私の名はカタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲル。魔法使いにして「暴風」の二つ名で知られる冒険者です。
御家再興の為に奮闘しておりましたところ、縁あってヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター伯爵の妻の1人として迎えられる事になりました。ヴェンデリンさんの尽力で私は名誉男爵の地位を授かり、新領地にてヴァイゲル家復興私が叶う事となりました。ヴェンデリンさんとの間の産まれる息子が新たなヴァイゲル家の当主となります。
私1人の力では、御家再興は困難でした。こんな良い話はありません。後は私とヴェンデリンさんとの間に男子を授かるだけのところまで来ました。
結婚式の2日後、ついに待ちかねたヴェンデリンさんとの初夜が巡ってきました。これは妻としての地位が3番目という事で、快く妻の輪に加えて頂いた正妻のエリーゼさん他皆さんには感謝しかありません。
ヴェンデリンさんは貴族として成功しただけでなく、魔法使いとしても一流。2人の間に授かる子供は、きっと魔法が使えるはず。もしそうなら、ヴァイゲル家の更なる発展に寄与してくれる事でしょう。
「大丈夫かい、カタリーナ?」
少し感慨に耽り過ぎていたでしょうか。ヴェンデリンさんが心配そうな顔をしています。
「ええ、この日を待ちかねていましたわ。ヴェンデリン様こそ、連日の活躍でお疲れじゃなかしら。その、殿方はそう何度もできないのでしょう?」
最後は言葉にするのも恥ずかしくて、顔を赤らめて下を向いてしまいました。
でも男性の回数には限りがあると聞いています。早く子種を授かりたいですが、エリーゼさん、ヴィルマさんに続けてとなると、ヴェンデリンさんがお若いとはいえ回復が追いついたいないのではないかも心配になります。
「心配しなくて大丈夫。俺は師匠から『精力回復』の術を託されていたから。成人するまで開封しないよう指示がされていたので、成人するまでどんな魔法を託されたか中身は知らなかったんだけどね。」
「『精力回復』ですか? 女性には使えない魔法ですわね」
「そうだね。エリーゼ、ヴィルマと連日テストしているから、効果についてはカタリーナも安心してほしいな。」
その話が本当ならどれだけ素晴らしいでしょう。御家再興は早い方が良いのです。ヴェンデリンさんは5人の妻がいる身。でもその魔法があれば、私が妊娠する日もそう遠くないでしょう。
「それは楽しみですわ。今夜はヴェンデリンさんが続けられる限り、私がおつき合い致します。」
「その前に、カタリーナの頭が沸騰しないか心配だ」
「ヴェンデリンさん。私はこの中で一番の年長者で、大人の女なのですよ」
そういった時、ヴェンデリンさんはなんとも言えない表情を浮かべました。大丈夫、私はヴェンデリンさんよりひとつ年上。大人で魅力的な女なのですから。きっとヴェンデリンさんも私の魅力に骨抜きになるでしよう。だから私は自信を持って言いました。
「ヴェンデリンさんの新魔法習得に協力いたしますわ」
裸になったヴェンデリンさんの男性器は天を向いてそそりたったいました。貞淑に育てられた私としては直視するのも躊躇われるのですが、その張り出した形状から目を逸らせません。手で目を隠しながらも、隙間からついつい見てしまいます。
「ヴェンデリンさんのは、その、大きすぎるんじゃないかしら。私の中にそれが入るなんてとても信じられませんわ。」
先ほどまでの自信が急速に萎んでゆくのを感じます。御家再興の為でなければ、初夜の延期を申し込みたいほど不安です。
「カタリーナ、エリーゼもヴィルマもちゃんと迎え入れてくれたんだ。カタリーナだって大丈夫だから。」
私の唇に優しく接吻をしながら、ヴェンデリンさんが私の心を宥めてくれます。そのまま慣れた手つきで私のネグリジェの紐を解き、肩から服が外されてしまいました。慎み深い私は豊満な胸を両手で隠します。
ヴェンデリンさんに触れられるのは覚悟しています。だって初夜ですから。でもそれにしたって何もかもヴェンデリンさんの視線に晒されるのは恥ずかしすぎます。
