秋の収穫祭、森の奥では古くからのしきたりが息づいている。成人を迎えた少年少女たちが、互いの初めてを分かち合うために密やかに森へと消える夜なのだ。樹海を開発して切り拓かれた村でも、この古いしきたりは守られている。いや、そうなるよう指示をしたのは領主であるヴェンデリン自身である。
夜が深まると子供達は家に帰らされた。そして祭りの主役は、未婚の若者に委ねられる。広場は篝火の揺らめきと若者たちの笑い声で賑わっていた。
「ヴェル様、どの子?」
ヴェンデリンに問いかけるヴィルマの声は小さく、しかしどこか悪戯っぽさを含んで楽しげだった。彼女の唇はわずかに上気し、祭りの熱気とこれから始まる企みに心がざわめいているようだった。
ヴェンデリンは群衆の中を見渡し、若々しいカップルに目を留めた。表情が幼く見える少年は背は高く、鍛えられた腕と少し照れた笑顔が印象的だった。傍に寄り添うように立つ少女はまだ幼く華奢で、栗色の髪を三つ編みにしている。二人は頬を祭りの興奮で紅潮させていた。そして手を握り合い、森の奥へと向かうタイミングを見計らっている様子だ。
「あの二人だ。まずはヴィルマから声をかけてみてくれないか。」
ヴェンデリンの声は落ち着いていたが、内心では遊び心と共に欲望が解き放たれる時を待っている。そんなヴェンデリンに宿る欲望をわかっている風のヴィルマは小さく頷き、少年の方へと歩を進めた。彼女の動きはしなやかで、まるで獲物を狙う獣のようだ。革鎧姿のヴィルマは気さくな様子で少年に近づき、柔らかな笑みを浮かべた。
「ね、名前は?」
森へ向かう前にモジモジと佇んでいた少年と少女は、突然の声に驚き振り返る。そして少年は、目の前に立つヴィルマの美しさに思わず息を呑んだ。ヴィルマのピンク色の髪は篝火の光を受けて輝き、赤みを帯びた瞳は少年の心を射抜くように彼だけをまっすぐに見つめている。
「え、俺? 俺は…ルカだ」
その少年、ルカの声は少し震えていた。隣に立つ少女が突然の闖入者を警戒しているのだろう、不安げにルカの手を握りしめる。
「私はミラ」
その少女は小さな声で名乗った。彼女はヴィルマを警戒していた。しかし祭りの非日常に浮かれてか、その瞳は警戒心だけでなく好奇心に満ちていた。
「ルカにミラ、いい名前。私、ヴィルマ。」
ヴィルマはルカに一歩近づき、ルカの手を握る。そしてルカより小さな体を押し付けて、成熟した女性らしい魅力で少年の心をかき乱した。ヴィルマに圧倒されて、ルカの耳が赤く染まる。そしてヴィルマの視線に耐えきれず視線を逸らす。
「私達も、仲間に入れて。」
ヴェンデリンを指で指しながら、ヴィルマは要件を切り出した。そのヴィルマの声は甘く、誘うようだった。
(この女の人は凄く綺麗だ…今日はミラと約束したのに、なんか心が揺れる…)
少年がヴィルマを見る視線が欲望に染まる。素朴な村の女達とは違う、垢抜けた年上の美女。それも極上の美女である事は、触れている手の滑らかさからも分かる。
もしこれが言葉の誘いだけなら警戒した。でも、先にヴィルマに触れてしまった。その体温と感触を知り、相手は本気なのだろうと胸が高鳴る。目の前のヴィルマの裸を想像すると、もう期待する欲望が止まらない。誘惑されたルカの内心はヴィルマとルカの間で葛藤に揺れていた。
ミラはそんな逡巡で動かなくなったルカの手を強く握り、ヴィルマに敵意を向ける。
「ルカは私の相手…!」
だが、ヴィルマは動じない。そしてミラに優しく微笑んだ。
「大丈夫。あなたもヴェル様と楽しめばいい。」
ミラが振り返ると、そこにはヴェンデリンが立っていた。冒険者の装いながら、落ち着いた物腰と整った顔立ちだ。最初に差し示された時は少し遠かったが、近くで見ると凛々しい男振りだった。
世慣れた貴族女性を魅了する若き貴族家当主の姿は、冒険者姿でも村の男たちとは一線を画していた。田舎娘のミラでは貴族とは気がつかないまでも、魔法使いであると分かる。育ちの良い柔和そうな男の魔法使いが醸し出す、危険で非日常の雰囲気は祭りの熱狂と相まって初心な少女を魅了した。
