機械と生身の渾然一体というか、まあ、あれです。
コンバート?(違
「僕のこと。好きなの? 嫌いなの?」
濡れた陰唇の間を指全体でなぞりながら優一郎は訊ねた。口許には自然に笑みが浮かぶ。多輝は切なそうに顔を歪め、シーツを強くつかんでいた。時折、多輝の腰が震える。
「んあぅ! だめっ! ああんっ!」
「もし嫌いだって言うなら、二度と君の前には姿を見せないって誓っていいよ。その代わり。もし好きなら結婚してもらう」
そう優一郎が耳元に囁いた瞬間、多輝が目を見張る。優一郎は小刻みに指を動かし、多輝のクリトリスを愛撫し続けた。甘い息をついて多輝が濡れた目で優一郎を見つめる。
「んっ! あっ! それ、ひきょ……ああんっ!」
優一郎は手を滑らせて多輝の弱い部分を攻め始めた。快感に緩んだ多輝の肛門に指を這わせる。優一郎は緩んだ肛門に指を差し込みながら小さく笑った。
「十数える間に答えてね。有効な返答が無かった場合は好きってことで」
悲鳴じみた声をあげた多輝に構わず、優一郎は数を数え始めた。身を捩ろうとした多輝の身体を身体で押さえ込んで優一郎は指をゆっくりと出し入れした。指先でくすぐるように腸壁をなぞる。
「あっ! あっ! ああんっ! ゆう、いちろう……ゆういちろう!」
泣いているような声で多輝が懸命に優一郎を呼ぶ。その声を聞いた優一郎の背にぞくりとしたものが伝う。自然と股間が熱くなり、ペニスが屹立する。優一郎は溜まらず多輝の身体に股間を擦りつけた。
「ゆういちろうっ! すきっ! すきなのぉ! あうぅんっ!」
悲鳴のような声で告げて多輝が背を反らす。優一郎は我慢出来ず、慌ただしくズボンの前を開いてペニスを引っ張り出した。多輝の腿を持ち上げて腰を進める。訳が判らなくなりそうなほどの欲求がこみ上げ、優一郎は夢中で多輝に圧し掛かった。
「多輝、これで君は僕の女だ」
優一郎は熱に浮かされたように言ってペニスを多輝の膣に挿入した。その瞬間、硝子の砕けるような音がして多輝の姿がかき消える。驚きに息を飲み、目を見張った優一郎の目の前に、再び多輝が現れる。それを見た優一郎は硬直した。
多輝の胸元に深い刀傷がある。斜めに走った深い傷はだが、随分と古いもののように見えた。小さく呻いて多輝が額を手で覆う。
「多輝!?」
「あ……れ? おれ、どうしたんだ?」
困惑した面持ちで多輝が優一郎を見つめる。どうやら多輝は何があったのかを判っていないらしい。優一郎は戸惑いながら多輝の身体を見つめた。その傷以外は特に何も変わりないように見える。
「胸に、傷が……あれ?」
優一郎は多輝の胸に触れて目を丸くした。確かに傷が見えるのに、指にはまるで感触がないのだ。訝りの顔で多輝が自身の身体を見下ろす。それから多輝も優一郎が触れたのと同じ場所に触れる。
「何もないぞ?」
そう告げて多輝が目を上げる。優一郎はごめん、と詫びてから多輝の股間を覗きこんだ。特に見た目には変わりないように見える。だがそれまでぐっしょりと濡れていた多輝の陰部は乾き切っている。クリトリスが名残のように赤く熟れているだけだ。
「多輝、本当になんとも無い?」
「別に……何も……あ。音」
多輝がふと声を上げる。優一郎は不思議に思いながら首を傾げた。多輝が腕をついて身を起こしながら自分の耳を指す。
「ほら。機体の中の音がちょくちょく聞こえてたんだけど、今は何も聞こえない」
優一郎は息を飲んでまさか、と呟いた。慌てて多輝の股間をもう一度覗きこみ、震える指で陰唇に触れる。軽くクリトリスを刺激すると膣内から愛液が滲んでくる。優一郎は恐る恐る多輝の膣口に指を入れた。
「いてっ!」
ある程度まで優一郎が指を進めたところで多輝が声を上げて顔をしかめる。
「多輝、生身の器になってる」
呆然と呟いて優一郎は多輝を見た。すると多輝が絶句して自身の身体を見下ろす。あちこちを触る多輝の胸にはだが、はっきりと刀傷が見えている。だがその傷はどうやら優一郎の目にしか映らないらしい。
「過去生に関係があるのかな?」
関係無いと思ってたけど、そうも言ってられなくなったかも。そう呟いて優一郎は優しく多輝の股間を弄った。それまで興味深そうに自身の身体を触っていた多輝がぴくりと眉を寄せる。反応は機体の時とそう大差はない。
「感度は少し落ちてるかな」
笑い混じりに優一郎が告げた途端、多輝は真っ赤になった。
「んだから、興味ねえだろ!? 生身は!」
だったらさわんな、と喚いて多輝が身を捩る。優一郎はそんな多輝を余所に鼻歌を歌いながら服を脱ぎ始めた。おい、と力ない声を漏らして多輝が優一郎を見つめる。白衣と服を次々に脱いで床に放り、優一郎は多輝に笑みかけた。
「人形遊びは他でやれって言ってたよね。別に多輝が多輝でいるのなら僕は構わない」
男になって抱けって言われたらかなり困るかもだけど。思案顔で呟いた優一郎を多輝が絶句して見つめる。だがどうも多輝は気付いていないらしい。多輝の肉の器はさっきの瞬間に弾けて消えてしまっている。ここにある多輝の器は力で構成されたものだ。なのに多輝の力は一向に衰えてはいない。それどころか強くなっているほどだ。
「いや、あの、ほら。えーと……」
真っ赤になって多輝が意味をなさない言葉を繋ぐ。優一郎は服を全て脱ぎ捨ててから多輝に向き直った。身を捩った多輝の背にも深い刀の傷がある。いや、もしかしたらその傷は刀でつけられたものではないのかも知れない。鋭い何かで抉られた痕ではあるが、刀と限定は出来ない。
「多輝。それじゃ改めて」
「うあっ、ちょっと待て!」
懸命な面持ちで叫ぶ多輝に構わず、優一郎は身を進めた。多輝の腿を大きく左右に開き、股間を晒す。いつの間にか多輝の陰部は愛液に塗れていた。優一郎は多輝に圧し掛かってペニスを膣口にあてがった。
「いくよ」
にっこりと笑って優一郎は腰を進めた。狭い膣口に強引に亀頭を押しこむ。それまで抵抗していた多輝が息を飲んでシーツを強くつかむ。痛みを堪えるように顔を歪め、多輝は必死で声を殺していた。
ヒューマノイドの機体ってホントにエロ仕様なので……。
多輝は最初から負けてた気がしますw