「そう。あの子は初夜で回復魔法まで使っていたの。」
「はい。ヴェンデリン様は立派な逸物をお持ちで。エリーゼ様は健気にもヴェンデリン様と同衾される際は、常に回復魔法を用いて朝まで頑張っておられます。」
淡々とドミニクが報告する。マテ茶を飲みながら、ニーナはドミニクの素振りを観察していた。
「ドミニク。いざという時は、貴方が身代わりを務めるようにそう申し渡した筈だけれど。エリーゼが限界の時に、貴方が身代わりになる事は出来ないの?」
「申し訳ございません。私がずっと控えていても、側で見守る事しか・・・。私からエリーゼ様の身代わりとして、ご夫婦の間にしゃしゃり出る訳にも参らず。」
ドミニクは少し躊躇うと、一拍置いて言葉を紡いだ。
「私が混ざる事を、エリーゼ様が嫌がられるのです。『ドミニク、貴方はもう結婚したのだからそんな事はしなくていいのですよ』と。」
ニーナはマテ茶を入れたカップを机に置き、ため息をつく。
「あの子ったら、ドミニクをつけた意味をまるで理解していないのね。」
侍女のドミニクはエリーゼの結婚に先立ち、ホーエンハイム子爵家の使用人の子と結婚させられた。これは意図して『社会的な地位を与えると共に、女としては傷物にした』のだ。
全ては、円滑にエリーゼの世話ができるようにという配慮である。処女のままでは破瓜の苦しみを理解できないだろうから、適切な看護もできない。処女喪失から時間が経っていれば、全ては曖昧な記憶になってしまう。
それだけではない。ドミニクはホーエンハイム子爵の妾の子である。結婚に先立ち抱いた子爵のあてがい女との子供で、エリーゼから見れば異母姉にあたる。ドミニクがエリーゼと姉妹のように育ったのには、そんな背景もあるのだ。
「旦那様の妾の子である貴方は、私の娘も同然です。だから姉妹でヴェンデリン君の寵愛を受けるのも良いと考えたのだけれど。肝心のエリーゼが、ああも初心では。」
妖艶な美貌と巨乳でホーエンハイム子爵の心を射止めたニーナであるが、娘のエリーゼは枢機卿の孫娘として教会の良い所だけに目を向けて育てられた。ドミニクとは異母姉妹とさえ、エリーゼには知らされてはいない。
年齢的にもそろそろ大人の世界の事情をエリーゼに隠し通せなくなってきた時、ホーエンハイム枢機卿がエリーゼを守る為にも早々に良き婿を見つけ出したのである。エリーゼはいわば周囲の配慮に守られた、貴族令嬢の中でも特に分厚い箱入り娘なのだ。祖父と父の庇護が厚く、母であるニーナとしてもおいそれと教育方針に口出し出来なかった。
「初心な貴族令嬢の方が女としての価値がある。旦那様やお義父様がそう考えるのも、分かるのだけれど。」
女としての正しい在り方を教えなければ、やはり歪みが出てしまうのではないだろうかとニーナは思うのだ。『無垢なままでいい』では、努力する方向性を失う。しかしあるべき姿を示したなら、そこに向けて努力はできる。エリーゼは努力家であり、やればできる娘でもある。だからこそ、貴族の夫を喜ばせる妻の在り方を教授してやりたい。世の中の他の物が往々にしてそうであるように、男性からの見え方と女性の実態とは異なるものであるのだから。
「エリーゼ様は、むしろ私のことを気遣ってくださっています。『ヴェンデリン様の愛は激しすぎる。妻である私が全部引き受けるのが当然なのだから、ドミニクは心配しないで』と。」
エリーゼは箱入りのままヴェンデリンの所に届けられた訳で、年齢的な理由もあるが出自故に性教育は大幅に足りていない。だから、何かおそらく貴族としては大変にチグハグな事になっているのだ。
何もエリーゼが一人で抱え込む必要はないのだ。エリーゼが生理などでヴェンデリンの相手を務められない時にはドミニクが代わりを務める意図があるし、子供を授からない時には代わりにドミニクに産ませる事も出来る。
ドミニクは使用人の子と結婚させられてもいる。子が生まれても、誰からも怪しまれない。そしてそれはドミニクがエリーゼに成り代わって、ヴェンデリンの妻の立場を得られないようにする保険という意味合いもある。
「それで、ドミニク。ヴェンデリン君は貴方のことを抱いたのかしら?」
ドミニクは顔を赤らめて、小さな声で告白した。
「はい、奥様。ですが、あれは事故のようなものなのです。」
「事故?」
「私はエリーゼ様だけでなく、他の奥様方の初夜の見届け人も申しつかりました。その際、とある奥様とお間違えになって酔われたヴェンデリン様が私を懇ろに可愛がられたのです。エリーゼ様は、この事をご存じありません。」
罪を告白するかのように、伏目がちに事実をありのまま説明するドミニク。ドミニクは、『エリーゼの夫であるヴェンデリンの欲求は拒んではならない』とホーエンハイム子爵より命じられている。だから、拒否は出来ない。あの晩の出来事に、ドミニクとしては選択の余地はなかったのだ。
「あらあら、まあ。」
