1年に及ぶ帝国内乱を終えて、俺は領地に帰還した。でも、俺はアマーリエ義姉さんと会えずにいた。俺が無事である事は伝わっているはずなのだが、俺の方が会いにいく時間を作れないでいたのだ。
帝国内乱では妻達全員と寝室を共にしていた。俺に子作りを迫る帝国の女公爵のテレーゼから、俺を守ってくれていたのだ。
反乱が起きた帝国内では何かあるかわからないので一緒に行動しないと危ない。それで常日頃行動を共にする機会が増え、夜の生活もそのまま嫁全員で同時にするようになっていた。こちらに帰還しても、習慣は変わらずそんな生活が続いている。
それで以前のように『開発工事を理由に抜け出してちょっとアマーリエ義姉さんに会いにいく』という訳にはいかない。気ままな個人行動など出来る空気ではなかった。
開発工事を増やして徐々に個人で活動する時間を増やそうとして俺が足掻いていた矢先、意外な提案があった。
「カプチラス山脈は古代魔法文明時代の呼び方であるな。今は、リーグ大山脈であるな。発掘作業第一号は、この大縦貫トンネルであるな」
俺が屋敷で軟禁している魔族のアーネストの提案により、リーグ大山脈を貫く大縦貫トンネルの捜索と発掘が決まった。このトンネルはパウル兄さんの領地の近くにある筈なのだという。パウル兄さんの領地にはアマーリエ義姉さんが生活をしている。もちろん父上と母上もいる。
帝国から帰還してまだきちんと挨拶も出来てない。これは行かなければならないだろう。俺は変装した魔族のアーネストを連れて妻達とパウル兄さんの準男爵領へと向かった。
「お久しぶりです、バウマイスター伯爵様」
「お久しぶりです、アマーリエ義姉さん」
パウル兄さんの新しい館の中、父上達への帰還の報告と今回の訪問目的の報告の場。そこでアマーリエ義姉さんが俺たちにマテ茶を出してくれる。
1年ぶりだが、アマーリエ義姉さんはほぼ変わりなかった。相変わらず美しいままで安心する。いや、むしろ以前より綺麗に見える。
しかし俺はアマーリエ義姉さんとゆっくり会話をする余裕がなかった。なぜなら俺の横には妻達が勢揃いしていて、俺達の会話は全て筒抜けだからだ。
「エリーゼ様達も、帝国では大変だったとか?」
そんな中、何も知らぬ素振りでエリーゼに話しかけるアマーリエ義姉さんは流石だった。
「大変でしたけど、夫と苦難を共にするのも妻の務めですので」
「旦那様との絆も深まったと思います」
「それはあるかも」
「どこでも、私はヴェル様について行くから問題ない」
「おかげで、こうして戻って来ても仲良く一緒に行動していますわ」
アマーリエ義姉さんがエリーゼにマテ茶を勧めたのを皮切りに、妻達とアマーリエ義姉さんの会話が発生し、その返事の内容に室内に緊張が走った。
「仲がよくて、羨ましい限りです」
アマーリエ義姉さんはそつなく返しているが、アマーリエ義姉さんが俺の初めての相手であり、今も愛人として関係が続いている。
それを知っているエリーゼをはじめとする嫁達の返答は控えめにいって手厳しい。アマーリエ義姉さんと俺との事情を知る男性陣に緊張がもたらされる。
「あっ、このお茶菓子美味しい」
エルは、この手の問題では役に立たない。巻き込まれないように茶菓子に逃げた。
「発掘の前に、適度な糖分の補給は大切なのであるな」
事情を知らないアーネストもマテ茶と茶菓子を楽しんでいた。
「おほんっ! そういえば、今日は仕事だとか?」
父が助け舟を出してくれた。アマーリエ義姉さんが『あてがい女』になる事については父の果たした役割が大きい。父も父なりにエリーゼ達からの圧を感じているのに違いなかった。
俺はアーネストの助けも借りで事情を説明する。トンネルが本当に見つかれば、領地の発展も加速する。パウル兄さんも父上も協力的だった。
トンネルの捜索には時間がかかりそうなので、パウル兄さんの領地に滞在して、時間をかけて俺たちはトンネルを捜索する事になった。