「ヴェル様と愛し合うと、蕩ける。」
ヴィルマの囁きが、警戒心というミラの心の氷を溶かしていく。ヴィウマと少年少女のやり取りを見守っていたヴェンデリンは、大丈夫そうだと判断した。そしてゆっくりと距離をつめて、会話が出来る距離へと近づく。
「ヴェル様、ルカとミラだよ。」
近寄るヴェンデリンに、ヴィルマが紹介する為に少年少女の名前を告げる。
「俺はヴェルだ。俺とヴィルマは冒険者として、祭りに訪れたんだ。」
そう自己紹介したヴェンデリンはヴィルマに近づき、穏やかな声で話しかけた。
「それで、俺達を混ぜてくれそうかい?」
「それはまだ。ミラにはヴェル様から説明して。」
ヴェンデリンの見る所、ルカという少年はヴィルマに夢中だ。ヴィルマに握られた手を離そうとはしていないし、視線もヴィルマの肌の露出した部位に釘付けになっている。今のヴェンデリンの自己紹介を聞いていたかも怪しい。
問題はルカと手を握ったまま離そうとしないミラという少女の方だろう。しかし彼を見つめるミラの目には、抑えきれない好奇心の煌めきがあった。ヴェンデリンは相手に警戒を緩めて貰うために、直接ミラに語りかける。
「君はミラといったね、緊張しなくていい。君たちを怖がらせるつもりはないよ」
ヴェンデリンは懐から革袋を取り出し、ミラの手にそっと握らせた。少し口の開いた袋の中では、金貨が篝火を反射して鈍く輝いている。ルカの手を離して、袋を両手で受け取ったミラがその重さに驚く。彼女の手の中で、金貨がカチャリと音を立てる。ミラの目が初めて見る大金に見開かれた。ルカにはミラの反応は伝わらない。渡した袋の中身がルカに見えないよう、ヴェンデリンは巧みに立ち位置を調整していた。
「これは…?」
そう尋ねるミラの声は震えていた。金貨の重さに、彼女の心は揺れ動く。貧しい開拓村で、こんな大金はこれまで見たこともなかった。
「僕と君が楽しむ為に、君に上げるささやかな報酬だ。」
ヴェンデリンの声は優しく、しかしどこか抗えない強引さがあった。一方、ヴィルマはルカの耳元で誘惑の言葉を囁いた。
「ルカ、ミラはヴェル様を受け入れた。心配内容。さ、私と楽しもう」
ヴィルマの手がルカの腰を這う。そして少年の腰を抱き寄せると、硬くなったルカの股間に触れる。ヴィルマの押し当てられた胸と、柔らかな手の感触にルカの心臓が跳ねる。ヴィルマの胸元がわずかに開いた革鎧から覗き、ルカの視線を釘付けにしていた。
「でも…ミラと…」
ルカは戸惑いながらも、ヴィルマの誘惑に抗えずミラの方へ振り向くことが出来ないでいる。ヴィルマに対する欲望で、ルカはこれまでに感じたことがないほど身体が熱くなるのを感じていた。ヴィルマの身体の背後では、ミラがヴェンデリンに抱きすくめられていた。ヴェンデリンは金貨を握りしめたままのミラに優しく語りかける。
「避妊の魔法があるから、心配しないで」
ヴェンデリンが穏やかに言うと、ミラが決意した様子を見せた。ルカもミラもお貴族様ではない。祭りで処女と童貞を捧げ合うのは、狭い村の中で互いを相手と認め合ったからに過ぎない。しかし今、選択の自由が与えられてる。
少年は魅力的な年上の美女との初体験を。少女はその貞操を見たこともない大金で買ってくれる年上との男性の逢瀬を。
片方だけがいい思いをしたのなら、それは恋人への裏切りだ。しかし少年と少女の両方が同意の上ならどうだろうか。ルカとミラは顔を見合わせた。互いの瞳には好奇心とわずかな恐れ、そして誘惑に乗る決意が宿っていた。二人は小さく頷き合い、ヴィルマとヴェンデリンに従って森の奥へと四人で進んだ。
村祭り(ヴィルマ外伝)
森の奥、月光が木々の隙間から差し込む小さな広場。そこは予めヴェンデリンが支度を整えておいた空間である。四人は柔らかな草の上に腰を下ろし、互いを見守れる距離で向き合った。ヴィルマは草の上に座らせたルカの上に跨がり、少年を見つめた。
