あ、このエピソードは長いので短く切ってあります。
一応、エロシーン……なのかな?(汗)
見えない触手プレイ?
唐突に多輝が朝礼台の上で仁王立ちになる。どうやらこちらは気づいたらしい。呑気に手を振る順を睨み、多輝は声を張った。
『ファイアリー!』
「おっと」
多輝の声と共に導かれた炎が渦を巻きながら来賓席に向かってすっ飛んでくる。それまで賑やかなだった観客達の声が一斉に悲鳴へと変わる。凄まじい勢いで飛んだ炎は、来賓席の手前で左右に大きく割れた。並んだテントに沿って炎が一気にグランドを駆ける。
「無茶するなあ」
くすくすと笑いながら順は垂らした左手の指を鳴らした。すると多輝の生んだ炎が瞬く間に消滅する。すると観客達の悲鳴は再び歓声へと転じた。かなり覚醒が進んでるな。そう呟いて順は立城を抱き寄せた。
攻撃しても無駄だと悟ったのだろう。多輝がしばし順を睨んでから再びショー用の魔法を展開する。頭は悪くない、と。そう呟きつつ順は意識で編んだ力をするりと立城のショーツの中に進めた。
「へえ。けっこう、綺麗に出来てるねぇ。ここはどーかな?」
呑気に感想を述べて順は立城の膣内に力を進めた。それまで身体を強張らせていた立城が小さな声を上げて身を震わせる。
「アンタさあ。一体なにがしたいワケ? あの指輪、水輝ちゃんだってかなり苦労して作ったんだと思うよ? それさえつけてりゃ、オレみたいのにこんな真似されることなかったのに」
すらすらと告げて順は無遠慮に立城の膣内を力でかき回した。膣壁から滲む愛液を根こそぎ取り込みながら順は小さく笑った。立城は完全に俯いてしまっている。快楽に声が漏れるのを抑えるのが精一杯らしい。立城の状態を正確に読みながら順は別の力を素早く織り上げた。膣内で暴れさせている力と同等の太さのそれを、一気に立城の肛門に突っ込む。
「大人しくしててよ。……っと、いっちゃったか」
ぐったりと脱力した立城を引き寄せながら順はくすくすと笑った。多輝のショーはまだ続いている。器用だねえ、と笑いながら順は思うままに立城の身体を力で作り上げた不可視の触手で蹂躙した。立城は蕩けそうな面持ちになって短く速い呼吸を繰り返している。
「いっくら気取っても今のアンタはただの一匹のメスだよ。オトコを受け入れるの、なんで拒むのさ」
ヘンなプライドなんて、一文の得にもなりゃしないのに。そう断じながら順は長い脚を組みかえた。勃起した亀頭部分に直接、立城の膣内に這わせた力をつなげ、容赦なく射精する。迸った順の精液は一滴残らず立城の膣内に転移した。目を見張った立城が掠れた声を上げて俯く。
やがて出し物が終わった多輝が朝礼台の上でぺこりと頭を下げ、走り去る。熱狂的なファンでも出来たのだろうか。男子生徒らしい者たちがこぶしを振り上げてイチゴちゃーん、とコールする。うわあ、元気だ。笑い混じりに感想を漏らしつつ、順はちらりと来賓席についた面々を見た。だが誰も立城の異変には気づいていない。ぐるりと彼らの顔を見回してから順はふと、一つの席が空いていることに気がついた。
不意に背後に気配を感じる。おもむろに振り返った順は真後ろに立つ奈月に慌てた声を上げた。一体、いつの間に近づいたのだろう。
「あ、こんちは。先日はどーも」
へらへらと笑って挨拶する順を奈月がじっと見下ろしている。
「紫さん、そして茜さん、こんにちは」
声だけは穏やかに、だがとても険しい顔で奈月が言う。順はだらしない笑みを浮かべてぐったりした立城の身体を自分の胸に抱き寄せた。
「そーんな怖い顔しなくてもいいじゃん。カワイコチャンが台無しだよ?」
熱が冷めつつあるのか観客達の歓声は少しずつ小さくなっている。出来るだけ他に聞こえないよう、順は声を落とした。
「先ほどは、何をなさっていたのですか?」
真剣な表情で奈月が言う。おやおや、と苦笑して順は空いたパイプ椅子を目で示した。視線の意味を理解したのだろう。奈月がその椅子を抱えて順の横に据え、そこに腰を下ろす。
「んな、マジにならなくてもいいじゃーん。ちょっと味見よ、味見」
奈月が腰を下ろしたのを確かめて順は小声で言った。
「紫さんは? 指輪はどうされたのですか?」
緊張した面持ちで奈月が言う。順はああ、と笑って立城の左手をつかんで奈月に示してみせた。快楽が強すぎたためだろう。立城は失神してしまっている。
「なくしたらヤバイから、置いてきたんだってさ」
順は素直に立城が言ったままを伝えた。すると奈月がじっと立城の左手を見下ろしてから目を上げる。
「水輝さんのこと、お好きじゃないんですか!?」
そう言って奈月が涙ぐむ。順はくすくすと笑って立城を強く抱き寄せた。傾いた立城の頭が順の胸に乗る。
「そうなの? じゃ、ちょーだい、コレ。だいじょぶよん。オレ、きっちり全部食ってあげるから」
上機嫌で言いながら順は奈月ににっこりと笑った。すると奈月が涙の浮かんだ目で厳しく順を睨みつける。
「だめです」
順を睨みながら奈月がぴしゃりと言う。えー、と間延びした声を上げて順は頭をかいた。
「まだ八大は食ったことないんだよねー。ちょっと試してみたいじゃん?」
口の中で呟いて順は何気なく前を見た。司会進行役の小池が朝礼台の上で声高に告げる。
『それではお待たせしました! 両者、準備が整いましたので、これより競技に入らせていただきます!』
そう宣言してから小池が二体のロボットのスペックを紹介し始める。なかなか凝ってるねえ、と順はのんびり呟いた。
次でやっとロボット対戦です!w