夕食後、裏庭でエルがアマーリエ義姉さんの2人の子供のカールとオスカーに稽古をつけてるのを俺はぼんやりと眺めていた。いつの間にか、隣にアマーリエ義姉さんがいた。
「カールとオスカーが実家に預けられるのです」
カールはマインバッハの家名を継いで分与された土地に騎士爵領を立てる。家臣はマインバッハ家を中心に構成されるので、養育もそちらで行う事になった。だが、アマーリエ義姉さんは『母親がいると甘やかすだろうから』との理由で、実家には戻れないのだという。
月に1回程度の訪問は認められるそうだが、魔道飛行船を使う距離である。どうもマインバッハ卿はこの機会にアマーリエ義姉さんと俺をより近づけようと画策しているようだった。開発の話がなくならないように、アマーリエ義姉さんを俺に差し出そうというのだろう。
「父の思惑通りで忸怩たる思いですけど、私はヴェル君に縋るしか……」
領地から切り離されたアマーリエ義姉さんは、俺に頼る他、魔道飛行船の運賃を捻出するのは難しいだろう。俺なら資金も提供できるし、魔法の力でアマーリエ義姉さんを、カールやオスカーに会いに連れて行く事が出来る。そしてアマーリエ義姉さんを身近に置けるこの話は、俺にとって渡りに船なのだ。
「いいですよ。うちに来ても」
「ヴェル君の方が力が強いのだから断ってくれても」
「アマーリエ義姉さんが傍にいた方が俺には都合がいいわけで」
アマーリエ義姉さんを家で嫁達に気兼ねなく堂々と抱く。これは正にその野望実現の機会だった。嫁達の合意という一点さえ突破すれば、目の前の理想が現実になるのだ。俺は今、燃えに燃えていた。
「本当に変わっているわね。こんなオバさんを傍に置くなんて……」
俺の執着心を見たアマーリエ義姉さんが、ちょっと気恥ずかしそうだ。
「いいじゃないですか。俺がいいと決めたのだから」
「バウマイスター伯爵様のご命令通りに。でも、大丈夫?」
「はははっ、俺はバウマイスター伯爵様ですよ」
そして用意された客室で俺はエリーゼ達に土下座していた。
「という事情でして……」
「私からは特に反対する理由もありません」
「私も」
「ボクもないかな」
「ヴェル様の好きにすればいい」
「そうですわね。私達が口を挟む理由もありませんし」
「おおっ!」
妻達の反応に俺は喜びの声を上げる。
「今さらという気もありますし」
「そうよね。でも、非公式から私達の目に留まるようになったのはいいわね」
「『バウマイスター伯爵様』が夜中に抜け出して非公式の愛人と逢瀬とか、ローデリヒさんがそろそろ困っていたし」
「警備上の問題もある。ヴェル様に何かあると困る。ここだと周囲が無人に近いから、暗殺者の配置も簡単」
「というわけですので、私達からすれば状況が改善されたと考えます」
どさくさに紛れて色々と手厳しい指摘も受けるが、良しとしよう。アマーリエ義姉さんとの関係が妻達公認となったのだ。この一歩は俺にとって大きな前進だった。
「奥向きの事を行うメイド長扱いで構わないと思います。こうやって愛人を囲う貴族も多いですから」
エリーゼの提案で、アマーリエ義姉さんがメイド長に就任することに決まった。こうして、俺はアマーリエ義姉さんを自宅に引き入れる事に成功したのだ。
トンネル騒動を終わらせた俺は、自宅でいつでもアマーリエ義姉さんを押し倒せる男の野望生活を満喫していた。
妻達公認の愛人って素晴らしい。
生活空間にアマーリエ義姉さんがいると癒されるし、ふと目の前を横切られたりすると欲情する。そんな時に抱き寄せて自分の部屋の中で思うままにアマーリエ義姉さんを犯しても、誰も何も言わずにそっとしておいてくれるのだ。
アマーリエ義姉さんも最初は少し戸惑っていたが、『メイド長は建前で愛人がアマーリエ義姉さんの役割なんです』と説明すると喜んで俺の誘いに応じてくれるようになった。
