エリーゼが魔力持ちであると分かると、王国最高の魔導士であるアームストロング導師と姪のエリーゼが共に金髪の持ち主という事実も相まって、エリーゼはアームストロング家の血を濃く受け継いだと看做されるようになった。そしてそれは恐らく正しい。
つまりエリーゼの腹違いの兄弟姉妹であれば、アームストロング家の血を継がない関係で、金髪でもなければ魔力持ちでない生まれであってもおかしくない事になる。
エリーゼの髪の色は金色。エリーゼの侍女のドミニクの髪の色はダークブラウン。ドミニクの髪は少しウェーブのかかった髪質だったし、エリーゼの髪の毛はサラサラのストレートだった。2人の髪はあまりに違っていたあら、服装の違いもあっで2人を取り違える人などいなかった。
しかし、顔の輪郭や胸の大きな身体のフォルムといった点で、エリーゼとドミニクは近い姿形をしていた。一緒に生活をしていた彼女達自身とその周囲の限られた人々だけは、エリーゼとドミニクの背格好が、実はよく似ている事を知っている。
エリーゼは昔からドミニクの存在を身近に感じていた。エリーゼ付きのメイドであり、幼馴染として物心つく頃から一緒に過ごしていたが、それだけでは説明のつかないような絆をドミニクには感じる時があった。
ドミニクがメイド長の娘として生まれたにしても、エリーゼの少し上という年齢も少し気に掛かった。エリーゼが幼い頃は、面倒を見てもらい甘えられる存在として懐いていたし、親の目を盗んで一塊になってエリーゼのベットで二人は一緒によく眠ったりしていた。
使用人とはいえ、ドミニクがエリーゼにとって姉的な存在であったのは間違いなかった。
エリーゼの望みにはドミニクもどこまでも付き合ってくれたし、エリーゼの希望に従ったドミニクがエリーゼに添い寝をする位の事で二人とも叱られる事はなかった。
物心がつくと、世間の貴族の家の主人とメイドの関係がもっと厳しいものと知った。他の使用人の手前、主人と使用人として線を引いた関係になるように気をつけるようにもなった。
ただホーエンハイム家は法衣貴族であるが故に領地を持たず、館で働く使用人もごく限られていて顔馴染みばかりである。エリーゼがドミニクと自室で過ごす限りにおいては、2人の関係性には大きな変化はなかった。
ホーエンハイム子爵もその正室のニーナも、メイド長の娘でルイーゼ付きのメイドのドミニクの事は可愛がっていた。
時折、エリーゼは父親のホーエンハイム子爵が「エリーゼの事を頼んだよ」と言いながら、ドミニクにそっと銀貨を与える場面を目撃した。
ホーエンハイム子爵のルイーゼへの愛情が深かったので、エリーゼの面倒を任せられたドミニクがホーエンハイム子爵に優遇されてる様子を見かけても、エリーゼには特に大きな違和感はなかった。
エリーゼがヴェルとの婚約が決まった時、ホーエンハイム子爵はエリーゼに『ドミニクを一緒に連れて行きなさい』と言った。
お互い相手の存在が当たり前過ぎたので、この時もエリーゼはホーエンハイム子爵の言葉に特に違和感は感じ無かった。
ただ、ヴェルがバウマイスター伯爵となって開拓に邁進するようになった頃、ドミニクがホーエンハイム家に勤める庭師の次男を紹介され付き合う事になると、急速に違和感を感じるようになった。
エリーゼとドミニクが暮らすのはヴェルの領地を開拓した創立した新しい町のパウルブルグだ。王都とは魔道飛行船で移動しなければならない距離である。エリーゼの侍女として送り出すルイーゼが、王都で暮らすホーエンハイム子爵家の使用人の家と結婚するのは奇妙な話だった。まともな結婚生活を送れるはずもない。しかも、夫となるカスパルは王都に残るという。
エリーゼの初夜の見届け人としてドミニクが結婚しなければならなかったと知った時、エリーゼはドミニクの為に申し訳なくて涙を流した。
「カスパルは良い人ですから、問題ありません。エリーゼ様は何もご心配なさらないでください。」
