※この作品はR-18です。

魂の座 四部 苺の季節   作:伊駒辰葉

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この話で二章は終わりです。
エロシーンありです。機械ですけどもw


水輝と渚の姉弟喧嘩 3

「触らないでよ」

「そうもいかないだろ。こんなところで壊れられても困るしな」

 

 憎まれ口を叩く渚に水輝は低い声で言い返した。そのまま腰を屈めて渚を両腕に抱え上げる。嫌がって身を捩り、渚が叫ぶ。

 

「離して!」

「あー、うぜえ。本性出たら出たでややこしい女だな、お前は」

 

 うんざりしつつ言いながら水輝は執務室を出た。今度は奈月の寝室を通り越して自分の部屋に入る。渚は嫌がって暴れてはいるが、殆ど力は入らないらしい。ろくな抵抗になっていない。水輝は大股で窓際に近付いてベッドに渚を放り投げた。

 

「ちょっと! 何するつもりよ!」

 

 ベッドのマットが弾む。それに合わせて身体を弾ませていた渚が慌てた声を上げる。水輝は顔をめいっぱいしかめたまま、手早くシャツを脱ぎ捨てた。続いてジーンズと下着をさっさと取り去る。ついでに靴と靴下を脱いでから水輝はベッドに乗った。引きつる渚のセーターを無言で引き裂く。

 

「嫌!」

「煩い」

 

 悲鳴じみた声に短く答え、水輝は渚のスカートを両手につかみ、力任せに左右に引いた。派手な音を立てて空色のスカートが引き裂かれる。途端に水輝は強い頭痛を覚えて呻いた。が、手を止めず、渚のブラウスを続けざまに引き裂く。ボタンの弾け飛んだブラウスの隙間に渚の乳房が覗く。

 

「やだ! 止めて! 水輝!」

 

 渚から流れてくる思惟が嫌悪から恐怖に変わる。それを感じ取った水輝は口許に静かな笑みを浮かべた。

 

「んなこと言っても勃ってんじゃん」

 

 ブラジャーを千切ると渚の乳首が露になる。水輝は乳房をつかんで顔を伏せた。尖った渚の乳首を口に含む。その瞬間、渚がびくんと震えて背を反らした。渚の手が弱々しく水輝の肩をつかむ。

 

 水輝は渚に圧し掛かりながら右手を伸ばした。渚の股間を覆い隠していたショーツを強引に剥がし取る。露になった渚の股間はぐっしょりと濡れていた。水輝の頬に自然と嗤いが浮かぶ。水輝は肩で嗤いながら右手の指で渚の股間を弄り始めた。

 

 渚に触れているうちに水輝は行為そのものにのめり込んでいった。必死の面持ちで渚が嫌がる言葉を口にする。が、その声すら次第に遠くなっていく。

 

「やっ! ああっ! んっ!」

 

 勃起しきったペニスを濡れた膣口に差し込む。水輝は渚の首筋を唇で強く吸いながら腰を一気に押し出した。ぬめる音を立ててペニスが狭い膣内に潜り込む。片腕に渚の腰を抱き、水輝は腰を揺すり始めた。白い肌に唇と舌で赤い印を刻んでいく。

 

 どうすることも出来ないほどに欲情したあの時。暗がりで胸に渚が飛び込んできた。ぎりぎりまでのところでせき止められていた情欲は最早どうすることも出来ず、水輝は夢中で渚を抱いた。突き入れるたびに不思議な力が器に入ってくるのが判った。ただ、ひたすらに相手を貪ることだけを考え、その欲求に従った。

 

 なぎ。水輝は掠れた声で渚を呼び、荒い息を吐きながら腰を動かした。激しい抽迭を膣に受けた渚が悲鳴のような声をあげる。

 

「あっ、やっ! だめ! あそこが……勝手に! やああっ!」

 

 つちでできたにんぎょう。どこまでも、戦う人形であるように。

 

 水輝の脳裏に光のようなものが閃く。渚の機体の奥から低いモーターの音を聞き取った水輝ははっと目を見張った。その直後、衝動に襲われる。水輝は低く呻いて射精し、小さく笑った。

 

「あぶね。引きずられるとこだった」

 

 そう呟いて水輝は渚に軽く口づけた。嫌がるように首を振り、渚が腰をひくつかせる。膣の奥に吸い込まれるような感覚に水輝は思わず身震いした。ペニスに残っていた精液が扱き出され、渚の膣内に吸い込まれていく。

 

「やっ、あっ! 水輝、いやっ! でも、いいっ! いいの! もっと! ああんっ!」

 

 いつの間にか渚は快楽に囚われていた。恍惚の表情で甘く鳴き、腰を自分から揺する。水輝は苦笑して渚の腰を腕で支えた。焦らすようにゆっくりとペニスを抜き差しする。渚の膣壁は一定感覚で波打っている。その動きを十分に堪能出来るよう、水輝はペニスの感覚を少しだけ鋭くした。

 

 どうやら渚の膣壁には小さく硬い宝石が幾つもはめ込まれているらしい。それを確かめるように水輝は亀頭で渚の膣内をゆっくりと擦った。

 