ニーナは目を丸くした。ドミニクがヴェンデリンを拒まないよう、むしろ誘いをかけても良いと言われているのはエリーゼの負担を軽くする為である。まさか、ドミニクが他の妻の身代わりを務めるとは。ヴェンデリンが同時に5人もの花嫁を娶った事から生じた珍事であるが、起きてしまった事は仕方がない。
「それでヴェンデリン君は、貴方との行為があったと気がついているの?」
「ヴェンデリン様は酷く酔われていましたし、私を呼ぶ際の名前もその晩なお相手の奥様と間違えられていたので。恐らく、何もお気づきではないでしょう。」
「貴方が、子を授かった可能性はある?」
「それは、今の段階ではまだなんとも。」
ドミニクとしては些か疑わしい感触がある。エリーゼの初夜ではお呼びがかかる事も考慮して、夫との交わりも絶っていた。しかし、疑わしい以上の事はまだ分からない。いずれにしても、証明する手立ては何もないだろう。
「それは、ヴェンデリン君に自覚がないのなら難しいわね。いざとなれば貴方達夫婦の子として産み、育てるのですよ。」
「はい、それは私もそう覚悟をしておりました。」
素直なドミニクの返答に、ニーナは一安心する。ドミニクが出産する暁には、種がどこの由来であれホーエンハイム子爵家から手厚い祝い金が渡される事になるだろう。
「それはそうとして一度、私がヴェンデリン君を指導した方がいいかしらね。ドミニク、正直に聞かせて。私はヴェンデリン君のお眼鏡に叶うかしら?」
ニーナは男を誘うポーズをとって、ドミニクの意見を尋ねる。
「それはもう。奥様はエリーゼ様と姉妹に間違られる程若々しく、何より二つの立派な武器をお持ちですから。」
ドミニクが恭しく答える。オホホホ、と気を良くしたニーナは手に口を立てて笑って見せた。
「では、私があの子を呼び出して色々と諭しましょう。上手くいけば。ヴェンデリン君の事も指導するわ。」
ドミニクを見つめるニーナの瞳は、どこかその奥に狙いを定めている。そう、この場にはいない婿のヴェンデリンに。
「エリーゼを気に入ってくれたのはいいけれど、どうもあの子への負担が大きすぎるようだから。その際はドミニク、貴方にも活躍をしてもらいますよ。だって、もう一度はヴェンデリン君に抱かれたのでしょう?」
男を誘惑する時のように、ニーナはドミニクに流し目をくれる。男の視点に立って、ドミニクがヴェンデリンの嗜好にかなうかを改めて確認したのだ。
「はい。喜んでこの身をヴェンデリン様に捧げます。奥様。」
ニーナはドミニクの返答とその仕草に満足した。ドミニクがどんなにヴェンデリンに気に入られようとも、結婚しているドミニクは非公式の愛人以上の立場にはなれないようにされている。それは正室となるエリーゼの為。全てはホーエンハイム子爵家による配慮である。
ドミニクがヴェンデリンの子供を産んだとする。そのような場合、女子ならばドミニクの子として育てる。もし男子ならば、対外的にはエリーゼの子としてバウマイスター辺境伯家の嫡子とする事もあり得る。
エリーゼは健康であるが、万が一という事もある。貴族の結婚は家と家との結びつきであるし対面を保たねばならないからだ。妾の子でもホーエンハイム子爵家の血を継いでいる。だからエリーゼの未来には、何の支障もないのだ。
追加エピソード 母娘❶(エリーゼ&ニーナそしてドミニク)
「お母様、驚きました。緊急のお呼び出しなんて。一体、どうされたのですか。」
「エリーゼ、今日は貴方にお話があってこちらに来てもらったのです。」
エリーゼは、母親ニーナからの急ぎの呼び出しを受けていた。『なるべく早くにいらっしゃい』そう書かれていた為、ヴェンデリンに瞬間移動の魔法で王都のホーエンハイム子爵家まで送り届けて貰ったのだ。ヴェンデリンは兄に用事があるとかで、エリーゼを送り届けるとエーリッヒに会いに出かけた。
「さ、ここにお座りなさい。母が貴方に話して聞かせることがあります。ドミニク。」
背後でエリーゼに同行したドミニクが部屋の戸を閉める。その時、ドミニクも母ニーナの手先だったのだとエリーゼは悟った。
「聞きましたよ。ヴェンデリン君に、妻ではない他の女の影があるとか。」
ニーナはいきなり本題に斬り込んだ。実の娘とはいえ、既に娘は既に別の所帯を構えている。ズバッと本題に入らなければ、エリーゼにはぐらかされてしまう。
「お母様。お相手は可哀想な境遇の方なのです。ヴェンデリン様は、優しい方なので未亡人とその子供達に絆されているだけだと思うのですが・・・。」
エリーゼの言葉が尻すぼみになる。エリーゼは祖父であるホーエンハイム枢機卿から「あてがい女」について聞かされ、黙認するように諭された。それが貴族家の当主を立てる正室としての、あるべ姿なのだからと。
尊敬する祖父の言いつけだから素直に聞いて来たが、ここに来て問題が生じている。本来、『あてがい女』は結婚と共にお役御免となる筈なのだ。しかし、ヴェンデリンは兄嫁だったアマーリエを囲い続けている。