ドミニクには逆にこう言って慰められた。だからエリーゼは5日間の初夜が終わったら、せめてドミニクが結婚相手のカスパルと過ごせるように休みを与える事を約束した。
休みが取れると知ったドミニクは少し複雑そうな表情を浮かべたが、それでも喜んで見せた。
「私からお父様に手紙を書いて、カスパルが間違いなく休みを取れるように手配をしておきます。魔道飛行船のチケット代は出します。いいえ、お父様に新婚生活が順調だと報告したいから私がお願いしてヴェンデリン様の魔法で一緒に移動するから心配しないでね。貴方が休むのは移動した翌日からでいいわ。ドミニクには丸々お休みをとって欲しいの。」
初夜の見届け人をするようになってから、務めを終えたドミニクは毎朝エリーゼに報告に現れた。特にエリーゼがヴェルに抱かれた初日などは『エリーゼ様、お身体は大丈夫ですか?』と親身に世話をしてくれた。
ヴィルマの初夜の翌日も『大変でした』と少し愚痴を言いながらも顔を見に来てくれた。
しかしカタリーナの初夜の翌日は『今日は片付けをしていて身体が汚れてしまったので』とドア越しに会話するばかりで、頑なに顔を見せようとしなかった。
何かを察したエリーゼは、『皆が朝食を済ませている間に洗濯と風呂を済ませてしまいなさい、清掃中の札をかけておけばゆっくり使って構わないから。』とドミニクに伝えた。
エリーゼは父親のホーエンハイム子爵から言われていた。『もしどうしても体調が悪い時、気分が悪い時は、ドミニクにバウマイスター伯爵のお相手を代わりなさい、ドミニクにはよく言い聞かせてあるから。そしてそのような務めを果たせるように、ドミニクはカスパルと結婚したのだよ』と。
ヴェルへの愛情、正室の矜持もあってエリーゼは初夜をドミニクに頼らず1人で耐え抜いた。ヴェルとの初めての夜を独占して終わるのが望みだったし、ヴェルに愛されるのが喜びだった。そして我儘とわかっていても、ドミニクに見守られていて心から安心していた。
「(カタリーナさんは何か上手くいかなくて、ドミニクに頼ったのかしら。つまりヴェンデリン様はドミニクを抱いたのかもしれないのね)」
父親の指示があったし、親密な関係性からドミニクがヴェルに抱かれても嫉妬も嫌悪もしなかった。エリーゼにとってドミニクはそれだけ自分の延長であり当たり前の存在。
ただ新婚でその関係を強いてドミニクに申し訳なかったし、エリーゼが気にするといけないと事実を教えまいとするドミニクの優しさだけが心に残った。
「(ドミニクの新婚生活に、何か影を残さなければ良いのだけれど)」
いや、むしろ何かあったとしても問題ないように、ドミニクはカスパルの元に帰るのだ。ドミニクがもし子を授かっていても、それはカスパルの子だと間違いなく証明できるようにする為に。
ただ、朝食の席でのヴェルとカタリーナは夜を共にしたもの特有の仲睦まじさを見せつけており、カタリーナがドミニクに身代わりを頼んだという風では無かった。ヴェルとカタリーナの振る舞いからは、ヴェルがドミニクを抱いた雰囲気は全く伝わらなかった。
「(いいわ、ドミニクが私の元にいる限り、いずれその機会はくるもの。)」
ドミニクに促されて部屋に入って来たルイーゼのネグリジェは、胸が強調されていなかった。胸の膨らみが小さいので、覆う面積を小さくするようにデザインされている。その分、ヘソのあたりまで露出するビキニのようなデザインで肌の露出は大胆だった。
小柄で胸は小さいが、肌が綺麗な美少女なのでスラリとした肢体のバランスもあって性的に魅力的だった。
アマーリエも含めて胸の大きい女性ばかり相手にしてきたヴェルにとっては、初めてのタイプだ。でも、胸は大きい方が好きなヴェルも、率直にルイーゼを抱いてみたいとそう思う。
「似合っているよ、ルイーゼ。」
「イーナちゃんと相談して決めたネグリジェだから、これならヴェルもボクに興奮する?」
「興奮するよ、するする」