「こりゃあ……やわな奴ならいきなり射精してるだろうな」

 

 くすくす笑いながら水輝は小刻みに腰を揺すった。亀頭で膣壁に埋まる宝石を一つずつ叩いてみる。丸い小さな宝石が水輝の亀頭に触れるたび、渚がびくんと身体を震わせる。どうやら直接、宝石に触れられても感じるらしい。

 

「あはっ! 水輝……みずき!」

 

 自分から水輝の背を抱き、渚が声を上げる。ドアから漏れた淡い光の中で渚は激しい声を上げて仰け反った。どうやら達したらしい。全身を緊張させていた渚が大きく息をついて脱力する。だが渚の膣壁はまだ蠢いている。ペニスを根元から先端に向かってゆっくりと愛撫し、亀頭を包み込んで再び根元までゆっくりと愛撫が降りていく。膣壁の動きを感じながら水輝はそっと渚を抱き起こした。

 

 膝を軽く折り曲げた足に渚の上体を優しく下ろす。無残に裂かれた服の残骸を丁寧に取り去りながら水輝は小さく笑った。まだペニスは渚の膣内に挿入されたままだ。水輝の指が肌を掠めるたびに渚が小さく身を震わせる。

 

「意地を張るからこうなるんだ。今度はちゃんと早めに抱いてやる」

 

 そうでなければ今度こそ引きずられかねない。呟いた水輝を渚がぼんやりと見つめる。水輝の足に身体を預け、渚は腕を力なく垂らしている。その頬に伝っていた涙を水輝は唇で吸い取った。

 

 快楽の果てに失神するまで、水輝は渚を抱き続けた。だが不思議なことにどれだけ射精しても精液は渚の膣からは漏れてこない。どうやら渚の中に仕込まれた宝石は水輝の精液を燃料に変換するようだ。静かな寝息を立て始めた渚をそっと横たえて水輝はベッドを滑り降りた。

 

 散らばっていた服を身につける。渚に紅茶をかけられて汚れたシャツはさすがに変えた方がいい。そう判断して水輝は別のシャツをたんすから取り出した。手早く着込んでクローゼットからコートを引っ張り出す。

 

「どいつもこいつも」

 

 口の中で呟いて水輝は屋敷から転移した。視界が開けると見覚えの全くない場所に出る。水輝はため息を吐いて床に倒れていた立城を抱え上げた。持てる力の殆どを消費して立城は強引に少年の姿を取ったらしい。

 

「ま、そうでないと居場所は判らなかったんだがな」

 

 そう呟いて水輝は大人物の浴衣ごと立城を抱えて周囲を見回した。どうやらここはどこかの宿らしい。畳敷きの部屋には高そうな机や座椅子が並び、テレビや小さな冷蔵庫も備わっている。襖で仕切られた続きの間に水輝は迷いなく向かった。足で器用に襖を開け、敷かれた布団の上に立城を横たえる。そこで水輝は自分が靴を履いていたことに気付いて慌てて脱いだ。急いで部屋の入り口に向かい、靴を適当に放り投げる。それから水輝はまた布団の敷かれた部屋に戻った。

 

 立城の顔色は酷く悪い。水輝は舌打ちをして立城の額に手を乗せた。熱がある。どうやら力を使いすぎて反動を食らっているらしい。やれやれとため息を吐いて水輝はその場に腰を下ろした。頭をかいてしばし思案する。

 

 これまでずっと立城はその気配を完全に消していた。それ故に水輝にも立城の居場所は全く判らなかった。だから水輝はてっきり立城は優一郎のところにいるものだと思っていたのだ。

 

 疲れた息をついて水輝は肩を落とした。布団に納まっていた立城が小さく呻く。苦しげに顔をしかめた立城の髪を水輝はそっと撫でてみた。紫色の美しい髪は幼い姿になっても変わりない。

 

 誓約を解除してもらうという手も考えなくはなかった。立城と水輝、両者の意見が一致すれば優一郎に頼んで誓約を取り消してもらうことも可能だ。実際、水輝はその案を立城に提示するつもりだった。

 

「そうした方が良かったのかも知れないな」

 

 小さく呟いて水輝は立城の髪から手を離した。小さな額にそっと唇を押し当て、水輝は静かに力を立城に注いだ。出来るだけ抵抗のないよう、穏やかな癒しの力を送る。しばらくの間、水輝は微動せず立城に力を注ぎ続けた。

 

 やがて立城の表情から苦しみが消え、頬に赤味が戻ってくる。水輝は顔を上げてそのことを確認してからほっと息を吐いた。途端に頭がぐらりと揺れる。水輝は舌打ちをして額を押さえ、片腕で身体を支えた。どうやら力を少し多く注ぎ過ぎたらしい。ため息を吐いて水輝は呻くように呟いた。

 

「そ、いえば、寝て、なかっ」

 

 ぐらりと身体が揺れる。水輝は崩れるようにして畳の上に倒れた。




水輝が頑張って色々してるんですけども……(汗)
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