「ルカ、準備はいい?」
ヴィルマの声は甘く、少年の心をくすぐる。ルカは頷き、顔を真っ赤に染めた。
「う、うん…」
「なら、優しくしてあげる」
ヴィルマはルカのシャツをたくし上げ、少年の胸に指を這わせた。彼女の指先が乳首を掠めると、慣れない刺激にルカの身体がビクンと震える。ヴィルマの唇が少年の首筋に触れ、柔らかなキスを繰り返す。男も乳首を触られると硬くなると、この時ルカは初めて知る。ヴィルマのピンク色の髪が少年の頬をくすぐった。初めて味わう興奮に、少年の鼻息も荒くなる。
一方、ヴェンデリンはミラを優しく抱き寄せた。草の上に座らせるのではなく、自身のマントの上に彼女を横たえる。そして彼女の緊張を解きほぐすように優しくキスを始めた。幼いミラの唇は柔らかい。ヴェンデリンが舌を彼女の口の中に侵入させる。応じるミラの動きは最初はぎこちなかったが、舌と舌とが絡むと吐く息が徐々に熱を帯びていく。彼女の乳首は服越しにそうと分かる程に固くなり、心臓がドキドキと早鐘を打つ。幼い少女は、年上の男性の巧みな舌技のもたらす快楽に揺れていた。
ヴィルマはルカのズボンを下ろしてやる。そして待ちかねた様に飛び出したルカの肉棒に目を丸くする。それはすでに硬く張り詰めて、いかにもヴィルマの膣内に入り込みたがっている様に見えた。ヴィルマは少年の肉棒を直に手に取った。
「ふぁ…!」
思わずルカが声を漏らす。ヴィルマの小さな手がルカの肉棒を優しく包み込んでいた。ゆっくり上下するように動かすと、ルカの肉棒がピクピクと反応する。少年の準備は完璧に整っている様に見えた。ヴィルマは立ち上がると、自らの革鎧を脱いで張りのある乳房を露わにした。そして下の肌着も脱ぎ捨てる。晒されたヴィルマの裸身にルカの目が釘付けになり、喉がゴクリと鳴る。
「じゃ、挿れる」
ヴィルマは少年の肉棒を自分の濡れた秘部に導き、ゆっくりと腰を下ろした。騎乗位の体勢で、ヴィルマの内壁がルカを締め付ける。自分の肉棒がよく湿ったヴィルマの肉襞に包まれる。少年は初めての快楽に声を上げた。
「うっ…! す、すごい…!」
気がつけばいい匂いのする美しい人が、自分に覆い被さっている。目の前の光景は見たことのない大人の秘密に満ちて、全てが信じられないほどに卑猥だった。ルカに跨ったヴィルマの動きは緩やかで、しかし確実にルカを快楽の波に飲み込ませる。彼女の膣内は熱く、少年の肉棒を包み込むたびに淫らな水音が響いた。ルカの腰が無意識に動き、ヴィルマの動きに合わせる。彼女の乳首は固く尖り、少年の手がそれを無我夢中で掴んだ。
「ヴィ、ヴィルマさん…!」
「んっ…いいよ、ルカ」
ヴィルマの声は短く、しかし甘く響く。彼女の身体は汗で光り、ピンク色の髪が揺れるたびに少年の欲望を煽った。
行為に励むヴィルマとルカの横で、ミラは呆然とその光景を見つめていた。そんなミラは、気がつくとヴェンデリンの手で服を丁寧に脱がされている。処女である彼女の身体は、今はヴェンデリンにより愛撫されている最中だった。幼いミラの小さな乳房はヴェンデリンの手の中で震えている。そしてヴェンデリンの指が硬く閉じたミラの秘部に触れると、彼女は小さな悲鳴を上げた。
「あっ…! ヴェル様…」
思わず出てしまった呼びかけは、ヴィルマと名乗る美女が使っていた呼びかけだ。二人はきっと冒険でも私生活でもパートナーなのだろう。それは狭い村しか知らなかったミラには、とても刺激的な大人の関係に思えた。
「あの、まだ心の準備が。」
ミラもヴェルとの行為には合意した気がする。金貨を受け取り、ルカと共に二人の後についてきてしまった。しかしそれはそれとして、気持ちの準備がまだできていない。しかし、ミラの相手であるヴェルは少し強引だった。
「痛かったら言うんだ、ミラ」
