※この作品はR-18です。

魂の座 四部 苺の季節   作:伊駒辰葉

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水輝がうっかりしますが、そもそも奈月がナチュラルにフェラってる辺りw
あ、エロシーンといえばエロシーンです。


うっかり飲み込んだ後の顛末 1

 唐突に背後に見知った気配が現れる。立城は慌ててそちらを向いた。空間を渡って奈月が執務室に現れたのだ。

 

「紫さん?」

 

 どうして、と呟きながら奈月が立城に駆け寄る。立城は困惑した目で奈月を見つめ、力なく首を横に振った。

 

「僕にもよく判らないんです。さっきいきなりこうなって」

 

 明日は宝物庫の鍵を開けなければならないのに。立城は額を押さえて小さく呻いた。奈月が戸惑った面持ちでしゃがみ込む。

 

「とにかく、水輝さんの元に行きましょう!」

 

 そう言って奈月が手を取る。立城は慌てて首を横に振った。

 

「で、でも仕事が」

 

 やんわりと奈月の手を解き、立城は僅かに顔を歪めた。思わず股間を押さえて腰を引く。奈月に手を取られて引かれた時に服の布地が立城のペニスの先端を擦ったのだ。

 

「身体を元に戻すほうが先決です。では飛びますね」

 

 にっこりと笑って奈月が力を発動させる。待って、と立城が声をかける前に奈月は転移術を展開した。一瞬で周囲の景色が変わる。立城は見慣れた屋敷の部屋の様子に泣きそうな顔になった。仕事を置いて来るなら来るで、せめて道代に断りを入れたかった。がっくりとうなだれる立城に水輝が戸惑いの声をかける。

 

「な、なんだ? どうした、それ」

「どうもこうもないよ」

 

 力なく告げて立城は顔を上げた。ベッドに座る水輝の服は妙に乱れている。それを正面から見つめてから立城は自身を見下ろした。絡まっていた女物のスーツを脱ぐ。ペニスを刺激しないよう、注意深く服を脱ぎ始めた立城に再び水輝が声をかける。

 

「力、使うなっつったろ」

「だからっ、僕は誓って力は使っていないよ」

 

 そう言い返しながら立城はため息をついた。傍にいた奈月が脱いだ立城のスーツを拾い上げていく。

 

「力を使ったどうかはわかりませんけど、紫さんが変身しなきゃならない理由は無かったと思います」

 

 立城が困っているのを見て取ったのか、奈月がそう水輝に説明をする。立城はため息をつきながら服を全て脱いだ。そこで水輝がベッドを飛び降り、靴も履かずに立城に近付く。

 

「これは……ほーん」

 

 一人、納得したように呟いて水輝がじろじろと立城を眺め回す。立城は何気なく水輝を見つめ、次いで慌てて股間を押さえた。真っ赤になってペニスを隠した立城を水輝がじっと見つめる。

 

「な、なに」

「奈月。どう思う? これ」

 

 そう言いながら水輝が立城を指差す。立城は焦りながら横に立つ奈月を見た。奈月は立城の身につけていたショーツとストッキングを拾い上げて首を傾げた。

 

「この白い液体は?」

「あっ!」

 

 立城は慌てた声を上げて奈月の腕からショーツをさらった。手の中でショーツを丸め、俯く。さっき、擦れた時に立城は射精してしまっていたのだ。汚れたショーツを抱えて震える立城を水輝がのんびりと見下ろす。

 

「紫さんの本質は女性です。男性体にならなければならない要因が潜んでいるのかもしれません」

 

 奈月が神妙な顔で告げる。それを受けた水輝がそうだなあ、と低い声で答える。

 

「確かめるしかないか。……奈月。今のこいつの構成、読めるか?」

 

 そう言って水輝が立城を指差す。立城は恥ずかしさに消え入りたい気分でのろのろと顔を上げた。

 

「はい。紫さん。失礼します」

 

 頷いた奈月が立城に手のひらを向ける。その直後、奈月の手のひらから立城の身体に金色の光が注がれた。柔らかな光に撫でられ、立城は小さな悲鳴を上げて自身の身体を抱きしめた。立城の握っていたショーツが床に落ちる。しばしの後、リボンのような形状を取った金色の光が奈月の手の中に戻る。

 

「歪みに似たもの、を感じます」

「似たもの、か……。まんま歪みなら奈月に頼むってのもありだったんだが」

 

 困ったように言って水輝が頭をかく。立城は情けない気分で股間を覆い隠した。痛いくらいにペニスは勃起している。

 

「なんとか解けるかもしれません。試してみますね」

 

 そう言って奈月は手にしていた服を一旦、椅子の背にかけて立城の前に歩み寄った。奈月が股間を押さえ隠していた立城の手を退け、いきなりペニスを口に含む。

 

「やっ! だ、駄目です、そんなこ……あふっ!」

 

 奈月に舐められた立城はあっけなく射精した。立城のペニスを口から吐き出した奈月が検分するように口許に指を当てる。その後、奈月は困った顔で水輝を見つめ、立ち上がった。一体、何をするのだろうと立城が見守る目の前で、奈月が水輝に口づける。すると水輝が目を白黒させて手をばたつかせた。

 

「んあっ! 飲んじまった!」

 

 慌てた声を上げて水輝が口を押さえる。

 

「ごめんなさい。水輝さんでないとこれの中和は無理です」

 

 泣きそうな顔で奈月が言う。だが水輝はそれを聞いているのかいないのか、がっくりと床にへたり込みうなだれている。

 

「おれはノーマルなのにノーマルなのにノーマルなのに」

 

 水輝がうなだれたままで何度も同じことを呟く。立城も奈月と同じように泣きそうな顔になって水輝にごめんなさい、と詫びた。




主張しすぎてヤバくなる。
まあ、フラグ立てすぎ注意ですねw
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