「あの、明るすぎるんじゃないかしら。」
「恥ずかしいの、カタリーナ?」
「はい、これじゃ何もかも曝け出してしまうから。」
「そうか、ランプの灯りを落とそうか。これくらいで良いかな?」
「もう少し落としてください」
「じゃあこれくらい?」
「もう少しだけ落としてください」
ランプの灯りが1番小さくなりました。見えるのはお互いのシルエット。これなら私でも怖くはありません。
「それじゃ、服は全部脱いでしまってね。」
ヴェンデリンさんの言葉に覚悟を決めます。そっと全てを脱ぎ捨てると、私は生まれたままの姿となりました。いずれヴェンデリンさんの前に全て晒す日も来るでしょう。でも今日のとこらは、これで許して頂きましょう。
「こんなに暗くしたら、ドミニクが困らないかな。」
そうでした。今日はエリーゼさんのメイドのドミニクが確認役として隣室に控えているのでした。
「ドミニクは耳を傾けているだけなのでしょう。もし必要なら、入る時にランプをつけて来て貰えば大丈夫かと。そうですわね、ドミニク?」
『はい、カタリーナ奥様』
隣室からドミニクの応える声がありました。流石はエリーゼさんのメイド。お役目に忠実なようです。
ドミニクの声がして、ヴェンデリンさんは少し落ち着きを失ったようでした。ヴェンデリンさんはお育ちゆえに使用人に囲まれる暮らしに慣れていらっしゃらないのでしょう。貴族には身の回りの世話を使用人に頼むのは当然のこと、恥ずかしくなどないのですが、この辺りはヴェンデリンさんの繊細さが垣間見えて興味深いですわ。
『それじゃカタリーナ、触るよ』
なにかが私の肩に触れました。
「きゃあ」
思わず悲鳴を上げてしまいます。
「大丈夫、俺だから」
そうでした。ここにいるのは旦那様。何も恐れる事はないのです。それでも、初めての経験に震えてしまいます。
ベッドの上でヴェンデリンさんに優しく抱きしめられます。ヴェンデリンさんに抱きしめられていると、少し落ち着きを取り戻しました。
しかしなんでしょう。気がつくと長くて硬くて太いものが太ももに押しつけられています。
「あの、ヴェンデリンさん、あたっています。」
「うん、カタリーナに慣れてもらうためにね。触ってみてくれないかな。」
これが、これがヴェンデリンさんの男性器。私は恐る恐る手を伸ばして触ってみました。予想していたよりも硬く張っていて、弾力があります。
「その触っても痛くないんですの?」
「むしろ女性に触られると気持ちいいよ」
これが噂に聞く愛撫というものでしょうか。私も積極的に触った方が良いのでしょう。
「俺も触るね」
そうヴェンデリンさんは言って、私の胸を揉んできました。これまで触れた事があるのは女性の使用人達だけ。殿方に触れられるなど経験がありません。しかも揉むだけに留まらず、乳首をヴェンデリン様の口が吸い付いてきたのです。
「はうっ」
気恥ずかしさに思わず気が遠くなり、ヴェンデリン様に倒れかかります。
「カタリーナ、大丈夫かい、カタリーナ?」
ヴェンデリンさんが私に呼びかける声が聞こえました。
「だ、大丈夫ですわ。でもいきなり胸を揉まれて、しかも吸われたのでちょっと卒倒しかけただけですの。」
私としても少し不甲斐ない話ですが、男性経験がない乙女とはこういうものなのです。
『あの僭越ながらお館様、カタリーナ奥様。宜しければワインをお持ちしますのでお二人で召し上がられてはいかがでしょうか。お酒をお飲みになれば打ち解けて、カタリーナ奥様ももう少し大胆にお過ごしになれるかと。』
お酒を飲む。なんと良い手があるのでしょう。ヴェンデリンさんも見るからにホッとしたご様子です。薄闇の中で見えるわけではないのですが、安堵した空気は手に取るように伝わります。
「ぜひお願いしますわ。私には気付け薬が必要なようですから。」
「じゃあ悪いけど、そうしてくれるかな、ドミニク。」
『かしこまりました。』
「失礼します。」とドアを開けてドミニクが入室します。エリーゼさんの躾が良いのでしょう。部屋が明るくなりすぎないよう、ランプは廊下に置いてあります。そうしてくれると私のヴェンデリンさんの裸も闇に守られたままです。
