男は、あさひの口内に詰められていたものが床に落ちていることに気づいていた。
「なんだよ、これ吐いちまったのか」
男はそれを拾い上げると、背後に放り投げた。
「んじゃもういいか、ついでにこれ飲め」
男はペットボトルのキャップを緩め、中の無色透明な液体をあさひの口の中に注ぎ込んだ。
急なことにあさひは対応できず、最初は噎せながら溢したが、注がれた分はおおよそ無事に飲むことができた。
「んく、んっ……ふぅ……」
全て飲み終えると、あさひは大きく深呼吸をして息の乱れを整える。
「……お酒だったら吐いてやろうと思ったのに」
「残念ながらミネラルウォーターなんだわ」
男の距離が近いため、男の声がはっきりはしないものの聞き取れた。
嗅覚はあてにならないが、注がれた液体はおそらく無臭で完全に無味。塩素臭さも恐らくなかったため、水道水でもなくミネラルウォーターであることには間違いないのだろう。
「んじゃよ、第3ラウンドだ」
男はそう言うと、再び電マのスイッチ入れた。
電マは問題なく動き始め、あさひの恥部に添えるように当てられる。
「んっ……ぅあ……」
電マの動きに合わせて、あさひの腰が小さく揺れ始めた。
「ぅ、ぁ…………っふぁ」
これまでの乱暴で激しく攻める動きから一転して、電マの動きはとても緩やかだ。
陰核を撫でるようなソフトタッチで、小刻みに振動している。
先程までの暴力的な快楽とは打って変わって、あさひは物足りなさを感じていた。
(なんれぇ……こんな、のぉ)
イキかけていた身体がまた昂ぶっていく。
焦らすような動きに身体の疼きがどんどん高まっていった。
膣内がきゅっと締まり、愛液がとぷとぷと溢れ出す。
子宮がキュンキュンと切なげに痙攣し、あさひはもどかしさに苛まれた。
(ぅ……ぅぅっ、はぁ、ゃ……っ)
無意識に腰をくねらせてしまう。
あさひは自分でも気付かないうちに、より強い刺激を求めていた。
あれほどまでに激しく責められ絶頂に抵抗していたあさひは、すっかり快楽を覚えてしまっていた。
あさひが腰を動かす度に、膣内を掻き回される。膣壁越しに子宮を押し上げられ、あさひは声を抑えられない。
あさひの身体は刻み込まれた全身の神経を甘く痺れさせる快感に、従順になりつつあった。
まだ、足りない。もっと、もっと強くしてほしい。
責め立ててほしい。
ふと、そんな欲求が頭を過る。
そんなわけがない、そんなはずがない、とあさひは集中していた思考を自分の意思で途切れさせる。
しかし、そんな思いは妨げられる。あさひは無理矢理、快楽へと意識を向けさせられる。
(…………ぁ……………ぇ……?)
先程まで、聞こえているのか聞こえていないのかわからなくなるほど、意識の外に追いやられていた、ノイズキャンセリングイヤホンから流れ続けていた無機質な低音。急に音量を上がり、一定だった音の波が変則的に揺れて聴覚を刺激しはじめた。
(なにこれ……なんか、ぼーっと………)
ふわふわと円を描くように脳内に響く低音。あさひの意識は、その音に吸い寄せられた。脳内の動きが鈍くなり、考えることが纏まらなくなっていく。そもそも考えることをやめさせられているような、あさひはそんな風に感じていた。
重低音の波に脳が揺すられ、平衡感覚が曖昧になっていく。
電マの動きは更に緩く、弱まる。
(あれ、なんか、お腹がぽかぽかするような……)
下腹部に暖かい血液が集まっていた。お風呂に浸かった時のような心地の良い熱が溜まり始めていた。
自然と意識がそこに集中する。
じんわりと重い痺れがおへその下から腰に、背中に、徐々に登っていく感覚があった。
(からだじゅうが、あつくて、きもち、い……)
熱い血が全身に広がる。毛細血管の先まで浸透して馴染んでいく感覚があった。
巡った血液を浴びた神経は心地よい刺激受け取り、脳に伝える。
心地よい刺激を受け取った脳は、全身が甘く、重く、痺れているのだと知覚した。
(あたまのなか、なにもかんがえられなくなってきた……)
