二章が丸々、前回の話と入れ替わってました……(泣)
直し始めですが、もしかしたらエピソードひとつが長めになるかも知れません。
とりま、エロシーンからです。
白銀の? 要の調教? どっちだろう
白銀の部屋に戻るとそれまでの様子が嘘のようにベッドは整えられていた。天井からぶら下がっている鎖だけが酷く違和感を放っているが、それ以外の様は他の客室とまるで変わりない。床に寝そべっていた犬たちもいつの間にかどこかに行ってしまっている。どうやら気を利かせて席を外したようだ。
部屋を整えたのは梨恵だろう。あれで梨恵は細かいところにまでよく気がつく。こちらから指示をしなくても必要だと判断したから乱れたベッドを整えたのだろう。
要は再び白銀の鎖を引いている。そうして見ると本当に犬か何かを連れて歩いているようだ。優一郎はベッドの傍に用意されていた椅子に腰を下ろした。鎖を強く引かれた白銀がよろけてベッドに倒れる。うつ伏せで倒れた白銀の股間は洗い流した筈なのに、腿を透明な筋が伝っている。どうやら限界まで焦らされているために四六時中感じ続けているらしい。
「この状態からあと一日放置すれば、精神崩壊が始まります」
ベッドの支柱に鎖を巻きつけている要に優一郎は笑みかけた。まあ、と微笑んで要が顔を上げる。
「それも楽しそうですわね。けれど、ごめんなさい。わたくし、もう我慢できそうにありませんわ」
優一郎に負けないくらい柔らかな笑みを浮かべて要が屈めていた腰を伸ばす。優一郎はゆったりと椅子に腰掛けながら要に頷いてみせた。
「それでは、要さん。どうぞ」
「ええ。判りましたわ」
優雅に一礼してから要がベッドに上がる。着ていた服を手早く脱ぎ捨てた要はうつ伏せになっていた白銀の腰を両手に持ち上げた。
「これだけ濡れているのですもの。愛撫など必要ありませんわよね」
そう言って要が右手を身体の前に回す。両手を拘束され、首輪もつけられた白銀は一切抵抗しようとしない。要にされるままに腿を開いて甘い声で鳴いている。その声はまるで犬が飼い主に甘えている声のようでもある。
「あんっ、くうぅぅん!」
背を反らして白銀が鳴く。だがその甘い声とは対照的に要は眉を寄せた顔で肩越しに優一郎を振り返った。
「……入りませんわ」
どうやら挿入はしようとしているらしい。が、恐らくは処女膜に引っかかっているのだ。
「要さん。初めてだと狭いものです。もっと思い切りよくやってみてください」
「そうですの? それでは」
そう言ってから要が白銀に向き直って腰をつかみ直す。快楽に喘ぐ白銀を一度、大人しくするよう叱りつけてから要は腰を前に突き出した。
じりじりと要の腰が進んでいく。その様を優一郎は口許に笑みを浮かべて眺めていた。白銀のものだけではなく、要の口からも甘い吐息が漏れている。優一郎は白衣のポケットから試験管を取り出して軽く掲げた。白銀の漏らした赤い液体を試験管の中に転移させる。空間を跳んだ赤い液体が試験管の中に雫となって落ちていく。優一郎は次いで、もう一本の試験管も右手の指に挟んだ。
「あっ、くあっ! んふあっ! くぅうう!」
焦らしに焦らされていた白銀が頭を振りながら激しい声を上げる。そんな白銀に要が圧し掛かる。無意識なのだろう。要は白銀の乳房をがむしゃらに揉みながら勢いよく抽迭を始めた。二人の交わる部分が卑猥な水音を立て、肌のぶつかる音がし始める。そんな二人の様は、身体が機械で出来ているにも関わらず、獣を連想させる。優一郎は優雅に足を組み替えて、右手の試験管にちらりと目をやった。
紫の処女血は既に分析が終了している。分析した結果、紫の血は人のそれと成分的には殆ど差がないことが判っている。恐らく、龍神がその血に惹かれる理由は成分とは別のところにあるのだ。
やはり、精神空間側に広がりを持ってると考えるのが適切かな。そう内心で呟いて優一郎はベッドに目を戻した。要の腰の動きが速くなっている。切羽詰った声を上げて要が頭を左右に振る。
「要さん、落ち着いてください」
そう言って優一郎は要の膣に挿入されている純銀製のスティックを介して力を飛ばした。すると要がびくりと震えて身体を起こす。それと同時に要の動きはぴたりと止まった。
「あ、あら。わたくしとしたことが」