ヴェンデリンは優しく囁き、慣れた様子でミラの秘部を丁寧に愛撫する。幾人もの妻を持ち、多くの女性の処女を散らした熟練の技が光る。手慣れているヴェンデリンの愛撫で少女の内腿が震え、濡れた秘部が月光に輝いた。ヴェンデリンはミラの潤いを確認すると、股間の逸物を取り出す。ヴィルマに挿入を果たして快楽の只中にいるルカも、愛撫されて夢見心地のミラも準備を整えたヴェンデリンの様子には気が付いていなかった。ヴェンデリンはミラの脚を広げ、開脚位の体勢でゆっくりと自分の肉棒を挿入しようとした。
「ひっ…! 痛い…!」
天国から地獄へ急降下したかのような痛みにミラが顔を歪めた。鮮血が草の上に滴る。ヴェンデリンは動きを止め、彼女の額にキスをしながら囁いた。
「大丈夫、すぐによくなる。少しだけ、我慢するんだ。」
ヴェンデリンの指がミラの股間のクリトリスを優しく撫でる。そうやって貫かれた痛みを快楽へと変えていく。ミラの瞳が潤み、痛みが遠のく。浅く挿入されていても、ミラの体は徐々に快感に身を委ね始めた。頃合いを見計らって、ヴェンデリンが腰の動きを再開する。今度はより深く、本当に奥底までミラを貫く。再開されたヴェンデリンの動きはヴィルマの腰つきよりも深く力強い。そしてヴェンデリンは、ミラの身体を快楽の頂点へと導いていく。彼の逸物がミラの膣内を突くたびに、彼女の身体は震え、甘い声が漏れた。
「あっ…あぁっ…! ヴェル様…!」
この夜、少年と少女は共に年上の大人に抱かれた。その初めてに価値をつけられ、青い性を捧げさせられた。
ただこれは少年にも少女にも不利な取引だとは思わなかった。これはむしろ、貰いすぎな位だ。その道の先達者であり、美男美女の二人である。村の中では魅力的な方だとはいえ、どこまでも平凡な二人とは釣り合わない。
ヴェンデリンは幾多の美女を従え浮き名を流した性豪なのだし、ヴィルマも選りすぐりの美女である。そしてその経験は同世代でも抜きん出ている。少年少女の体験した極上すぎる初体験は、格別な経験という意味において今後の人生さえ歪みかねないものだった。
ルカはヴィルマの淫らな動きに耐えきれず、腰を突き上げた。
「ヴィルマさん…! 出る…!」
女体の中での初めての射精の衝動に、己の肉棒を引き抜くべきと判断したルカが焦る。それは先達の警告があったからだ。
『すぐ女を妊娠させないように、中に出すのは所帯を持ってからだ』と。
しかし、ヴィルマの体はルカにしがみついたまま離れようとしない。むしろヴィルマの膣内が少年の肉棒を締め付けにかかる。その快楽にルカは絶頂に達する。熱い精液がヴィルマの奥に放たれ、彼女の身体がわずかに震えた。
「んっ…良かったよ、ルカ」
少年の青い性を満喫したヴィルマは満足げに微笑んだ。ルカは初めての膣内射精に呆然としている。彼は罰が、何らかのペナルティによってこの極上の体験が損なわれることを真剣に恐れていた。
しかしヴィルマは何も気にする様子もなく立ち上がると、まだひくついている少年の肉棒を口で清めた。彼女の舌が少年の先端を舐め、ルカは新たな快感に身を震わせた。膣内射精を咎められなかったという安心感と共に、ヴィルマへの感謝と愛情に似た執着を抱かせる。
ルカに湧き上がる女をモノにしたという独特の思い。それも極上の美女を、そのパートナーの見ている前で屈服させたのだ。ヴィルマに奉仕されて、ルカの心中に男としての自尊心がむくむくと湧き出る。だからヴェンデリンがミラを抱いていても、『取引は取引だからな』とルカは冷静でいられた。どう見ても、ミラはこの美女とは釣り合った美しい容姿ではない。
今のルカにとってミラは、同じ村にいる相手というだけの存在だ。番う相手として適当とみなされた存在ではない。それに処女というものは面倒臭いと聞く。しきりに痛みを訴えながらヴェンデリンに貫かれて快楽によがるミラの姿は、ヴィルマに至れり尽くせりの歓待を受けた今では『面倒な小娘』としか映らなかった。
