いつもの優しいキスだったけど、俺はそれじゃ物足りなくて、もっとって要求するようなキスを返した。
高野さんは少し驚いていたけど、何も言わずそれに応えてくれた。
高野さんの手を握る。少しだけ俺よりは体温が低いのか、ひんやりしていて気持ちがいい。上着の裾から、直に高野さんの肌に触れる。やっぱり少し冷っとして気持ちがいい。俺は止まらなくなって、どんどん手を上へ這わせていく。すると高野さんが徐ろに俺から離れ、上着を脱いた。そして俺の上着も脱がせると、ベルトに手をやり、ジーパンも足元まで降ろされた。高野さんもはいていたチノパンを脱ぐと、また俺を抱きしめて、ゆっくりと全身にキスをした。
はじめは首筋、それから胸。脇腹。至る所に高野さんの痕がつく。そうやって触れられているだけで、俺は気持ちよくて、高野さんを求める感情がどんどん高ぶっていく。
「・・・・たかのさん、・・・もっと・・・も・・・っとして」
感情のままに言葉にしていた俺は、自分のセリフに驚いたけど、打ち消すことも止めることもせず、ただ、高野さんを求め続けた。
そのまま高野さんは下まで這っていく。やがて熱り立った俺の屹立を口に含むと、ゆっくりと扱き上げた。
その度に俺は吐息を漏らし、高野さんの腕や頭を手で抑えた。
「ダ、メ・・・・イク。・・・一人じゃ嫌だ」
泣き顔になってた俺を高野さんは優しく抱きしめて、
「見てるから、律がイクところみせて」
そういうと、また俺のモノを手で扱き始めて、キスをした。
俺はその快感に耐えられずに果てた。
荒くなった呼吸に、高野さんは唇を重ねてきて、今度は高野さんのモノを俺の中にゆっくりと挿入してきた。
少しずつ入ってくる高野さんのモノは、俺の腹ではっきりと分かって、少し恥ずかしかったけど、それ以上に繋がっている事実が気持ちよくて、俺はまた果てた。でも、それでも足りなくて、高野さんにしがみついてもっとと要求した。
高野さんは、俺を抱き上げると、ゆっくりと腰をスライドさせ、俺の腹で高野さんのモノが抜き差しされていく。
俺はどんどん気持ちよくなって、吐息も荒くなっていく。
「・・・きもち・・・・い・・・いっ。っは、あっ、あぁっ。もっと、、、、」
「そんなに気持ちいい?」
俺は高野さんの顔を見つめるだけで精一杯で、声にならなかった。とにかく、高野さんに触れられている所、触れている所が気持ちよくて、全身に電流が走ったような感覚で、どんどん満たされていった。
高野さんは、どんどん俺の体位を変えて激しく突き立てた。その度俺は甘い吐息ばかりで口から出て、耐えられずに何度も果てた。
「律の中に出していい?」
「・・・」
小さなウッという呻きと共に、俺も高野さんも果てた。
ぐったりと重なった体が、心地よかった。
俺の上に重なってきた高野さんを、俺は抱きしめて意識を手放した。
どのくらいの時間が立ったのか分からなかったが、外が仄明るくなっているのが分かった。
俺がゆっくりと目を開けると、高野さんが俺の頭を優しく撫でてくれて、「おはようっ」と言った。
俺が高野さんに体を向け、「おはようございます」と返すと、
「風呂沸いてる。入ろう」
そう言って、俺の体を起こすと、タオルケットを掛けたまま膝裏に手を入れ、背中を支えて抱き上げた。
そう、お姫様抱っこされて脱衣所まで運ばれた。
でも俺はそれに抵抗するほど体力も残っておらず、されるがままだった。
脱衣所まで運ぶと、高野さんはゆっくりと足から降ろし、上半身を支えるように俺を立たせた。
「大丈夫か? 立てる?」
「大丈夫です。立てます」
そういうと高野さんは服を脱ぎ、俺と一緒に風呂場に入った。
想像してたけど、・・・高野さんに頭から爪先まで洗われた。
そう、高野さんのモノが入っていた腹も、丁寧に。。。
高野さんの指が入れられ、中の物を掻き出すように洗われたけど、その度に俺はまた吐息を漏らし、その度に高野さんに「誘ってる?」って言われる始末。
いや、誘ってないけど、・・・でも、気持ちいいのも事実で、本人の意志とは裏腹に体が反応してしまうだけで・・・。こればかりはどうしょうもなかった。
「しょうがない・・・んですっ・・・・うっ。・・・だって、あっ・・・」
「やっぱり誘われてるよな・・・。こんな反応されて、何もするなって方がおかしい」
そういうと高野さんは、ただ体を洗われているだけで反応してしまった俺のモノを手で扱き始めた。
「律、一回だけ。一回だけだから入れさせて」
「・・・・ホントに、一回・・・だけ、です・・・よっ」
俺が言い終わる前に高野さんは俺の腹に押し入って来て、ピストン運動を始めた。
高野さんのそれは俺の腹でどんどん大きくなり、それが分かる度に俺は吐息がどんどん甘くなり、終いには「もっと、、、、」とか、「・・・未だ止めないで・・・」とか言い出す。
未だ現実は何も変わっていない。だけど俺の気持ちは察しがついているんだろうなと思うと、気持ち的になんとなく高野さんと繋がれた気がして、今まで抑えていた欲が泉のように湧き出してくる。そうなると、ただ気持ちいいだけで、自分と高野さんが繋がっている事実が嬉しくて、気持ちの高揚が抑えられなかった。
再び果てた俺達は、バスタブに浸かった。
高野さんが俺を背中側から抱きしめる格好で、二人一緒に風呂に入った。
「流石に二人で入ると狭いな」
「しょうがないでしょう。でも、いつか二人で暮らして、家でも買ったら、一緒に入ってものんびりくつろげる風呂が有ると良いですね」
「・・・・へぇ〜、ほんの何時間か前は一緒に暮らす気はないって言ってなかったっけ?」
俺は高野さんの言葉に赤面しつつ反論した。
「いや、これは例えばの話で、現実にそうするとは言ってません」
「ふぅ〜ん。あ、そ」
高野さんは俺の言葉に呆れているのか、冷めた表情で返事をした。
「いや、だから・・・俺だってそうできればいいけど、世間体とか考えれば、別々に暮らしたほうが良いだろうし、ずっと一緒に居られる保証があるわけじゃないから、もし、別れたりしたら辛いだろうし・・・」
「何? 分かれること前提で付き合おうって言ったってこと?」
「そうじゃないですけど、今回は期間限定ですし・・・なんとなくですけど、期間が終わればどんな結論が出ようと一旦は別れるつもりしているので・・・」
その言葉に高野さんは驚いた表情をしていたが、俺の顔を見て、腑に落ちたようだった。