※この作品はR-18です。

魂の座 四部 苺の季節   作:伊駒辰葉

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続きのエロシーンです。
あっ、TS警報です!


その座は紫翠龍 2

 

「次はフェラチオいってみるか」

 

 満面に笑みを浮かべて水輝ははきはきと言った。すると優一郎が真っ赤になったままうろたえる。

 

「えっ、あのっ! ……どうすれば?」

「あー? 何だ。祐は今まで誰かにさせたことないのか?」

 

 不思議に思いながら水輝は平然と告げた。すると優一郎が視線を彷徨わせて口を濁す。しばし口の中で何事かを呟いてから優一郎は覚悟を決めたように頷いた。

 

「やってみます」

 

 そう言って少し身体をずらし、優一郎が頭を沈める。既に勃起していた水輝のペニスを優一郎が口に咥える。おー、と笑って水輝は優一郎の髪をそっと指にすくって耳にかけた。微かに見える横顔に懸命な表情が浮かんでいる。

 

「上手い上手い。あー、あんま気持ち悪いようなら止めていいからな」

 

 水輝が言うと優一郎がペニスを口に含んだまま目だけを上げる。根元から先端までを唇で作った輪で扱いてから優一郎は少しだけ顔をあげた。

 

「いかせてさしあげます!」

 

 何故か力いっぱいそう宣言して優一郎が亀頭部分に吸い付く。おお、と笑って水輝はのんびりと優一郎の背を撫でた。白く細い背中は水輝とは対照的に傷など一つもない。

 

 The rose is red, the violet's blue,

 The honey's sweet, and so are you.

 Thou art my love and I am thine;

 I drew thee to my Valentine.

 The lot was cast and then I drew,

 And fortune said it should be you.

 

 いつか渚に教えた歌を水輝は口ずさんだ。渚の中に仕掛けられていた罠はもう消えている。これで渚も苦しむことはないだろう。紫翠はもしも水輝が気づかなかった場合の時のために保険をかけていたのだ。

 

 罠に嵌れば水輝は快楽に狂ってがむしゃらに渚を抱く。だが渚はヒューマノイドの機体を纏っていた。紫翠の狙い通り、水輝は渚を抱くに至ったが、決して妊娠はしなかったのだ。

 

 水輝は目を細めて優一郎の背を撫で続けた。唾液の音を立てて優一郎がペニスを懸命に口と舌とで愛撫する。大胆に舌で亀頭をしゃぶられて水輝は思わず身震いした。ペニスを咥えたまま、優一郎が目だけで笑う。悪戯っぽい笑みを見止めて水輝は苦笑した。

 

 左のわき腹を手で押さえて傷口から入り込んだものを力で覆いこむ。これなら触れても大丈夫だろう。水輝はこみ上げてくる感覚に深い息をついて優一郎に声をかけた。

 

「祐。そのままされたら出ちまうよ。ほら、おれの負けだ」

 

 肩を竦めて水輝は優一郎の頭を撫でた。が、優一郎はそのまま水輝のペニスを咥えて離さない。おいおいと笑って水輝は優一郎の肩をつかんで身体を起こそうとした。すると優一郎が腕を水輝の腿にがっちりと回す。

 

「お、おい! まじで出るって!」

 

 口の中なんて嫌だろうが。焦った声で言って水輝は優一郎を引っぺがそうとした。だが優一郎は頑として離れない。口と喉で扱かれた水輝は思わず呻いて身震いした。自然と手から力が抜ける。水輝は目を細めて息を殺し、優一郎の頭をそっと両手でつかんだ。唇で上下に男茎を扱いていた優一郎の頭の動きが速くなる。

 

「仕方ねえなあ……不味かったらちゃんと吐き出せよ」

 

 熱いため息と共に言って水輝は衝動に任せて射精した。その瞬間、優一郎が目を見張って動きを止める。大量に溢れて口に受け止めきれなかったのだろう。優一郎の唇の端から白い精液が滴り落ちる。

 

「ほら、無理しなくていいから吐いちまえ」

 

 苦笑して言いながら水輝は優一郎の背をそっと撫でた。精液など口にしたところで美味いものではない。まして飲み込むとなると、喉にべったりと絡むのがおちだ。ほら、と言いながら水輝は手の中に数枚のティッシュペーパーを引き寄せた。

 

 水輝が口許に寄せたティッシュペーパーに見向きもせず、優一郎が眉を寄せる。おい、と声をかけた水輝を無視して優一郎が喉を鳴らす。精液を飲み下しているのだと知った水輝は苦笑して優一郎の頭を撫でた。何度か喉を上下させてから優一郎が口を開ける。精液と唾液の混ざったものがペニスを伝い落ちる。水輝は唇を舐めてペニスを再び舐めようとしていた優一郎を引き起こした。慌てた声を上げる優一郎の口許についた精液を舐め取っていく。最後に水輝は優一郎に深く口づけた。手にしていたティッシュペーパーをその辺に放り、片腕で優一郎を支える。水輝は右手の指で優一郎の股間を探って小さく笑った。

 

「おれのをしゃぶりながら感じてたのか」

 

 愛液に濡れそぼった陰唇を軽く指で撫でて水輝は首を傾げてみせた。水輝の足の上に腿を開いて座っていた優一郎が真っ赤になる。眉を寄せ、怒ったように顔を背けた優一郎が横目に水輝を軽く睨む。水輝はくすくすと笑って足を軽く開き、互いの足の間で手を動かした。薄い翳りをゆっくりと撫でてから改めてクリトリスに触れる。包皮からほんの少し顔を出した小さな突起を水輝は指の腹で優しく撫でた。それまでそっぽを向いていた優一郎が小さな声を上げて腰を震わせる。