それでもこちらを見ないように注意しながら、ドミニクは机の脇のテーブルにワインの瓶と二つのグラスを置いてくれました。
「失礼致しました」
衣擦れの音ともにドミニクが去り、部屋が静かになると私はワインのグラスを手に取りました。
「それでは乾杯しましょう、ヴェンデリンさん」
2人でグラスをぶつけあい、私達ははワインを一息に飲み干しました。グラスを机に戻して、ついに再開となります。
「これでもう恥ずかしくありませんわ」
ワインの酔いが私の気持ちを高めて、いつもより大胆にしてくれます。
「酒臭い女はお嫌いですか?」
私はそう言いながらヴェンデリンさんに接吻をねだります。ヴェンデリンさんがそれに応えて私を抱きすくめると、私の唇に熱い接吻を返してくださいます。
そのまま私たちはベットに倒れ込みました。お酒の効果があるのでしょう。いつもなら恥ずかしくて倒れこんでしまうところ、耳まで赤くなるくらいで済んでいます。お酒の力は偉大なものなのですね。本当にドミニクは良くできたメイドです。
そのままヴェンデリンさんはベットの上の私に雨のようなキスを降らせてくれます。顔や肩や胸、そしてお腹にも。私はヴェンデリンさんにされるがまま、自然に乱れて身体が開いていきました。ヴェンデリンさんの手が私の胸に襲いかかります。でももう怖くありません。胸を触れても、恥ずかしさよりも快感が勝つようになりました。
ついにその時が来ました。ヴェンデリンさんの指が私の腰に伸びて来て、ついに私の女性器に濡れたのです。恥ずかしながら私の女性器は濡れていました。
それでもヴェンデリンさんは感触を探るように、けして指は中に入れないように注意しながら、私の膣の先端の突起を愛撫してくれました。
私は叫び声を上げないよう、自分の指を口に入れて声を噛み殺すのに必死でした。
「ヴェンデリンさん、刺激が強すぎますわ。」
「カタリーナが魅力的だからだよ。」
そう言いながらヴェンデリンさんは私の足を開くと、私の秘所に躊躇なく舌を這わせてくるのです。
「その、そんなところ汚くありませんの?」
「大丈夫だよ、カタリーナ。」
余りの快感に私の腰が勝手に動いてしまうのを感じます。私の秘所は濡れそぼり、おそらくシーツまでびしょびしょにしてしまっているでしょう。私はヴェンデリンさんの腕の中で、ただ快感に震えていました。
「挿入するね」
私は無言でうなずく事しか出来ませんでした。暗闇の中、ヴェンデリンさんは見えていたのでしょうか。しかし私の同意の徴は間違いなくヴェンデリンさんに伝わり、彼は私をベットに優しく横たえると私の体を割って女性器の中に挿入してきました。
「痛い、痛いですわ」
裂けるような強い痛みに、私は思わず悲鳴をあげてしまいました。
「カタリーナはやはり少し小さめなんだと思う。だから時間をかけて愛し合おうね。もし痛かったら、回復魔法をかけて良いからね。」
ヴェンデリンさんの優しい言葉が聞こえます。私は躊躇なく回復魔法を使います。
「きゃあ」
そしてまた激しい痛み。私は連続して回復魔法を使用しながら、ヴェンデリン様が果てるまでの気の遠くなる時間を耐えていました。
「お酒、お酒を飲ませてください」
ヴェンデリンさんに口映してワインを飲ませてもらい、腰をヴェンデリンさんに突き上げられて激しい痛みを酒と魔法で対処しながら、私カタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲルは無事に処女を喪失し、晴れてヴェンデリンさんの妻として子種を注がれる事に成功したのでした。
私の名前はドミニク。ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター伯爵にお輿入れされた女主人の子爵家令嬢のエリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム様に付き従って、エリーゼ様付きのメイドとしてバウマイスター伯爵家に参りました。