ヴェンデリンも今は大貴族である。妾の1人や2人、存在してもおかしくはない。だが5人もの新妻がいるのに、年増の後家を囲うのは些か度が過ぎている。しかも土曜日は丸々アマーリエとの時間にあてていた。他の妻と変わらない扱いどころか、むしろ愛情は一番注がれている節さえある。新婚で子作りに励むべき時期に、これはまずい。私生児が最年長という事態は外聞を憚るし、無理にその子に跡目を継がそうとすればお家騒動になりかねない。
「エリーゼ、貴方分かっているのでしょう。ヴェンデリン君が新妻を放り出して、年増女に引っかかるのは良くない兆候だと。」
エリーゼは黙ったまま、ニーナの言葉にこくりと頷いた。
「大丈夫、母である私は味方です。力を合わせて、この苦境を乗り切りましょう。まずは貴方が、継子を授からねばならないのだから。」
「お母様・・・。」
どこか心の中にずっと抱えていた重荷から解放された表情で、エリーゼがニーナの顔を見つめた。ニーナはエリーゼに優しく微笑み返す。
「ヴェンデリン君は、貴方を迎えに来るのでしょう。ドミニクが万事心得ています。さ、ドミニク、エリーゼに支度をさせなさい。」
「かしこまりました、奥様。」
ドミニクに促され、エリーゼが戸惑いを見せて母に尋ねる。
「あの、お母様これは一体?」
ニーナは微笑んだ。
「大丈夫よ。これは全て、ヴェンデリン君と貴方との幸福な夫婦生活の為なのだから。安心して母に全てを委ねなさい。」
俺はエーリッヒ兄さんと別れ、ホーエンハイム子爵家へと向かっていた。エーリッヒ兄さんに用事があったのは本当だったが、エリーゼに付き合う為にこのタイミングにしたような用事だ。話を聞くだけ聞いて要件はすぐに終わってしまったので、『エリーゼが母親に呼ばれた要件が片付いているなら連れて帰ろう』と考えたのだ。
邸宅を訪れると、すぐに顔馴染みの家令が顔を出す。俺がエリーゼを迎えに来ると承知していたのだろう。俺もこの家の孫婿だから気軽に来ても良いはずだが、領地から遠いので気軽に顔は出しにくい。
「若奥様が、ぜひご挨拶をと。」
「そうですか。」
俺は家令に促されるままに、奥の部屋に向かった。何と言っても、ここはエリーゼの実家なのだ。婿である俺は、何も警戒する必要はないだろう。
「バウマイスター辺境伯様、こちらへ。」
通されたのは予想に反して、応接室ではなく奥まった部屋である。俺には意外だったが、出迎えてくれたのは義母であるニーナさんだけだった。エリーゼやドミニクの姿が見えない。
そしてニーナさんはなぜか今日はどこかよそよそしく、冷たい雰囲気を漂わせている。天気で言えば雨模様、雷の落ちる寸前といった風情。いつもは抱きついて、その胸を押し当てられて困ってしまったりするのだが。今日のニーナさんは、本当に一体どうしたのだろうか?
いつに無く真剣な雰囲気で、ニーナさんはこう話を切り出した。
「今日は、不愉快な話を耳にしました。ですので、若夫婦の心得を私から言い聞かせます。他の者に聞かせるのを憚られる内容もあるので、皆をこの部屋の周囲から下がらせなさい。」
「は、若奥様。」
お小言を頂戴するのだろう、気の毒に。そんな家令からの視線を浴びる。ニーナさんの側仕えの侍女なども、家令に指示されて素早く部屋から退室をする。
姑に叱責される婿の姿は、召使達には見せられないし聞かせられないだろう。俺はこれから、どんな小言を頂戴するのだろうか。エリーゼとの仲は、上手くいっていると思う。子供が出来ないと叱られるには、結婚以来数ヶ月とは言えまだ早いだろう。
となると考えつく事は一つ。アマーリエ義姉さんの事だ。正室を蔑ろにして、という訳ではないが『あてがい女』をいつまでも囲って通い続けている。正室であるエリーゼの家としては、この点を問題視されているのかもしれない。
(どうしよう?)
アマーリエ義姉さんの事は手放せない。なんと言っても、アマーリエ義姉さんは癒しなのだ。それだけは絶対に無理な条件だ。それ以外の事は、出来る限りニーナさんの要求を呑むしかない。俺は、素早く腹を括った。
「ヴェンデリン君。貴方、エリーゼをはじめ妻を5人も持ちながら、他にも年増の女を囲っているそうですね?」
ズバリ聞かれた。冷や汗が背筋を伝う。俺は平静を装おうとして、失敗した。『大貴族だ、好きなようにやる。』そう息巻いてみても、妻の母親から切り出されると厳しいのは愛人問題である。
同じ男性である貴族の当主同士なら、全てはお互い様である。なぁなぁの関係の話し合いが成立する。しかし『愛人を囲う夫の姿に物申してやる』という姿勢の奥様相手にはこの手は通用しない。証拠を掴まれたら、平身低頭して謝るしかないのだ。
(土下座か、俺はもう土下座してアマーリエ義姉さんの存在を許してもらうしかないのか?)
