「はっ……ふ、ん……ぅ……っ」
ぶるぶるぶるっ、と何かを吐き出すようにして、彩芽の身体が小さく震える。
それと同時に、奏を抱きしめていた両腕から、力が抜け、
「んむぅぅぅぅっ⁉︎」
なかった。寧ろもっと強くなった。
「んんんっ⁉︎ んんんんんんっ⁉︎」
彩芽はこれ以上ないくらいに顔を真っ赤にさせていた。
この表情を絶対に見せてなるものか、とふるふる震えながら奏を抱きしめていた。
「んんっ! んんっ! ぷあっ!」
が、背中をバンバンとタップされ、ようやく抱擁を解いた。
「しっ、死ぬかと思ったわよ……!」
「知りませんっ」
そんな批判の声に対し、ぷいっとそっぽを向く彩芽。
「荒川さんの胸で死ぬとか……いやそれはそれで良いけど」
「えぇぇ……」
が、頭がどうかしているような発言に、思わず呆れた目線を送ってしまった。
「まぁいいわ。じゃ、次ね」
「つっ、次⁉︎」
「そ、次」
「も、もう満足」
「してないわよ」
「うぅぅぅぅぅ」
奏の左手は彩芽のお尻を掴んだままだった。膝を折る事を許していなかった。
「おしっこ漏らすまで噴かせてあげる」
「おしっ⁉︎ あんっ!」
次の瞬間、奏の中指が彩芽の中へと消え、短くいやらしい驚きの声があがる。
「ちょ、ま、黒瀬さんっ⁉︎」
「なによ」
「き、今日はこの辺りで」
「はいはい」
「んんんぁああああああっ!」
反論など許さないとばかりに、くちゅくちゅくちゅ、という音が新たに響き始めた。
「黒瀬さっああっ! はぁんんんんっ!」
目を白黒させながら奏の名を呼ぶも、全身を駆け巡る快感で言葉が封じられる。
「んんんんっ! んんんんぅぅぅぅっ!」
助走など一切無かった。彩芽のおまんこがいきなり耕され始めた。
クリトリスでの絶頂によりそこは愛液で満ち満ちてどろどろに解れており、奏の指を容易く受け入れる。
そんな中を泳ぎ回るなど容易な事。くの字に曲げた指先で奏は彩芽の泣き所を的確に捉えていく。
「ああっ! ああぁぁあっ! あっああぅぅっ!」
あまりの快感に身体を逃がそうとする彩芽だったが、お尻をぎゅっと掴まれながら引き寄せられてはどうする事も出来ない。ただ快感に翻弄される事しか出来ない。奏の肩を力強く掴む事しか出来ない。乳房を揺らしながら身体をくねらせる事しか出来ない。
「あっあっあっぁっあっ! ああぁあっ!」
奥が、その手前が、更にその手前が、そのすぐ傍が、本命が、入口下が掻き回される。何度も彩芽のおまんこ探りをしてきたが故に、既に判明している泣き所が掻き乱される。
弱点という弱点が指先で激しく、だが優しく撫で毟られ、おまんこの中から更に愛液が溢れ出し、ぽとぽととベッドシーツや奏のスカートに飛び散っていく。
「よごしちゃぅっ、ああっ! だめですぅんんっ!」
恥ずかしいものを撒き散らしている自覚があるのだろう。閉じていた目を開き、潤みきった目でダメなのだと訴えるも奏が聞き入れる筈もない。
「せめてっ、あぁっ! べっどにいっ!」
「ダメよ」
「そんなっ、んぁあああっ!」
奏にかけてしまうからせめてベッドに寝かせてほしい、そう望んでも膝立ちを強要される。
……全体重を込めれば奏の支え程度は振り払えるだろうに、彩芽はそうしない。奏が望んでいるがために、それが出来ない。
「はぁあああんんんっ! んんっ! んんぅぅっ!」
だから喘ぐ。喘ぎながら我慢する。これ以上濡らさないように頑張る。
しかしそんな努力が報われる事はない。身体は気持ちいいと勝手に叫んでいて、粘ついたいやらしい汁が次から次へと生み出され続ける。
「ひぁあああああっ!」
愛撫が変わる。泣き所という泣き所を責めていた手付きが変わる。
本命だけが、彩芽がおまんこの中で一番感じる場所だけが責められ始めた。
「ああぁああっ! ああっ! あああぁぁあっ!」
彩芽の表情が蕩ける。必死に我慢していた表情が蕩けきる。たまらなく気持ちよくなっているのだとバレてしまう。
もはや口を噤む余裕すら無い。歯を食いしばる事さえ出来ない。
「ぁあああっ! ぁああっ! ぁあああっ!」
くちょくちょくちょ、といつもの淫らな音が部屋に響く。
だがその音源はこの部屋の主のもの。いつもは鳴らす側だったのに、響かせる側になってしまっている。
「ああぁあんんんっ! んぁっ! あぁぁあっ!」
だからもっと鳴けとばかりに奏は甘いスポットを苛めぬく。
指をくの字に曲げ、そこを押し上げ、前後させる事によって何かを漉し取るように苛めぬく。
「あっあっぁっあっあっだめっ! だめですっ!」
