今からアレが私の中に挿るんだ。
そう思うだけで心臓がバクバクと破裂しそうになり、じんと熱の灯った下腹部から、新しく愛液が滲み出してくるのが分かってしまう。
「なずな…」
「うん…」
キスをされ、軽く肩を押されると、ベットの上に倒れ込んだ私の身体が小さく弾む。残った羞恥心が、最後まで膝を立てさせ、私の女の子の部分を隠していたけれど、それも、彼の手が私の膝に触れるまでだった。
特別力を抜いたわけじゃない。
膝に置かれた彼の両手が、引き戸でも開けるみたいな力加減で開いただけ。
準備は出来ていた。ただ、きっかけが欲しかっただけ。彼の方から求めてくれる、それくらいの期待は許されても良い筈だ。
見下ろしてくる彼の視線に、全身を舐め回される気分になる。
見られてる。おっぱいも、お腹も、女の子の…おまんこも、ふだん誰にも見せないような所まで肌を晒して、全身が熱くなってくる。
これ以上の興奮もない。恥ずかしいなんて今更だ。
強い興奮と、快感に浸された続けた私の身体は、彼が欲しくて仕方がなくなっている。
「なずな…」
名前を呼ばれ、髪を撫でられ、それだけでもう気持ちがいい。
毛先の一本一本にまで神経が通ったみたいに、昂ぶった身体は、私を気持ちよくさせてくれる。
「んっ…あっ、挿って、透くん…。いいよ、全部…私に…」
割れ目の筋を押し開き、大きく勃起した おちんちんが私の中に挿ってくる。
先端が沈み、おちんちんが震える。奥に侵入するほどに、彼の呼吸が荒くなり、その興奮が おちんちんから私にまで伝わってきているみたいだった。
やっぱり、苦しいのかな? 痛いっても聞くし。そうとも思えば、身構えた程でもなかった。
快感のお陰か、身体からは余分な力が抜けていて、溢れるほどの愛液に満たされた膣内は、初めてのおちんちんを受け入れるのに十分だったみたい。
相性がいいって、こういう事を言うんだろうか? それが妙に嬉しくなり、入り込んでくる おちんちんの感覚がさらに愛おしくもなってくる。
ゆっくり、ゆっくり。
奥に、深くに。
お腹の中に広がる圧迫感。強くなる異物感に腰が引けてしまう。
ゆっくり、ゆっくり。
奥に、深くに。
じんわりとした熱が下腹部に生まれ、膣内がざわざわと落ち着かなくなる。
ゆっくり、ゆっくり。
奥に、深くに。
こつん…。
おちんちんの先端が膣奥に届くと、体の内側から押し上げられる感触に、私は「はぁ…」と息を吐き出していた。
「全部挿ったよ、なずな」
「うん、わかる。透くんのおちんちん、ココでビクビクしてるもん」
撫でた下腹部のその奥に、おちんちんの存在を強く感じ取れる。
こうしているだけでも胸が一杯で、ある種の達成感はあったんだけど、お互いにもう、それで満足できるような状態ではなかった。
早く動いて欲しい、早く動かしたい。考えていたことはきっと同じだったはずで、焦れったく腰が揺れると同時に、彼のおちんちんが抜けていく。
一杯だった膣内に余裕が出来ると、今度はそれを惜しむみたいに、絡みついていた膣の柔肉がおちんちんと一緒に引っ張られてしまう。
雁首が入り口の手前で止まり、再び とんっと、入り込んできた おちんちんが奥まで届く。ぐちゃりと、膣の中から愛液を押し出しながら、私の中がまた彼の おちんちんで埋められてしまう。
繰り返し、何度も、何度も、おちんちんが膣内を責め立ててくる。
それはまるで、ネジの巻かれた人形みたいではあったけど。
一つ、違っていた事は、私を満たす おちんちんの動きは、繰り返すほどに強くなり、射精に向かってどんどんと、固く、大きく、熱くなってる事だった。
「なずなっ、なずなっ」
さっきまでは私をイジメる余裕も合ったのに。彼がおちんちんを挿れてからずっと、私の名前を呼びながら必死に腰を振っている。
快楽に溶けた男の子の顔。気持ちよくて、射精したくて、でももっと続けていたいって、ジレンマに崩れる表情は少しだけ可愛く見えた。
「いいよ、透くん…わたしは、はぁ…大丈夫、だから…もっと、して、ね?」
正直。気持ちいいだけなら、愛撫をされていた時の方が良かった。
だけど、好きな人のモノを受け入れる。好きな人に愛される。
その満足感は他に代えようがなく、必死になって彼が私を求めてくれるだけで、私の心臓は、壊れそうなくらいドキドキと高鳴り続けてしまう。