硬直しどうすべきか逡巡する俺に対して、ニーナさんは言った。
「ヴェンデリン君、人払いしてあります。大丈夫だから、ここで服をお脱ぎなさい。義母である私が直々に、貴方を折檻して差し上げましょう。」
「お母様、これは一体どうされたのですか!?」
ドミニクに言われるままに衣装を着替えて母の部屋に戻ったエリーゼが見たもの。それは全裸のヴェンデリンにまとわりつくドレス姿の母ニーナの姿だった。
「あら、ちょうど良かった。」
「エリーゼ、違うんだ。」
勃起した男性器をニーナに掴まれた姿で必死で抗弁するヴェンデリン。その前で、ニーナは胸をヴェンデリンに弄らせながらケラケラと笑って見せる。
「エリーゼはもう分かっているでしょう。ヴェンデリン君が脱いでいるのは、この私の指示です。」
「お母様の?」
怪訝そうに聞き返すエリーゼは、考える。先程、お母様は『力を合わせてこの苦境を乗り越える』と言った。それは果たしてどんな意味だったのだろうか、と。
「エリーゼ、ヴェンデリン君が『あてがい女』から離れられないのは快楽の為です。年増のテクニックには敵わない。殿方は気持ちいい方に流れてしまうの。だから、同じ年増女であるこの母が一肌脱ぎましょう。」
そう言って、ニーナは纏っていたドレスを脱ぎ捨てた。下着姿で立つニーナの胸は、エリーゼにも負けるとも劣らない立派な胸が突き出している。
「やめてください、お母様。ヴェンデリン様も、嫌がっておいでです。」
「嫌がる?だってヴェンデリン君はこんなに勃起しているのに?」
義母ニーナに胸を押し当てあてられたヴェンデリンは、痴態を嫁のエリーゼに見られてしまっている。それでいて股間はギンギンに勃起していた。嫌がっているというのは、些か主張しづらい状況である。そもそもエリーゼもまた、ヴェンデリンと致す事になると覚悟してこの部屋に戻っている。予想外だったのは、母親が参戦すると言う点だけだ。いや、それは本当に予想外だったのだろうか?
「エリーゼ。子を作ると言うのは、綺麗事ではないのですよ。文字通り、体当たりで行わねばなりません。今日は私達で、ヴェンデリン君を懲らしめると共に貴方達の夫婦生活を改善させるのです。」
「お母様、こうでしょうか?」
エリーゼの舌が、ニーナさんの命ずるままに俺の男性器の上を這っていた。エリーゼは、お世辞にも口淫が上手ではない。というか、今回が初めてに近い。エーリッヒ兄さんに仕込まれたアマーリエ義姉さんとは違う。
これまで練習などしてこなかったから当然の事だ。それには俺にも責任がある。エリーゼの魅力的な体を好きにして良いと考えると、どうしても責める側に回ってしまう。だから母であるニーナさんが今、俺の身体でエリーゼに口での愛撫方法をこうして練習をさせているのだ。
「全然駄目ね。エリーゼ、それではヴェンデリン君が満足するはずがありません。ドミニク、エリーゼと交代して手本を見せなさい。」
下着姿で背後から俺に胸を押し当てているニーナさんが、メイドのドミニクにそう指示する。
「はい、奥様。」
(いいのだろうか?)
俺はエリーゼと顔を見合わせるが、エリーゼも困り顔ではあるものの、これ以上母親に逆らう気はないようである。ドミニクは既婚者の筈だが素直だった。ホーエンハイム子爵家の臣下として、それが当然だからなのかもしれない。
ドミニクの服装も、いつもと異なる。同じメイド服ではあるのだが、胸も大きく広がるしスカートも短い。そして動くとその短くて軽いスカートが舞い上がり、下着で覆われていない股間が露わになる。
それは俺だけでなく、エリーゼさえも赤面させる光景である。なぜならエリーゼもまた、羽織っているガウンの下は今のドミニクと同じ服装なのだ。
二人の下着は、ガーターベルトのように装着はされているものの肝心の女性器を覆うものがない。『男性からはいつでも挿入OK』と誘われているかのようにさえ見える。なんともけしからん絶景なのだった。
「失礼します。」
ドミニクが俺の前に膝をつき、俺の股間へと手を伸ばす。そしてその手で俺の男性器を軽く握ると、その顔を俺の股間に近づけた。
恭しいとまで言えるような仕草でドミニクは俺の男性器にキスをすると、口の中に頬張り舌を使う。ニーナさんとエリーゼの母娘に見守られながら、ドミニクの奉仕を受ける。それは俺をギンギンに昂らせた。
「・・・ドミニク、ヴェンデリン君はもうすっかり万全のよう。貴方も興奮しているのでしょう? 早く、迎え入れなさい。」
「はい、奥様。」
ドミニクは俺への奉仕を中断すると、クルリと体勢を入れ替えて俺の前に尻を向けて股を開いた。俺はそんな事までドミニクに奉仕してもらって、本当にいいのだろうか?