ヴェンデリンはミラの身体を優しく揺らし、長々と快楽を持続させてミラを絶頂に導こうとしていた。何度も何度も深く貫かれて、ミラの刺すような痛みは甘美な疼きに変わりつつある。破瓜の痛みはある。しかしヴェンデリンに与えられたその痛みが、ミラを永遠に女に変えてしまった実感がミラにはある。男を受け入れ屈服させられる。その事がもたらす根源的な快楽に、ミラは自分がどのような痴態を見せているかも気づかずに快楽に溺れていた。
「ミラ、行くよ」
ヴェンデリンの肉棒がミラの奥を突いている。
(あ、これっていよいよなんだ。)
ミラは熱いヴェンデリンの逸物が、膨らみひきつくのを感じた。直後にドクドクと熱い精液が彼女の膣内に広がった。ミラは快楽に喘ぎ、身体を弓なりに反らせた。
「あぁっ…! ヴェル様…!」
子種を注がれて、女である事を実感する。それと共にミラも、相手を射精させたまんぞくを得た。魅力に乏しいと思っていたこの体が、大の男を満足させた。男根を射精に導けた事で自身の魅力を再確認し、満足する女性は多い。特に男にチヤホヤされた経験の乏しいミラは、求められて今まで経験しなかった満足と充足感を得た。
行為が終わると、汗をかいたミラは放心状態でヴェンデリンのマントの上に力なく横たわった。鈍痛と疲労を感じ、全身から汗が吹き出している。股間からは血と共に、ヴェンデリンの吐精した証が滴り落ちていた。
ヴェンデリンは両手をかざし、避妊魔法を発動した。淡い光がミラの身体を包む。精液が体内で無効化され、透明な液体へと変わる。ヴェンデリンはルカを抱き抱えたままのヴィルマに近づくと、同じように避妊魔法を発動した。
ヴェンデリンとヴィルマは互いの相手に満足したと、視線を交わして報告し合っている。ミラはまだ息を乱しながら、新たに抱いた感情に戸惑いながらそんなヴェンデリンの横顔を見つめていた。
暫しの休息の後、ヴェンデリンとヴィルマに促されてルカとミラは向き合って座った。今日は、二人が村公認の恋人として結ばれる日だ。順序は少し違ってしまったかもしれないがルカは少し男らしく、ミラは女らしくなった。先ほど垣間見た相手の痴態を思い出しながら、大人にされた二人が裸で向かい合う。
ヴィルマはミラの手を取り、ミラを起こすとルカの前で四つん這いにさせた。獣のような行為の対位に、ミラが戸惑いながらも従う。
「さ、ルカ。」
背面位の体勢で、ルカの目の前にミラが供物として備えられた。ルカは経験者となった男としての堂々とした態度で、ミラの華奢な腰を掴む。
「ミラ、俺がお前を抱くぞ」
ルカの声はミラを抱く熱を帯びている。ミラも小さく頷いた。
「うん…来て、ルカ」
興奮したルカの肉棒がミラの秘部に滑り込む。ミラの膣内はまだヴェンデリンの熱を覚えており、ルカの動きに敏感に反応した。官能を高められたミラの身体が揺れ、草の上には少女の小さな喘ぎ声が響く。
「ルカ…んっ…!」
ヴェンデリンに比べてルカの動きはぎこちない。しかし若さに溢れて情熱的だった。ルカが背後から力強くミラを突き動かすたびに、ミラの身体は熱くなる。ルカはミラの背中越しに愛を叫び、彼女の心を繋ぎ止めようとる。
「ミラ…大好きだ…!」
「うん。ルカ、私も!」
ヴィルマはヴェンデリンに寄り添い、激しく愛を交わす二人を見守る。
「若いっていいね、ヴェル様」
ヴェンデリンは微笑み、何も言わずにヴィルマの肩を抱いた。
ルカがミラの奥を突き、絶頂に達する。
「ミラ…! 出る…!」
ルカから逃れようとする間も無く、熱い精液がミラの膣内に放たれて彼女は小さな悲鳴を上げた。声を上げた理由は快楽だけではない、子供を妊娠してしまうかもしれない不安があった。
(ヴェル様が、また避妊魔法をかけてくれる保証はないのに。)
心配するミラを気にする様子もなく、果てたルカがミラの背中に倒れ込む。そして彼女の身体を優しく抱きしめた。
ヴィルマはルカに再び近づき、少年を誘惑する。
「ルカ、もう一回出来る?」
彼女はルカの前に跪き、少年の肉棒を口に含んだ。ヴィルマの舌が巧みに動き、ルカはその強引な快楽に声を上げる。
「うっ…! ヴィルマさん…!」
