解できる。ヴェルがちゃんとアマーリエの身体で興奮してくれて安堵もした。だが、アマーリエの中の1番我儘な部分が納得していなかった。

 

「(ヴェル君とと一緒にいきたい。)」

 

それはアマーリエ自身も意識していない心の声だった。あてがい女として、ヴェルと寝る機会があと何回あるか分からない。アマーリエは心底ヴェルとのセックスを求め楽しんでいた。あてがい女の立場から言えば、そんな事は許されないのかもしれないが、夫とのセックスでは得られなかった、求め求められる快感がアマーリエを狂わせていた。

 

「(これでで最初最後かもしれない。)」

 

その執着がアマーリエの心も身体も昂らせた。2人の性器が余りにも濡れている為、そしてヴェルの不慣れな腰の動きが原因でヴェルの男性器が外れて飛び出してしまう。

 

「いやいや、いやー。」

 

アマーリエは自分でも驚くらいの素早い動きで、ヴェルの身体を確かめる。ヴェルとアマーリエは息を合わせて腰をぶつける、どこにあるかお互いが分かっていて、滑らかに再挿入を果たそうとする。素早くヴェルも応じて、2人の共同作業ですぐにアマーリエの身体の中にヴェルの男性器を戻す。アマーリエの足がヴェルの腰に回され、しっかりとホールドする。もう2人が達するまで離れないという示される固い意志を、ヴェルも敏感に感じ取った。

 

「アマーリエ義姉さん!」

 

 ヴェルという刀が、再びアマーリエという専用の鞘に戻ったような安心感。上質な絹に包まれたかのような感触。そしてその奥底では、ヴェルの男性器の先端が、腰の動きに合わせてアマーリエの子宮をノックし続ける。本当に感じている女性器だけが示す行き止まりの感覚。先端を咥えられる、いや齧られたような感触。

 

「アマーリエ義姉さん!もう我慢できません!」

 

再びヴェルが叫ぶ。

「ダメだめ、まだダメ」

 

上気した顔を揺らしながらアマーリエが叫ぶ。

 

「いやいや、あ、あ、気持ちいい。」

 

アマーリエの声とほぼ同時にヴェルはアマーリエの中に熱い精子を解き放っていた。

 

「あ、あん、」

 

ヴェルの発射を感じたアマーリエが絶頂を迎える。髪を振り乱し、ヴェルに組み伏せられたままでのたうつように身を捩った。敏感になったアマーリエの女性器がヴェルの男性器を搾り取る。ヒタヒタと精子を奥に誘いこむ動き。アマーリエの熟れた腰つきが、ヴェルの青い果実をあくまで上品に貪り食う。2人はしばし言葉もなく。荒くなった息を整えながら余韻に浸った。ヴェルはアマーリエの中に挿入したままで。

 

「アマーリエ義姉さん、最高でした」

 

アマーリエを見下ろしながらヴェルが上気した顔で感想を漏らした。

 

「うふふ、ヴェル君に楽しんでもらえて良かったわ。実を言うと私も凄く良かったの。とっても感じちゃった。ダメね、私はあてがい女なのに自分が楽しむだなんて」

 

ヴェルの下でアマーリエは悪戯っぽく笑った。

 

「そんな、アマーリエ義姉さんは最高です。それに立場だなんて、もっと楽しんで良いんですよ。アマーリエ義姉さんに感じてもらうのが嬉しいし、自信になります」

 

ヴェルの男性器がピクリと少し固くなる。アマーリエは何も答えずに、ヴェルに男性器を抜くように目で促した。

 

「え、あ、抜きますね。」

 

中腰になったヴェルが勢いよく男性を抜く、ドロドロになった精子がアマーリエの女性器から溢れ出た。それでもまだ立派にそそり立っていた。

 

「いっぱい出たわね。ちゃんと出来たわ、偉いい偉い。」

 

アマーリエが何か布を股間に押し当てると、ヴェルの頭をいい子いい子する。そしてヴェルを膝立ちにさせた。

 

「それじゃあ、綺麗にするわね」

 

アマーリエの唇が再びヴェルの男性器を包み込んだ。咥え、しゃぶられる度に敏感になったヴェルが喘ぎ声を漏らす。

 

「そんな、アマーリエ義姉さん、敏感だからそんなされたら、あ、あ、いやぁ。」

 

悲鳴に近いヴェルの声をアマーリエは楽しげに聞きながら、舌先で尿道口に貯まった精子を舌先で吸い上げた。ゴクリ、と喉を鳴らし全ての精子を余すところなく飲み込む。

 

「男の人の精を飲んだ事なんてこれまでなかった。初めてなのだけれど、ヴェル君のはとても美味しかったわ。」

 

アマーリエがそういいながら布で股間を拭き取る様子を、一戦を終えたヴェルが枕にもたれながらしっかりと観察していた。

 

「みんなヴェル君の子供を産みたがる筈だわ。ヴェル君の身体を舌で清めて綺麗にして精子も飲めるのは、あてがい女の特権かもしれないわね。」

 

そうヴェルに話しかけながらアマーリエが股間を拭う布は、最初に脱ぎ捨てた彼女の肌着だった。薄手の木綿の少しゴワついた生地は水分をそれなりに吸収する。この世界の女性が、自身の肌着や下着で性交渉の体液を拭うのはよくある事だった。貧乏な士爵の娘、あるいは妻という出自なら当然の仕草ではあるのだが、前世の記憶を持つヴェルには酷く貧乏で哀しげな仕草に見えてしまう。

 

「(こうなったらアマーリエ義姉さんには、綺麗に着飾って欲しい。この小屋にもお風呂があればアマーリエ義姉さんが身体を清められるはずだ。)」

 

そう思ってアマーリエを見つめるヴェルの気持ちを知ってから知らずか、身を清め終えたアマーリエが微笑みながらヴェルに近づいてきた。

 

「アマーリエ義姉さんには、綺麗なガウンを着せて上げたいな。」

 

「私、あてがい女のお役目は無事果たせたかしら?」

 

「本当に最高の初体験でした、アマーリエ義姉さん。アマーリエ義姉さんと愛しあえて本当に嬉しかったです。」

 

うふふ、あはは、と笑い合う2人は、体を重ねた者特有の気やすさに溢れていた。




アマーリエ義姉さんが好きで、原作での魅力を再現したいと思いました。やはりみんな読みたいシーンはここかなと。本来、小屋には風呂のある設定ですが、敢えて使っていない感じにしています。(新築の小屋で汚い浴槽というのは中古の浴槽を据え置いたとかでしょうかね。 )

もし好評なら続編を書きたいと思います。初めて書くので至らない点はご容赦ください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。