余裕をなくしていた彼に、私の言葉がどう届いたのかは分からない。
だけれど、激しいばっかりだった動きが柔らかくなり、見下ろしてくる彼の顔から険しいものが取れていた。
「うっ。ごめん、なずな…僕ばっかり」
「ううん。良いの、大丈夫…私はさっき、いっぱい気持ちよくしてもらったから、今度は…透くんが、私で気持ちよくなって…ね?」
「ありがとう。だけど なずなも、ちゃんと僕で気持ちよくなって欲しいなって」
「それは…。透くんの頑張り次第じゃないかなぁ? なんて、ふふっ」
からかうように微笑んで、それが変に彼のプライドに火を付けたみたい。
入り込んできた おちんちんの先端が、私の奥に擦り付けられた。
ビクン、ビクンと、その震えが分かるほどに密着させられて、彼の興奮が直接、私の快感に変わっていった。
「やっ、はぁ…奥、ぐりぐりするの、やめっ」
「痛い?」
「ちが、そうじゃなくって…頭、ちかちかして、はぁっ、んんぅ!」
白と、黒に、何度も視界が切り替えられる。
もしかしたら、彼の言うように痛かったのかもしれない。だけど、快楽に晒され続けていた私の身体は、その痛みさえも快感に変えて、深い絶頂へ導こうと私を追い立てていく。
「それとも、こっちが良い?」
「ん、へ? あぁぁぁ…んぅぅっ、ふぁぁ、それも、ぁぁぁっ…」
ビクッと身体が跳ねてしまう。
おちんちんが快感の尾を引きながら抜け出ていくと、割れ目の入り口、クリトリスの裏側の辺りを雁首に舐められる。その刺激に、ふわっとした快感が広がり、甘い声を漏らすと同時に腰が浮き上がってしまう。
そうして悶えた膣内に、また奥までゆっくりと、おちんちんが挿ってくる。高められた性感に気が休まる暇もなくなり、抽挿を繰り返す おちんちんに膣を絆されていく。ふわり、ふわりと、夢見心地に身体が浮き上がり、次第に快感の波が私の中で大きさを増していった。
気持ちいい。彼のおちんちんで感じちゃってる。
お腹の奥と入り口で、強いのと優しいを交互に与えられ、私も我慢が効かなくなってくる。
「はぁっ、ふぅっ、んっ、あっ、やぁぁっ、透、くんの勝ち、かな? 私、気持ちよくって、なんかもう、わけわかんな…ああっ」
声が震える。身体が震える。
快感を受け取る度に視界が揺れて、気持ちいい事しか分からなくさせられる。
強すぎる快感を少しでも逃がそうと、皺になるほどシーツを掴まえてしまう。だけど、肌を撫でるシーツの感触にさえ、甘いものを感じ始めていた私はの身体は、身悶える度に快感で肌をくすぐられ、どう動いても気持ちよくなって堪らない。
愛されて、満たされて、何をされても気持ちよくって幸せで。気づけば、自分から彼を求める様に腰を動かしてしまっていた。
「なずなっ、僕…もうっ」
それが彼の限界だったんだろう。ぐぅっと、一際深くに おちんちんが入り込んでくると、中で大きく震え出す。
抽挿の間隔は次第に短くなり、腰の動きに力強さが戻ると同時に、私が受け止める快感の間隔も短いものへと変わっていく。
彼の手が、私の腰を掴まえる。大きくなる射精への期待に、下腹部がビクっと震えてしまう。
固定されて、身動きが取れなくなった私の深くを、容赦なく責め立ててくる おちんちん。背筋が反り返るほどの快感。腰を振って逃がそうにもそれが出来ず、逃げ場を無くした快感が私の喉を甘く震わせた。
「やぁ、あぁっ、とお、ぅくんっ。はげしっ、私、変に、これ、きてて、もう、ダメなのが、あぁっ♥ それいい、透くんもっ、いっしょっに、一緒がいい…」
掴んでいたシーツから手を離し、彼の身体に手を伸ばした。
温かい。触れ合った肌と肌とが心地良い。
強すぎる快感に夢見心地と浮かされながら、呂律の回らない舌先で快感を叫ぶ。
彼と一緒に達したい。
だけど、もう我慢も出来やしない。
繰り返される抽挿に膣が締まり、強く強く、おちんちんを抱きしめる。
逃したくない、離したくない、このまま中で出して欲しい、早く私を気持ちよくさせて欲しいと、生々しい欲望に突き動かされてしまう。
はしたないと。
親にすら見せられない姿を、恋人にはどうして見せられるのか。
好きだから? それとも、私を気持ちよくしてくれるから?
