ヴェンデリンとエリーゼ夫妻、アマーリエやカルラやリサはそのような行為の経験者だった。アマーリエはヴェンデリンのあてがい女であったのだし、リサもヴェンデリンの一族の子弟に似た行為をしている。エリーゼやカルラはアマーリエの嫡男のカールとのその種の交流を経ていた。ただフリードリヒの場合に厄介だったのは、エリーゼが率先してその役目を果たせなかった点にある。イーナとルイーゼという、それまでバウマイスター伯爵家のその手の裏の話に関わっていない妻達が急遽抜擢された。それで話が拗れた面がある。しかしフリードリヒの後で色々と経験した、いや経験させられたイーナとしても些か反省がある。
イーナも経験を積んだ。いや、積まされた。そうやって幾人かを相手にして経験を蓄積した事で、「フリードリヒに対する自身の指南はいささか不適切だったのではないか?」と言う疑惑が生じた。ただでさえ長子という事あって、教える側にとっても初めてだったのだ。しかも準備時間などさほどなく、降って湧いたような話だっただけに拗れた部分が大きい。
年頃の少年の情欲というのも、慣れてしまえば女の手のひらで転がせる可愛らしいものではある。それは望みのものである自身の肉体を相手を与えてしまうという、単純でいて一線を越える行為を必要とする。だが、すでにそのラインを超えているイーナにしてみれば「今更、どうって事はないのかも。」と思えてしまうのだ。これには主にカイエンと、そしてそれ以上に王太孫の存在が影響していた。あの二人に比べて見ると、フリードリヒが特別悪質という事はなかったように思われた。
だから今日はこうしてヴェンデリンの妻達の合意として、おめかしをしてフリードリヒの元を訪れるイーナは以前よりは大分中立的な視点を取り戻していた。イーナが思うに、ルイーゼと一緒にいるのも良くなかった。男女の仲より、ルイーゼとの関係性を気にし過ぎてしまった。そもそもルイーゼはイーナよりフリードリヒに甘かった。その反動もあって、イーナはルイーゼとは逆にフリードリヒにはより辛く当たってしまった気もする。
(まあ、今回はフリードリヒにとっての特別はもう私やルイーゼではない訳だし)
イーナは陪臣の家の出なので、貴族の家の本気度というものを今ひとつ理解しきれていなかった。ただし王家の秘事にまで触れてしまうと、「これは綺麗事ではないのだ」と気付かされた。そしてバウマイスター伯爵家の嫡男はフリードリヒである。今回、エリーゼは自身で仕上げをすると言っている。ヴェンデリンの女として、少年に最上の経験を与える自信と自負がそこにはあるのだろう。そうなるに至った責任の一端は、自分とルイーゼにもある。今更エリーゼが参加するのは止められないだろう。だがそれはそれとして、いやそうだからこそイーナは過去に目を背けずに己の責任を果たさなくてはならなかった。イーナが乱暴だった故にフリードリヒが性癖を拗らせたり女性に恐怖心を抱いたなら、ヴェンデリンとエリーゼの嫡流が途絶えかけないのだ。そして他の妻の息子が不幸となるのをよしと考えるほど、イーナの性格は悪くはなかった。
イーナがフリードリヒの別宅の前に立つ。今日の相手の到着を待ちかねていた様子で、フリードリヒ専属メイドのクロエが扉を開いて中に招き入れてくれる。別宅内に足を踏み入れると、イーナは顔を隠すように被っていたつば
の広い帽子をクロエに手渡した。階段の上には、今日訪れるヴェンデリンの妻を待っていた様子のフリードリヒの姿が見える。フリードリヒとイーナの視線が交差した。
「お久しぶりね」
ごく自然に、そして以前の性指導の際よりは遥かに貴婦人らしさを添えてイーナはフリードリヒに挨拶した。
「イーナさん・・・」
フリードリヒは驚いていた。現在、事態は明らかに彼の思惑を超えて動いていた。初体験の手ほどきを受けることとなり、クロエをあてがわれてイーナやルイーゼから教えを受けた。一連の流れは終わり、些かの寂しさはあれどその事に満足をしていた。しかし予期せぬ第二幕があったのだ。それも、おそらくは実の母親であるエリーゼを相手にするという形が予定されている。そんな浮き足立つしかない中、自分が好かれていないと自覚するイーナが目の前にいる。イーナを再び抱けるかもしれないという喜びも確かに存在しているが、それはそれとして今のフリードリヒには戸惑いの方がより大きい。
