Fate/GrandOrderより、多数ヒロインです。
楽しそうな企画だったので短編ながら参加させて頂きました(3回目)。
ハロウィン企画のと殆ど変わらない作品。
一応今回は明確にいつもの奴です。
ただちょっとズレた世界みたいな?
まぁつまり、いつものだな!
自分以外の素晴らしい作品を見たい方は性夜の小説合同2024企画作品よりどうぞ。
「わりいこはいねぇかぁ! わりいこはいねぇか!」
広々としたコテージに、その声が響き渡る。どこか間抜けな台詞と抑揚のない調子。
だが、この声に油断する者はもういない。
声の主が自らをブラックサンタと名乗りながら、なぜかなまはげが混ざっているような口調で喋る、淫魔獣アクラという存在であることを、彼女らはよく知っているからだ。
「なくこはいねぇか! いねぇかぁ!」
異様な迫力とどこか滑稽さが入り混じっていた。短い黒髪に赤い瞳。
その顔は冷酷にも無邪気にも見え、感情を読み取ることができない。
そして頭の横には、赤黒く禍々しい角が浮かび上がり、存在の異質さをさらに際立たせていた。
全身を覆うはずの黒いローブは、なぜか昔の行商人のように上半身にだけ掛かっており、肩から下はほとんど剥き出しだ。
華奢とも言えるしなやかさを持つその中央には堂々と露わになった異様なまでに巨大な肉棒が、細身の体躯に不釣り合いな存在感を放っていた。
「わりいこは……」
間延びして響いていた声が、突然ピタリと止まる。
それは、雪の吹き荒れるコテージに身を潜めている者たちにとって、最も恐ろしい瞬間だった。
息を殺し、耳を澄ませる。誰もがこの静寂の意味を理解している。
怪物が声を止めるのは。
「わりいこいたぁ!」
空気を裂くような叫び声。
「なっ!?」
隠れていた一人が反射的に声を漏らす。
その声に反応するように、軽やかな足音が近づいてくる。
足音は奇妙なほどリズミカルで、まるで遊びを楽しむ子供のようだ。
しかし、それが何を意味するのか、誰よりも理解している者たちは動けない。
哀れな犠牲者が見つかったのだ。
「畜生が! そもそもオレは隠れてるなんてのが性に合わないんだよ! やってやらぁ!」
その声は、恐怖に押しつぶされている周囲の空気を振り払うように響いた。
哀れな犠牲者それは、セイバーのサーヴァント、モードレッドだった。
彼女は迷いのない足取りで、コテージの廊下に堂々と姿を現す。
そしてその手には、燦然と輝く王剣が握られていた。
「来いよ、化け物! その間抜けな声を黙らせてやる!」
挑発の言葉と共に、彼女は剣を構え、鋭い眼差しを怪物に向ける。
モードレッドの勇敢さは、彼女が円卓の騎士であったことを証明するに十分だったが。
ここは英雄物語の舞台ではない。
この世界は、いわば理不尽と恐怖が支配するパニックホラー。
その中で、怪物に真正面から挑む者の運命など、最初から決まっている。
それでもモードレッドは怯まなかった。
その勇姿は一瞬だけ、仲間たちの心に希望の火を灯した。
しかし、次の瞬間その希望は、無情にも打ち砕かれる。
「っぎぃっ!?♡♡ ひっ、いひぃぃっ!♡♡ あひっ♡♡いひぃっ♡♡んひぃぃぃぃ!♡♡♡」
ごっちゅ!♡ ごっちゅ!♡ ごっちゅ!♡ ごっちゅ!♡ ごっちゅ!♡ ごっちゅ!♡
乾いた音と湿った音が交互に響き、コテージの静けさを汚していく。
モードレッドは勇敢だった。
だがその勇気は、怪物、淫魔獣アクラの前では無意味。
彼女は今、無様にもひっくり返され、膝を押し上げられた姿勢のまま、怪物の欲望に蹂躙されていた。
「ぎひぃぃぃぃ、ひぃんっ!♡♡♡ やめっ! 強すぎぃっ!♡♡♡ あぐ、はああああっ!♡♡♡」
口では抗う言葉を吐くものの、その声は既に力を失っている。
ただ、反射的に声を漏らしているだけだ。
膝を強引に押し上げられた体勢のモードレッドは、完全に制圧された姿。
