裸だったり色々なので、絵面はエロだと思います。
銀色のペニスに触れようとした要の両手を優一郎がつかむ。要は何かに追いたてられるように腰を艶かしく揺すった。
「まだ性交動作の必要はありません。性交動作を停止してください」
「んぅ」
要は必死で理性を呼び戻して身体を緊張させた。その瞬間、一気に光がペニスの先端に向かう。最後の渦がきっちりと亀頭の先端までを形作ったところで要は大きく息を吐いて脱力した。まだ股間がじんじんと熱を持っている。
「も、申し訳ありませんわ。取り乱してしまって」
肩で息をしながら要は詫びた。優一郎がいいえ、とにっこり笑って要に手を差し出す。
「それでは、参りましょう」
その手につかまって要は立ち上がった。だがまだ下半身にろくに力が入らない。ふらつく要の腰を優一郎が抱きながら歩く。要も出来るだけ足に力を入れて歩いた。
廊下に出たところで要は深呼吸をして優一郎の手をやんわりと解いた。
「もう大丈夫ですわ。ごめんなさい、何度もお手数をおかけして」
そう言って要は優雅に一礼した。今度は自分から率先して白銀の部屋に向かう。要の後に優一郎が続く。要はゆったりと歩きながら振り返って優一郎に笑みかけた。
「時に白銀というのは、あの時にお見かけした男性ですわよね?」
要が白銀を目にしたのは数回ほどだ。一度目は如月の別荘で見た。二度目はこの地下二階で一度だけ見たきりだ。要は通常、この地下二階にはいないので白銀とは殆ど顔を合わせてはいない。
「僕はあのとき、女性を要求しましたよね」
そう言われて要は考えを巡らせた。確かに如月の別荘で優一郎は泰蔵に女性を寄越せと言っていた。だが実際に泰蔵が紹介したのが白銀だった。
「確かにそうですわね」
だがこの研究施設の地下二階で見かけた白銀は男性だった。一度だけ別荘で白銀が女性になっているのを見たが、それきりだ。
「多輝は、かなりの年月を男性として過ごしてきましたが、本質は女性です。白銀さんも、本質は女性である可能性が高いと思います」
そう言いながら優一郎がさりげなく要の横に並ぶ。ちらりと優一郎を伺ってから要はなるほど、と頷いた。多輝は清陵高校にいる間、いやそれまでずっと男性だったと聞いている。だが実際に女性の身体になった多輝は現実に不都合なく適応しているように見える。そう考えると優一郎の言は正しいのだろう。
女性になったあの時の白銀のことを思い出し、要は少し眉を寄せた。男性としても白銀は見目はとても整っていた。が、その造作は女性の身体になった時に更に際立っていたような気がする。そして女性の格好になった白銀を見た要は、不思議な感覚を味わったのだ。
「そうですわね。確かに優一郎さまの仰る通りかも知れませんわ」
言いながら要は足を止めた。廊下の行き詰まり、向かい合わせになっているドアの片方の前に立つ。この客室の中に白銀がいる筈だ。要の横に立っていた優一郎が失礼、とひと言断ってからドアを開ける。ノックをしないのか、という要の疑問はだが、部屋の中を見た瞬間に頭から消えた。客室の床に横たわっていた三匹の犬が尻尾を振りながら優一郎の足元に駆けてくる。
「あら、いつの間に犬なんてお飼いになられましたの?」
そう言って小さく笑いながら要は静かに客室に入った。黒い大型犬は優一郎に頭を撫でられて嬉しそうに尻尾を振っている。
「とある方にいただいたんですよ」
にっこりと笑って優一郎が屈めていた腰を伸ばす。優一郎は三匹の犬を伴って要に続いた。
入って左手にあるベッドの見える位置で要は足を止めた。なるほど、これではノックしても無駄だろう。ベッドにいる白銀は虚ろな眼差しをしている。きっと呼んでも判らないに違いない。
「ストレスが限界に達するように調整しました。それでは、要さんどうぞ」
にっこりと優一郎が微笑む。要は優一郎とその足元に戯れる犬達を見てからベッドに目を戻した。
逃げないようにだろう。女性体になった白銀の首には大きな首輪がつけられている。その首輪から伸びた太く長い鎖はベッドの支柱に巻きついている。両手は背中に回され、手首を揃えて結わえられているらしい。時折、白銀がもどかしそうに身体をよじる。ベッドにうつ伏せにされた白銀の腰は持ち上げられた格好で天井から釣られ、両の腿とふくらはぎを固定する形で拘束具がつけられてる。足を勝手に閉じないよう、白銀の膝は大きく左右に開いた格好で長い金属製の棒に結わえ付けられている。
まさに犯してくださいと言わんばかりの状態だ。要はまじまじと白銀を見やってから小さく笑った。その声に気付いたのか、白銀が惚けた顔で要を見る。涎に塗れた唇が微かに動く。
「た……すけ、て」
力ない白銀の声に要は肩を竦めた。白銀の身体とベッドは透明な液体で汚れている。まずは、これを何とかしないとね。要は軽く眉を寄せてから優一郎を振り返った。
「この状態で抱けと仰るの?」
白銀がこれまで散々に嬲られていたことは一目瞭然だ。要の立つ位置からははっきりと見えないが、この様子では股間も凄いことになっているに違いない。
「そうですね。浴場へ連れて行って洗浄しましょうか?」
「そうですわね。それにシーツも取り替えた方がいいですわ」
そう言ってから要はベッドに歩み寄った。支柱に巻きつけられていた鎖を解く。続いて要は天井からぶら下がる白銀の腰に手をかけた。天井から伸びた鎖をつかみ、腰の拘束具と繋げているホックを外す。小さな悲鳴を上げて白銀はベッドに落ちた。
要は白銀といちゃつくつもりです。