「私がこの別宅に足を踏み入れた意味を、もう分かっているのでしょう?」
年長者らしい落ち着いた態度を崩さず、イーナはフリードリヒに問うた。今のフリードリヒは、以前の飢えた獣のようではない。そのような少年の落ち着きはイーナには好感触だった。初めて、まともな男と女の結びつきが持てるかもしれなかった。
「はい。ただ、本当にそうなのかと戸惑っています。」
素直に感情を吐露するフリードリヒに、イーナは微笑んでみせた。
「私も色々と経験をして、こちらの態度も頑なだったかもしれないと少し反省をしたの。だから、私が今回の試験官の一人となることに同意したわ。」
イーナは話をしながら、ゆっくりと階段を登る。そして階段の上で彼女を待っていたフリードリヒの前に立った。
「お互い過去を反省して、今からやり直しをしましょう。私も公正に判断すると約束するわ。よろしくて?」
イーナはフリードリヒに抱きつき、最後の言葉は彼の耳に軽く唇を寄せて囁いた。馴染みのあるイーナのどこか甘い体臭が、ふわりとフリードリヒを包む。その細くしなやかな身体は、ドレス姿のままではあるがフリードリヒの両腕の中にあった。
「・・・では、寝室へ行きましょう。」
ごく自然なイーナの誘いに導かれ、フリードリヒはイーナと共に少し震える足取りで寝室へと向かった。
◆◆◆
「・・・さ、来なさい。」
ベッドに横たわったドレス姿のイーナが、蠱惑的にフリードリヒの方に腕を差し伸べる。おずおずといった足取りで、フリードリヒがイーナへと近づく。イーナはフリードリヒを手で制すると、彼の股間へと手を伸ばした。白いほっそりとしたイーナの指が、フリードリヒのズボンを弄る。そしてイーナの事を考えて怒張したフリードリヒの逸物を、その衣服から解放した。
「うふふ、よく濡れているわね。」
イーナの白い指先が、フリードリヒの分身の先端から流れ出る透明な雫を掬い上げる。糸を引くほどに濡れそぼったそれを片手て弄び、そしてイーナ自身の小さく開いた口に収めた。かつてイーナはそのようなフリードリヒへの奉仕にはどちらかと言えば消極的だった。しかし今は、ただ愛すべき存在としてフリードリヒのそれを愛しんでいた。かつて憧れ恋焦がれていた女性の、丁寧で卓越した口技。それは普段フリードリヒを受け止めるクロエの奉仕ともまた違う。過去に交わった経験はあるものの、久しぶりに身体を重ねる新鮮さが快楽を倍増させていた。
「あ、イーナさんそんなにされると・・」
「だめ。だって、フリードリヒだってあれから経験を積んでいるのでしょう?」
優しくしかし蠱惑的に、イーナがフリードリヒに囁く。しかしイーナはそこで口による奉仕を中断して、そっとドレスの下の下着を脱ぎ捨てた。その行為をフリードリヒに見せつけるように、ベッド脇に下着を脱ぎ捨てる。イーナはいまだにドレス姿だ。しかし今ここでそのドレスのスカートをめくりあげれば、間違いなくその下はフリードリヒを遮るものは無くなっている。
「・・・ね、入れたいのでしょう?」
イーナが熱っぽく艶いた目をフリードリヒに向けて誘いかける。それは目の前の少年を味わおうと舌なめずりをする、情欲の獣の目だった。その目に引き込まれるようにして、フリードリヒは羽織っていたガウンを脱ぎ捨てるとドレス姿のイーナへ体を重ねようとした。
フリードリヒの手でイーナのスカートが捲れ上げられる。予想していたように、そこにフリードリヒを遮るものはない。
「だめ、見ないで。想像をするだけの方が、ずっと楽しいでしょう?」
イーナの手が伸びて、フリードリヒの顔を自分の顔に向けさせる。しかしイーナの太ももの白さとよく濡れたイーナの秘所は、フリードリヒの網膜に焼きついていた。イーナとフリードリヒは口づけして舌を絡めあう。そうしながらもイーナの肉体は、フリードリヒの肉体を絡めとる。そしてフリードリヒは上からイーナの肉体にのしかかっていき、彼女の指の助けを借りてイーナの膣内へと挿入を果たした。よく濡れたイーナの膣が、喜んだ様子でフリードリヒを受け入れる。そうして二人は、また一体となった。