その脚は力なく震え、紅潮した顔は苦悶と快感が入り混じった奇妙な表情を浮かべている。
膣奥で巨大な肉棒が打ち込まれるたび、振動が全身を貫き、モードレッドの体は反射的に跳ねた。
その動きさえも怪物の欲望を満たすための道具に過ぎないようだ。
「あひっ、ひんっ!♡♡♡ だめっ、もう無理ぃ!♡♡ おちんぽだめなのぉっ!♡♡♡ 死ぬっ♡死ぬぅぅぅっ!?♡♡♡」
モードレッドは必死に首を振りながら、途切れ途切れの言葉で許しを請う。
しかし、その懇願が返って怪物、淫魔獣アクラの嗜虐心を煽るだけだった。
彼女の涙ながらの悲鳴と震える体。
それら全てが、まるで怪物の欲望を満たす燃料のようにしかならない。
「なくこにはなかだしぃ!」
アクラの間延びした声が空間に響く。
その瞬間、腰の動きがさらに荒々しく加速し、モードレッドの体を激しく揺さぶる。
「あああっ!?♡♡ おぐっ!♡♡♡ 深いぃっ!!♡♡♡」
剣を振るう勇敢な騎士だった彼女が、今やその誇りも無残に踏みにじられ、ただ膣奥を蹂躙されるままの存在へと変わり果てていた。
押し広げられた子宮が激しく抉られるたび、モードレッドの絶叫は大きくなる。
アクラの肉棒が突き込むたびに、内側から押し出される感覚が彼女の全身を貫き、歪んだ表情が苦悶と快感で入り混じる。
もはや理性の残り火すら掻き消されていく中で、耐えきれない圧力が彼女の体を追い詰めていた。
やがて、アクラは腰を一際強く突き上げ、最奥を力任せに抉るような動きで止まった。
「いくぞぉ……なかにぃっ!」
怪物の肉棒の先端から大量の精液が勢いよく噴き出し、モードレッドの子宮を一瞬で満たしていく。
その熱さは尋常ではなく、内側を焼き尽くすかのように彼女を責め立てる。
「あづいぃぃぃ!♡♡♡♡ いぐっいぐいぐぅぅう!!♡♡ いぐっぅうぅっっ!!♡♡♡♡♡」
凄まじい勢いで押し込まれる熱量に、モードレッドの体は完全に反応を支配された。
背を仰け反らせ、震える脚と痙攣する身体が最高潮の絶頂を迎える。
全てを呑み込む快楽に翻弄されながら、彼女の意識は白く染め上げられていった。
「あひ……♡♡あひいぃぃぃ……♡♡♡」
モードレッドの声は、完全に力を失い、途切れ途切れの喘ぎに変わっていた。
目は虚ろに焦点を失い、口元からは白い泡がこぼれる。
ついには意識を手放し、その身体は力なく崩れ落ちた。
「………」
無言のまま、アクラは気絶したモードレッドの足を掴むと、ズルズルと床を引きずり始めた。
その仕草は淡々としており、先ほどまでの狂気じみた激しさが嘘のように消えている。
だが、それがかえって異様な不気味さを漂わせていた。
ズル……ズル……と音が響き、モードレッドはコテージの奥にある一枚の扉へと運ばれていく。
その扉、開かずの扉と呼ばれていたそれは、昼間の間、いくら試しても開くことのない不気味な存在だった。
そして、唯一それを開けることができるのは、アクラだけだった。
アクラが扉の前に立つと、不思議な音が響き、錆びついたはずの蝶番がゆっくりと動き始める。
薄暗い隙間から冷たい空気が漏れ出し、その奥には誰も知ることのできない闇が広がっていた。
怪物に襲われた女が辿り着く場所。
そこがどのような結末をもたらすのか、想像するだけで背筋が凍る。
昼間は閉ざされ、人を拒み続ける扉が、今、ゆっくりとその牙を開き始めている。
隠れて様子を窺っていた者たちは、息を潜めたままその光景を見送るしかなかった。
モードレッドに対する同情と、それをどうすることもできない無力感が、胸の内を支配していた。
「…………」
静寂の中、扉が音を立てて再び開いた。
だが、その奥から戻ってきたアクラの手には、先ほどまでの獲物、モードレッドの姿はない。
扉の奥に連れ去られた者がどうなるのか、その答えを知る者はいない。
ただ、もう二度と戻ってくることはないという事実だけが重く残されていた。