ヴェルは、ルイーゼとイーナの裸を見たことがある。13歳の誕生日に『私たちがプレゼント』と裸でリボンをつけた2人に寝室で待ち伏せされた事があるのだ。あの時は『結婚前にそんなことをしてはいけない』と理性が働いて、結婚を約束して2人には何もせずにお引き取り頂いた。
目に焼き付いたヌード姿は、あの後なんども思い返してはお世話になっていた。正直、あそこで2人の裸を見ていなければ、今回の2人との結婚には踏み切れていなかったかもしれない。
それまでは『パーティーメンバー兼、将来興奮したら相手をするかもしれない妾候補』だった。特にルイーゼはイーナと違い体型がお子様だったので、興奮するようになるかは正直ヴェルにも分からなかった。
結婚を約束していなければ、2人からはその後もあの手この手で誘惑されていたかも知れない。そういった展開になるとが色々と拗れていた可能性はあるので、きっと結婚して初夜を迎えるまで我慢して良かったのだろうとヴェルは思う。
ルイーゼやイーナと早々に性体験を済ませていれば、アマーリエがヴェルの『あてがい女』になる事はなかっただろう。そしてエリーゼより先に他の処女を抱いてしまうとエリーゼとの結婚に問題が生じた可能性がある。
ルイーゼやイーナとの結婚には難色を示された可能性が高く、それを拒めばエリーゼに婚約破棄されても不思議ではなかったかもしれないのだ。そう考えると、これまで我慢したからこそ5人の花嫁との関係は何もかも上手くいったと言えた。
「それで、他の花嫁との初夜はどうだったのかな?」
ルイーゼが自分の体に反応して、硬く聳り立つヴェルの男性器をツンツンしながら尋ねる。ドミニクが準備を終えるまで開始する訳にはいかない。ドミニクに見届けさせなければならないので、少し雑談をして過ごす事になっていた。
「俺は最初から気持ちいいんだけど、みんなやはり最初は痛いみたいだね。回数をこなして時間をかけて、段々と気持ちよさが分かるようになるって感じかな。」
「つまり、体力勝負なんだね?」
ルイーゼの認識は直接的だった。そう言われてしまうと身も蓋もない。
男性心理としてはアマーリエ義姉さんのような奥ゆかしさに秘められた色気や、エリーゼのような気高い美しさと貞淑さ。ヴィルマのような健康的な欲望への素直さ、カタリーナのような恥じらいが性的な興奮を生む大事な要素なのだが、ルイーゼは中身がオヤジなので、男性心理からするとそこは性格的に少し残念なところである。
「武芸の鍛錬じゃないんだけど……」
ドミニクの準備が整ったのだろう、コホン、とわざとらしい空咳が聞こえた。ドミニクからの合図だ。ルイーゼの目が輝く。
「おほほほほ。これも、ヴェルとボクとの男女の修行のようなもの! いざ、行かん!」
ルイーゼは大胆にネグリジェを脱ぎ捨てた。しかし、パンツまで脱がないのは彼女なりの拘りがありそうだった。
「ボクが我慢出来なくなったら、その時にヴェルにボクのパンツを脱がせて欲しいの。でもそれまでは待ってね。」
そういうとルイーゼはヴェルの体に乗ってキスをせがむ。ヴェルはルイーゼを乗せたまま、身体の下にガウンを脱いで裸姿になる。
ルイーゼは黒い絹の下着をヴェルの体に擦り付けるようにしながら、手でヴェルの男性器を撫で撫でしている。
「ヴェルもちゃんと興奮しているね、よしよし。」
ヴェルの唇から顔を離すと、ルイーゼはヴェルの男性器の先走りで濡れてしまった指先を見せつけてくる。
「ヴェル、もうこんなに濡れ濡れだよ、いやらしいなぁ」
「ルイーゼがそれだけ可愛いんだよ」
ヴェルの褒め言葉に、ルイーゼはくすぐったそうな喜びの表情を見せてヴェルに齧り付いた。
「ボクの胸は小さいからなー、ちゃんとヴェルが興奮してくれるか心配だったんだ。嬉しいよ、こんな立派になってて。それに予想していたよりも、ヴェルのおちんちん大きいよねっ!」
ルイーゼに耳元で囁かれる。ルイーゼの胸は小さいなりにヴェルには女性の抱き心地の柔らかさとして伝わってきてはいる。