帝国訪問で不在の間に第一子のクロエの出産を終えたドミニクが、偶にアマーリエ義姉さんとの情事に遭遇して妙にジットリした視線をこらちに送ってくる事があるが俺は気にしていなかった。
初夜はドミニクに見守られていたし、帝国での嫁達の性生活も大勢でしていたので、あまりドミニクの視線も気にならなかった。
だってアマーリエ義姉さんを、自宅で好きな時に抱きしめる事が出来るのだから。
俺はアマーリエ義姉さんのいる生活に耽溺していた。もちろん俺はエリーゼはじめ妻達全員を愛していたし、夜は決められた通りに妻を順番に愛していた。不満が出ないように回数もそちらが多くなるようにしてある。俺の対策はまさに完璧だった。
妻達は危機感を覚えていた。帝国内乱の一年で妻達の関係が大きく進展した。今更、年上のアマーリエ1人くらい脅威ではなく、目の届く所での関係なら容認しようという流れだったのだが。
ヴェルは妻公認の愛人との性生活に耽溺しているのだ。妻の性生活の回数が減ってはいない。だから文句を言いにくい。
たまにエリーゼの指示でドミニクが現場を押えに派遣されていたが、ドミニクに目撃されてもヴェルとアマーリエの熱意は冷めないとの報告だった。
「アマーリエさんがいらしてから、ヴェンデリンさんがその、ギラついているのですわ」
「ヴェルって年上好きだよね」
「同じメイドの立場なのに扱いに差があります。」
「え、ドミニクも混ざりたいの?」
「(はい。エリーゼ様の定めた奥向きの秩序を取り戻す為なら、この身を犠牲にしても。)」
「いや、年上好きというより、やはり義姉好きなんじゃないかって話だよね。」
ヴェルはアマーリエ以外にも、マルレーネやミリヤムといった他の義姉とも常に親しげだった。最近の言動から、妻達の間ではヴェルの義姉好き属性の疑惑が深まってきている。
このままだとアマーリエにヴェルの愛情が独占される懸念があった。問題は他にもある。一連の騒動が終わった今、妻達は本格的に子作りを励む事を考えている。
妻が妊娠するとヴェルの相手が出来ないわけで代わりが必要となる。そういう展開も踏まえて、アマーリエの愛人公認であったのだが。今のヴェルのペースだと、アマーリエ1人に夜の性生活も全て持っていかれる可能性があった。
「皆様、私にいい考えがありますわ」
開陳されたエリーゼの提案に、妻達は皆一も二もなく同意した。
「え、いいの?」
「はい、夜の妻達との子作りの回数を減らさない条件で、ですが」
俺はエリーゼ率いる妻達から、テレーゼとの愛人生活の解禁を提案されていた。
妻でなくアマーリエ義姉さんと同格の愛人という立場だったが、帝国にいる時はテレーゼの夜這いから妻達が俺を守ろうとしていたのを考えると隔世の感があった。
「テレーゼさんの助言は色々と的確でしたし、私達の至らない所を補って頂いています。それに皇帝に下賜された存在に、妻達が全く触れさせないというのも帝国との間で外交問題になるかもしれませんし。」
「そうか、エリーゼはいつも俺の為に色々と考えてくれるね。ありがとう。」
「妻として当然の事ですわ。(愛人がアマーリエさんだけというのが良くないのでしょうし)」
「ん、何か言ったかい?」
「いいえ、なんでもありませんわ、ヴェンデリン様」
こうして『帝国からのバウマイスターの戦利品』と言われたテレーゼの運命が決まった。
「ほう、妾とヴェンデリンの関係がエリーゼ達に公認されたと。」
事情を説明するとテレーゼが舌舐めずりをする。テレーゼとは何度かデートを重ねて良い関係を築いていた。しかしながら、手出しをしなかったのはやはりエリーゼ達の猛反発が待っていると考えたからだ。
現在のテレーゼは皇帝候補でも女公爵でもない。密かに『バウマイスターの帝国からの戦利品』と呼ばれている。
帝国の女公爵であるうちは子爵令嬢など吹けば飛ぶような存在でエリーゼの正妻の地位を持っていかれる懸念があったが、今は公式にも戦利品扱い。