「お母様、そんな事まで新婚のドミニクにさせてよろしいのですか?」
俺と同じ疑問を抱いたであろうエリーゼが母親に問う。俺の首に齧り付いているので、エリーゼの豊満な胸は俺に押し当てられている。妻と義母が俺を取り合っているような、何とも珍妙な光景だった。
「いいのです。ドミニクはこの為に使用人の子と結ばれたのです。ヴェンデリン君の子を孕っても、そちらで育てられるようにと。それは私生児を孕ったと思われないよう、ドミニクの体面を守る為でもあるのです。」
ニーナのキッパリとした態度に、エリーゼは戸惑う。彼女の信じていたこれまで住んでいた清潔な世界と、それはあまりに異なる貴族的な傲慢さに満ちた考えだったのだ。
「ドミニクは、本当にそれで良いの?」
「はい、構いません。エリーゼ様。それがホーエンハイム子爵様のお言いつけなのです。」
「違うわ。家の事は関係ない。ドミニクが少しでも嫌だと感じるのなら、私がヴェンデリン様にお願いしてやめて頂きます。だから、貴方の本心を聴かせて欲しいの。」
感情的になるエリーゼ、自分を思うエリーゼの姿に少し優しい表情のドミニクはこう返した。
「ヴェンデリン様にこの身体をお使い頂けるのは本望です。僭越ながらエリーゼ様と同じ男性に愛されるのは、女としての私の悦びです。初めてでは、ありませんし。」
「ドミニク。」
嬉しいような泣きたいような、複雑な感情のエリーゼが声を絞り出す。そんなエリーゼから視線を外し、ドミニクは背後の俺を振り返る。
「さ、ヴェンデリン様、まずはこのドミニクのお相手をよろしくお願いします。エリーゼお嬢様が、その間に準備なさるでしょうから。初めてではありません。ご存分にお願いします。」
ニーナさんの顔が『おやりなさい』とそう言っている。俺はドミニクの『初めてではない』という言葉が引っかかっていた。俺がドニミクを抱くのは、これが初めてのはずである。だから恐らくはその言葉は、人妻であるドミニクが経験者であると指しているのだろう。
俺は迎え入れてくれるドミニクに背後から覆い被さり、挿入を果たした。横ではエリーゼが泣きそうな表情で俺とドミニクの結合する様子を眺めている。
挿入するとすぐ、豊かな感覚が俺を包み込む。どこか懐かしい感覚があるのは、妻の誰かとドミニクが似通っているからかもしれない。例えるなら、カタリーナだろうか。
「んっ」
ドミニクが挿入されてもなお感情を押し殺す。ドミニクはエリーゼと同じ服装をしていて、目や髪の色が違うものの姉妹のように見える。エリーゼの前で誰かを抱く。それも姉妹同然の仲と聞くドミニクを、嫁の母親の公認で抱くのは倒錯した快楽の世界に俺を誘った。
「んんッ」
俺に挿入されてドミニクが呻く。痛みを我慢する声に似ているが、それは痛みでは無く官能を押し殺す声である。ドミニクは仕える主人のエリーゼの前で、痴態を繰り広げる訳にはいかないのだろう。
「大丈夫?ヴェンデリン様のは、大きすぎるから。回復魔法を使いましょうか。」
心配した顔で、エリーゼが尋ねる。
「それです。」
ビシリッ!とニーナさんがエリーゼを指差す。
「男女の営みに、回復魔法は不要です。傷口を魔法で治したら、元通りになるのでしょう?」
「はい、回復魔法とはそういう魔法ですから。」
何を言われているのか分からない、そんな顔でエリーゼが答える。
「それではお相手の男性に対して女性器の形が変わらないまま。毎回毎回、わざわざ苦しい思いを繰り返すだけでしょう。」
「あっ」
ハッとした顔でエリーゼが手を口に当てる。
「女は、殿方に抱いていただいてその姿を変えるのが正しいのです。しかし初心な身体のままでいようとしたら、却って痛みを長引かせてるしまうの。ご覧なさい、ドニミクはすっかりヴェンデリン君を受け入れているでしょう?」
ニーナさんとエリーゼの会話に関わりなく、俺とドミニクの男女の営みが続いている。もうすっかり仕上がっている俺は、ドミニクが快感に上り詰めるのを感じていた。ドミニクもまた、エリーゼやニーナの前で俺に抱かれる異常事態に興奮しているのだ。特にエリーゼの前でというのはポイントなんだろう。
「ドミニク、気持ちいい時は声に出して良いのです。」
「はい。奥様、私は大変気持ち良くして頂いています。」
メイドは主人に愛される時はじっと耐える物。そんな教育でも受けたのだろうか。ニーナに諭され、ドミニクが泣きそうな口調で快感を吐露する。
「ドミニクは気持ちが、いいの?」
エリーゼが不思議そうに尋ねる。
「はい、はい、私はもういってしまいます。」
エリーゼに気持ちを吐露したことで、ドミニクの中の壁が崩れたのだろう。耐えていたドミニクが絶頂に達した。全身をピクピクと蠢かせ、涎まで垂らしたアヘ顔です快楽に浸るドミニクの姿を呆然と見守るエリーゼ。そんな彼女を、ニーナさんが諭す。