果てたばかりのルカに、その刺激は強すぎる。初体験で2回連続。義務感もあったが、ルカのまだ幼い体は限界を迎えつつある。しかしヴィルマは執拗に攻撃の手を緩めなかった。
その時、ルカから解放されたミラがそっとヴェンデリンに話しかける。
「あの、ヴェル様。私何でもしますから、避妊魔法をかけてください。」
懇願するようにヴェンデリンにせがむミラ。ヴェンデリンは軽く頷くと、ミラに対して再び避妊魔法を発動した。膣から滴る子種が透明な水に変わり、ミラがホッと息を吐く。
ヴェンデリンはミラの処置を終えると、ヴィルマに向き直った。今度はヴェンデリンを相手する番のはずのヴィルマは、ルカに口で奉仕している。ルカの肉棒を口で愛撫しながら、ヴィルマはヴェンデリンに尻を振って見せる。
「どこでそんな誘い方を覚えたんだい。」
「全部、ヴェル様が私に教えたの。」
ヴィルマは束の間、ルカへの刺激を口から手による刺激へと切り替えるとヴェンデリンに笑顔を向けて答えた。そして再び、淫らに腰を振って誘う。
「ここは、しっかりと上書きしておかないとな。」
ミラが気がつくと、目の前にはヴェンデリンの聳り立つ逸物があった。ミラは背後からルカに犯されただけだ。ヴェンデリンとの初体験は無我夢中だった。いま冷静に見比べると、ヴェンデリンの逸物とルカの肉棒は文字どおり大人と子供ほどの違いがあった。単に大きいのではなく、フォルムの曲線と雄々しさが違う様に思われたのだ。
(あんな立派なものが、私の中にあったなんて)
道理で気持ちよかった筈だ。そして最初に、しっかり解さなければその快楽もなかった。ミラはこの特別な初体験に満足した。そして簡単に終わってしまうのは惜しい気さえした。
ヴェンデリンに背後から貫かれてヴィルマが甘い声をあげる。その様子にはルカを抱いていた時のような余裕は微塵も感じられなかった。ただ屈服すべき雄に出会ってしまった雌としての、どこまでも従順な甘い立ち振る舞い。ヴェンデリンに貫かれる度に、ヴィルマの身体が震える。それは、ヴィルマが口で奉仕しているルカにも快楽の波動を伝える。
ミラの見ている前で、最初に限界に達したのはルカだった。
「ヴィ、ヴィルマさん」
ルカは力なく声を漏らすと、ヴィルマの口の中に吐精した。ヴィルマは落ち着いた様子で、文句も言わずにそれをごくりと飲み込む。そしてルカへの奉仕から解放され、ヴェンデリンの与える快楽に集中した。森中に響き渡りそうなヴィルマの大きな喘ぎ声が、ミラの官能を再び呼び覚ましていく。
ヴィルマの身体は、ヴェンデリンの力強い突きに合わせて激しく揺れていた。彼女の喘ぎ声は森の静寂を切り裂き、月光の下で淫らに響き合う。ルカの精を口で受け止めたばかりのヴィルマは、ヴェンデリンの猛々しい逸物に完全に支配され、快楽の波に身を委ねていた。彼女のピンク色の髪が汗で額に張り付き、頬は紅潮し、瞳は快感に潤んでいる。ヴェンデリンの動きに合わせ、ヴィルマの身体は自然と反応し、彼女の膣内は彼をさらに深く求めるように締め付けた。
「ヴェル様…! あぁっ…!」
ヴィルマの声は切なく、しかしどこか満たされている響きを帯びていた。彼女はルカの肩にしがみつき、ヴェンデリンの動きに身を任せながら、快楽の頂点へと登り詰めていく。ヴェンデリンはヴィルマの腰をしっかりと掴み、彼女の身体を自分のリズムに完全に合わせていた。二人の動きはまるで一つの生き物のように調和し、草の上に響く水音と吐息が、祭りの夜の熱気をさらに高めていた。
一方、ルカはヴィルマの口から解放されたものの、身体はすでに限界を迎えていた。少年の肉棒はヴィルマの巧みな愛撫によって再び反応しようとしていたが、若さゆえの情熱も、連続する快楽には耐えきれなかった。彼は草の上に力なく座り込み、ヴィルマとヴェンデリンの激しい交わりを呆然と見つめていた。その光景は、少年の未熟な心に強烈な印象を刻み込む。ヴィルマの美しい身体がヴェンデリンの腕の中で震えている。そして彼女が発する甘い声は、ルカの胸に複雑な感情を呼び起こした。