何よりルイーゼの股間がグイグイとヴェルに押し当てられていた。パンツを履いているので誤挿入の心配はなかったが、そうでなければ積極的に入れに行きたくなる所だった。
「そんなに大きいかな?」
「他の男性のおちんちんをそう何度も見たことがある訳じゃないけどね。」
ルイーゼの実家は武芸の師範をしている。男兄弟もいるし、家の事情で男子の着替えなどを見たり、セクハラで性器を見せつけられたりする機会も多いのだろう。
「安心して、ボクはちゃんと処女だからさ。」
「分かってるって。」
再び、ヴェルとルイーゼは口を吸いあい舌を絡めあう。
「アソコの小さい女性は、いや普通はヴェルのこのサイズだと不安になるよね。大丈夫だった?」
ヴェルは考え込んだ。
「うーん。エリーゼやカタリーナはちょっと痛がっていたかな。特にカタリーナはその傾向が強かったけど、朝にはもう慣れて快感を感じていたよ。」
経験者のアマーリエ義姉さんについては、特に触れなくて良いだろう。
「そうか。ボクは痛みには強いから安心してね。ボクの身体、今日からヴェルの好きにしていいんだよ。」
ルイーゼはヴェルの口に自身の胸を近づける。
「ヴェル、胸が大きな子が好きだよね。おっぱい、大きくなくてごめんね。」
ルイーゼも胸の小ささを気にしているのだろう。
「大丈夫、俺はルイーゼの胸も好きだよ。」
小さく可愛らしい蕾のような乳首が、胸の先端で存在を主張していた。エリーゼに比べてしまうと小さいが、やはりそれは男と異なる女性らしい胸だった。
ヴェルの舌がルイーゼの乳首を刺激する。
「あ、ダメ。」
ルイーゼの身体が敏感に反応する。本人が気にしているポイントは、弱点になりやすい。きっとルイーゼは体質的にも心理的にも乳首が敏感なので間違いなかった。
「(ルイーゼ、凄く興奮しているな)」
攻め所のはっきりしたヴェルは、指先を優しく擦るようにしてルイーゼの乳首を刺激していく。
「きゃ、いや、いや」
左、右と舐める乳首を変えながら、ルイーゼの反応を確かめていった。ルイーゼはヴェルの男性器を手で弄んではいるが、その力も緩みがちになるほど感じ切っている。
「ボクの、ボクのパンツをヴェルに脱がせて欲しいの」
「ん、分かった。」
ハアハア吐息を漏らしながら、ついにルイーゼが降参した。ヴェルはルイーゼを膝立ちにさせて、そのパンツをずり下ろすと、片手でルイーゼの秘所に触れた。
「ルイーゼ、もうこんなにビショビショだよ」
それはささやかな先ほどの復讐だった。ヴェルもルイーゼも濡れ濡れなので、2人とも早く挿入したくて仕方がない。ヴェルは自分のこだわりをルイーゼに伝える。
「パンツ、足首に残しておいて」
「うん」
ヴェルはルイーゼに指示を出すと、ルイーゼを仰向けにベットに寝かせる。興奮したルイーゼはヴェルが手を触れていないのに、秘所を濡らしてヴェルを迎え入れる恐怖と興奮でビクビクと震えていた。
ヴェルは満足そうに見下ろした。ルイーゼの秘所を優しく指で愛撫するが、もうすっかり濡れているので何も問題がない。
ヴェルに見下ろされたルイーゼが、指を咥えてヴェルに懇願した。
「もう待てない。早くボクの処女をヴェルに破って欲しいの」
「分かったよ。」
ヴェルはうなずくとルイーゼの女性器に自身の男性器を押し当てると一気に貫いた。
メリメリ、と抵抗されながらルイーゼの奥底にヴェルの男性器が突き進む。
「いやぁあ」
ルイーゼは大きな悲鳴を上げながら、両手でヴェルの腕を強く握る。それは抵抗ではなく、ヴェルを受け入れようと身体を固定する協力の証だった。ヴェルが奥まで入り込む。
「あー、凄い」
ルイーゼが感想を漏らす。ヴェルの男性器の太さ長さ逞しさを感じているようだった。ルイーゼの鍛えられた肉体は、膣の筋肉まで及んでいるのかもしれなかった。ルイーゼの女性器は強烈にヴェルを締め付けていた。ちょっと身動きするのが難しいくらいだ。
「痛いかい、ルイーゼ? 少しジッとしようか?」
