追加エピソード カールの結婚とイヴァンカとの初夜
ついに私イヴァンカがカール様と結婚を迎える日が来ました。この日の為に、私はバウマイスター辺境伯家のエリーゼ奥方様の所に通って貴族の礼儀作法や正室の心構えの習得に磨きをかけてきました。アマーリエお義母様も同席され、やや意外ながらも楽しい語らいの場となっています。
アマーリエお義母様は、わたくしが当初予想していたよりもずっと普通の方でした。執事のゾンハルトからは『兄嫁としての立ち位置を利用して、バウマイスター辺境伯様の妾になりおおせた』と聞いていたけれど、そんな素振りは全く見えません。今はバウマイスター辺境伯様娘を産んで妻の1人に名を連ねているそうです。
バウマイスター辺境伯様との関係からか、長男のカール様にも控えめな接し方をしています。これなら私と嫁姑として上手くやっていかれるかもしれません。
バウマイスター辺境伯様の手配で花嫁衣装もアクセサリーも素晴らしいものが出来上がりました。結婚式の支度を終えて、花嫁衣装に着替えるとその場に居合わせたバウマイスター家の女性親族の皆様が歓声を上げて祝ってくれました。鏡の中の自分を見つめると、見たことの無い美しい女性が見つめ返しできます。そう、私の結婚の準備は全て整ったのです。
(カール様、いよいよですね)
カールは礼装のズボンの前の強張りを隠すのに必死だった。この2日ほどカルラさんとの私的な触れ合いを持てずにいる。この我慢は全て初夜の為で、精力回復の魔法を使えないカールは自然な身体の回復に任せる他ない為だ。
カールがイヴァンカとの初夜を迎えるにあたりカルラから禁欲を言い渡されており、カルラを抱くのは無論の事、自分で処理するのも禁止されていた。カールは性に目覚めたばかりである。正直、我慢するのは辛くて仕方がないのだが、親族であるバウマイスター家の男性陣、祖父や叔父達は『もうすぐ初夜だな』とニヤニヤ笑うばかりだった。
「辛いだろう」
そっとカールに声をかけてくれたのは、本家当主であり寄親であり叔父であるバウマイスター辺境伯である。
「はい、女性の身体を知らないうちは平気なものなのに、不思議ですね。」
「カルラ嬢とは、うまくいったようだね。練習は進んだかな?」
「はい、あの人は凄く素敵な人ですから。」
ヴェンデリンにそう返すカールは耳まで真っ赤に染まる。そんなカールの素振りを見て、ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター辺境伯は優しく微笑んだ。
「後で、性のつく物を届けさせるよ。今夜はしっかりと励むんだぞ。」
結婚式とそれに続くお披露目の祝宴を終えたイヴァンカは早々に2階に送り込まれた。騒がしい宴は階下でまだ続いている。しかし今夜の新郎新婦は夫婦の契りを交わすのが役目。2人の初夜の様子は、宴席の格好の話題になるのだろう。
今日のカールはとても立派だった。カールの凛々しさは、実家の戦乱に巻き込まれたイヴァンカを助けに来てくれた時のままから変わらない。凛々しく素敵なイヴァンカだけの旦那様。
「奥様、寝屋の用意が整いました。こちらへ。」
「分かりました。」
案内するドレス姿の女性はメイドではない。カルラと名乗る女性はバウマイスター辺境伯様の肝入りで送り込まれた初夜の見届け人だという。貴族の結婚は家と家との結びつきに留まらない。寄親や本家の意向が大切で、今回のように初夜の見届け人を寄親や本家が送り込むのも、そう不思議な事ではないらしい。バウマイスター辺境伯様の場合、名実共に父親がわりという事情もある。
『今夜は彼女の指示は俺の指示と思って、2人とも従うように』
バウマイスター辺境伯様からは直々にそう言いつけられている。カール様の寄親であり親代わりである。イヴァンカとて指示を蔑ろにするつもりはなかった。
ランプを手に進むカルラの後ろを、ネグリジュ姿に着替えたイヴァンカはおとなしくついていった。
「カール様はもう寝室の中に。私は隣に控えていますから、何かあれば声をかけてください。」
中の様子を確認する為にドアは完全には閉じられない。全て見届け人が確認して、報告される。エリーゼ奥方様の時も子供の頃から姉妹のように育ったメイドが見届け人を務めたと、そう聞かされていた。
「分かりました。」
カルラにそう返答すると、ネグリジュ姿のイヴァンカはカールの待つ寝室に足を踏み入れた。
燭台の灯りにカールのシルエットが浮かび上がる。ガウンをはだけさせ、その股間がそそり立っているのが見えた。
(あれがカール様の、大きすぎるんじゃないかしら)
今日一日、カールはどこか苦しそうで盛んにズボンを弄っていた。横に立つイヴァンカからはよく分からなかったが、初夜を前にカールが興奮していたのだとしたら、きっとズボンに男性器を圧迫されて苦しかったのだろうと思う。
(まぁ、カール様はあんなに興奮されて)
イヴァンカは嬉しいと思うと同時に、破瓜の痛みを考えると少し恐ろしい気持ちもある。何せイヴァンカは男女の営みについて何も知らない。エリーゼ奥様も「殿方に任せておけば大丈夫ですよ」というだけで何も具体的な事を教えてくれなかったのだ。
(どれくらい痛いのだろう)
視線を逸らそうと思っても、ついカールの股間に引き寄せられてしまう。それはイヴァンカの股に収まるのには、少し、いやかなり大きすぎるように思えた。取り敢えず、カールへの挨拶を先に済ませる事にする。
「カール様、私この時をずっと待っておりました。晴れてカール様と私は夫婦になったのですから、これからどうぞよろしくお願いしますわ。」
「うん、イヴァンカ、僕が君を一生大事にするから」
カールはそういうとガバッとイヴァンカに抱きついた。はだけたガウンから解き放たれたカールの男性器がネグリジュ越しにイヴァンカに押し付けられる。その硬さと熱さにイヴァンカはしばし陶然となった。
カールに抱え上られて、イヴァンカはベットに運ばれる。投げ出されるようにベットに横たえられるが、それは乱暴なのではなくカールの性的興奮ゆえとイヴァンカにも分かっていた。
「カール様、その、優しくしてくださいね。」
「わかってる」
たちまちイヴァンカの口が、カールの唇で塞がれた。結婚式で皆に見せた軽いキスではなく、舌を吸い合う濃厚なキス。イヴァンカはカールの肉食ぶりに驚く。
カールがイヴァンカのネグリジュを紐解く。カールの前にイヴァンカの裸身が晒された。
「ん。入らないや。」
すくみ上がったイヴァンカの女性器は固く閉ざされている。ただでさえカールは経験が乏しい。そしてこの日の為に我慢を重ねて怒り立っていた。
「あっ」
イヴァンカの股間に沿って男性器が挿入する場所を探す内に、イヴァンカの太ももに刺激されてカールが絶頂に達する。射精し、自らの太ももに子種を撒き散らすカールをイヴァンカは呆然と見上げた。挿入に至らない事は彼女にも分かったのだ。
(私たちの初夜はこれで終わりなの?)