トンネル騒動や領地の経営でも的確な助言をくれた。領地を持たぬ法衣貴族であるエリーゼは貴族社会には詳しくとも、領地経営や国家的視点の政治には限界がある。結果として愛人入りを認められた、という事らしい。
「アマーリエ義姉さんと同じ非公式の愛人という立場で良ければだけどね。その形でエリーゼ達の了解を取れたよ」
俺は率直に事情を説明する。俺達は政治的存在すぎて、なし崩しに関係を構築して後から辻褄合わせするのは難しいと考えたのだ。
テレーゼのこれまでのやり方、俺の寝込みを襲う一点突破方式。これはエリーゼ達の猛反発を喰らった。今回はエリーゼ達周囲からの了解を得て進む合意形成方式。これならテレーゼの気持ち次第で前に進めるはずだった。
「もし、テレーゼが嫌でなければだけど」
ただ、現実的には皇帝からテレーゼは俺に下賜された存在な訳で、俺以外の選択肢などあり得ないのだが。
「その、面と向かってそう言われると妾も不安になる。『今夜しか機会がない』とかそういう場合だと、後先考えずに飛び込むのだが。考える時間があるとなると色々懸念してしまうな。」
「というと?」
「アマーリエと妾は共に同じ愛人の立場なのだろう? アマーリエとヴェンデリンがしている様子を先に見せてくれ。妾もそれを参考に、ヴェンデリンと寝るようにしよう。その方が安心できる。」
俺はしばし考える。ま、問題ないな。
「いいけど。」
「では宜しく頼む」
俺とテレーゼの初めては、アマーリエ義姉さんを交えてと決まった。
「どうしてこうなるのかな?」
ベットの上のアマーリエ義姉さんに聞かれる。
「アマーリエ義姉さんが、妻達公認の俺の愛人だからです。」
「それでテレーゼさんに私達がするところを見せる事になるの?」
「テレーゼもまた、妻達公認の俺の愛人だからです。」
メイドだって後輩は先輩に教えを乞うものだろう。愛人として先輩のアマーリエ義姉さんが
後輩のテレーゼの初めてをサポートする。そこには何も問題はなかった。そう、何も。
「恥ずかしいな、もう。」
帝国での経験を経て妻達とは互いの性生活がオープンになっている。それは俺にも自然な事だった。アマーリエ義姉さんは俺としている様子を偶にドミニクに目撃される程度だ。なのでテレーゼに俺に愛されている所を観察される事に抵抗がある様子だった。
しかし妻達がさせてくれていることを、愛人が受け入れないのも問題がある。渋々ながら受け入れてくれた。
「アマーリエ、妾からも宜しく頼む」
アマーリエ義姉さんにはテレーゼからの挨拶もあり、午後の陽射しの中で3人の関係がスタートした。
「あん、ヴェル君、そこ気持ちいい」
俺に口で女性器を愛撫されて、アマーリエ義姉さんは大きな喘ぎ声を立てていた。
俺たちの関係は公認だったし、エルにもローデリヒにももう婚約者がいる。ドミニクも既婚者だったし、レーアもエルの側室に内定しているようなものだった。
つまり昼からアマーリエ義姉さんと多少派手な性生活を送っても特に問題はない訳だ。アマーリエ義姉さんも最近は喘ぎ方に遠慮しなくなってきている。
まぁ流石に気まずいので、俺が魔法で音が漏れないようにしてはいたが。
テレーゼがアマーリエ義姉さんの喘ぎ方を興味深く観察している。
「ふむ、妾も気持ち良いときはあのように声を出すのだな。本当に気持ち良さそうで、ヴェンデリンに愛されるのが待ちきれないの」
「アマーリエ義姉さん、入れるよ」
「うん、ヴェル君待ってた、早く入れて欲しいのお願いします。」
俺はアマーリエ義姉さんの中に挿入を果たす。アマーリエ義姉さんの滑らかな膣内はいつも俺に満足をもたらしてくれた。
「「気持ちいい」」
挿入を果たし、アマーリエ義姉さんと俺が同時に喘ぐ。
「あ、あ、あ、あん、あん、あん」
俺の腰の動きに合わせてアマーリエ義姉さんが可愛らしく喘いでいる。アマーリエ義姉さんの中は絹のような滑らかさで、擦っていると俺は抵抗出来ずに射精に導かれる。