もう、無理に理性を保つ必要はないと、脳は判断を下してしまった。
正常な思考はシャットダウンし、反射的な生物としての本能が脳を制御し始める。
本能のまま、欲を求めることに躊躇いはもうなくなっていた。
煩さのない重低音の響きが、あさひの脳を大きく揺らす。浮かぶような感覚がとても心地よい。
おへその下の、子宮がうねうねと収縮してお腹が暖かく、とても気持ちいい。
より深い心地よさを求めて、子宮の入り口が膣口に向けて下りる。その先の、より強い刺激を受け取ることのできる一点を求めて。
より心地よい刺激を全身で受け止めるために。
ぐい、ぐい、と。
下に、下に。
とろとろと淫らな涎を溢れさせて。
「…………っぁ、ふっ……ぁ、ふっ……ふぁ……」
あさひの腰はもうくねくねへこへこと止まらなくなっていた。神経が集中している、真っ赤に腫れ上がったその突起への刺激を求めて。
捧げるように、突き出すように、腰を振る。
「ほ……、しぃ……も、っとぉ」
無意識に口から出た言葉は、媚びた甘ったるい声色だった。
あさひはもう何も考えられない。ただ与えられる快楽を受け入れるだけになっていた。
「……はっ、あーあ、バカになっちゃったなぁ」
男は敢えて、その点に触れないように最低限まで力を落とされた電マをフラフラと動かし、陰唇にそっと触れる程度にあさひの恥部を責める。
「何も疑わずに水だと思って全部飲んじまったもんなぁ?」
とろとろと糸を引くどころではない、緩やかな滝のように流れ落ちるあさひの愛液。それをニタニタと、気味の悪い笑みを浮かべながら見つめていた。
「あさひちゃん、完全にオチたな」
男は誰かに言い聞かせるように続けて語りかける。
「なぁ、彼氏くん?」
SMルームの、専用器具に磔にされて男の思うがままわざと寸止めされ、弄ばれるあさひの淫靡な姿。
目線があさひに向くように頭を固定され、四肢を広げた姿勢でベッドに拘束されたあさひの彼氏がそんなあさひの姿を泣きながら見せつけられていた。口の中にあさひのショーツを詰められテープで塞がれた上に、裏筋にローターを固定され強制的に勃起させられた愚息の先からカウパーをたらたらと情けなく垂れ流しながら。
あさひは、今自分が調教され、自分から快楽を求めているその姿を彼氏の姿に晒しているなどとは、微塵も思っていない。
あさひは快楽に堕ち、屈服している。
数回の寸止め焦らしプレイによってあさひの心を崩し、聴覚を奪うことで思考の余地を無くし、とどめに飲ませた媚薬によってあさひを性感帯に作り変え、少女の心と身体の全てを男は掌握していた。
この少女は堕ちた。
そんなあさひの姿を彼氏に見せつけることで、彼氏の尊厳すらも辱め貶しめる。その最中、常に股間を勃たせ、快感を与え続けることで彼女が弄ばれ侵される姿で射精させようとさえしていた。
その姿をあさひに見せつけることで、この男の自慰は完遂される。快楽は頂きへと上り詰め男はその末に漸く果てることができるのだ。
「あんたの彼女、とんでもない痴女になっちまったな」
あさひは腰を捩り「ほしいぃ、くりに、あててぇ、きもちよくしてよぉ」とその身を震わせている。あさひには男の言葉は聞こえていない。ただひたすらに快楽も待ちわびる雌となっている。
彼はしゃべることも目をそらすこともできずその姿を目に焼き付けさせられる。
「あーあ、すっかり発情したメス犬になっちまって、かわいそうに」
彼はそうではない、という否定の表現を取ることができない。
あさひは、そういう女の子ではない。そんな子ではなかったのに。
「そんな彼女でも、好きなんだよな?」
もちろんだ、と言うこともできない。
ペニスを刺激するローターが無情にも彼を徐々に追い詰めていく。
「あんな姿の彼女みてちんぽが気持ちよくなるの我慢してるんだもんなぁ、そりゃ大好きに決まってるよな、悪い悪い」
ローターの動きが強くなる。彼の腰がビクビクと震え始めた。
「じゃあしっかり見とけよ、他人のちんぽであんあん喚いてザー汁飲まされて幸せそうにイってるあさひちゃんをな」