「ん。」
挿入されたイーナが控えめに吐息を漏らす。フリードリヒの耳元で漏れるその声は、彼の耳にはとても甘く響いた。イーナはベッドの上で、両手を開いてフリードリヒを受け入れている。
「フリードリヒ。優しく、ね。」
王家の性の手ほどき役を経験したイーナは、どこまでも上品な貴婦人らしさを崩さなかった。あくまでも優しくソフトにフリードリヒに寄り添う。そんなイーナに包まれて、フリードリヒはゆっくりと腰を動かし始めた。イーナの膣内は熱く、それでいてゆっくりと動いた。わずかな動きでも二人に快感が通じ合い、互いの理性を溶かしていく。
「イーナさん。すごく、気持ちいいです・・・」
蕩けそうな声で、フリードリヒが自身の快感を吐露する。その声に潜んだ情欲の響きに、イーナが目を細めて笑い悦ぶ。
「ふふ、フリードリヒも見違えるほどに上手になったわ。」
経験故の余裕を示しながら、イーナが優しく微笑む。目の前の少年の欲望は、完全にイーナのリードする範囲にあった。イーナは腰を揺らし、フリードリヒの動きに合わせる。二人の動きが一体になる程、快感が倍増していく。動きは徐々に早くなった。フリードリヒは待てないし、待たない。自らの快楽を追求し、持続させることしか考えていない。そして自らの快楽がイーナのそれと合致している事を、今はよく理解していた。リードしているイーナの冷静さも、フリードリヒの熱に溶かされていく。少年の動きはどこまでも直裁で、その素直さは好ましい。今初めてイーナは、その直向きなフリードリヒの好意を真っ直ぐに受け入れて自らの快楽へと変換していた。
「ああ、いいわ。」
イーナが吐息を漏らす。その時、フリードリヒの些か早い限界が訪れる。
「あ、イーナさん。」
フリードリヒの若々しい情熱が、イーナの中に溢れて溶け出す。しかしフリードリヒは、イーナの絶頂にかろうじて間に合った。
「いいわ、フリードリヒ。」
射精するフリードリヒの放つその波を受けて、イーナも快楽に浸る。イーナとフリードリヒは徐々にその動きを遅くしながら、互いの得た快楽に浸りあった。
うっとりとした様子のイーナが、射精して少し冷静さを取り戻したフリードリヒと視線を絡める。どちらからともなく、二人は再び唇を絡めあった。その結合部位では、まだイーナの膣がフリードリヒの逸物を搾り取ろうときつく締め付けを続けていた。
「ね、気持ちよかったわね。」
イーナにそう話しかけられながら、フリードリヒが逸物をイーナから引き抜く。溢れ出る子種の多さに、イーナが笑顔を向ける。
「貸してごらんなさい。」
果てて放心状態のままのフリードリヒに、余裕を見せてイーナが再び彼の股間に舌を這わせる。そして放出したもので汚れたフリードリヒの逸物を清めあげる。そのイーナの姿は、フリードリヒとの行為を本心で楽しんでいた。
◆◆◆
裸で抱き合った二人が、息を整えている。二人はすでにクロエの手も借りて、諸々の始末を終えた。今は呼吸を整え、フリードリヒの精力回復と共に次の行為を開始するタイミングを測っている。イーナの手の中で、フリードリヒの逸物は少しずつであるが硬さを回復していた。
二人の間で会話は不要だった。イーナの態度が、フリードリヒへの評価を雄弁に物語っていた。心からくつろいだ様子で、フリードリヒは憧れの女性の姿を眺めた。一度本懐を遂げた上で、次の行為を待つ。満足と期待が入り混じるこの瞬間は、フリードリヒが今日この日の中で一番焦りも不安もなく落ち着いてイーナに相対できる時間である。
「ね、次は私が上になるわ。」
ごく自然な様子で、イーナはフリードリヒにそう宣言した。イーナは、どちらかというと自身がリードする方が好ましい。そして目の前の少年との満足できる性交渉を経て、今のイーナはフリードリヒとの関係にかなり前向きになっていた。今日の予感は、正しかったのだ。二人の関係は、男女としてはより適正な形へと急速に是正されつつあった。
イーナはベッドの上で体を起こし、それまで着用していたドレスもブラジャーも取り去った。進み出たクロエが衣服を回収し、これ以上シワがつかないように別室へと持ち去る。イーナが別宅から去る時までには、アイロンやハンガーの助けを借りて見苦しくない状態に戻されるはずだった。