「いくよ」
「うん、ヴェル君きてぇ」
蕩け切った表情を浮かべるアマーリエ義姉さんの膣内に、俺は安心して精を撒き散らした。2人で抱き合って息を整える。
「こんな事を、妾がこの後するのか」
背後でテレーゼが騒いでいる。
「アマーリエが最後にヒクヒクと動いでヴェンデリンから子種を搾り取る様など、そんな簡単に真似できるように思われないのだが!」
「そんな風に言わないでくださいっ」
羞恥心を刺激されたアマーリエ義姉さんが『やはり少しはしたなかったかしら』と呟いていた。これは大いにまずい。
「テレーゼ、あれぐらい喘いで貰わないと男は興奮しないんだよ。声に煽られて興奮するって側面もあるんだから。」
「成程、場を作る訳だな。妾も早速実践しようっ!」
流石に初回ということもある。アマーリエ義姉さんの体液をつけた男性器でテレーゼに挿入するのは可哀想ということになった。
一人悶々としているテレーゼを寝室に残して、俺とアマーリエ義姉さんは風呂で身を清める事にする。
アマーリエ義姉さんは仕事に戻るそうなので、俺だけが寝室に戻る事にする。
「私がいたらお邪魔になるし、頑張ってね、ヴェル君」
おそらくちょっと気を遣われたのだろう。テレーゼも俺も見られても気にしないのだが。
「お待たせ」
テレーゼの待つ寝室のドアを開ける。いよいよ金髪褐色豊満ボディのテレーゼを抱く日が来た。俺は楽しみで仕方がなかった。
「さ、妾を抱くと良い」
寝室のドアを開けると、既にナイトガウンを脱いで紫色の下着を纏ったテレーゼがそこにいた。特にその見事な谷間に俺はフラフラと引き寄せられてしまう。
その胸は手のひらから溢れそうなサイズ。姿形も張りも良く、俺が震える手でブラジャーのフックを外すと生乳が溢れ出る。乳輪は小さめで先端の乳首は綺麗なピンク色をしている。
「そんなに見つめられると、恥ずかしいの」
照れているテレーゼを押し倒し、胸を堪能する。張りはあるがどこまでも柔らかい揉み心地は最高だった。
そっとテレーゼの乳首を口に含み、丁寧に刺激する。まだ快感はないのかもしれないが、誰も含んだことのない蕾を口にする悦楽に俺は溺れる。
「うふふ、くすぐったいのじゃ」
そう言いながらもテレーゼも息を荒くしている。
「ヴェンデリン、妾の裸はどうじゃ?」
テレーゼのその問いかけは、誇るようでいて彼女の心細さを吐露している。なまじ皇帝の地位を狙えるほどに身分が高い女性であるが故に、地位や権力を取り払った個人としての性的魅力。そこについては確信が持てないでいるのだ。彼女に焦がれ求婚する男達は、大抵はテレーゼの容姿よりその権力に価値を見出す者であったからだ。
「綺麗だよ、それにとても肉感的だ。凄くそそられる。男なら誰だって抱きたくなるよ。」
容姿を褒められて、嬉しそうにテレーゼが笑う。
「妾も自分では中々の容姿と思うのじゃが。なかなか『抱きたくなる』と直裁に言われる事はない。だがそれはそれで悪くない気分じゃの。」
高位の貴族に面と向かって『抱きたい』という人はそうはいないだろう。ただこの言葉は、時として最も雄弁な褒め言葉になる。
「その立派な物、触らせてくれ」
テレーゼにねだられて、俺は自身の股間にテレーゼの手を導く。
「太くて立派なんじゃな。これがアマーリエの
秘所を出入りしていたのか。」
指を絡めると輪郭がよく分かるのだろう。テレーゼはしげしげと観察していた。
「知っていると思うけど、男は興奮している時だけ硬くなるんだ。つまり、俺はこれだけテレーゼの身体に反応してる。」
「そうか、これがヴェンデリンの本気か」
何が面白いのかクスクスとテレーゼが笑う。
「いや、笑ってすまない。ただ、男というのは分かりやすいな。こんな所で、男の本心が確認できる構造になっているとは思わなかった。」
帝国の政治の場、権謀術数の世界に身を置いていたテレーゼとしては、こんなところに男の本心を探るパラメータがあると思わなかったのだろう。妙にツボに入った様子で笑い転げていた。