バウマイスター伯爵家は新興のお家柄。お館様は貴族のご出身ではありますが、1代で伯爵家を起こされた関係で使用人はとても不足しています。特に奥向きの用事を任せられる信頼できるメイドとなるとそう簡単に見つかる物ではなく、エリーゼ様付きとしてこちらに参りました私も何かと用事を言い付かる事になります。
特に初夜を迎えた花嫁の見届け人となりますと身元の確かな女性の奉公人に任せる他なく、僭越ながら私ドミニクがエリーゼ様はじめ5人の奥様の見届け人として、夫婦の寝室の隣室に控える事になりました。
お館様であるバウマイスター伯爵は竜殺しと呼ばれる当代の英雄。夜の方もそれは激しく、連日の初夜ではそれぞれ別の奥様方と明け方まで激しく愛しあわれています。
隣室に控えている私はお役目であるだけに耳を塞ぐ訳には行かず、写真のエリーゼ様の嬌声をはじめ、お館様に愛される女性達の嬌態を知って悶々と過ごしておりました。このような夜を1人の見届け人が連続で過ごすことなど、本来想定されていないのでしょう。
私はこのお役目を務めるあたり、交際中だった子爵家の庭師次男のカスパルと結婚をし、無事エリーゼ様の為に経験者となりました。しかし私のカスバルとのちょっとした性的経験体験など、性豪のお館様相手には通用するものではなかったのです。
3日目の夜。事件は起こりました。3番目のカタリーナ奥様はとても繊細なお方。貴族のお育ちゆえに男性には奥手でいらっしゃいました。
そのような解決策を提示するのもメイドたる者の務め。私のお役目から言って、カタリーナ奥様には無事初夜を過ごしていただく必要があります。正妻であるエリーゼ様が決められた取り決めを、エリーゼ様付きのメイドである私の目の前で失敗させるなど許されるものではありません。
私ドミニクの機転により、お二人にワインをお勧めした所、カタリーナ奥様は恐怖心を克服され、無事夫婦の営みは完了しました。
私もお館様とカタリーナ奥様との夫婦の営みが無事に完了した事に心から安堵し、カタリーナ奥様のご様子から今夜のお役目も終わりだろうと考えておりました。しかし、私のそのような考えは浅はかだったのです。
『カタリーナ、ワインを持って来てくれないかな』
お館様の声が聞こえました。カタリーナ奥様の声は聞こえません。私はワインのおかわりを要求されたのでしょうか、耳を澄ませます。
『ドミニク、カタリーナにゃはまだワインが必要にゃようにゃんだ。申し訳にゃいけれど、持って来てくれにゃいかな』
やや呂律の回らない怪しい調子ではありましたが、それは間違いなくお館様のご要望でした。
本日の見届け人はエリーゼ様直々のご命令のお役目。他の日ならば知らんふりも出来たでしょうか、この日ばかりはお言い付けに背く訳には参りません。
「かしこまりました。失礼します、追加のワインをお持ちしました。」
カタリーナ奥様の指示でランプの灯りの絞られた寝室に、廊下に置いたランプの明るさを頼りに踏み入ります。
ベットは大きく乱れており、お館様の激しい愛を受け止めたカタリーナ奥様がスヤスヤとおやすみになられていました。薄暗い中にもシーツの上に処女喪失の鮮血が飛び散り、私もホッと安堵致しました。
サイドテーブルにワインを置いて下がろうとした所、お館様に呼び止められました。
「ドミニク、すまにゃいね。カタリーナにワインを飲ませたいから、カタリーナの体を支えてくれにゃいかな。」
お館様のお言い付けには逆らえません。私は覚悟を決めてカタリーナ奥様のそばに寄りました。
カタリーナ奥様はぐったりとされていました。先程まで悲鳴を上げられていたので、今は安らかに寝息を立てています。体が汚れたままなのが気になります。私がベットに用意されたタオルでカタリーナ奥様の身体を拭き清める間に、お館様はワインをラッパ飲みされていました。
体を拭き清めた私がカタリーナ奥様の身体を支えます。お館様は口移しにワインを飲ませようとされますが、上手くいかずにカタリーナ奥様の胸の辺りに垂れてしまいました。
「お館様、カタリーナ奥様はお休みです。今夜はこれくらいにされてはいかがでしょうか。」
今夜のお館様は、明らかに飲み慣れないお酒で泥酔されているようでした。カタリーナ奥様を寝かしつけると、私はお館様を寝かしつける為にワインのボトルを取り上げます。
