※この作品はR-18です。

魂の座 四部 苺の季節   作:伊駒辰葉

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エロシーンです! ようやく!w
でもこの後、視点が水輝になります。


鬼の居ぬ間になんとやら 2

「脱がせるのも楽しいだろ?」

 

 水輝は片手で優一郎のシャツのボタンを外しながら身を屈めた。唇を合わせると心地のいいものがこみ上げてくる。唇を開いて水輝の舌に舌を絡ませながら優一郎は微かに呻きを漏らした。剥き出しになった優一郎の胸を確かめるように水輝が指先でなぞる。

 

「あっ……」

 

 唇が離れた時に優一郎は微かな声を上げた。続いて水輝がまた口づけをする。優一郎は目を閉じて口の中に溜まった唾液を飲み下した。互いの舌を絡めるたびに唾液が混ざり、その音が響く。優一郎は自然と腕を伸ばして水輝の背を抱いた。細い水輝の身体には余計な肉はついていない。指先や手のひらに感じられる筋肉の動きに優一郎は薄く目を開いた。いつの間にか水輝は優一郎の腰のベルトを外し、ズボンを下着ごと脱がせにかかっている。

 

「んっ、水輝さん……」

 

 優一郎は自分で下着とズボンを引き下ろした。すると水輝が小さく笑って唇を滑らせる。首筋に触れられた優一郎はびくん、と身体を震わせた。この間まで、こんな風に触られてもくすぐったいか気持ち悪かっただけなのに。天井を見上げながら呟いた優一郎に水輝が笑い混じりに告げる。

 

「祐の身体は元々、男に抱かれるように出来てないんだろ。おれ以外のな」

 

 事もなげに言って水輝が優一郎の耳朶を軽く唇に挟む。こみ上げてきたくすぐったさとは違う感覚に優一郎は微かに声を漏らした。

 

「んっ、もうっ!」

 

 真っ赤になって優一郎は唇を尖らせた。すると水輝がくすくすと笑って優一郎の胸に手を乗せる。優しく乳房に触れられた優一郎は軽く眉を寄せて声を殺した。触られている部分がやけに熱い。優一郎は唇を噛んで声を殺しながら目をそっと開けた。乳房を弄る水輝の胸に何気なく手を伸ばす。シャツに覆われた水輝の身体はあくまでも細く、だがそれでいて不健康な感はない。試しに優一郎は指先でシャツ越しに水輝の胸に字を書いてみた。すると水輝が困ったように笑って首を傾げる。

 

「何だ。剥きたいのか?」

 

 笑いながら言って水輝が指に力をこめる。急に乳房を揉まれた優一郎は思わず声を上げて身を震わせた。

 

「ふぁっ! ああんっ」

「おー。感度もばっちり」

 

 満足そうに笑って水輝が指を滑らせて乳首をつまむ。乳房を揉みながら乳首を捏ねられた優一郎は自然と水輝のシャツを手につかんだ。思わずシャツを強く引いた優一郎は水輝の襟元からちらりと覗いたものに目を見張った。息を飲んだ優一郎に水輝があー、と間延びした声を上げる。

 

「そうか。祐にも見えるのか……ま、当然っちゃ当然か」

 

 そう言って水輝が一度、優一郎の胸から手を離す。身を起こした水輝は笑いながら自分のシャツのボタンを外し始めた。

 

「たまに人間の女にも見える奴がいるらしくてな。大抵、見ると引くな」

 

 ベッドに残っていた優一郎の服や自分のコートを床に蹴り落としながら水輝が次々にボタンを外す。明るい電灯の下に露にされた水輝の身体には幾つもの傷が残っていた。だがどの傷も古いものらしく、出血はしてはいない。

 

「長い時を経て、刻まれてきたんですね」

 

 静かに身体を起こし、優一郎はそっと水輝の身体に触れた。肉の器を捨てた多輝の身体にも傷はあった。が、それとは比べ物にならないほど、水輝の身体に残る傷は多い。

 

「怨嗟を食らうとこうなる。怨念、呪い、恨み……よくよく感情ってのは力になりやすいからな」

 

 水輝がそう言って小さく笑う。龍体で爪で食らったものもあるのだと水輝はさらりと説明した。傷をつけた者の感情が深すぎる場合、どんな器を取っても傷は残るのだという。

 

「感情か……」

 

 ぽつりと呟いた優一郎の頭を水輝が優しく撫でる。

 

「心配すんな。お前らにはこんな傷、残したりしねえよ。おれと多輝はそのために居るんだからな」

 

 だから安心しろ。そう言って水輝が微笑む。優一郎は戸惑いの目で水輝を見た。水輝は触れられることは嫌ではないのだろう。黙って優一郎に傷を触らせている。

 

「多輝も?」

「属性がおれに一番近いからな。出来るだけこっちで引き受けるが」

 

 そう言って水輝はああ、と呟いた。それから水輝が優一郎の頭を抱えて軽く口づける。

 

「……今残ってるあれは、おれのミスだ」

 

 悪いな、と低い声で言って水輝が視線を下げる。

 

「水輝さんが、謝れることは……あっ!」

 

 不意に走った快感に優一郎は思わず声を上げた。急に水輝が乳首をつまんで捏ねたのだ。剥き出しになった胸に優一郎を片腕に抱き寄せ、水輝が手を滑らせる。腕に抱え上げられた優一郎は自然と膝立ちになった。軽く開いた腿の間を水輝が指先で撫でる。

 

「んっ、くぅううんっ!」

「気持ちいいか?」

 

 柔らかな声で囁きながら水輝が指を小刻みに動かす。水輝が指の腹で触れるたびに下腹部の奥がじん、と熱くなる。触れられているのはクリトリスだ。優一郎は自然と水輝の胸にすがりついて掠れた声をあげた。

 

「くあっ、んっ! ああんっ!」

 

 男の時とは全く違う、痺れるような感覚に優一郎は次第にのめり込んでいった。




優一郎視点では書きづらくて、この後水輝にしたような気が……?
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