「女性だって、美男子を見たら色めきたって、目で追いかけるじゃないか。あれだって分かりやすい。テレーゼも、胸に視線を感じたりするだろう。」
俺はエーリッヒ兄さんのことを思い浮かべる。イケメン貴族のエーリッヒ兄さんは美男子なので、女性の視線を独占していた物だった。
最近は俺も玉の輿狙いの貴族令嬢や愛人狙いの商人の娘などに熱い視線を浴びる機会があるので、多少はそういう視線に晒される経験も持ち合わせてはいる。ただ、本人の性的魅力と、金や権力に群がる視線とやはり全くの別物なんだよな。
「確かに顔ではなく胸に視線を感じると、気がつく時はあるな。」
「女性の胸には、男の夢が詰まっているのさ。大きければ大きいほどいいんだ。」
「そんなものかの。」
尚もテレーゼが俺の男性器に触りたがる。
「(アマーリエ義姉さんがいれば、口でどうやって扱うかとか説明してくれたんだろうな)」
チラリと残念だなという感想が脳裏をよぎる。ま、次の機会もあるさ。
「それじゃテレーゼ、これからテレーゼの女性器の準備をする。ちゃんと濡れてテレーゼの準備が出来たら、俺の男性器を挿入する。大丈夫だね?」
「分かった。妾の覚悟は出来ておるぞ。」
テレーゼの女性器をそっと開くと、綺麗なピンク色をしている。俺はそっとそこに舌を這わせた。
「アンアンアンアン」
俺に女性器を愛撫されたテレーゼは鳴きっぱなしだった。
「テレーゼは突然スイッチが入ったね。」
「妾も自分でも驚くほど簡単に可愛い声が出せるので驚いている。女である事を思い知らされるとはこういう事なんじゃな」
「挿入するともっと気持ちいいよ。最初は痛いかもしれないけれどね。」
「そうか、やはり楽しみじゃな。この快楽の先があるか。」
俺はテレーゼの濡れ具合を確認する。うん、もう挿入しても大丈夫だろう。出来る準備を終えた、そう思えた。
「それじゃテレーゼ、挿入するよ」
「そうか、いよいよか!存分に我が身体を堪能すると良い。そして妾に良い子種を授けよ!」
俺はテレーゼにうなずいてみせた。
「ああ、それじゃあいくよ。」
俺はテレーゼへの挿入を果たした。
「痛い痛い痛い」
途端にテレーゼが悲鳴を上げる。
「これは話が違うのではないか。ひどい事をしないでくれ、ヴェンデリン。」
目に涙を浮かべながらテレーゼが抗議する。
「テレーゼ、力を抜いて受け入れて。今は痛くても気持ちよくなるから。」
俺はテレーゼに回復魔法をかける。くすんくすん泣いているテレーゼが少し落ち着いたので、そこから時間をかけて身体の中へ進んでいった。
「さ、これでどうだろう。」
「串刺しにされて身動きが取れない気分じゃ」
俺の為に痛みに悶えているテレーゼが愛おしい。俺はテレーゼの口の中に舌を入れる。
「さっき妾の秘所を舐めていなかったか?」
「そういうのは気にしないの」
舌を絡めて吸い合う。胸を揉む。少しテレーゼの気持ちが回復してくる。ダメ押しで回復魔法を使って回復させると、じっと我慢をしていた俺は動き始めた。
「あ、アン」
途端にテレーゼが可愛らしく喘ぎ始める。
「気持ちいいんだね、テレーゼ」
「ち、違うのじゃ、声が勝手に」
テレーゼの内部は俺を迎え入れて轟いてる。処女のキツさに加えて、俺の動きに合わせてうねるテレーゼの女性器の動きが俺を絶頂に導く。
「いくよ、テレーゼ」
「あん、アン」
返事代わりに喘ぎ続けるテレーゼの中にぶちかます。射精した俺の男性器はテレーゼのキツい膣内を暴れ回り、テレーゼを更なる快楽に導いた。
「す、凄かったのじゃ」
俺の身体の下でテレーゼが放心している。
「テレーゼの腰も俺の精子を貪り尽くさそうと卑猥な動きをしていたよ」
「恥ずかしいから言わないでくれ、ヴェンデリン」
俺はテレーゼの中から男性器を引き抜いた。
「くっ」
その衝撃にテレーゼが顔を歪める。