ローターの振動を最大にしてリモコンを投げ捨てた男は、子種を求める雌を雄の前で犯し始めた。
「あさひちゃんおまたせ、まずはこのビンビンに固くなったクリトリスを気持ちよくしてやるからなぁ」
男が電マのスイッチを操作して出力あげた。ぶるぶると勢いを増して振動するそれは、既に赤く充血しきったあさひの淫核にあてがわれた。
電マのヘッド部分が、あさひの一番敏感な部分に密着し、押しつぶすように強く激しく暴れ回る。
全身が性感帯となった今のあさひの身体で、最も敏感なクリトリスを激しく責め立てられたあさひは、絶叫し全身を激しく痙攣させてただ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」と叫び呆気なく達した。
脳が揺れる。意識を持っていかれる。視界が白く染まる。
身体の奥底から突き上げるような衝撃があさひを襲った。
脳が揺さぶれ、何も考えられない。
あさひはただ喘ぎ、叫び、びくんと腰を跳ね上げる。
「ん ぉ お っ 」
あさひの口から涎が垂れる。
「 ぎもぢ、い、っ」
手のひらが握り拳を作り、開き、作り、開く。
「 ぃ、ぎっ、ぐっ、ぁ、ぁ、ぁ、 」
足首をくねくねと動かしたかと思えば、つま先をピンと伸ばす。そして力が抜けたかと思えばまたつま先を伸ばす。
「おいおい、ちょっと当ててるだけでこれかよ」
男はあさひの反応を見て満足げな表情を浮かべたあと、膣口へバイブを挿入し乱暴に動かしてあさひのGスポットを刺激した。
トイレであさひが中を犯され、口で掃除させられたあの特大サイズのものだ。
「おっ、ぉ、ぉ、ぉっっ、がっ」
「いい感じに仕上がってるねぇ」
膣壁が強く引き締まり、バイブをしっかりと咥えこんでいる。それを無理矢理引きずって前後に動かす。下りた子宮の入り口をバイブの先端がゴツゴツと何度も突き上げる。
その度に、あさひは全身を大きく跳ねさせ、舌を突き出し鳴き叫ぶ。
同時に秘部からぷしゅっ、ぷしゅっ、と潮を吹き漏らした。
「あ、漏らしたな?潮吹いたな?あーあ……我慢したら帰すって約束したのにな……」
そんな約束、初めから守る気はなかったが。そもそも耐えさせるつもりなどかけらもなく、ただ耐えきれなかった時のあさひの表情やリアクションを見るためについた嘘でしかなかった。
「漏れ、たっ、漏れっ、ぁっ」
尿道から迸る潮の勢いは止まらない。
膣内を往復するバイブの先端がGスポを押し上げる度に、ぷしゅぅ、ぷしゅぅ、と透明な水しぶきが吹き上がる。
男の与える快楽を受け入れて絶頂するあさひに、快楽に抗うという思考はもうない。より濃厚な刺激を求めて身体をくねらせている。
電マを押し付けながら、もう片方の手ではバイブのピストンを繰り返す。
そのどれもこれもが、今のあさひには快感だった。
「も゛っ、とぉ!もっ、とっ、ほし、いっぐ」
「なんだよ、もっとしてほしいのか?」
「ほし、きもち、い、の、ほ、し」
「いいぜ?」
電マのスイッチを切り、バイブを引き抜く。
低い唸るあさひの下半身を固定していた器具を外した。
すると、あさひは何も言われずに脚を上げて太ももを開いた。
男の性器を受け入れる姿勢を、あさひが自らとっている。
充血した膣口がぐぽ、ぐぽと物欲しそうに蠢いていた。
「さっきまでとはまるで態度が違うな?」
男はズボンとパンツを脱ぎ捨て、あさひの膣口に猛り狂ったペニスを触れさせる。しかし、淫核をこすりあげるだけでそれ以上は何もしようとしない。
焦らされるあさひは、ただ悶え声を上げる。
「ちん……ぽ、」
「なんだって?聞こえねーぞ?」
男はわざとらしく聞き返す。
「ちんぽ……ちんぽぉ、ちんぽいれてぇ」
「入れてほしいならお願いしないとなぁ」
そう言って男は腰を引いた。
「ぁ、ぁぁ」
あさひの顔に絶望の色が浮かぶ。
「あさひの、おまんこに、おちんぽさまくださいぃ」
あさひは涙を零しながら懇願した。
「よく言えたな、ご褒美だ」
男は一気にあさひの腰を掴み、自分のモノをあさひの膣内に突き入れた。