「エリーゼ、男女の営みは快楽に根ざすのよ。」
「でも神様は、気持ちよくしてはいけないと。」
「そうではないわ。」
首を振ってエリーゼを諭そうとするニーナさんの話を中断させるかのように、俺は叫んでいた。
「俺も、もう限界です。」
俺を包むドミニクの膣内は今も俺を搾り取ろうと蠢いている。
「ヴェンデリン君、ドミニクの中にそのまま出してあげて。」
「本当にいいんですか?」
そう問いかけながらも、俺は答えを聞く前に既に射精していた。俺に組み伏せられたドミニクが、膣内に子種を放たれる快感に再び絶頂に達したようだった。何も文句を言わずに、ドミニクは俺に射精されるがままに受け入れてしまっている。
「ドミニク、大丈夫?」
気絶したかのように崩れ落ちたドミニクを、正面から抱き抱えようとエリーゼが駆け寄る。エリーゼに抱かれたドミニクは目を開き、エリーゼに応えた。
「はい。私は本当に、ヴェンデリン様に抱かれるのみ楽しみました。あ、後始末をしませんと。」
「大丈夫、休んでいていいわ。」
この場を支配するニーナさんが、下着を脱いで豊満な肉体を俺に晒しながらドミニクを押し留めた。
「この次は私がやります。それとも.ヴェンデリン君は私では役不足かしら?」
「んんっ」
俺の返事も待たずニーナさんが、ドミニクとの結合で汚れた俺の男性器を口で清め始める。おかげで返答しようとした俺は、うめき声を漏らした。
「お母様、そんな事まで!?」
その光景を目撃したエリーゼはショックを受けているようだ。貴族の令嬢は、口での奉仕などしないと考えていたからだろう。
「エリーゼ、殿方にこうやって奉仕するのは女の欲望を満たす為でもあるの。口でサイズを確かめて、自身の膣に受け入れた際の快感を推しはかるのよ。」
「快感だなんて。ヴェンデリン様のは、とても立派で私はいつも苦労しているのに。」
うふふふ、とニーナさんは笑う。
「ヴェンデリン君はこれだけ立派で猛々しい物を持っているんだもの。初心な子には、凶器になってしまうのね。でも」
そう言ってニーナさんは舌なめずりをする。
「私のような年増の女には、若い男の硬い男性器は最高のご馳走なの。母が協力して、ヴェンデリンさんがより感じやすく弱くなる所をお前に見せてあげましょう。」
ニーナさんはブラジャーを完全に取り外さない。少しずらしただけで、特大の胸がポンと転がり出るからだ。脱いだのはパンティーだけ。股間を興奮でテラテラと濡らしながら、ニーナさんが俺に迫る。
「ねぇ、いいでしょう。私だってヴェンデリン君の子供を産んであげられるわ。」
ニーナさんの指が、俺の敏感な男性器の上を虫のように這い回る。もたらされる刺激は痛みを伴うほど強いのに、なくなると我慢できなくなる性質のものだった。
「ヴェンデリン君が入れたいなら、エリーゼと私にお願いしないとね? 『君のママの気持ちいいところに、入れたい。』ね、言ってごらんなさい?」
俺はエリーゼの前でドミニクを抱いてしまった。今からニーナさんを抱いても、エリーゼの許しを得れば同じではないのか? 欲望が俺の判断を狂わせる。
「エリーゼ、俺は」
「いや、それ以上言わないでください。ヴェンデリン様。」
「君のママを抱きたいんだ。」
「・・・よく出来ました。」
耳にニーナさんがそう囁く。そして俺はもう我慢できず、手で顔を覆うエリーぜがその場にいると知りながらニーナさんに俺の男性器をつき入れていた。
エリーゼの目の前で行われる、母親と夫の結合。それは聖女と称えらる敬虔なエリーゼの貞操観念に直撃する。彼女の貧しい性知識は、今大きく揺らいでいた。
「ヴェンデリン様とお母様がそんな。いいのですか?」
「いいのよ、エリーゼさん。今のままでは、この母にさえ先を越されてしまうかもしれませんよ。貴方はライバルが多いのです。もっと子種を授かるという事に、危機感を持ってもらわなくては。」
快楽に浸るニーナがエリーゼを煽る。
「これを神はお許しになるのですか? これは夫婦だけの神聖な営みではないのでしょうか。」
狼狽えるエリーゼの前で、ヴェンデリンに跨がり挿入を果たしたニーナが喜悦の声を漏らした。
「これは、お子様には辛いわね。」
ニーナを襲う内臓を貫くような衝撃。けして弛むことのないヴェンデリンの硬い芯が、ニーナの女としての本能を蘇らせる。
「あ、あ、あ、あ、あん」
ヴェンデリンに突き上げられ、嬌声を漏らすニーナ。教え導くなどという余裕は、消し飛んでいる。
ヴェンデリンもまた、ニーナの女体に耽溺していた。エリーゼよりたわわな胸に、熟れた腰つき。しかも女性器は、エリーゼやドミニクより遥かに複雑な動きを示す。そして他の貴族家の正室を、その娘の前で抱く暗い喜び。娘と母親の抱き心地を比較してしまうのは、これはもう男としての性であるとさえ言える。