イーナはフリードリヒをベッドに仰向けに寝かせて、その股間に舌を這わせる。ほぼ硬さを取り戻していたフリードリヒの逸物は、イーナの裸身を目にした事で天に向かってそそり立った。そして刺激を受けてさらにその硬さを増した。もう大丈夫、自らの手と口でイーナはフリードリヒの状態を確認し終えた。
「私が動くわ。フリードリヒは、ただ感じていて・・」
イーナは蠱惑的にそう囁くと、フリードリヒの上に乗る。そして股間にフリードリヒの怒張した逸物をあてがい、ゆっくりと腰を沈めた。フリードリヒの昂りが、再びイーナの膣内に沈む。温かさと締め付けが、フリードリヒを包み込んだ。
細身のイーナの身体が、フリードリヒの体の上で跳ねる。その仕草は奔放で、それでいてどこか少女らしさも含んだ妖艶さを見せていた。
「・・・気持ちいいでしょう?」
イーナとの快楽に浸るフリードリヒに負けないくらい、イーナは快感で蕩けそうな笑顔をフリードリヒに向けた。
「イーナさん、こんな凄い動き・・・」
イーナに支配されて、フリードリヒは快楽にただ耐えているだけだった。少しでもこの状態を維持したい。しかし、より深く激しい快楽を与えるイーナにいつまでもない。
そんな耐えるフリードリヒの様子を見て、イーナがさらに妖艶さを増す。腰の動きが大胆になり、フリードリヒという馬を乗りこなそうと暴れる。イーナの赤毛が、フリードリヒの突きに合わせて大きく揺れる。イーナが乗りこなしているのか、あるいはフリードリヒがイーナを支配しているのか。二人は互いに快楽を与え合いながら、官能を高めあった。フリードリヒの上で身を捩るイーナは、官能の女神のようである。そしてこの存在は全力でフリードリヒの全精力を搾り尽くす勢いだった。
イーナの内部がフリードリヒを強く締め付ける。憧れの女性の示す痴態、彼女の与える快楽がフリードリヒを悩殺する。フリードリヒの身体が射精に備えて硬直する。
「イーナさん。も、もう・・・」
「ええ、いいわ。」
フリードリヒの昂る情熱が噴き上がる寸前となる。イーナの首筋を伝う汗を芳しいと感じながら、イーナの肉体にフリードリヒが縋り付きながらその動きを抑え込んで自らの欲望を目の前の女体に解き放った。快楽の波が、イーナとフリードリヒの二人を襲う。そしてフリードリヒの熱い奔流が、イーナの奥底に解き放たれた。イーナが小さな叫び声を上げる。それは貴婦人らしく小さな叫びではあったが、間違いなく情欲の響きを伴っていた。
重力に逆らうように内部の子種を吹き上げるフリードリヒに貫かれて、絶頂して脱力したイーナはフリードリヒに犯されるがままだ。フリードリヒの胸に倒れ込むようにして、イーナは自身の膣で溢れ出るフリードリヒの子種を受け止め続けていた。
◆◆◆
イーナとフリードリヒの性行為を目撃していたクロエは、しばし呆然とその様子を見惚れていた。互いの鼓動を感じ合っていたイーナとフリードリヒは、短いキスを交わすとようやくその身体を離した。濡れた布を片手に、クロエが二人の間に割って入り主にイーナの体を清めにかかる。クロエが尽力する中で、ベッドに倒れたイーナとフリードリヒは顔を寄せて視線を交わす。
「イーナさん、もっと一緒になれたら・・」
そう願望を吐露するフリードリヒに、イーナは年長者の余裕を見せて優しく微笑んだ。
「試練は合格よ。でもフリードリヒ、まだ続けたいの?」
誘いかけるイーナに、真剣な目でフリードリヒが頷く。
「はい。今日はここで終わりたくはありません。」
イーナを抱ける機会は貴重だ。イーナは彼の女ではなく、彼の父親の女である。許しを得て彼女を抱く機会が、もう2度とないと覚悟するのが当然の関係だった。
イーナはそんな執着心を見せるフリードリヒの様子を見て、くすりと笑った。そしてフリードリヒの頬を撫でる。
「いけない子ね。それはとても欲張りだわ。でも、今日くらいは許してあげようかしら。だって、特別な日だものね?」
フリードリヒの視線を浴びたイーナは四つん這いになり、フリードリヒを振り返ると誘いかけるように笑った。
「フリードリヒ。最後は欲望のまま、思いっきり私を抱いて良いわ。」