ぱつんっ、ぱつんっ…。
ぐちゃっ、ぐちゃりっ…。
激しくなった抽挿に股間同士がぶつかり合い、張り付いた水音が弾けていく。
掻き出され、溢れ出る愛液の音がぐちゃぐちゃと頭に響き、自分がどうなっているのかも分からなくなっていた。
分かんない、気持ちよくって、何もわからなくなる。
どうして? どうして? 私はこんな所でエッチをしてるんだろう?
なにか、大事な約束が合ったはずなのに。
心がチクリと痛んだ気がする…。
ああ、それも、気持ちいいのに全部流されていく。
疑問が快感に溶かされる。幸せが心を満たし、快感に身体が震え上がったその瞬間。
「あ、あ、あぁっぁっ。透くん、透くんっ、わた、わたしっ、ん、あ…」
絶頂の瞬間、一瞬できた空白の中に意識が溶けていった。
身体が縮こまり、膣肉がおちんちんに絡みつく。
下腹部に集まっていた快感が、ぎゅっと圧縮されていって、勃起を強くしたおちんちんが私の深くを突き上げた。
同時に、集まっていた快感が一気に弾けると、深い深い絶頂へと落ちていく。
「あっ、ぁぁぁぁぁっ!? んんぅぅっ、やっ、はぁ、ふぁぁぁ…♥」
声にならない、言葉が出ない。口を開けば嬌声に喉が震え、息を飲み込む暇もない。
ガタガタと、震える腰を押さえつけられ、おちんちんが私の中で大きく弾けた。
ドクンと一つ、波打ったのを皮切りに広がった精液の熱が、私をさらに恍惚とさせていく。
「でて、でてるぅ…透の、おちんちん、あ、あ、んっ、ひゃぁぁぁっ!!」
震える身体を、強すぎる快感を、どうにか抑え込もうと彼の手を握りしめた。
背筋が反り返り、おちんちんに押し込まれた腰がベッドに押し返されると、その反発が、余計に私達の繋がりを深いものへと変えてしまう。
ドクンっ、ドクンッ…。
脈を打っては熱が広がっていく。その熱が新しく快感を生み出して、絶頂の波が何度も押し寄せてくる。
「透くんっ、とお…あぁぁ、やっ♥ ゃっ、んっ、あ、あ、あぁっ!!」
ビクンっと、身体が跳ね下腹部に力が入る。
ドクンっと、おちんちんが跳ね上がり、膣内を精液が満たしていく。
「なずなっ…くっ」
腰が抱き寄せられる。ぐりっと、おちんちんの先が膣奥に擦り付けられ、快感で頭の中まで真っ白に染まっていく。
残った精液を絞り出すように膣が震え、おちんちんが最後の吐精を済ませると、どうにもならなくなっていた私の身体から、ようやく力が抜けていった。
「はぁ、はぁ…んっ♥ すごい、良かったね、これ。はぁ、一杯、出しちゃったんだ?」
下腹部に触れ、優しく撫でる。
膣の中はどうなってるんだろう? 想像するのにそれは容易かった。
入り口の隙間から流れ出てきてるのは、愛液とも違う白濁とした沢山の精液。
溢れ出るほどに出された精液に混ざった赤い糸は、私に倒錯的な幸せを感じてさせてくれる。
「なずな…ありがとう」
「うん、どういたしまして。ねぇ、透…キス、して?」
「ああ、もちろん」
見つめ合い、抱き合って、唇を交わす。窓の外には綺羅びやかにライトアップされた遊園地の夜景。その輝きに照らされた私達は、お互いの温もりを抱きしめたまま温かい眠りへと落ちていった。