そして、扉はまるで逃げ道を断つかのように、バタンと激しく閉まる音を響かせた。
その音はコテージ中に反響し、隠れている者たちの胸をさらに締め付けた。
「わりいこはいねぇかぁ! わりいこはいねぇか!」
再び、間延びした声が響く。
アクラは何事もなかったかのように徘徊を再開する。
彼の目的は一つ。
次の獲物を見つけ出し、追い詰めることだ。
獲物を捕らえたら容赦なく襲い、力尽きたら例の扉の奥へ運び込む。
それを、まるで日常業務のように淡々と繰り返す。
その異常さこそが、このコテージを支配する狂気そのものだった。
コテージの静寂は、再び異様な空間を取り戻していく。
だが、それも次の犠牲者が見つかるまでのつかの間の平穏に過ぎない。
朝を迎えるまで、この悪夢のようなルーティンは延々と続くのだ。
***
「…………」
朝日が窓から差し込み、コテージの内部を淡い光で照らし出した。
夜通し続いた狂気の時間が終わり、静寂が訪れる。
だが、それは決して安堵の静けさではなかった。
アクラは、まるで日課を終えたかのように淡々と歩を進め、奥の扉へ向かう。
その小柄な体躯が扉の前で一瞬立ち止まり、背後に差し込む朝の光を一瞥することもなく、静かに扉に手をかける。
扉が開かれるとき、微かに湿った音が響き、中から漏れ出した空気は生温かく、どこか生臭い匂いを漂わせていた。
今夜の獲物はモードレッドただ一人だった。
だが、その事実に安堵などあるはずもない。
この扉の奥が、どれほどの異常さを孕んでいるかを知る者はいない。
彼女たち自身がその身をもって知るまでは。
「…………」
通常の部屋であるはずの広さを遥かに超えたその場所は、天井も壁も床も、何もかもが肉で覆われていた。
生き物の体内を模したようなその空間は、湿った膜が蠢く音と共に微かに脈動している。
足元を踏みしめるたび、ぬめり気を帯びた肉が柔らかく沈み込み、そこに残る足跡から液体が滲み出ていた。
獲物たちはその空間の中に無造作に放置されていた。
「ぁ……♡ぉ……♡」
最も新しい獲物であるモードレッドは、両腕を肉壁に完全に飲み込まれた状態で、力なく項垂れていた。
その体は粘液にまみれ、肌は艶やかに濡れている。
股間からは大量の精液が逆流し、床に白い水溜りを作り出していた。
彼女の表情には恐怖も羞恥も残っていない。
淫らに緩んだ口元と焦点の定まらない瞳が、快楽に完全に呑み込まれたことを物語っている。
その姿は、かつての勇敢な騎士の面影を完全に失わせていた。
しかし、それはこの空間の異常さを象徴する一例に過ぎない。
「……♡」
「……♡」
壁の一角には、白濁に塗れた尻が二つ、まるで生え出したように突き出ていた。
その尻穴には、かつての武器であったであろう旗が深々と突き刺さっている。
旗はぬらぬらと光り、剣と鞘が一体化したかのような異様な光景を作り出していた。
その尻はわずかに震え、断続的に喘ぐような音を漏らしている。
それはもはや卑猥で無様なオブジェでしかなく、この空間の装飾の一部に過ぎなかった。
「……♡」
また別の壁では、乳房がいくつも生えてきていた。
それらは誰のものかすら判別できない形で肉壁に埋もれ、その乳首には巨大なベルが装着されている。
乳房がかすかに震えるたびに、ベルがチリン、チリンと乾いた音を立てた。
音はまるで、この異様な空間が奏でる無機質な調べのように響き渡る。
だが、その音色は生々しさと狂気に満ちており、この場所にいる全てのものが理性を失っていく音のようにも聞こえた。
「ぁ……ぁ……♡」
この空間で最も目立つ存在が、部屋の奥にそびえ立っていた。
それは、まさに肉の柱と呼ぶに相応しい異様なオブジェだった。
その柱は巨大な男根を象ったものであり、表面には無数のイボや脈動する血管が浮き出ている。