フリードリヒの熱を待ち受けるイーナは、どこか物欲しげで切なげだった。少し身を捩るようにして、その股間にフリードリヒ昂りを受け入れる時を待っている。その熱は、フリードリヒにも伝播した。
フリードリヒはイーナの腰に優しく手を置いた。そして自身の昂ぶりをそっとイーナの秘部に押し当てた。切なげな様子で、イーナが期待に満ちた吐息を漏らす。
「ね、早く・・。」
少し焦らすようにしながら、フリードリヒはイーナの秘所の潤いを自身の逸物に絡ませる。程よく粘着を帯びたイーナの愛液がフリードリヒの先走りと混じりあう。
「イーナさん、いれますよ」
そういったフリードリヒに挿入された瞬間、イーナが小さく喘いで身体を軽く反らせる。待望の瞬間は、イーナの感度をこれまで以上に敏感にしていた。挿入して繋がりあったままで、フリードリヒの手がイーナの形の良い乳房を弄り、乳首を刺激する。焦らされたイーナが、腰を振って早く突いてほしいとおねだりする。
その動きに呼応して、フリードリヒは力強く腰を動かし始めた。イーナの内部は熱く、濡れそぼり、彼を深く受け入れる。イーナの喘ぎ声は次第に高くなり、押さえきれずに寝室全体に響き渡った。
「んっ…フリードリヒ…もっと、強く…!」
そのイーナの声は快楽に完全に溺れている。武道の指南役としての冷静さなど、もうどこにもなかった。フリードリヒはイーナの腰を強く掴んだ、そして自身の動きをさらに加速させた。イーナを思う様に背後から犯すフリードリヒの息遣いは荒々しい。交尾に励む獣のような情熱が二人を支配していた。イーナの身体はフリードリヒの命じるまま、彼に呼応するように揺れている。そしてイーナはフリードリヒの欲望を一身に受け止めていた。やがて快楽に耐えかねて、イーナの身体が激しく震える。イーナが限界になっても、フリードリヒは止まらない。イーナはただ背後から打ちつけられるフリードリヒの男根に与えられる快楽に懸命に耐えていた。その様子は、雄に犯されて屈服する雌そのものの姿である。
「ああ、もうダメ。」
イーナの筋肉が快楽で弛緩し、遂に身体を支えられずに倒れ込みそうになる。そんなイーナを倒れないように支えて、フリードリヒは余裕を持ってイーナの胎内に子種を注ぎ込んだ。熱い奔流がイーナの奥深くに放たれた。イーナは叫び声を上げ、よがり狂いながら倒れ伏してシーツを強く握りしめてその絶頂を迎えた。彼女の臀部だけはフリードリヒに抱えられて倒れることを許されず、ただフリードリヒの逸物を受け入れる場として機能させられ続けていた。
「フリードリヒ、凄かったわ。」
少年の情熱が、頑なだったイーナの心を溶かし蕩かしていた。倒れ込んでいたイーナが身を捩りキスをねだると、フリードリヒが結合を解いてキスを返す。そのまま体勢を変えた二人はしばし抱き合っていた。クロエでさえ、その二人の間には割って入れない空気を感じていた。そしてイーナの太ももに押し当てられたフリードリヒの逸物が、再び硬さを取り戻してその存在を主張し始めていた。
「・・・もう、まだし足りないの?」
イーナが柔らかく、でも少し恥ずかしそうにフリードリヒに尋ねる。
「だって、イーナさんがあんまり素敵だから。」
少しはにかみながらも、フリードリヒは答えた。
「もう、仕方ないわね。これもお役目だから、今日が終わるまでは自由にさせてあげるわ。」
フリードリヒがイーナを解放したのは、文字通り日付が変わる直前となった。
今回のお話はいかがでしたか? 貴方の気持ちに近いものを選んでください。
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イーナはやはりエロい
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エリーゼが楽しみ
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ルイーゼがどんな活躍をするかな
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カルラを混ぜても良いと思います