「兄さん、今日は何の日かご存知ですか?」
「何の日?……今日?3月…7日……?」
明日の土曜日は休み。
佐奈と2人で凍えるような商店街を歩いていると、突然そんなことを聞かれたものだから、
「…魚の日?」
なんて答えてしまう。
「ぶー!不正解です兄さん、妹検定失格ですね…残念です」
「なあ、まさか佐奈の日…とかじゃないよな」
いや…まさかな。
「はい、私の日ですよ?なぁんだ、分かっててとぼけるなんて兄さん、お茶目さんですね」
「そ、そうか……因みにそれってどんな日なんだ?」
「えーっと、まず兄さんは妹を思いっきり甘やかす義務があると思うの。それからいっぱいイチャイチャしたり…」
と、言われてもな。
可愛い妹は気付いてない様子だが、今まで以上に一目瞭然なほど佐奈と深い関係になった今、そういうのって日常茶飯事というか…。
「なぁ、それっていつも通りじゃないか?」
「いえ、それだけじゃないですよ!加えて今日の私は何かと縁起も良いはずです。ラッキーアイテムならぬ、ラッキーシスターと言えるかも知れません!さっきもちょうど切らしてたシャンプーを特売で買えましたから」
「それはそれは、良かったな」
「あー……信じてない顔…酷いです…」
やけにテンションの高い佐奈はそのまま、さっきオマケで貰った商店街の福引券を握りしめ、ガラガラの方へと向かっていく。
「佐奈、トイレットペーパー頼むぞ」
「なっ…見ててくださいよ、今日の私なら絶対1等を…えいっ!」
ガラガラ、コロン。
…え?
「おおっ!?お嬢ちゃん大当たり!1等の旅館ペアチケットだ〜!おめでとう!」
「……ふぇ?」
「は?」
鳴り響くベルの音を前に、俺と佐奈は立ち尽くしたまま動くことが出来なかった。
…3月7日。
俺は妹の恐ろしい幸運を見せつけられた。
「そ、それじゃあ、行ってきます」
「明日の夕方には帰ると思う」
電車やバスを乗り継いで3時間。
更に徒歩で15分ほど歩くと、チケットと同じ名前のこじんまりとした温泉旅館が現れた。
「へぇ、良さそうだな」
「やっと着きました…はぁ…つ、疲れました…」
まだまだ寒い季節だと言うのに、佐奈は額に汗を浮かばせている。
「佐奈…やっぱり運動はした方がいいぞ。長距離走とか大変だろ?」
「や、やめてください運動の話は!今は旅行、せっかくの温泉ですよ?しっかり楽しみましょう」
受付でチェックインを済ませ、部屋へと案内される。
「おお…いいな。広すぎない、落ち着く感じで」
「個室風呂、なんですよね…こっちですかね?」
早足で脱衣場を通り抜ける佐奈について行くと、
「す、凄いです…」
「これ…さっきの部屋より広くないか?」
檜の壁に囲われた露天風呂。
周囲には木々が生い茂り、正に大自然と一体といった感じだった。
「なんだか私、今すぐ入りたくなっちゃいました。汗かいちゃったので…」
「いいんじゃないか?俺はもう少し部屋でくつろいでるよ」
正直俺も結構疲れたしな。
「え、え?温泉旅館に個室のお風呂…こんなチャンスをスルーしちゃうんですか?」
「わかった。今日は佐奈の身体をすみずみまで洗ってやる」
「あ、あっ…あの…」
「ほら、いいから早く入ってこい」
湯気でも出そうな頭を撫でながら部屋に戻る。
さて、お茶でも入れて…
「兄…さん」
…声に振り向くと、脱衣場から子犬のような顔でこちらを見つめる妹の姿があった。
「あー…」
うん、よし。
「今行く」
「………」
無言。
脱衣場にお互いの布擦れの音だけが響く。
服を脱ぐから脱衣場。
当たり前だが何かを着て温泉に入ることは出来ない。
だから、当然全部脱ぐ。
全部。
視界の端に映った肌色につい視線を動かすと、ちょうど前屈みになって下着に手をかけ降ろす瞬間だった。
こちらに突き出された白い下着がするりと剥かれたかと思うと、代わりにそこには瑞々しいお尻が現れる。
「……あっ」
佐奈と目が合って慌てて視線を逸らすも…意味なんかない。
既に上を向いてしまったモノが全てを物語ってしまっているから。
「……っ」
俯く佐奈と並んで浴場に入る。
ひんやりとした冷たい空気が肌を撫で、今すぐにでも温泉に飛び込みたい。
「ま、まずは身体、身体を洗わなきゃですね」
「あ、おいっ」
とてとてと小走りで走り出そうとした佐奈はそのままズルっと足を滑らせ…!