当然ながらお館様は裸で、股間の男性器はそそり立っていました。きっと連日楽しまれているから、一回では物足りなかったのでしょう。
チラリ、と予感がしました。薄暗い室内、寝てしまったカタリーナ奥様、泥酔したまま性欲を持て余しているお館様。これは条件が全て整ってしまったのかもしれません。
立っている私を、お館様は何も言わずに抱きしめられました。私は何も言いませんでした。逃げようと思えば逃げられたでしょう。しかし私にもお役目がありました。
『今度の見届け人を務めるにあたり、初夜をうまく済ませるように全力を尽くせ。もしヴェンデリン伯爵がエリーゼや他の花嫁に満足しない場合、お前がその身を捧げて彼を慰めると良い』と。
私はホーエンハイム子爵家のメイド長の娘です。そしてメイド長は、若き日のホーエンハイム子爵の『あてがい女』でした。母の『あてがい女』としての務めの際に授かった子供、それが私ドミニクでした。
赤き血と青き血の違い。貴族ではない陪臣の、しかも正妻との初夜の前に授かった子供です。母がメイド長となり、立場は違えどエリーゼ様とは幼馴染として育てて頂きました。
カスバルと結婚したのも、本日のお役目の為です。私がカスパルに処女を捧げたかわり、バウマイスター伯爵家のお勤めで仮に子供を授かることがあっても、彼の子供として育てる事になっています。
エリーゼ様は私の出生の秘密をご存知ありません。私エリーゼ様にこの秘密をお伝えするつもりはありません。私とエリーゼ様は体型や顔つきがよく似ていますが、それは母親違いの姉妹だからです。
エリーゼ様の為にお館様に抱かれるのは嫌でした。それはエリーゼ様の初夜はお二人だけのものにしたい、それがエリーゼ様のお望みと分かっていた為です。
しかし今夜は違います。今夜のカタリーナ奥様は、お館様の欲望を受け止めきれずお休みになられました、無事に処女卒業されています。しかしお館様様が納得されていない以上、私ドミニクの出番が来たと、そう判断せざるを得ないでしょう。
私を抱きしめるお館様からそっと離れると、私は自分の意思で服を脱ぎました。そっと折り畳んでワインの瓶の横におきます。
私とエリーゼ様、カタリーナ奥様は体型が似ています。3人とも胸が大きいのです。身長や身なりが違うので普段はそうと気づかれませんが、泥酔しているお館様を騙す自信が私にはありました。
何も言わずに、お館様の手を引いてベットに横たわります。ベッドの上はきっとひどく汚れているでしょう。今だけはそれも気になりませんでした。すぐにお館様様が私にのしかかって来ました。
連日のお務めで、お館様の好みも承知しています。私はお館様の男性器を口に含み、ご奉仕を開始しました。
暗闇の中、酔った頭でヴェルはふと疑問に思った。目の前の女性はカタリーナで間違いないのだろうか、と。
カタリーナの希望で寝室の中は暗い。そして2人で飲んだワインで、いつもよりヴェルの思考も感覚も鈍っていた。
「(そうだ、胸を触ろう)」
カタリーナの胸は大きい。エリーゼのそれより少し小さいが、ほぼ遜色のない胸のサイズである。一昨日の経験でエリーゼの胸は把握しているので、その大きさで暗い中でも相手がカタリーナが推定出来るはずだった。
胸を触った感触は間違いなかった。エリーゼ並みに大きいが僅かにエリーゼに及ばないこの感じ。カタリーナと見て間違いがなかった。
「(良かった、何か間違えたかと思った)」
ヴェルは安心して快楽に身を委ねる。あの奥手のカタリーナがどこでそのような技術を身につけたのだろう。稚拙だがヴェルを喜ばせようとヴェルの男性器を奉仕していた。
「(なんか人が変わったみたいだ、お酒の力って凄いな。ドミニクに感謝しないとな)」
隣室で聞き耳を立てているドミニクのことを考える。
「(ずっと夫婦の営みを聞かされているのだ、ドミニクに変な性癖さが残らなければいいけど)」
ヴェルは決意する。カタリーナがここまでヴェルを喜ばせようと本気にになったのだ。他の嫁たちと同様、カタリーナを朝まで愛してやらないといけないだろう。
「(やっぱり、時間とか回数はどの奥さんも均等になるようにしないといけないものな。)」