「ううん、大丈夫。ボクは耐えられるから、早くヴェルに気持ちよくなって欲しい。いっぱいしようね、ヴェル。」
ルイーゼの言葉に、ヴェルは腰を動かす。ルイーゼの押し殺した悲鳴が上がる。
「ん、ん、くふ、ふぐぅ」
強すぎただろうかと不安になりながらも、快感に負けたヴェルは腰の動きを止める事が出来ないでいた。
「あ、あ、いやー。」
ガクガクと身体を震わせてルイーゼが絶頂に達した。キュッとルイーゼの膣が締まり、痛いほどにヴェルを刺激する。
「も、もうダメ。気持ちイイ。ボクの負けだよ。」
尚もヴェルに突き上げられて感じながら、ルイーゼがヴェルの腕の中で官能に打ち震えていた。線が細いルイーゼはきっと人一倍敏感なのだろう。一度絶頂に達しても、ヴェルに突かれるままに快感が持続しているようだった。
「ルイーゼは感じやすいね」
ルイーゼの絶頂はヴェルにはだいぶ早過ぎた。
「違うよ、ヴェルが凄いんだよ。」
ルイーゼはヴェルの腕の中で甘える。
「ねえ、ヴェルは気持ち良くないの?」
「俺も気持ちいいけど敏感なルイーゼが先にいっちゃうからな。タイミングが掴めなくて。」
「ヴェル、ヴェル。ボクはヴェルにいって欲しいな、お願いだから一緒に。」
意地悪するヴェルにルイーゼが哀願する。
「分かったよ、ルイーゼ。」
ヴェルは腰の動きをゆっくりにして、ルイーゼの膣の感触を確かめるようにする。ヴェルの男性器が暴れ押し広げられた後でも、ルイーゼの膣は強力な締め付けを維持している。
「ここかな」
ヴェルは1番自身が気持ち良いポイントを探り当てる。ふうふう肩で息をしているルイーゼの顔が赤らむ。
「ルイーゼも気持ちいい?」
「うん、ヴェルそこダメだよ、そんなに優しくされたらボクは力が抜けちゃう」
ルイーゼは力み過ぎなのだ。武道家の家柄なので強い力には強い力で返してしまう。快感は快感で感じているのだが、刺激が強すぎると身体が硬くなるのだ。でもヴェルに優しくされるとルイーゼの身体は蕩けてしまうようだった。
さっきまでルイーゼの膣は締め付け過ぎだった。でも脱力して蕩け切った今のルイーゼの身体は、ヴェルが楽しむのにちょうど良かった。男に愉しまれるのに最適な柔らかさを備えている。
「気持ちいいよ、ルイーゼの中。」
ヴェルに優しくつかれ、アヘアヘ言っているルイーゼにヴェルが囁く。
「本当?ボクもさっきよりずっと気持ちいい」
「本当だよ、俺もいけそうなんだ」
「嬉しいな、ボクの体でヴェルを満足させたい」
ルイーゼの膣のふわふわとしたあくまでもソフトで優しい抱擁。それが今のヴェルの求めるものだった。
「ルイーゼいけそう」
「うん、ヴェル。ボクの中にもいっぱい出してね。」
ルイーゼの緊張を解した事で膣の感触をよく味わいながら、ヴェルはルイーゼの中に長々と精を放った。
「いったよ、ルイーゼ」
そう言いながらヴェルはルイーゼの膣から男性器を抜く。精子や愛液、そしてルイーゼの破瓜の血が混じり合ってピンク色に汚れていた。
「やだ、もう分かってるよ。良かった、ボクの身体がヴェルを満足させて上げれて。」
ルイーゼはタオルに手を伸ばして、ヴェルの男性器を拭き清める。お返しとばかりにヴェルもルイーゼの女性器をタオルで拭う。
それが終わると2人でヴェルとルイーゼの回復を行う。ヴェルは精力の回復。ヴィルマは瞑想による傷の回復。
回復を済ませて水を飲み、トイレを済ませるとまた2人で並んでベットに寝そべる。
「今のも全部、ドミニクに見られているんだよね。」
「そうだね。ドミニクは聞いているだけというだろうけれど、見ても構わないとエリーゼが伝えているよ。」
動揺したのだろう、ガタガタとドア越しにドミニクの立てた音が伝わる。
「ドミニクもここに呼んでみる?ボクは構わないけれど。ヴェルは胸の大きな子が好きでしょ。」
「おいおい、ドミニクは新婚なんだし、エリーゼの許可もなしにそんな勝手な事は出来ないよ。」
「でも、エリーゼなら『そういうのも仕事のうちだ』って納得するんじゃないかな。」
