オリジナルR-18 ┌(┌^o^)┐ホモォ…… 作:猫様の下僕
「ジン〜!!!」
ジン『ん〜?うおっ!?』
「だずげでっっっ!!!!!!」
ジン『相っ変わらず好かれやすいなぁ、坊は』
ジンの手には先程まで持っていなかった刀が握られている。
一閃。
僕を追いかけていた黒い影、悪霊達が瞬く間に消えた。
ジン『お〜、よしよし。どーせまた墓場に入ったんだろ?悪いのに好かれるの分かっててなんで一人で先に行くかねぇ』
「うぅ〜、僕一人で何とかなると思ったんだよ〜」
ジン『いつか死ぬぞ?ま、今日はよく頑張った』
ジンは優しく僕の頭を撫でた。
「う゛ん……」
ジン『ほら帰んぞ。坊になんかあったら当主様に怒られんの俺なんだからよ』
「ん……帰る」
ジン『お利口さんだ』
僕の手を握るジンの手は、冷たいけど優しかった。
ジンは優秀な除霊師で、父の付き人だったこともあり、僕のことを、僕が産まれた時から知っている。
たくさん遊んでもらって、今より幼い僕も懐いていた。
でもジンは、今から何年も前に除霊中の事故で亡くなってしまった。
当時まだ4歳だった僕はそれが信じられず、ジンの死体を見ていつ起きるのかと何度も父に聞いていた。
父は僕にジンが死んでいることを説明してくれたが、当時の僕には受け入れがたく、ジンはいつか起きるのだと信じ続けた。
父はそんな僕を憐れんでか、ジンの死体に防腐術を施し、肉体の欠損している部分を修復した後、降霊術を行った。
だから今、僕の隣にはジンがいる。
今のジンは言ってしまえば動く死体だ。
しかしジンはいつか成仏する。
それが何年後なのか、何十年後なのかは父も分からないらしい。
でも、僕が生きている間だけでも一緒に居てほしい。
そんな僕の我儘で、ジンを縛り付けている。
「ねぇ……ジン」
ジン『ん?』
「僕ってなんで悪霊に好かれるの?」
ジン『さぁ?お前昔から変なもんに好かれやすいしなぁ』
「えぇ……やだなぁ……」
ジン『こればっかりはしょうがねぇよ。ま、何かあったら俺が助けてやるから安心しな』
「頼りにしてます!」
ジン『あいよ』
悪霊に好かれやすい体質のせいで、今までも散々な目に遭ってきた。
でもその度にジンが助けてくれた。
ジンがいなかったら、きっと僕はとっくに悪霊に喰われていただろう。
「あ!そういえばさ」
ジン『ん?』
「僕、今年で18歳になるじゃん?」
ジン『そうだな』
「そしたら、もう子供じゃないよね?」
ジン『まぁ……そうかもな?』
18歳。
それは世間一般の成人年齢であり、結婚が許される歳でもある。
僕は、ジンのことが好きだ。
今までも、これからも。
だから、ジンと……
「……ジン」
ジン『ん?』
「つ……付き合ってください!!」
ジン『は??』
「だ!だから!僕と!付き合って!」
ジン『いや聞こえてっから』
「返事は!?」
ジン『え〜……無理』
「う゛ぅ……なんでぇ……?」
ジン『いや、考えればわかるだろ。まず、俺たちは男同士だ。坊は次期当主なんだから、子供が作れないだろ。それから、俺はもう死んでる、死体なんだよ。あと、立場が違いすぎる。次期当主とただの護衛じゃあな』
「……でも、ジンが生きてる時は、そんな立場なんて気にしたことなかったじゃん」
ジン『それは……坊がまだ子供だったからだ。今は違うだろ?それに、俺は死人だ。今坊と付き合っても、いつかは坊の重荷になるだけだ』
「そんなことっ!」
ジン『あるんだよ。だから、この話は無しだ。いいな?』
「……うん……」
僕は、ただジンと一緒に居られれば良いのに……
これでジンも坊が好きだけど立場を考えて断ったって感じならもっと良い。
感想待ってるよ