カタリーナの身体を手で探る。先ほど済ませた為だろう、カタリーナの秘所はよく濡れているように感じられた。
「入れるよ」
無言のまま女性がヴェルを受け入れる為に仰向けとなる。先ほどまでのカタリーナと違った、どこまでも男性に従順で躊躇いのない仕草だった。
ヴェルの男性器をよく濡れた女性器が包み込む。アマーリエとは違う、熟れていない若々しい感触。エリーゼに姉妹のよう似ているがやはりどこか違う。
エリーゼより1歳とはいえカタリーナが年上だからだろうか。まるで経験者のようにエリーゼより巧みに腰を使った。
「(カタリーナが、1番上のお姉さんて力説したのもあながち嘘ではなかったのかもな)」
酔いが回ったからだろう。カタリーナの変貌ぶりは激しい。今まで我慢していた物を叩きつけるかのように、女性器がヴェルの男性器に食いついて離れないのだ。
「凄いよ、カタリーナ。」
目の前の女性は無言のままだったが、ヴェルにも気恥ずかしさを捨てて、遂に性欲を解放したその喜びが伝わってきた。子宮が下に降りてくるような、ヴェルの男性器がカタリーナの奥底に到達したような感覚。酔って鈍くなった感覚も、快感を流し込まれて覚醒していく。
「いくよ、出すよ」
相手はガクガクと快感に打ち震えながら無言でうなずいている。ヴェルは相手を抱きしめたままキスをすると猛烈に腰を突き入れていく。
ヴェルの意思を受け入れて、相手が絶頂に達したのだろう。ヴェルを包む膣が収縮する。やはりまだ若い身体なのだ。強烈な締め付けだった。たまらずヴェルもそのまま膣内射精に導かれる。
「あぁ、最高だよ。」
ヴェルは組み伏せた女性の顔の位置を手で探ると、無言でキスをした。相手も積極的に舌を絡めてくる。しばし夢中で口を吸い合った。その吐息がアルコール臭くはない。むしろヴェルの男性器を口に含んだ後も水指の水で素早く口を濯ぐような用意周到な相手である事に、ヴェルは全く気が付いていなかった。
ドミニクは何度も絶頂に導かれた。ヴェルの男性器は硬く、奥底まで攻め立てて来た。ドミニクは何度も「妊娠させられる」と考えた。
『あてがい女』のアマーリエに鍛えられたからだろう。ヴェルの愛は経験者向けで、恐らく初夜のエリーゼには激しすぎたかもしれなかった。それでも、そうだからこそ、エリーゼもヴェルに愛される実感を得たのだろうなとヴェルに抱かれたドミニクも感じていた。
ヴェルの女性の愛し方は、独りよがりで少し不器用であるが気持ち良くなる為にどこか真っ直ぐなのだ。相手を気持ち良いと感じている生の欲望をぶつけてくる、だからこそ愛される側も本気になって乱れることが出来るのだ。欲望を剥き出しに出来るのは、相手が剥き出しの欲望を見せ、女性の身体に本心から興奮している時に他ならない。夢中で求められているからこそ、そこに本物の愛を感じられる。
「(エリーゼ様、素敵な旦那様で本当に良かった)」
今日の事は役目上の事。ドミニクは安心してヴェルに抱かれ、ヴェルを抱き、ヴェルを射精に導いて何度目か分からない絶頂に至った。
ヴェルは3回目の初夜も大満足で終えた。朝の白む頃ようやく少し眠り、カタリーナのゴソゴソ動く音で目を覚ました。
「おはよう」
「おはようございます、ヴェンデリンさん。私すっかり酔ってしまったみたいで、あまり記憶がないんですの。無事に処女を卒業して、子種を頂いた記憶はあるのですけれど。」
ヴェルはカタリーナを引き寄せ、抱きしめた。この豊満な胸の感触は覚えがあった。
「昨日、カタリーナは酔ってからの方が激しかったよ。朝まで何度も求めあうほど激しかった。」
「そ、そうなんですの? 私すっかり記憶がなくて、身体の傷を回復魔法で癒した所は記憶にあるんですけれど。」
初々しいカタリーナの仕草に、ヴェルの男性器がムクムクと硬くなる。
「あら、ヴェンデリンさん、また興奮してらっしゃるの?」
「朝の光の下でカタリーナの綺麗な身体を見たら興奮するよ、昨日は見せてもらえなかったからね。」
顔を赤らめ恥じらうカタリーナをヴェルは昨夜と同じように押し倒す。朝日の下で白く輝くカタリーナの身体は、生まれ変わったように新鮮だった。ヴェルは酒が抜け、また身体の動きがぎこちなくなったカタリーナを不思議に思いながらも、カタリーナの秘所を日の下で観察した。