「要さん、身体に不具合を感じたらおっしゃってくださいね。龍神の処女や童貞を奪うのは結構ハードですから」
そう言いながら優一郎は赤い液体に満たされた試験管にゴム栓をした。今度はもう一本の試験管に液体を回収し始める。白銀が処女を失った際に出す合成血の量は500ccだ。多少、多くしてあるのは何割かを分析用に回すことをあらかじめ考慮してあるからだ。試験管が三本もあれば全て回収可能だろう。優一郎は白衣のポケットから新しい試験管を取り出して右手の指に挟んだ。
「不具合はありませんわ。ただ、ちょっと」
気持ちよすぎるかも知れませんわね。そう付け足して要が楚々と笑う。それから要はそれまでとは一転してゆっくりとした抽迭を始めた。粘ついた音を立ててペニスが膣内に出入りする。その様をじっくりと眺められるよう、優一郎は腰を上げて椅子の位置を調整した。ベッドを斜めに見られる位置で改めて腰を下ろす。
要は挿入して自分が尤も気持ちよく感じられる部分を探しているらしい。時折、挿入の角度を細かく変えている。白銀は自分が感じるので精一杯といったところか。要が探索している間にも悲鳴じみた声をあげて仰け反っている。
「きゃっ! きゃふっ! あふっ、あああん!」
それまで腰をつかんでいた要が唐突に白銀の拘束具に手を伸ばす。反り返った白銀の勢いをそのまま利用し、要が白銀の手首に嵌る枷を引く。背を大きく反らした白銀の膣を何度か突いた要はうっとりとした目をして小さく笑った。
「ここ、いい具合に何かが当たりますわ」
熱っぽい声で囁いて要が小刻みに腰を前後させる。膝立ちになった白銀が要の動きに反応して腰をひくつかせる。優一郎はまたいっぱいになった試験管に栓をしながら小さく笑った。
「それは燃料補給口のキャップ兼、性感スイッチです。人工膣の再奥部に設けられています」
要さんにもありますよ。そう説明して優一郎はにこやかな笑みを浮かべた。まあ、と要が感心したような声を漏らす。その後、要は白銀の乳房をつかみ、腰を大きく前後させ始めた。白銀は陶酔した面持ちで天井を仰ぎ、開いた唇の端から涎を垂らしている。
「いいですわ。あっ、擦れて……んっ!」
三本目の試験管の中ほどまで赤い液体が溜まったところで優一郎は試験管にゴム栓をしてポケットに納めた。今度は別の試験管を取り上げる。大体、50ccもあれば足りるか。そう内心で呟いて優一郎はベッドに目を戻した。
要が白銀の首筋に顔を埋め、白い肌に舌を這わせる。そうしながら要は手で巧みに白銀の乳房を刺激した。乳首を指で挟み、尖りきった先端を擦る。要にされるがままに感じているのだろう。白銀が開きっぱなしになった口から舌を覗かせ、激しく喘ぎながら腰を揺すり始める。反り返った白銀の背が要の豊かな乳房を押しつぶす。抱き合った二人の動きが次第に単調になっていく。
優一郎はタイミングを見計らって白銀の膣内に意識を向けた。絶頂に晒された白銀の人工筋肉が大きく収縮し始める。その瞬間、要は高い声を上げて股間を白銀のそれと密着させた。膣内を擦っていた銀色のペニスの先端から熱いものが迸る。優一郎はそれを読んで要の放った精液の一部を試験管の中に転移させた。
淡い銀色の燐光を放つ液体が細い試験管の中に落ちる。試験管の口までその液体が満たされたところで優一郎は急いでゴムの栓をした。密封された試験管の中身はまだ燐光を放っている。
「あっ! 吸われてるぅ!」
悲鳴のような声を上げて要が背を反らす。全身を痙攣したように震わせた要の手から解放された白銀が、力なくベッドに上体を倒す。その拍子に抜けた要のペニスから再び精液が迸る。弾けるように飛んだ精液が横たわった白銀の背や尻に落ちる。その様を眺めながら優一郎は席を立った。今日のところは要が満足するまでこのまま交わった方がいいだろう。そう判断して優一郎はそっとベッドから離れた。脱力していた要が荒々しい動きで白銀を捕まえる。それを横目に見てから優一郎は静かに白銀の部屋を出た。
二人の様子は要の膣に差し込んだスティックで離れていても読み取れる。何らかの不具合が出た時点で駆けつけても十分に間に合うだろう。そう思いながら優一郎は研究室に向かおうとした。
二章を改めて修正中。