「が、っぁ、ぃあ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
男の信じられないほど大きなペニスを、あさひはあっさりと迎えいれた。
ゴリッ、と膣奥をペニスが抉り、あさひは太ももをブルブルブルブルと震わせながら目を回し、脳内で弾け飛ぶ快感を享受した。
身体の奥底で、子宮が降りてきているのがわかる。
あさひは、この瞬間を待ちわびた。
男とのセックスを心の底から求めていた
あさひは無意識のうちに腰を振っていた。
自ら男の肉棒を貪り食らうように腰を振り乱す。
男があさひの腰を掴んで腰を激しく打ち付ける。
パンッ、パァン、と肌と肌が激しくぶつかり合う音が響く。
子宮口を亀頭が何度も叩く。
あさひはその度に身体を大きく仰け反らせて喘いだ。
あさひの腰の動きに合わせて揺れる乳房を鷲づかみにして揉むと、乳首を強くつねった。その痛みすら今のあさひにとっては快感でしかない。
さらに強く締め付けてくる膣内の具合の良さに男は笑みを浮かべた。
腰を打ち付けるスピードを早めると、あさひは一層甲高い声で鳴いた。
「俺が出すまでイクな、我慢しろ」
男はそう言うと、敢えて腰の動きを遅くした。あさひがイキそうになるたびに動きを止めてやり過ごし、また再開してやる。
それを何度も繰り返すうちに、だんだんと上り詰めるまでの時間が短くなっていった。
あさひの余裕がなくなっていき、すぐにイキそうになる。我慢がきかなくなってくる。
「む、りっ、もぅ、むりっ、いきたいっ、いかせ、てっ!」
ペニスを締め上げ、あさひは絶頂を乞う。だが、それでもなお、男は許さない。
「もっと下品におねだりしてみろ、雌穴ホジられてだらし無くイカせてくださいって言ってみろ!」
「めすあなっ、ぅ、んっ、あさひのっ、よわいところっ、ほじられ、てっ、いかせて、くださっ、いっ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
「だめだ、まだ早い」
「なんでっ、やっ、やぁぁぁぁぁぁっ」
あと少しでイケると思ったところで止められる。
その繰り返しで、あさひは気が狂う寸前だった。
「ほら、もっと媚びるんだよ、気持ちいいです、ありがとうございますって」
「きもちっ、きもちいいれふ、ありがと、う、ござ、いま、す、めすあなっ、ほじほじ、あり、がっ、ござっ、ぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
一際大きく身体を痙攣させながらあさひは絶頂を迎えた。膣壁が収縮を繰り返して男のペニスをこれでもかという程に搾り上げる。男はその快感に身を任せるように射精をした。
どくんどくん、という脈動を感じながらあさひは幸せそうな表情を浮かべた。
膣内はひくつき男の精液を飲み込んでいる。
男は満足げな顔をしながら、ゆっくりと引き抜き、あさひの両手の拘束を外した。
「おい、まさかもう満足したのか?」
男の問いに対して、あさひは無言のまま首を横に振る。
そして、身体をお越し、そのまま床に寝転がると股を広げ、自らの手で膣口を広げた。
どろりと白濁した液体が溢れ出てくる。
それは紛れもなく男の出したものだ。
あさひはそれを指で掬い取り口に運ぶ。
「まず……ぃ……」
そう言いながらも、あさひは美味しそうに舐めた。
その姿を見た男はニヤリと笑うと、再び勃起したペニスを突き立てた。
「あっ……ぁ……ぁ……ぁ……」
今度はあさひの方から積極的に腰を動かし始めた。それに応えるように男は腰を振る。
二人の結合部からは、先ほど出されたばかりのザーメンが泡立って垂れている。
激しいピストン運動により、それが飛び散っていく。
あさひは脚を絡めてホールドすると、自分からキスをして舌を絡ませた。
男はそれに答えつつ、あさひの胸を揉み、乳首を強く摘んだ。
その刺激に反応するように膣内が締まる。
あさひが軽くイッたのを確認してから、男はラストスパートをかけた。