ミラはそんなルカの様子を横目で見ながら、ヴェンデリンに再び視線を移した。彼女の身体はまだヴェンデリンの熱を覚えており、股間には鈍い疼きが残っている。ヴェンデリンの逸物がヴィルマを貫く姿を見ていると、ミラの心に再び欲望が灯った。彼女はヴェンデリンがヴィルマに避妊魔法をかけなかったことに気づいていた。ルカがヴィルマの口で果てた後、ヴェンデリンはヴィルマの身体に深く射精し、そのまま彼女を抱きしめている。ヴィルマはヴェンデリンの動きに合わせて絶頂を迎え、身体を大きく震わせた。彼女の声が一瞬森を支配し、鳥たちが驚いて飛び立つほどの響きだった。
そしてミラの鋭い観察眼は、ヴェンデリンがヴィルマに対して避妊魔法を施さなかった事を見逃さなかった。
(ヴェル様…ヴィルマさんには魔法をかけなかった…)
ミラの心はざわめいた。彼女自身はヴェンデリンの避妊魔法によって守られていたが、ヴィルマにはその措置がなかった。それは、ヴェンデリンとヴィルマの間に特別な信頼がある証なのか、それとも単なる遊びの延長なのか。ミラには判断がつかなかったが、その事実は彼女の心に小さな火を灯した。
ヴェンデリンはヴィルマの身体を優しく支え、彼女が快楽の余韻に浸るのを待った。ヴィルマは満足げに微笑み、ヴェンデリンの胸に顔を埋めている。二人の間に流れる親密な空気は、ルカとミラには到底理解できないものだった。
昂ぶりの鎮まったヴィルマはルカの方に目を向け、少年の萎えた肉棒をそっと見つめた。彼女は再びルカを誘惑しようと、ゆっくりと彼に近づいた。裸のまま、汗と快楽に濡れた身体でルカの上に跨がる。ヴィルマの動きはしなやかで、まるで少年を再びその気にさせようとする誘惑の獣のようだった。
「ルカ、もう一回…できるよね?」
ヴィルマの声は甘く、しかしどこか挑戦的だった。彼女の手がルカの胸を這い、少年の身体を刺激する。だが、ルカの肉棒はすでに限界を迎えており、ヴィルマの誘惑にも反応しなかった。少年は顔を赤らめ、恥ずかしそうに目を逸らした。
「ご、ごめん…ヴィルマさん…もう…」
ルカの声は弱々しく、少年らしい無力感に満ちていた。ヴィルマは微笑み、ルカの頬に軽くキスをした。
「いいよ、ルカ。よく頑張った」
ヴィルマはルカの身体から離れ、代わりにミラの方に視線を向けた。その視線は、まるで新たな獲物を品定めするかのようだった。ミラはヴィルマの視線に気付き、身体が一瞬硬直した。ヴィルマの赤みを帯びた瞳には、祭りの夜の熱気と欲望が宿っている。ミラは自分の心臓が早鐘を打つのを感じた。
「あの…先ほどのお礼を…」
ミラは小さな声で、しかしはっきりとヴェンデリンに話しかけた。彼女の声には、好奇心とわずかな大胆さが混じっていた。ヴェンデリンはミラの言葉に微笑み、彼女に近づいた。ヴィルマはそんな二人を横目で見ながら、ルカの隣に座り、彼の肩にそっと寄り添った。
「ミラ、君はまだ楽しみたいんだね?」
ヴェンデリンの声は優しく、しかしどこかミラの心を試すような響きがあった。ミラは小さく頷き、顔を赤らめた。彼女の身体はまだヴェンデリンの熱を覚えており、さらなる快楽を求める気持ちが抑えきれなかった。ヴェンデリンはミラの手を取り、彼女を再びマントの上に横たえた。
「今度は、君が動いてみるんだ」
ヴェンデリンはミラに囁き、彼女を自分の上に跨がらせた。騎乗位の体勢を教えるため、ヴェンデリンはミラの腰を優しく掴み、ゆっくりと動くように導いた。ミラは最初、ぎこちなく腰を動かしたが、ヴェンデリンの手が彼女のリズムを整える。ミラの身体が上下するたびに、彼女の膣内がヴェンデリンの逸物を締め付け、二人とも快楽の波に飲み込まれていった。
「んっ…! ヴェル様…! こ、こんなの…!」
