「ぁ……」
するり、と肌と下着の間へ割り込んだ指の感触は、くちゅり、とした感触にすぐ変わった。
羽美はそれに羞恥心を覚える。だがそれ以上に、どう気持ちよくされてしまうのだろうと期待していた。
「では、動かしますね……?」
優しく、静かな声。
それが、羽美の身体を更に熱くさせた。
「んぅ……うん……ぁっ」
入口が、綻んでいた入口が解される。
浅くほじるようにして彩芽の指が動き、くちゅ、くちゅ、と恥ずかしい音が明確に鳴る。
「いっぱい、感じていただけて良かったです……」
「んぅぅ……は、ぁぁ……」
羽美の耳元で、熱っぽく彩芽は囁く。羽美がそれを欲していると見抜いたが故に、吐息を吹きかけながら囁く。
「これから、ぬるぬるの指で、クリトリスを触りますね……?」
ドクン、と心臓が高鳴った。これから訪れる快感に、身体が悦びの声をあげた。
「だから、もう少し、くちゅくちゅしますね……?」
「ぁっ……んんっ……んぅぅ……っ」
耳から脳に浸透してくるような声に、羽美は頭が溶けていくような感覚を覚えていた。
「聞こえますか……?」
「ゃ、ぁ……んっ、ん、ん……っ」
声が、聴覚を誘導する。耳が勝手に自分のいやらしい音を拾う。
くちゅくちゅとおまんこの浅瀬をかき回す音。彩芽の言う通り、膣口が愛液で満ちている証拠の音。
カァッと羞恥で顔が熱くなる。だが同時にもっとして欲しいと正反対の欲求を抱く。
「いーっぱい指をぬるぬるにいたします……」
「はぁ、ぁ……ぁっ……んぅぅ……っ」
宣言通り、彩芽の指先が愛液にまみれていく。
羽美は淡い快感を味わいながら、それがもたらす愛撫を想像して更に粘ついた液体を漏らしてしまう。
「おまんこも、ぬるぬるにしましょうね……?」
「んんん……ぁ、は……んん……っ」
彩芽の指が膣口から離れる。だがまだ、まだそこには触れない。
宣言通りに、おまんこ全体に愛液が塗り広げられていく。そこだけを避けて、おまんこだけがぬめりを帯びていく。
「おまんこマッサージ、気持ちいいですか……?」
「ゃ、ぁぁ……んぅ……んぅぅ……っ」
そこに欲しかった。今すぐにでも触れて欲しかった。
だがそれでも気持ちよかった。快楽を感じ取れるポイントが殆ど無いにも関わらず、そこを撫で回されるのがたまらなく気持ちよかった。
「これから、気持ちよくしてさしあげますね……?」
「ぁっ……はっ……はっ……はっ……!」
言葉に、身体がどうしようもなく期待する。心がどうしようもなく興奮する。
彩芽の指が、再度膣口に戻る。
だが羽美は知っていた。それは準備なのだと。優しい彩芽が、それをしてくれるための準備をしているのだと。
「おまんこ、登っていきますよ……?」
「んっ……ぁ……はっ……!」
くちゅぅ、と音を鳴らし、綻んでいたおまんこを更に割るようにして、ゆっくり、ゆっくりと羽美の期待が登っていく。
距離にして数センチ。そんな短い距離を蛞蝓のような遅緩さで進んでいく。
「ぁん……!」
そして、辿り着いた。撫でられ続け、劣情が溜まりに溜まったそこに辿り着いた。
「ぬるぬるがいーっぱいついた指で……解させていただきますね……?」
「んぁあああっ……!」
クリトリスが宣言通りに解され始める。ホットパンツの隙間から、下着の隙間から侵入した指がその一点だけを慰め始める。
「はぁあんんんっ……! あっ! ああぁ……っ!」
その感覚は甘美だった。焦らされるような先程までの愛撫と違い、明瞭な快感。
あまりの気持ちよさの違いに羽美は思わず、くんっ、と一瞬腰を浮かせる。
「カッチカチになってますね……」
「あっ、ゃ……! んぅっ……! は、あぁ……!」
「まずは……くにゅくにゅしますよ……?」
「あっ……あぁっ……! んんんんんぅぅっ……!」
彩芽の指が、再度円を描き始める。
だが先程までの表面だけを撫でていたそれとは違い、淫柱を押し倒すような、ハッキリと快感を与えるための動き。
「コリコリクリトリス……気持ちいいですね……?」
「んぁあああっ……! あっんっんんんっ……!」
カチカチ、コリコリ。なんて可愛らしい言葉で表現されたものの、羽美はそんなものじゃないと感じていた。