「いきそう、です。」
「いいわ、来て来て。」
射精間近のヴェンデリンをニーナが早く射精しろと煽り立てる。
「ヴェンデリン様っ!」
悲鳴をあげるエリーゼの目の前で、ヴェンデリンはニーナの中に子種を解き放った。
「もう、お母様。これでは全てが無茶苦茶ではありませんか。」
「妻が夫に奉仕するのは当然のことです。妻だけで、エリーゼの他に4人もいます。競争に勝つのは容易ではないわ。正室だとその地位に胡座をかいていれば、簡単に他の女に子種を持っていかれるの。」
泣きじゃくるエリーゼを、ニーナが宥めにかかる。或いは、自己正当化の為に言いくるめようとしているのだろうか。
「エリーゼ、ご覧なさい。ヴェンデリン君はもう小さくなりましたね?」
ドミニクとニーナに射精したヴェンデリンの逸物は、すっかり縮んでいた。
「今度は、貴方が大きくして見せなさい?」
「奥様、後始末は私が。」
名乗り出たドミニクを、ニーナが制した。
「エリーゼ、貴方が子をヴェンデリン様の子を授かるのでしょう。この母に負けているようでは、未来がありませんよ。」
「分かりました。私も、頑張ります。」
ヴェンデリンの子を産む。それが綺麗事でない事は、ようやくエリーゼの身に沁みて来た。母親でさえ、応援してくれると共にライバルとなるのである。周りが全てお膳立てしてくれるのにかまけていては、この競争に敗れる。母ニーナが教えたい事はそれであろう。
ヴェンデリンの味見をする意図はニーナには多分にあっただろうが、ニーナも娘としてエリーゼを愛している。荒療治に踏み込むのは、それだけの理由があった筈なのだ。
「ヴェンデリン様、わたし。」
エリーゼは、俺の男性器を嫌な顔一つせずにその舌で清めると俺の前に泣きそうな表情で告げた。
「わたしもう我慢できません。早く抱いてください。」
俺はいつになく乱暴な仕草でエリーゼに飛びかかった。そのおっぱいにむしゃぶりつく。ニーナさんの体を堪能した後だと、その胸は年齢相応にやや硬いがその張りと艶は素晴らしい。
「ニーナさんも、ここに。」
「はいはい。親子を比べて楽しみたいのね。」
嫌な顔一つせずに、エリーゼとニーナの二人が俺の前に横たわる。
エリーゼとニーナの交互に挿入する。挿入する度に入れ替わる感触。どちらが良いとかではない。どちらも素晴らしい。母娘でも感触が異なる。
「子を産むと、また変わるのよ。」
ニーナさんが俺に説明する。いや、エリーゼにだろうか?
「どちらが気持ちいいかは人それぞれだと思うけれど、子を産めば体つきは変わる。だからエリーゼには早くヴェンデリン君の子を授けてね。」
俺に挿入されながら、ニーナさんがそう囁く。
「ヴェンデリン様、気持ちいいです。もっと下さい。」
そんなニーナさんの横で、エリーゼはいつになく淫らな様子を見せていた。
「この子、ようやく気持ちよくなりだしたのよ。これからは大変ね。」
そう囁くニーナさんに煽られるように、俺はエリーゼに挿入を果たした。これまでのエリーゼは、半ば夫婦の義務として俺を受け入れていた。それはエリーゼにとって耐える時間でもあったのだろう。
しかし今、ニーナさんと俺との交合を間近で観察した事で、エリーゼばようやく自分の快楽の萌芽を掴んだのだ。『夫を受け入れるだけでなく、自分も時にわがままに振る舞い快楽を追求して良い』それはたったそれだけの気付きである。しかし、大人としてのエリーゼが今正に花開こうとしていた。
「ヴェンデリン様と愛し合うのが、こんなに気持ちいいと思っていませんでした。」
ふわふわとした心持ちのまま、エリーゼがついそう口走る。
「これまでは気持ちよくなかったって、そう聞こえてしまうけど?」
俺が口を尖らせていうと、エリーゼは笑った。
「今までは、痛みも快楽もどちらも我慢していたんです。でも、もう我慢する必要もありませんから。」
そう言って笑うエリーゼの顔は女神のように美しく、そして身をくねらせて俺を搾り取ろうとする様はとてつもなく卑猥だった。
「行くよ」
「はい。いっぱい子種を授けてください、ヴェンデリン様」
俺は予告すると、全精力をエリーゼの中に注ぎ込む。エリーゼの膣が俺の子種で溢れ、引き抜くと精子が膣から溢れ出てシーツを汚す。
(早く、精力回復しないと)
エリーゼに中出しを決めて、カラカラの俺は魔力を巡らせて再びエリーゼに突撃すべく精力の回復を始める。そんな俺の後始末をエリーゼが慣れた仕草で開始し始めた。
「ドミニク、後ろからヴェンデリン君の奉仕をして上げて。それでこの子は完全に回復すると思うから。」
ニーナさんが俺にしなだれかかりながら、侍女のドミニクに命じる。
(後ろから、俺の聞き違いじゃないのか?)