ドミニクを抱けるかもしれない。そう考えたヴェルの男性器がムクムクと持ち上がる。
「あ、反応してる。ヴェルはエッチだな。」
ルイーゼがヴェルの反応具合を手で確かめながら言う。
「あの、お館様ルイーゼ奥様、もし私が•••」
ヴェルとルイーゼの会話を聴いているドミニクが恐る恐るといった風で声をかけてくる。ヴェルは慌てて否定した。
「大丈夫だよ、ドミニク。今はこちらに来るには及ばない。ほらルイーゼ、ドミニクを驚かせてしまっただろう」
「ごめんごめん」
「(でもドミニク、あの感じだと『これも仕事です』とヴェルの事を受け入れでても不思議じゃ無かったな)」
ルイーゼはふとそう考えたが、ヴェルの手が伸びてきて胸と秘所を同時に刺激されたのですぐにその考えを忘れた。
ヴェルはルイーゼの身体を愛撫しながら、ドミニクの肢体を想像していた。ヴェルは胸のある女性が好きなので、ここにルイーゼの他にドミニクがいればうまく補完できそうな気もする。断ってしまったのは早計だっただろうか。ルイーゼに挿入する時、ちょっとドミニクの胸を借りるだけならエリーゼも怒らなかったかもしれない。
「(いかんいかん、今はルイーゼに集中しなきゃだよな)」
万が一でもドミニクが妊娠したら問題になる。いや、ヴェルとエリーゼの初夜を前にしてドミニクがカスパルと結婚したのも、こうなってドミニクが妊娠しても不自然でないように良いように予め配慮されたのかもしれない。
「(いやいや、そういうのは勝手に判断しちゃダメだよな。)」
ヴェルは邪念を捨てると、ルイーゼの膣内に突撃を開始した。
二戦目を終えると、ルイーゼがヴェルに尋ねた。
「ねえ、ヴェルはさっきの話が気になっているでしょう。」
本心を当てられてヴェルがどきりとする。
「そんな事、ある訳が無いじゃ無いか」
「口ではそう言ってるけど、ここは正直だよね。」
ルイーゼが硬くなってるヴェルの男性器を掴む。
「ね、ちょっとだけドミニクを呼んでみようよ。ボクもドミニクの身体には興味があるからさ。」
オヤジ的な発想の持ち主のルイーゼに促され、ドミニクに室内に入って来てもらう事になった。
「ドミニク、最初に言っておくけれどこれは嫌なら断って構わない。そしてエリーゼに言ってもいいし、エリーゼに言わなくても構わない。そこはドミニクが好きに判断していい。」
緊張した面持ちのドミニクがうなずく。
「かしこまりました、お館様、ルイーゼ奥様。」
「それじゃあ、服を脱いでそこに立って裸をよく見せて」
こう言ったのはヴェルではなくルイーゼだった。ルイーゼに言われるがままに、メイド服を脱いだドミニクは惜しげもなくその裸身を2人の前に晒した。
「凄い、いい体をしてるね」
そういったルイーゼがヴェルの反応を確かめると、ゴクリとヴェルが生唾を飲み込んでいる。
「もう、ボクよりドミニクと結婚する方が良かったんじゃ無い?」
「ち、違う。そういう訳じゃ無いさ。ただ」
「ただ?」
ルイーゼとドミニクはタイプが違うから組み合わせると強力なのだ。巨乳も貧乳も同時に楽しむ事が出来るとしたら、それは男の夢だろう。
「エリーゼはそういうの許してくれそうに無いし」
自分でもよく分からない言葉がヴェルの口から出た。
「ふうん。ドミニクはどうなの?もし嫌じゃ無かったらボクと一緒にヴェルの相手をしてくれる?」
ルイーゼはドミニクに質問する。
「今日はルイーゼ様の大切な初夜です、私が邪魔など。」
「ボクはそういうの気にしないから大丈夫だよ。」
あっさりとルイーゼが宣言する。
「(ルイーゼはどこまで性の探求に熱心なんだろう。】」
ヴェルは末恐ろしくなった。
「やはり、エリーゼの了解を取らないとまずいかな?」
「いえ、お役目の上での事であればエリーゼ様は何もお咎めになりません。ルイーゼ奥様のお求めであれば、私がお手伝いは致します。」
そういうと裸のドミニクは、2人に混ざってベットの中に入り込んだ。