ガッチガチ。延々と育てられた上での彩芽の囁き。期待という期待に満ち溢れたそこは限界まで張り詰めて、もっと、もっと欲しいと叫び続けている。
「可愛い可愛いクリトリス……根本から掻き混ぜてさしあげます……」
「んぅぅぅぅ……っ! はっ、あぁぁああっ……!」
全周に軽く食い込むようにして円が描かれる。
クリトリスを覆っている皮がつられて動かされ、中にある真っ赤な小粒がそれによって磨かれ、たまらない快感が羽美を襲う。
「くにゅくにゅー……くにゅくにゅー……」
「あぁあっ……! んっんっんんんんぅっ……!」
言葉も指遣いも優しい。だが送り込まれる快感は絶大。
羽美の腰がぴくん、ぴくん、と跳ね、もっと彩芽の指にそこを押し付けようとする。
だが下着と肌に挟まれた彩芽の手がそれ以上近付く事は無い。あくまでも一定の力加減のまま、羽美を追い詰めていく。
「おまんこ、ひくひくしてます……イきそうなんですね……」
「はぁああぅっ……! んんっ! あっあぁ……!」
先程の絶頂の余韻がまだ残っていた。快感が下がりきっていなかった。故に、次の絶頂までが近かった。
クリトリスをちょっと直接触られたくらいで、羽美はまた絶頂しそうだった。
「クリトリスもぴくんぴくんって……」
「あっぁっあぁんんっ……! んっんんぅっ……!」
彩芽の言う通り、おまんこ全体はひくひくと動き、クリトリス周辺もぴくぴくと律動していた。
指がクリトリスを殊更ゆっくりと、しかし確かな力をもって根本から掻き混ぜる。
ビリビリとした、けれど多幸感に溢れる快感が羽美を持ち上げていく。
腰も持ち上がる。胸が反る。彩芽の豊満な胸に背を預けながら、絶頂の用意をする。
足先が勝手に伸びる。一番気持ちよくなれるよう、おまんこに力が入っていく。
「ふぁああっ……! ぁっぁっぁっあっあっ……!」
羽美の呼吸が荒くなる。全てを吐き出すために、身体が空気を求めている。
近付いてくる。先程よりも深い高みが目前まで近付いてくる。
その間もクリトリスは掻き混ぜられ続けている。ぬるぬるの指で、滑らかな指遣いで、羽美の身体が好む一番気持ちいいやり方で愛撫され続けている。
指の動きに合わせ、淫柱が円を描く。先端をあちこちに向けながら、ガッチガチになりながら愛され続けている。
下着などもう濡れきっていた。黒いクロッチの部分が更に黒く染まるほどに、愛液をとぷとぷと溢し続けていた。
おまんこのひくひくが止まらない。
クリトリスのぴくぴくが止まらない。
膣口がぱくぱくと開閉する。
「どうぞ……?」
その言葉が脳に浸透するや否や、溜まったものが弾けた。
「はぁあああんんんんぅぅぅぅっ……‼︎」
絶頂までは無段階だった。気持ちよかった場所から気持ちいい場所まで、一直線に持っていかれた。
彩芽の胸に身体を押し付けるようにしてぐぐぐっと背が反る。
脚が広がり、腰が浮き上がり、おまんことクリトリスをもっと気持ちよくして、と要求する。
彩芽の腕がひしっと掴まれたまま、僅かに力が込められる。
おとがいを反らせ、囁きを受け入れるかのようにして彩芽の肩に首を押し付ける。
「もっと気持ちよくなってください……」
「ぁぁ……っ! んっ、んんぅ……っ!」
その間、クリトリスはぎゅぅぅ、と上から優しく押さえつけられていた。
それは羽美がいつもしているやり方。弾けた絶頂を身体に押し込めるようなやり方。
痛みを感じる一歩手前のそれは羽美に快感しか与えない。彩芽の指はその境界を見切り、動かす事なく只々押さえるだけ。
どくん、どくん、とクリトリスを通じて鼓動が伝わる。
その下部で一度は強く収縮していたおまんこも、脈動に同期するようにしてくぱくぱと開閉し、とろぉ、と大粒の愛液をこぼした。
クロッチ部分が冷たくなる。身体の熱さと反比例するかのようにそこだけが冷たくなる。
「次は……おまんこ、しますね……?」
「は……ぁっ……ぅ、ん……」
だが、そんなものどうでもよかった。生徒から気持ちよくさせられてしまっている、なんてどうでもよかった。
だから羽美は、その囁きにどうしようもなく興奮しながら、快感に期待しながら、確かに頷いた。
――――――
「んっ……」
クリトリスから彩芽の指が離れる。