あさひの一番感じる部分を集中的に攻め立てる。
「そこっ!ぁっ!!すごっ、いぃぃぃぃぃぃ!!!ぁっ!!!」
子宮口をノックされるたび、あさひは身体を跳ねさせて喜んだ。
やがて、男のペニスが大きく震えたかと思うと、大量の精子が吐き出された。
「もう出ちまった」
男はそう言ってペニスを引き抜くと、あさひの顔の上に跨り、唇にペニスを押しつけた。
何をすれば良いか理解したあさひは自ら進んで男のモノを口に含んで綺麗にする。尿道に残ったものまで吸い出し飲み込んだ。
そしてそのままフェラチオを続ける。しばらく続けていると、男はまた大きくなった。
男は絶倫だった。
「次はお前が上になって跨がれ」
男はそういうと目隠ししたままのあさひをベッドに誘導し、自分は横になる。あさひの手を引き、股間の上にまで移動させると腰を掴み騎乗位を促した。
あさひは男に従い、腰を下ろす。男のペニスを探り当て、自分の中へと入れていく。
根元まで入ったことを確認すると、あさひは自分のペースで腰を振り始めた。
しかしなかなか思うように動くことができない。
そこで男があさひの腰を掴んで上下させた。
「あああぁぁぁぁっっっ!!!」
突然の強い快感にあさひは思わず大きな声を出してしまう。
子宮口を亀頭で突かれ、あさひは悲鳴のような声を上げる。
しかし男は気にせず何度も何度も腰を打ち付けた。
「やっ、はっ、激しっ、んっ!」
あさひの口から漏れ出る喘ぎ声を聞いて男は興奮する。
さらに激しく腰を打ち付ける。
パンッパンッと肌同士がぶつかり合う音が響く。
あさひは男の腹に手を置いて必死に耐えようとするが、あまりの快感に力が入らず崩れ落ちそうになる。
それを見かねた男があさひの尻を叩いた。
乾いた音と共にあさひの身体がビクンとはねる。
それと同時に膣内の締め付けが強くなった。あさひの絶頂が近いことを悟る。男はさらに強く打ち付ける。子宮口を押しつぶし、内臓を揺さぶるように力強く下から突き上げた。
「んんんぅぅぅぅっ!!!」
あさひはその衝撃に堪えきれず絶頂を迎えると同時に気を失った。それでもなお身体だけは正直に反応して膣内は痙攣しているかのように小刻みに締め付けていた。
「おい起きろ」
男があさひのクリトリスを乱暴に摘む。
「ひゃぅんっ!」
その瞬間、あさひは目を覚ました。
だが、完全に覚醒する前に、下からの激しい突き上げが始まる。
絶頂したばかりの敏感な膣内を再び蹂躙され、あさひは快楽の海に投げ出される。もはや抵抗することもできず、されるがままだ。
「やっ、だめっ、だめぇっ、イったばっかだからっ!」
あさひの言葉を無視して男は腰の動きを止めない。
むしろより一層早くなる。
あさひはなす術なく、男が一突き入れる度に絶頂を繰り返した。
何度かの抽挿を経て、男のペニスが中で震える。男の精液がゆっくりと中に注ぎ込まれた。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
あさひは男の胸に手を置きながら、息を整える。激しい雌雄の交わりを何度も繰り返したことで、あさひの目隠しは緩くなりずり落ちてきた。
あさひは無意識にそれを取り外した。
瞼を開くが暫くぶりの明るさに眩しさを感じ、薄めになって光に慣らす。
徐々に瞳孔が調整されて視界が鮮明になる。
中途半端に閉じた瞼を、あさひはゆっくりと開ききった。
「………………え、嘘……で、しょ」
あさひの脳は再起動し、急速に冷静さを取り戻していった。
ベッドの上で拘束され、ローターを括りつけられた肉棒の先から精液を吐き出す男子を目の当たりにして。
「いやっ、いやぁぁぁぁ、見ないで!見ないでええええええ!!」
虚ろな目をあさひに向けるその男子は、とてもよく知った顔だった。
それもそのはず、あさひがたった一人好意を寄せている彼氏なのだから。
一章はこれにて一旦幕引きです。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。