ミラの声は震え、快楽に目を白黒させながらも、彼女は必死に腰を動かした。ヴェンデリンの逸物が彼女の奥を突くたびに、ミラの身体は熱くなり、頭が真っ白になるような感覚に襲われた。彼女の小さな乳房が揺れ、汗が月光に輝く。ヴェンデリンはミラの動きを楽しみながら、彼女の身体を優しく支えた。
ヴィルマはルカの隣でその光景を見つめ、微笑みを浮かべていた。彼女はルカの耳元で囁き、少年の気を紛らわせようとした。
「ルカ、ミラ、気持ちよさそうね」
ルカはヴィルマの言葉に反応できず、ただミラとヴェンデリンの交わりを見つめていた。少年の心は複雑だったが、ヴィルマの柔らかな身体が寄り添うことで、どこか安心感を覚えていた。
ミラの動きが次第に激しくなり、ヴェンデリンの逸物が彼女の奥を突き上げる。ミラは快楽に耐えきれず、大きな声を上げた。
「ヴェル様…! もう…!」
その瞬間、ヴェンデリンはミラの腰を強く掴み、彼女の膣内に熱い精液を放った。ミラは絶頂に達し、身体を大きく震わせながらヴェンデリンの胸に倒れ込んだ。彼女の息は乱れ、身体は汗でびっしょりと濡れていた。ヴェンデリンはミラの背中を優しく撫で、彼女が快楽の余韻に浸るのを待った。
ミラはヴェンデリンの胸に顔を埋め、満足感に満たされていた。彼女はふと、ヴェンデリンが避妊魔法をかけようとする動きに気づいた。彼の手が光を放ち、魔法を発動させようとした瞬間、ミラはそっとその手を押さえた。彼女の瞳には、わずかな決意が宿っていた。
「ヴェル様…そのままで…いいです」
ミラの声は小さく、しかしはっきりとしていた。ヴェンデリンは一瞬驚いたが、ミラの瞳を見て微笑んだ。彼は魔法を中断し、ミラを抱きしめた。ルカはヴィルマに熱烈なキスをされ、目の前の出来事に全く気づいていなかった。ヴィルマの唇がルカの唇を塞ぎ、少年の意識は彼女に完全に奪われていた。
後始末を終え、四人は草の上に座り、静かに息を整えた。月光が彼らの汗で光る身体を照らし、祭りの喧騒は遠くに聞こえるだけだった。ヴェンデリンはヴィルマの手を取り、ルカとミラに微笑みかけた。
「楽しい夜だったね」
ヴェンデリンの声は穏やかで、どこか満足げだった。ルカとミラは顔を見合わせ、照れくさそうに頷いた。ヴィルマはルカの肩を軽く叩き、ミラにウインクをしてみせた。
「また会えたら、もっと楽しもうね」
ヴィルマの言葉に、ルカとミラは顔を赤らめた。彼らは別れの挨拶を交わし、ルカとミラは村へと戻っていった。ヴェンデリンとヴィルマは手を繋ぎ、森の奥へと消えていった。月光が二人の背中を照らし、彼らの姿は次第に闇に溶け込んでいった。
ミラは村への道を歩きながら、ふと立ち止まった。彼女の手は無意識に腹部に触れ、頭の中にはヴェンデリンの熱がまだ残っていた。彼女は小さく微笑み、ルカに聞こえないように口の中で小さく独り言を呟いた。
「もしも妊娠していれば…私にもチャンスがあるかしら」
ミラの心には、魔法を使える子を授かる夢が芽生えていた。彼女はルカの手を握り、村の灯りへと向かって歩みを進めた。夜の森は静かに彼らを見送り、祭りの夜はこうして幕を閉じた。
(後書き)
今回どのヒロインにするか検討した結果、イレーネを僅差で押さえてヴィルマの登板となりました。エリーゼでは目立ちすぎ、リサでは役不足で、カルラは本職感が出てしまうなと。イーナは不向きで、ルイーゼはより親しみやすくドライに楽しむ流れに出来ないなと。
アマーリエ義姉さんだと情が入りすぎて、カタリーナは悪くない雰囲気ですがやられた感が出てしまうかもなと。そんな事情で他のヒロインへの同じシチュの展開は今回はしないつもりです。
私はどちらかというとシチュエーションで稼ぐタイプですので、書けなくなると書けない時期が長くなるのはご容赦ください。体調悪からの風邪からの眠れない歯の痛みと体調を崩しまして、お待たせしました。まだ本調子ではなく、今回はアンケートは実施しません。
後、感想欄の要望は規約に抵触すると他で教えて頂きました。活動報告だと大丈夫なようですので、体調が回復したら検討しますね。