ヴェルの左手がドミニクの胸を、ヴェルの右手がルイーゼの乳首を弄ぶ。左右で異なる感触をヴェルは堪能していた。
ドミニクの胸は大きく、既婚者とはいえ新婚で乳首もまだ小さい。メイド服姿の下に隠されていた巨乳はやはりルイーゼには及ばずともカタリーナにほぼ匹敵しそうなサイズかある。
「(楽しいな)」
ヴェルは思わずドミニクにキスをしようとするが、顔を背けて断られてしまう。
「やはり人妻相手にキスはまずかったかな」
とヴェルは尋ねる。
「いえ、接吻されるのはルイーゼ奥様に」
そう促されて、ヴェルとルイーゼでキスをする。2人が夢中で口を吸いあっている間に、ドミニクがヴェルの下に潜り込んでヴェルの男性器を咥える。舌先で刺激して、ヴェルを昂らせる。
ルイーゼとドミニクを同時に堪能して、ヴェルの欲情が一気に燃え上がった。
「入れたい」
ヴェルはドミニクに尋ねたのだが、ドミニクはヴェルに求められて表情を赤らめながらも
「いえ、挿入されるのはルイーゼ奥様に」
と答えた。ルイーゼを寝かせて、ヴェルは挿入を果たす。ルイーゼはヴェルとドミニクのやり取りに少し傷つきながらも、興奮しながらヴェルの男性器を喜んで受け入れる。
「ヴェル、ヴェル。ボクの初夜なのにどさくさな紛れてドミニクに挿入しようとしたでしょ」
ヴェルの目を見てイタズラっぽく問いただす。
「いいんだよ、ボクの前では正直な姿を見せてくれて。ボクはヴェルの性癖は1番理解できそうだもの。」
ヴェルを受け入れたルイーゼの膣がキュッと締まる。
「敵わないな、ルイーゼには」
「うん、だからずっとボクの旦那様でいてね、ヴェル。」
ルイーゼが甘える。
「ドミニク、ヴェルは大きい胸の子が好きなの。ヴェルの背中から胸を当ててあげてほしい。そうしたらヴェルは喜ぶからさ。」
「はい、こう、でしょうか。」
ヴェルの背中にドミニクの胸が押し当てられる。その大きく柔らかな感触にヴェルがますます興奮する。
「あ、凄い。」
ヴェルを全身で受け止めているルイーゼが感想を漏らす。
「いくよ、ルイーゼ我慢できない」
「うん、ヴェル、来て、来て、ボクの中でいっぱい出して。」
ヴェルはルイーゼとドミニクに刺激されて、ルイーゼの膣内に射精し子種を撒き散らした。ガクガクと興奮に震えるルイーゼは膣をヴェルに絡ませて絞り尽くす。
ドミニクはそっとヴェルの額の汗を拭うと、抜き出されたヴェルの男性器を口で清め始める。まだぎこちなさが残るながらも、汚れたヴェルの男性器を手と口で清めるドミニクの姿をルイーゼは放心した焦点の合わない瞳で興味深く見守っていた。
その後もドミニクはキスも挿入もさせなかったが、明け方近くまでヴェルとルイーゼの夫婦の営みを手伝った。
「では、私はこれで」
朝が白みかけ、うとうとしている2人を置いてドミニクは寝室から去る。体を拭いたらメイド服を着て、汚れたシーツを洗いに行かねばならなかった。
「(これで良かったんだわ)」
ドミニクは考えていた。
「(ルイーゼ奥様の初夜だったもの。線を踏み越えた振る舞いは出来ない。)」
ドミニクはヴェルに抱かれる覚悟は出来ている。だが、差し出た真似をすれば、エリーゼとルイーゼの関係悪化を招きかねない。あくまで最低限の関与に止めるべき所だった。
ルイーゼは書き始めるまで苦労しました。結果的にルイーゼが頑張ってくれた印象です。ドミニクを登場させる予定はなかったのですが、元々、ドミニクの登場をカタリーナにすべきかルイーゼにすべきか悩んでいた事もあり、書いててドミニク乱入展開も可能そうなので書いてしまいました。
しかし距離的な事を考えるとドミニクの結婚生活は色々おかしいと思います。メイドとしての線引きは崩さない母譲りの厳しさをドミニクは備えていそうですが、原作でも花嫁の初夜5人分を見届けたりとかなり信用され、性癖をヴェルよりに歪められた存在と言えると思います。
タグのメイド要素はアマーリエ義姉さん用でしたが、ドミニクが先に回収してしまいましたね。