愛液という接着剤で密着していたが故に、離れる時にぷるんっとクリトリスが揺れ、それにさえ羽美は快感を覚えた。
「これからおまんこを……くちゅくちゅって、してさしあげます……」
「……っ」
その言葉に、顔が熱くなる。
恥じらいではない、期待で頭が沸騰しそうになる。
「このとろとろおまんこを……いーっぱい、くちゅくちゅって……」
「ぁ……ぅ……」
指が、おまんこの入口に辿り着く。
そこは彩芽の言う通り愛液が溢れていて、下着が吸い尽くせない程の潤いに満ちていた。
「ゆぅーっくり、挿れていきます……」
「ぁっ……ぁぁぁぁぁ……っ」
宣言通り、指が、彩芽の中指が滑るようにして、だがミリ単位の速度で羽美の中へと挿入されていく。
「ぐちゅぐちゅのおまんこ……きゅーって締め付けてきます……」
「んっんんんぅぅぅ……っ」
ゆっくり、ゆっくり、埋まっていく。
愛液でどろどろになっている襞々をかき分けるようにして、彩芽の指が埋没していく。
「ぁっ……!」
とん、と奥まで届いた瞬間、羽美は小さく声をあげる。
それと同時、背筋にぞくぞくぞくっと何かが走り抜け、これから絶対に気持ちいい事がされる、と確信した。
「まずは……ちゅぽちゅぽーって、してさしあげますね……?」
「はぁんんん……っ! んんっぁぁぁぁ……っ!」
一度埋まったものが、入口までゆっくりと引き抜かれる。
引き抜かれたものが、奥まで再度ゆっくり埋まっていく。
「挿れる時の方が気持ちいいですね……? もぉっと、いっぱい挿れてさしあげます……」
「んぅぅぅ……っ! はぁっ、ぁぁぁああっ……!」
僅か一往復で彩芽はそれを看破した。
抜かれる時、中に何も無くなるのが切なかった。もっと入ってて欲しいとさえ思った。
だからまた挿入ってくる時、歓喜の声をあげてしまう。吐息まじりの何かを発してしまう。
「きゅぅぅって、おまんこが指に絡みついてきます……」
「ぁっはぁあぅぅ……っ! んんぅぅぅっ……!」
引き抜かれる時は嫌だと叫ぶように膣肉が彩芽の指を締め付ける。
戻ってくる時は来てくれたとばかりに膣肉が柔らかく彩芽の指を迎え入れる。
「ぬぷぬぷー……ぬぷぬぷー……」
「んんんぅぅぅっ……! ぁぁぁぁあっ……!」
ホットパンツの股間部分が、膨らみ、萎む。彩芽の指が間違いなくおまんこに入っていると証明するように布地が浮き沈む。
そんな光景を視界の端に捉え、膣内の感覚とリンクして羽美の快感が大きくなる。
「とん、とん、とんって奥に届くの、気持ちいいですね……?」
「ふぁぁ……っ! ぁんっ! ぁっ、ぁぁ……っ!」
好きだった。オナニーする時も、ディルドで奥をとんとんするのが好きだった。
膣内というのは案外短い。そして度重なる快楽によって子宮が下がってきている。
故に、彩芽の指でも容易にそこに辿り着く事が出来た。
「ぬぷぅー……とんっ……ぬぷぬぷー……とんっ……」
「はぁんんっ……あっ! んんんんぅ……ぁんっ!」
衝撃など殆どない。とん、とは言っているものの、そこへ届くのは優しく柔らかい衝撃。
そんな感触に、羽美はお腹が蕩けそうだった。いわゆるポルチオから広がる快感が堪らなかった。
「気持ちいいのは、ここですね……?」
「あっんんんんぅっ⁉︎」
そこが、撫でられた。
「いーっぱい、なでなでしてさしあげます……」
「あっああぁぁあぅっ! んんっ! んんんんっ!」
知らなかった。今までずっとトントンするのが一番気持ちいいと思っていた。
彩芽が撫でたのは最奥の極一部。羽美さえ知らないスポットが甘く甘く撫でられ、全身に快感が広がった。
「ここです……ぷっくりしたところの、下側です……」
「んんんぅぅっ! あぁっ! ふぁあああっ!」
羽美は目を白黒させていた。
ディルドに比べて遥かに細い指がもたらす快感があまりにも優しく気持ち良過ぎて、信じられない、という気持ちでいっぱいだった。
「指、きゅーって締め付けられています……もっと感じてください……」
「あっあっあっあぁぁっ! んっんんぅぅっ!」
どろどろのおまんこの中、食い千切られるほどに彩芽の指が締め付けられる。
指の動きに合わせ、膣口が僅かに形を変えてくちっ、くちっ、と小さな音が鳴るも、そんな些細な音など羽美の声にかき消されてしまう。