「もう一度回復魔法を使っておこうね」
テレーゼの愛液と俺の精液、そして血の混じった粘液が溢れ出す。
「これが子種か」
俺の回復魔法に身を浸しながら、テレーゼが手で掬って確認している。
「女性という畑に種を蒔くと聞いていたが、こんなやり方をするとはな。耕してから種蒔きか、上手く言ったものよ。」
テレーゼはなんだかしみじみと感慨に耽っていた。
「テレーゼも気持ちよかったんでしょ?」
「最初はヴェンデリンに騙されたと思ったぞ。まぁ最後は快感を味わったが。後はまだ股間の異物感が消えぬ。」
「これから痛い事は無くなって、体が慣れたら気持ちよくなるばかりだから安心して」
俺はそっとテレーゼを引き寄せた。
「どうして2人一緒にしようとするのかな」
アマーリエ義姉さんがチクリ、と内心を吐露する。
「妾は別に構わぬぞ」
テレーゼは受けて立つ構えのようだ。次の日の昼下がり、俺はアマーリエ義姉さんとテレーゼを同時に寝室に引き入れていた。
2人を裸にしてベットに転がす。後背位の姿勢で2人にはベッドの上で四つん這いだ。真ん中に俺が入る。2人を両脇に抱え込むと、気分は王様だった。
右手に抱えるのは金髪褐色の女公爵、左手に抱えるのは初めてを捧げた初恋の相手。2人のおっぱいを同時に揉む。男の夢と言っていいだろう。
「やっぱり揉み心地が違うな。」
「ヴェル君、恥ずかしわ」
「ヴェンデリン、妾にこんな恥ずかしい事をして」
こんなふうに四つん這いで同時に比べられると思っていなかったのだろう、2人が羞恥心を見せる。
「いいんです。2人は俺の愛人なんだから。こういう恥ずかしい事をする為にいるんですよ」
「もうっ」
「ヴェンデリンはやはり性豪なのじゃな」
俺は身体の位置をずらして、今度は女性器の具合の違いを探る。おお、やはり違いがわかりやすい。
「テレーゼ、少し待っていて」
「わかったのじゃ」
俺はアマーリエ義姉さんを背後から抱きすくめる。
「どうして、私が先なのー」
ジタバタするアマーリエ義姉さんは可愛いらしい。
「いやですか」
「イヤじゃない、むしろ嬉しいけど」
「それなら良かった」
アマーリエ義姉さんの腰を抱えると背後から挿入する。
「いやん」
アマーリエ義姉さんの腰が動く。
「気持ちいいですよ、アマーリエ義姉さん」
「私も、私も凄くいい、ヴェル君」
アマーリエ義姉さんの中は心地良く、俺はあっという間に射精してしまう。
「もう、何も言わないし、早すぎるわ」
「ごめんなさい、アマーリエ義姉さんの中は気持ち良すぎて」
『仕方のない子ね、ヴェル君』
それでもアマーリエ義姉さんは射精を終えて項垂れた俺の男性器を口に含んでご奉仕してくれる。さあ、次はテレーゼだ。
「まだ妾の順番にならないのか?」
テレーゼが四つん這い態勢でお尻突き出したまま、挿入を待て兼ねて腰をくねらせている。興奮したのか秘所をグシャグシャに濡らしていた。
『お待たせ」
テレーゼに背後から突き入れる。
「あんっ」
テレーゼは夜の作法は、あくまでも俺に従順だった。喘ぎ声も実に可愛らしい。
「ヴェンデリン、深い、挿入が深すぎるのじゃ」
「でも気持ちいいでしょう?」
敏感なテレーゼがすぐに上り詰める。でもまだだ。まだまだ続けられる。俺はテレーゼのキツい秘所を楽しむ。
「凄い、ヴェンデリン凄すぎる。」
背後からテレーゼを2度3度と絶頂させ、散々弄んで喘がせてから、俺は長々とテレーゼの膣内に射精する。
「ヴェンデリンは妙にいやらしい腰つきをする」
「褒め言葉として受け取っておくよ」
「アマーリエに対してとでは態度が違いすぎるのではないか、アマーリエにはあんな簡単にいかされておったのに。」
「アマーリエ義姉さんは百戦錬磨だからね」
「私としては先ほどのは少し早すぎると思うのだけれど」
「大丈夫です、次は時間をかけてアマーリエ義姉さんを楽しみますから」
その日はだいぶ長い昼休みをとってしまった。