痛いのは嫌だ。しかし初夜にキチンと仕上げて貰わないとイヴァンカも困る。
「あらあら、カール様は興奮され過ぎです。練習通りはやれば上手く行きますよ。」
その時、そう言いながらドレス姿で入室してきたのはカルラだった。彼女は手にした布でカールの男性器とイヴァンカの股間を拭き清める。
しかしイヴァンカの膣内に入り損ねたカールの男性器は硬さを失ったままだ。
このままでは再挿入は難しいと見ると、カルラはカールの耳にイヴァンカに聞き取れないように言葉を紡ぐ。
「奥様との初夜を終えたら、私がまたカール様を楽しませてあげるわ」
耳に囁かれるカルラの言葉に、思い起こされるかつてのカルラの痴態にカールの欲望が刺激され、カールの男性器が反応し硬さを取り戻す。カルラは言い終わると告げた内容をイヴァンカに悟られないようにカールの耳を舌で舐る。
「ひい」
挿入を期待しながらも痛みに怯えるイヴァンカは、再び聳り立つカールの男性器を見て悲鳴を上げた。しかし脳の一部ではカルラの言葉の解析が続いている。
(練習通りにすれば大丈夫という事は、カール様は私との初夜の前に練習を。)
「大丈夫ですよ。奥方様と私は背丈がほとんど変わりません。私で問題ないのですから、奥方様も絶対に大丈夫です」
カルラの声にイヴァンカは反応する。
(これが私の体内に入る?信じられない)
カルラの白い手が、カールのそそり立った男根に優しくローションを擦り込んだ。
「さ、足を開いてカール様の身体に」
カルラに促され、イヴァンカの足がカールの裸身に絡む。閉ざされていた両足が開く事で、イヴァンカの秘奥がカールに顕になる。そこをイヴァンカの肩に手を置いたカールが貫いた。
(この手慣れた仕草、間違いない、カール様は事前にこの女と練習してたんだ)
遂に訪れた破瓜の痛みと共にイヴァンカはそう確信した。
「痛い、痛いですわ」
きゅうきゅうと女性器でカールを締め付けるイヴァンカが自分を串刺しにするカールに懸命に訴える。
「大丈夫かい?」
イヴァンカはカルラよりずっと未成熟な身体なのだ。開通させれば当然痛みを伴う。しかしカルラとはまた違った感覚に、カールは独特の満足を覚える。
「これでイヴァンカはもう僕のものだ」
それを聞き、カールに征服されたと知ったイヴァンカはうっとりとカールを見上げた。
「はい、私の全てはもうカール様の物です。
「動くよ」
「ええ」
カールとキスしあったイヴァンカはカールの為に痛みに耐える決意をする。エリーゼ奥方様も言っていた。『殿方に全て委ねなさい』と。
膣内に挿入を果たし、鉄棒のような硬さの男性器でカールが自信を持ってイヴァンカを犯す。突き上げられるイヴァンカの耐えるその律動が、痛みだけでなくイヴァンカに快感をもたらす。
ついに一つになれたという感慨。愛する2人の興奮の高まりが最上の媚薬となってイヴァンカ
を苦痛から解き放ち、快楽に溺れさせる。カールのもたらす刺激はイヴァンカの快楽に。イプァンカの受けた快楽はカールへの刺激になって、カールに興奮と快感を引き起こす。
痛みとぎこちなさはまだある。それでも幼い夫婦はフウフウハアハアと自分達の快楽を加速させ、初夜の見届け人であるカルラの前に痴態を晒していった。
「いくよ、我慢できない。」
「はい。私にカール様の子種をお授けください。」
カールに夢中になってしがみつきながらイヴァンカは答える。カールの男性器がイヴァンカの中で脈動し吐精する。イヴァンカはしっかりと膣奥にカールの子種を受け止めていた。
明け方、イヴァンカはカールに抱かれた幸福な気持ちで目を覚ました。
(私幸せだわ。でもあの女とカール様がどうなるのか。少し、怖い。)