「きゃぁっ?!」
「っぶないっ!」
キャッチ!慌てて後ろから抱きとめる。
「あ…ご、ごめんなさ…」
石の床に頭を打ち付けることは無かったものの、咄嗟に出した俺の手は佐奈の胸を鷲掴みにしてしまっている。
「あ、あ…ぅ…」
「…ほら、このまま。言ったろ、今日はすみずみまで洗ってやるって」
柔らかな胸に触れたまま洗い場に移動し、俺は風呂椅子に座る。
そして佐奈は俺の膝の上に。
「あっ、兄さん…」
「佐奈の匂いがする」
「ん…だめ、です…」
「綺麗に洗ってやるからな」
たっぷりのボディソープを両手に、脇腹へと塗り広げていく。
「ん……」
初めは手のひら全体を使って。
やがて指先でくすぐるように。
「は…ぁっ」
「こういうの、好きだもんな」
すーっと指でなぞり上げ、今度は後ろからお腹に触れていく。
「あっ…だめ、は、犯罪ですっ」
「え?犯罪?」
「お、女の子のお腹はタブーですっ、兄さ…あっ」
「じゃあ、こっちしか無いな」
仕方なくヌルヌルの両手を小ぶりで確かな胸の膨らみへと持っていく。
「ぁ…んぅ!」
さわさわ、さわさわと滑りのよくなった乳輪をいぢめてやる度、身体がビクビクと震えて堪らなくエッチだ。
お得な事にエッチな佐奈の姿は、目の前の鏡にもしっかりと映ってしまっている。
「ひああっ」
固くしこった乳首をくにくにとこねくり回す。
正面の鏡には乳首への愛撫に悶える佐奈の姿。
「佐奈、見える?」
「やあっ、見ないで…」
「これ…ボディソープじゃないよな」
ヌルリと湿った秘所。
指を這わせるとボディソープとは違う、熱を帯びた愛液が溢れ出る。
「…っ、兄さん、当たって…」
「佐奈…ごめん、もう…」
「はい、はいっ…私も、早く…」
ガチガチのモノに擦り付けるようにいやらしく腰をくねらせる佐奈に興奮が高まる。
そのまま佐奈の腰を浮かせ…
「はぁ、はぁ…ぁ、あ…っんぁぁあっ……!」
「っ、狭…!」
つぷ、つぷぷ…と、ヌルヌルで暖かいナカに飲み込まれていく。
冷えた外気の中、トロトロのマグマのような佐奈の腟内との温度差は尚更ハッキリとその熱を感じさせた。
「っ、はっ、はあっ、あっ、んっ」
「く…気持ち…いい」
俺は佐奈の腰を支えながら、たまらずそのまま上下に腟内を擦っていく。
「ぬるぬる…気持ち…ふぁ…!」
ぬぢゅっ、ずちゅっと卑猥な音が響く。
「兄さんっ、あっ、んぅっ」
佐奈の胸に触れながら、やわやわと揉みしだく。
「あっ!」
びくっと跳ねた佐奈の身体。
勃起したボディソープ塗れの可愛い乳首を指の腹でクリクリと擦ってやると、その度に締め付けが一層強くなっていく。
佐奈は抽挿から、或いは快楽から振り落とされないように、俺の首に片手を回して必死に耐えていた。
「んっ、乳首、気持ちいい?」
「やっ、それだめ、なのっ」
きゅううっっ…っと収縮していく腟内。
絶頂が間近なのが結合部越しにダイレクトに伝わってきた。
佐奈が可愛い。大好きだ。
その想いを指先に込めて、佐奈のヌルヌルになった乳首を何度も素早く弾いてやる。
「あっ、ああっそれだめ、いくいっ、い、あ……ぁぁああ…っ!」
きゅうきゅうと締め付けられる。
俺ももう、限界だった。
「う、あ…!佐奈……っ!」
「んうっ!?」
最奥に亀頭をぐぐっ…っと押し付け、そのまま白濁液を吐き出す。
びゅうーーーっと子宮の口に発射した瞬間、佐奈の身体が膝の上で痙攣したかのように震え出す。
「〜〜〜〜〜〜っっ!!」
きゅうぅぅーーっと。
最奥にぐっぐっと押し付けながら、ビクビクと放精と共に跳ねる俺のモノに合わせ、鏡に映る佐奈の全身が、腟内がいやらしく連動する。
「ぐっ…ああっ」
「はぁ…はぁ────っ!!あ、あっ……はあっ、あっ…」
びゅうっと冷たい風が吹き付ける。
余韻の中、温泉に入るという本来の目的をすっかり忘れていたことに気づくも、
「だめ…見ちゃだめ…!」
「やあっ、恥ずかし…、そんなの…」
「そこは…本当にだめなの!あっ、あっやだっ、そんなっ、やぁ…ん」
……宣言通り佐奈の身体をすみずみまで洗ったせいで、結局なかなか温泉には入れないのであった。