「ひくひくひくってなってきました……いつでも、どうぞ……?」
「ああっ! あぁっ! はぁああぅぅっ!」
膣内が痙攣し始める。二度の絶頂と比べ物にならないくらい大きく、だが同じくらい優しく甘々なものが近付いてくる。
いつでもいい。
だからもう少しだけ味わってから、もう少しだけ気持ちよくなってから、なんて考えられなかった。
「んんっ! んあっ! ああっ! あんっ! あっあっあっぁっあああっ‼︎」
堪えられなかった。イくのを止める事など出来なかった。
二度の絶頂で、もう慣れてしまった。身体がそこへの辿り着き方を学習してしまった。
じんわりと、お腹の奥から全身へ快楽が散らばっていく。ひたすら甘い感覚だけが身体を支配していく。
彩芽の指は挿入されたままに、そこに触れないようにしていた。今ここに余計な刺激を与えたら、快感に浸るのを邪魔してしまうと分かっていたが故に、奥からほんの少しだけ引き抜かれていた。
そんな指を羽美は無意識に全力で締め付ける。絶頂で収縮したおまんこが勝手に更なる愛撫を要求する。
「今度は……ほじほじしてさしあげますね……?」
「はっんんぅううううっ⁉︎」
余韻に浸る時間など少ししか無かった。
まだ絶頂から降り切っていない内に、だが羽美のおまんこの要請に従うようにして、彩芽はおまんこ探りを始めた。
「奥と……一歩手前の上と……その反対側……入口の上……」
「あんっ! ぁぁあっ! んっんんっ! ああっ!」
否、おまんこ探りなどとうに終わっていた。
だから羽美に教え込むようにして、彩芽はその場所を口にしながら指先でそこを掻いていく。
「入口ちゅぽちゅぽ……お好きですよね……?」
「ああっ! やっ、んんんんんんっ!」
浅瀬が何度もほじられる。
引っ掛けるようにして入口の上側が掻かれ、その度に膣口からいやらしい音が鳴り響く。
だが羽美はそれが好きだった。自分がどれだけ発情しているのか知らしめるようなその行為が、彩芽の言う通り大好きだった。
「んっんっんっんっあっあぁあっ!」
それが、他人の手によるものだと尚更格別だった。
気持ちいい場所が気持ちいいやり方でされて、幸福さえ感じるようだった。
故に、それを証明するようにして腰がカクンカクンと前後する。
「ですが中も……お好きですよね……?」
「はぁああんぅぅぅっ!」
好きだった。愛用の大きなエラの付いたディルドでおまんこのありとあらゆるところをほじるのが大好きだった。
だが彩芽の指は、それ以上だった。
「あまーいスポットは、ここですよ……?」
「んぅぁぁああっ! ああっ! んんぁあああっ!」
大きなもので全てをこそげ取るのではなく、感じる場所が一点集中で愛撫される。
それにより切なさなどは一切なく、純粋な気持ちいい感覚だけが羽美に送り込まれる。
「くちゅくちゅー……くちゅくちゅー……」
「あぁっ! んんんんっ! んんんんんんぅっ!」
堪える事が出来ない。気持ちいいに支配されて、それ以外思考出来なくなる。
彩芽の囁きで脳が溶かされ、彩芽の指でおまんこが溶かされる。
「でもここが、一番良いのですよね……?」
「はぁあぅっ!」
そしてついに、本命が捉えられた。
「ほじほじ……ほじほじ……」
「ああぁぁあっ! んぁあああああっ!」
優しい口調に優しい手付き。なのに快感は爆発的に膨れ上がる。
女の泣き所が正確無比に捉えられ、先程よりも大きな快感が羽美の脳を灼いた。
「少し、くちょくちょしますね……?」
「ひぁぁああああっ⁉︎」
その言葉と同じ音が、羽美の股間から発生した。
「今、あまーいところを撫で撫でしています……」
「ふぁぁああっ! ああっ! んんんぁあああっ!」
おまんこを少し鳴らす程度の微かな動き。くの字に曲げた指がGスポットを撫でさすっている。
少し。確かに少し。
だがそれとは正反対の快楽が羽美を蕩けさせる。
「おまんこ……おまんこ気持ちいいですね……?」
「はぁぁあんんんっ! んっんっあっあっぁあっ!」
囁かれる度におまんこがきゅっと収縮する。彩芽の指を締め付ける。
だがその程度で動きは阻害されない。指はただひたすらにそこを狙い撃ちにする。