 

「んっ! くぅうん!」

「全部剥くのはちょっと辛いか」

 

 囁きで言って水輝は包皮の上からクリトリスを小刻みに揺すった。指を口に含んで唾液を塗してはクリトリスを捏ねる。そうしているうちに優一郎の陰唇から漏れた愛液が糸を引いてシーツに伝い落ちた。

 

 切なそうに眉を寄せて優一郎が弱々しく頭を振る。

 

「あっ、あっ、ああんっ! 水輝さんっ!」

 

 艶のある声で呼ばれるとそれだけで昂奮にペニスがぴくんと脈打つ。水輝は困ったように笑って指を滑らせた。すっかり蕩けた膣口に中指だけを挿入し、熱い潤みをかき混ぜる。

 

「……普段は男性体でいろよ。でないとばれるからな」

 

 低い声で言って水輝は指を根元まで膣内に納めた。意識を凝らして中指の先で膣壁を軽くつつく。愛液のぬめる膣壁越しに粒状の欠片を感じ取って水輝は小さく笑った。やんわりと膣壁を弄りながら優一郎の背を強く抱く。水輝の胸にもたれた優一郎は切羽詰った声を上げた。

 

「あっ、ああっ! んっ、ああああんっ!」

 

 狭いながらも緩みきっていた膣壁が水輝の指を締める。仰け反った優一郎は腰をひくつかせながら激しい声を上げた。その後、水輝の指に纏わりついていた膣壁が大きく脈打つ。絶頂の余韻にぐったりと脱力した優一郎を片腕に抱えて軽く持ち上げ、水輝は優一郎の陰唇を指で開いた。精液と唾液が絡みついたままになっているペニスの先端を膣口にあてがう。はっと息を飲んで優一郎が閉じていた目を開け、慌てたように身を捩る。

 

「や、あっ! 水輝さんっ!」

 

 掠れた声を上げて優一郎が腰を浮かせようとする。水輝は暴れる優一郎の胴をしっかりと両腕に抱き、一気に腕を下ろした。狭さの残る膣内にぬめる水音を立ててペニスが食い込む。子宮に息づいた極々小さな核とも言うべきものが水輝の侵入を察知して脈打つ。その瞬間、優一郎は高い声を上げて背を反らした。抵抗の力が緩んでペニスが膣の奥深くまでしっかりと潜り込む。

 

「祐。おれの女になれ。優一郎の時まで欲しいなんて言わない。祐の時だけでいい。おれのものになれ」

 

 水輝は腕に強く優一郎を抱いて耳元にそう囁いた。荒い息を吐いていた優一郎がのろのろと顔を上げる。こくん、と小さく頷き、優一郎は水輝の胸に額をあてがった。水輝はよし、と笑って優一郎の腕を取って自分の首に回した。身体を離した優一郎の腰をしっかりと支え、水輝はその手を上下にゆっくりと揺すり始めた。背を反らした優一郎が水輝にすがりつく。間近に甘い声を聞きながら水輝は徐々に手の動きを速くした。淫猥な水音に互いの肌がぶつかる音が混ざる。

 

「ほら、祐。自分で動いてみろ。もうかなり中も気持ちいいだろ? 祐が感じるところにおれのを擦りつけるんだよ」

 

 まあ、いつも女にさせてるんだろうからやり方は言わなくても判るか。そう続けて笑ってから水輝は優一郎の身体から手を離した。頭の後ろに手を組んで壁にしっかりと寄りかかる。優一郎はためらいがちに身を起こし、水輝の胸に手を乗せた。

 

「こう……? ああっ!」

 

 ぎこちなく腰を揺らした優一郎が掠れた声を上げる。唇を噛んで切なそうに眉を寄せた優一郎が確かめるように腰を持ち上げては恐る恐る下ろす。水輝は亀頭がそのたびに膣壁を強く擦るのを感じて薄く笑った。真っ先に快楽を覚えさせたからだろう。優一郎は無意識に子宮口に水輝のペニスが当たるように腰を動かしている。

 

「少しはヒューマノイドが感じる快楽のほどが判るだろ? あいつらはみんな、こんな風に感じてるんだよ」

 

 涙の浮かんだ目で優一郎が水輝を見つめる。水輝は苦笑して優一郎の頭を撫でた。長い髪を指にとって唇を寄せる。小さく頷いて優一郎が今度は先ほどまでより少しだけ大きく腰を上下に揺らす。水輝はのんびりとその様を眺めながら手の中に煙草を引き寄せた。

 

 わたしは永遠にお前と共にいよう。

 

 その約束は今もまだ続いている。水輝は煙草をくゆらせながら腰を跳ね上げた。するとそれまで単調に動いていた優一郎が悲鳴のような声をあげ、力なく首を振る。優一郎の顔にかけないよう、横を向いて煙を吐き出してから水輝はわき腹を押さえた。

 

 おれは絶対に逆らってみせる。じりじりと焼けるように痛むわき腹を押さえたまま、水輝は腰を何度も跳ね上げて優一郎の膣奥を亀頭で突いた。




この紫翠の呪いぽいのが続くので……。
魂の座の後にまだ話が続きます(汗)
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