その形状は見ているだけで恐怖と嫌悪感を呼び起こし、この空間全体の象徴であるかのような威圧感を放っていた。
そして何より、その頂点には、一人の少女が設置されていた。
「お、ごっ……♡」
その少女は、サンタクロースを模したような服装をしており、かつてはアビゲイル・ウィリアムズと呼ばれた特殊なサーヴァントだった。
だが、今の彼女にその面影はほとんど残されていない。
アビゲイルは、星を象るかのように両手両足を大の字に広げられ、その幼い体に規格外の肉棒を押し込まれていた。
膣口は限界を超えて引き伸ばされ、腹部には不自然な膨らみが生じている。
それが彼女にどれほどの苦痛と快楽を与えているのかを、見る者に黙示していた
彼女の瞳は完全に裏返り、小さな唇からは止めどなく涎が垂れている。その様子は、正気の欠片も残されていないことを物語っていた。
肉柱は微かに脈動を繰り返しており、それに合わせてアビゲイルの体が上下する。
「……♡……♡」
漏れ聞こえる声は、もはや自らが発していることすら理解していないようだった。
かつての彼女が持っていた無垢な姿や意思は、この空間と肉柱に完全に飲み込まれてしまったのだ。
「ジングルベールジングルベール……」
この異様な空間で、場違いにもクリスマスソングが静かに響いていた。
アクラが椅子のように突き出た尻に腰掛け、楽しそうに足を揺らしながら小さな声で歌っている。
それは誰もが知るクリスマスの歌。
だが、この空間の異常さと相まって、その歌はどこか狂気じみたものに聞こえた。
旗が立ち、鈴が鳴り響き、星が頂点に輝く。
この空間に広がる景色は、まるで悪趣味なクリスマスパーティの装飾そのものだった。
だが、その装飾はただの飾りではない。
旗は捕らえられたサーヴァントたちの武器が使われ、鈴は彼女たちの身体に装着されている。
星は、頂点で晒されているアビゲイルの姿そのものだ。
そして、その全てが肉壁と融合し、生きているように脈動を続けている。
アクラは楽しげに足を揺らしながら、目の前の景色を眺めていた。
この空間こそが、彼のクリスマスパーティ会場であり、彼がわるいこたちに与える結末だったのだ。
捕らえられたサーヴァントたちは、アクラの手によってクリスマスの装飾へと変えられ、完全に彼の所有物と化していた。
彼女たちの声、震える身体、そして全てを呑み込む快楽。
それら全てが、この空間を飾る、演出の一部として機能している。
「今日は楽しい……クリスマス」
アクラが静かに呟く。
その言葉は、まるで儀式のように夜の静寂に吸い込まれていった。
そしてまた夜を待つ。
わるいこを抜くために。
そしてわるいこでなかった子たちに、最期の役目が訪れるのだ。
それは、ターキーとなること。
この異常な空間では、ターキーとは単なる料理ではない。
捕らえられたサーヴァントたちの中からわるいこでなかった者たちが選ばれ、彼の手によって最期の食事へと変えられる。
だからターキーは慎重に選ばねばならない。
「ターキーは選ばねばならない……」
アクラの声が響く。
その目には光が宿らず、ただ冷静に次のターキーを見定める思想が浮かんでいる。
「ターキーは厳選されねばならない……」
それは、彼が最も特別な目的のために食べるものだからだ。
ターキーに選ばれた者は、飾りでは終わらない。
アクラの手で最高のごちそうに仕立て上げられ、その身体も、そして精神さえも彼に消費されていく。
部屋の中に満ちる異様な匂いと脈動は、まるでこの空間自体が次のターキーを楽しみにしているかのようだった。
「さて……誰にしようか」
アクラは足を組み直し、ゆっくりと宙を見上げながら呟いた。
その視線の先にあるのは、未だこの異常な空間に完全に取り込まれていない数名のサーヴァントたち。
彼らは、これから始まる選別の行方に気づくこともなく、ただ黙って震えるのみ。
最悪のクリスマスパーティの始まりは、近い。