まだ少し出血した痕跡を残しながらも、若々しく美しい。手で刺激すると、カタリーナはヴェルの刺激に応えてよく濡れた。
「入れるよ」
「はい、ヴェンデリンさんの子種を私にください。」
蚊の鳴くような小さな声で、カタリーナがおねだりをする。ヴェルは一気にカタリーナの中に突き入れた。
カタリーナの秘所は昨夜あれほど激しく愛し合ったと思えないほどキツかった。
「(やはり処女って凄いな、もしかしたら回復魔法の影響もあるかも。)」
ヴェルの男性器がカタリーナの膣の形を変える。膣内で暴れて跡を刻み込む。それでも昨夜で経験を深めたのだろう。カタリーナももう恥じらいを捨てて感じていた。
「あ、あ、ヴェンデリンさん。とても気持ちがいい。飛んでいるみたいにフワフワしています。」
「カタリーナ、それがいく感覚だよ。」
ヴェルは優しくカタリーナを快感に導く。昨夜は少し激しくしすぎたから、朝はそっとカタリーナをリードして気持ちよさを引き出した方が良いだろう。
「あー、ヴェンデリンさん、ヴェンデリンさん!」
「うん、うん、気持ち良くいこうね。」
「はい、はい、行きます。」
ヴェルはカタリーナを上手く絶頂へと導くと、カタリーナの膣を堪能してからゆっくりとカタリーナの膣内に精子を放った。
「これが子種なんですね。」
目をつむって快感に浸っていたカタリーナが、ジワジワと体内に浸透するヴェルの脈打つ生命の迸りに感想を述べる。
「昨日何度も注ぎ込んだのに。これまでで1番回数は多かったかもしれないよ。」
ヴェルの言葉にカタリーナは顔を赤らめる。
「私、本当に何も覚えていないんですの。でも何度も愛して頂いたようで、良かったですわ。」
「そうだね、カタリーナは普段押し殺している分、二面性があるのかもしれないな。」
早朝から愛し合ったヴェルとカタリーナは楽しそうに語らいながら、ガウンを引っ掛けて連れ立って風呂場に向かった。
隣室ではドミニクが限られた材料で懸命に身繕いをしていた。流石にドミニクもヴェルの激しさに抵抗出来ず、ヴェルと抱き合うように寝入ってしまっていたのだ。起きた時間が僅かにヴェルより早かったので、服を抱えて逃げるように寝室を出た。
後5分遅ければヴェルに気が付かれていただろう。あまりにも深い眠りと、夜中にトイレにヴェルか起きた際もランプをつけなかった事が発覚を免れた要因だった。
「(私がエリーゼ様にお仕えする限り、次の機会があるでしょう。)」
貴族の間では、花嫁が嫁入りの際に持参した侍女も夫人の延長線と見做される事が多い。妊娠中で妻が相手を出来ない場合、代わりに当主に抱かれる役目などを負う。そうやって女主人の代理を務める事で、他の側室に関心が行き過ぎないようにコントロールする役目がある。
また万が一、女主人に子が授からない場合の保険でもある。正妻に子供が出来ない体質の際の保険で、青い血という観点からは禁じ手とも言えたが、本音と建前が違うのもこれまた貴族の世界だった。家の存続は綺麗事では済まないのだから。
「さ、今日もこの汚れを綺麗にしないと眠る事は許されないわ。」
ヴェルに愛されたこの身体はベトベトに汚れている。メイト服を着ても隠せはしないだろう。しかしドミニクにはこの汚れた寝室の清掃という重労働が待っている。ヴェルの精子にまみれた身体で館の中を彷徨いても、この汚れたタオルとシーツの山を抱えている限り、立場に同情されこそすれ不信を覚えられる事などあるはずもなかった。なぜならヴェル自身でさえ全く気が付いてはいなかったのだから。
ドミニクの出生や役割について原作にそのような明確な記述はありません。ただ、そうであっても不思議でない位置のキャラクターと思います。ですので、この辺りは原作の妄想を楽しむ上で、反映しました。
カタリーナは原作でも性的な事柄に免疫がない側の描かれ方ですので、カタリーナの扱いに困ったので抱き合わせ展開となりました。
ちなみに初夜シリーズのタイトルは「〜との初夜」で記載していましたが、カタリーナだけ「〜の初夜」としたのはヒロイン2人体制の為です。