「かしこまりました、奥様。それでは、失礼します。」
ドミニクは素直に頷くと、その舌で俺の尻の穴を刺激し始める。
「そ、そんな事まで」
「凄い、ヴェンデリン様。もう回復されて。」
前からエリーゼ、後ろからドミニクの卑猥な刺激で俺は活力を取り戻す。
「ね、くださらない?」
再びいやらしい笑みを浮かべるエリーゼ。そして横に並ぶ義母ニーナに俺の全精力は搾り取られていった。
「ヴェンデリン様、お尻の穴を舐められるのってお好きですか。お嫌でなければ、後で私にも舐めさせてくださいね。」
ニーナさんに挿入して励んでいるのに、俺を引き戻そうと恥ずかしそうに心情を吐露するエリーゼ。今までの清らかで貞淑なエリーゼより、性に溺れた淫乱なエリーゼはより興奮させられる。
「だから、お母様より私に注いでください。」
エリーゼにそうまで言っておねだりされると、もう勝てない。俺はニーナさんのへの膣内射精に未練を残しつつも、エリーゼに挿入する。
「ヴェンデリン君、最初の子供はエリーゼに、ね? もし守ってくれないと、ママがヴェンデリンの子種を搾り取って子供を産んでしまうからね。」
エリーゼの中に放とうとする俺に、今度はニーナさんが怪しく囁きかける。すっかり昂った俺は、エリーゼの中に今日何度目か分からない子種の放出を果たしていた。
「・・・後始末は、私が。」
ヒクヒクと快楽に浸って蠢くエリーゼ。耐えられなくなった俺がニーナさんの巨乳にむしゃぶりついている間に、ドミニクが素早く俺の男性器を清めてくれていた。
力を使い果たし、ヴェンデリンはエリーゼの上で寝息を立て始める。その様子を見届けたニーナが、エリーゼにそっと囁いた。
「エリーゼ、子作りは罰ではありません。男女が体も心も通じ合わせる快楽なのです。今日は、貴方に身をもってそれをわかって欲しくて呼んだのですよ。だから、今後も回復魔法を使う必要はないの。」
「はい、お母様。」
「ヴェンデリン君は、少しそのまま寝かせてあげましょう。」
自分の中で果てた後の脱力し切ったヴェンデリンの姿を、エリーゼは愛おしく見つめた。ヴェンデリンより優位に立つ。それはエリーゼには初めての体験だった。あれだけ猛威を振るったヴェンデリンも、全て力を使い果たせば、妻の前でこんなに可愛らしくなるのだ。エリーゼが今感じている満足感、それは男を完全に満足させた女だけが味わえる充足である。
「さ、エリーゼ様。お身体をお拭きましょう。」
「私は大丈夫。先にヴェンデリン様をお願い。」
「承知致しました。」
ドミニクが、ヴェンデリンを起こさないように気を遣いながらその身体を清め始める。
エリーゼは今、どうすれば良いかを全て完全に飲み込んだ。こうやって手段を問わずにヴェンデリン様から、精力を全て搾り取る満足させる。そして、最後の一撃をエリーゼが搾り取る。そうすれば、夫は妻の手の中だ。こんなに可愛らしくなってしまう。方法がすっかり飲み込めたなら、後はその道を邁進するだけでいい。
自分1人の手で成し遂げられない事は、人の手を借りればいい。エリーゼには片腕のドミニクがいる。それにヴェンデリン様の他の妻達の事も、夫婦仲を深める為に見事に使いこなして見せよう。
だってそう、エリーゼは頑張り屋さんなのだ。だからヴェンデリン様との愛さえあれば、全てはきっと上手に成し遂げられる筈だった。そひてそれこそが、愛するヴェンデリン様ともっともっと気持ち良くなれる道なのだから。
アンケート要望(カイエン騒動❹(イーナ&ルイーゼ))反映話です。原作でのヴェンデリンの複数プレイ解禁は、エリーゼ発信と読めるのでそれをモチーフにしています。帝国編ですね。
エロければいいのですが、エリーゼ&母ニーナってシンプルに難易度高いです。しかも感想件数の少なさからモチベーションが低迷して苦労しました。おまけでドミニクをつけておきました。短くて構いませんので、ポジティブな感想をお願いします。
さて、前倒し公開の取引成立によりエリーゼの非NTRは当面終了です。今回のお話(単話)にアンケート賛成数(49件以上)の賞賛コメントが得られたら今後を検討します。(要望だけで賞賛が無いものは除外します)目標としでは100件くらいの賞賛コメントがつくと期待しています。
今回はアンケート要望に沿った内容なので、49件は感想が寄せられると確信しています。よろしくお願いします。
今回のお話はいかがでしたか? 前倒し公開の取引成立によりエリーゼの非NTRは当面終了です。今回のお話(単話)にアンケート賛成数(49 件以上)の賞賛コメントが得られたら今後を検討します。(要望だけで賞賛が無いものは除外します)目標としでは100件くらいの賞賛コメントがつくと期待しています。
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最高!了解!大満足したよ!
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次はアマーリエ&カルラで!
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悔しいけどNTRは捗る!
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謀ったな、トッキー!