「おまんこ気持ちいい……おまんこ気持ちいい……」
「あぁっ! あぁっ! んぁあああああっ!」
羽美の感情が彩芽によって言語化される。
おまんこが気持ちいい、それだけしか考えられない。
「いつでも、大丈夫ですからね……?」
「んんんんんんんいくっ! いっくぅぅううっ!」
それがやって来た。四度目のそれが近付いてきた。
囁かれ、素直な気持ちを吐露する。そう宣言する事により自分をもっと高める。それを目指しているのだと明言する。
「おまんこ……おまんこ……おまんこ……」
「んぁあああっ! ああっ! あっあっあああっ!」
それを補助するようにして、彩芽は熱っぽい声でおまんこと囁き続ける。
最初はくちゅくちゅと可愛らしかった音が、今ではぐちゅぐちゅといやらしい音をたてるようになっている。
下着の染みはお尻の方まで広がっていた。だが無論そんなものは快感の前ではどうでも良かった。今はとにかくおまんこほじりをして欲しかった。
だから彩芽は掻き続ける。撫でるような掻き毟るような、その中間の羽美が一番好みとする愛撫で一番甘いスポットを掻き続ける。
おまんこが収縮する。クリトリスが、乳首が限界まで勃起する。
また背が反っていく。腰が浮いていく。少しでも指を受け入れようと、身体ごと持ち上がっていく。
お腹が溶ける。腰が溶ける。おまんこが溶ける。何も無くなる。快感以外何も無くなっていく。
いや、脳に彩芽の声が浸透する。自分の嬌声が遠く感じても、その声だけは鮮明に染み渡る。
「どうぞ……?」
だから、その声が届いた。
「ああぁぁああああっ! おまんこっ! おまんこいくっ! あぁっ! んんんぁあああっ! いくいくいくいくっ! あああぁぁあっ! はぁああああんんんんっ! んっ! ああぁぁっぁあああああああっ‼︎」
びくんっ!と腰が突き出された。
そしてすぐさま元の位置に戻る。かと思えばまた空を打ち、また戻る。
大きな痙攣。腰を大きく動かさなければ耐えられないとばかりにそれが繰り返される。
「ああぁぁああっ! んんっ! んぅっ!」
彩芽の指は止まらない。
同じ強さ、同じ速さ、同じ場所。羽美が絶頂する直前までと同じ動きを繰り返す。それが一番気持ちいいやり方なのだと教えるかのようにおまんこを掻き続ける。
ぎゅぅぅぅぅっ!と羽美のおまんこは彩芽の指を締め付けていた。それにより膣口からぐちゅぐちゅと淫らな音が鳴り続ける。
知らなかった。こんな余韻など羽美は知らなかった。
どこまでも昇っていくような、どこまでも落ちていくような絶頂。
もう戻ってこれないかのような快感。だがいつの間にかお腹に回されていた彩芽の腕によって、自分は確かにここに居るという安心感を抱く。
だから身を任せた。この莫大な快感に身を委ねた。
「ぁっ……! ぁっ……あっ……!」
だがそれも終わりは来る。
指の動きが緩やかになっていき、身体のひくつきも穏やかになっていった。
「あんっ……!」
ちゅぽ、という音と共に彩芽の指がゆっくりと引き抜かれる。
静かにホットパンツから出てきたその指は根本まで愛液でコーティングされており、荒い呼吸を整えながら、恥ずかしい、という感情を羽美は頭の片隅で覚えた。
「お疲れ様でした」
「ぁ……ぅん……」
陶然とした中、静かな声が耳に届いた。
「あは……あはは……すごかった……」
「それはなによりです」
思わず恥ずかしさを隠すようにして軽口を叩くも、返ってきたのは人をどこまでも安心させるような声。
羽美は振り返らずとも、彩芽が優しく微笑んでいるのが分かった。
「えと……荒川、さん……」
「そうですね。シャワーを浴びましょうか」
「エスパーなの……?」
絶頂の余韻を冷ますように、それとあそこのぬるぬるがようやく気になってきたが故にシャワーを借りようとするも、台詞が先回りされて思わず羽美はもう色々通り越して呆れてしまった。
「立てますか?」
「いや流石に……わっ⁉︎ ……ぁ、ありがと……」
流石にそのくらい出来る。そう言おうとしたものの、立ち上がった瞬間よろめいてしまう羽美。そんな彼女を彩芽は後ろから抱き止めた。
「では、洗ってさしあげますね?」
「……うぇ?」