彩芽は焦った。その指の動きに焦った。
止められない。止められなくなってしまう。
「でちゃっあああっ! でちゃいますからぁあっ!」
堪えられない。何かが出ようとしていくのを堪えられない。自動的な身体の挙動を抑えられない。
「どいてっ! どいてくださっぁぁぁああっ!」
だから懇願する。せめてそこから退いて欲しいと懇願する。
「いいわよ。このまま出しなさい」
「そんなっぁぁあああんんんんんんっ!」
だが無慈悲な通告が返ってくる。このまま撒き散らせと命じられる。
「んんんんっ! んぅっ! んっ! んんんっ!」
抵抗した。強烈な快感が身体中を駆け巡る中、これ以上気持ちよくならないよう、そこが緩まないよう、たとえ無意味であろうとも口を必死に噤み、おまんこに必死に力を込める。
「んんんんんあっ! はぁぁあああんんんっ!」
だが逆効果だった。
それは奏の指を強く締め付ける事となり、指の形を明確に感じる事となり、弱い場所が強く押し当てられる結果となり、莫大な快感となって逆流してくる。
「ぁっあっほんとにっ! もうっ! もうっ!」
頭を振る。必死に振る。
身体が浮く。勝手に浮いていく。
力を込めている筈なのに、勝手に弛緩しようとする。
腰がカクカクと前後する。もう我慢できないと身体が叫んでいる。
膝から崩れ落ちそうになる。だがガッチリとお尻を掴まれて、それすら許されない。奏に向けて
身体が震える。我慢の限界が訪れようとしている。
乳房がぶるぶると震える。乳首が限界まで勃起している。
顎が引かれる。最後の抵抗を試みる。
目を瞑る。その瞬間を見たくないと駄々をこねる。
「ああっ!」
それは、唐突だった。
「あっあっあっあっあっあっあっ!」
噴いた。無色透明な、卑猥な汁が噴き出た。
奏の指がそこを掻き乱す動きに合わせ、断続的に潮が噴き出る。
「ぁぁぁぁぁだめですうううううううっ!」
びちゃびちゃびちゃ、と潮が奏の掌に当たって周囲に撒き散らされていく。
目を瞑っていても部屋中に響くその音は彩芽の耳に明瞭に届き、イヤイヤをしても現実は覆らない。
「やあっ! ああぁぁああああああっ!」
止まらない。奏の指が止まらない。潮噴きが止まらない。
彩芽の脳は羞恥で灼き切れそうだった。身体中を真っ赤に染め、気持ちいいと恥ずかしいを全身で表現していた。
「あっ! あっ! あっ! あっ! あっ⁉︎」
そんな中、彩芽の目が開いた。見開いた。
違うものの予兆を感じ取り、思わず奏を見てしまった。
交差する視線。
それは一瞬だけで、またぎゅっと目を瞑る彩芽であったが、それが何を意味するかなど、もう奏には分かりきっていた。
「あああぁぁんんっ! んんっ! んんんんっ!」
また我慢し始める彩芽。恥ずかしい汁を撒き散らしながら、その一線をまた越えたくないとばかりに身体に力をこめる。
「んんんんんあっ! ぁあっ! んああああっ!」
だがそれは無駄な抵抗だった。噤んだ口は呆気なく開く事となり、嬌声も撒き散らされる事となった。
ぐちゅぐちゅぐちゅ、と蜜壺をかき混ぜる濁った音が鳴り続ける。
奏のスカートが斑模様を越え、ずぶ濡れになっていく。
掻き混ぜている指先どころか手どころか腕どころか肘までが愛液と潮で濡れていく。
いやらしい香りが充満する。愛液の匂い、潮の匂い、汗の匂い、発情した女の匂い。この場にいるだけで頭がくらくらするような香りが部屋を満たしていく。
彩芽の意識とは関係なくおまんこが収縮し始める。
より奏の激しい愛撫を感じるようになる。
加速度的に快感が増していく。
乳房が震える。
身体が震える。
膣内が震える。
「あっ!」
くんっ、と彩芽の背が反った。
「ああっ! ああっ! ああっ! ああぁぁぁあああっ! もうだっめええぇぇええっ! はぁああああんんんんんんぁああああっ‼︎」
絶叫と共に、ぶしぃっ!と激しい噴出音が響いた。
がくがくがくっ!と今まで貯まりに貯まった快感を放出するかのように全身が震える。
顎ごと身体が弓形に反っていて、乳房がツンッと奏の眼前まで突き出されている。
乳首は見るからにギンギンになっており、クリトリスも皮を突き破りそうな程にガッチガチになっている。
お腹が激しく上下し、それと同時におまんこがぎゅっぎゅっ!と指を食い千切るほどに締め付ける。
紺のスカートは真っ黒に染まっていた。おまんこから滴り落ちてくるものが止まらず、布地を貫通して奏の太ももさえ濡れてきている。
ここでようやく、彩芽は身体の制御が完全に出来なくなり、後ろへと倒れ込んだ。
「ああっ! はあっ! はあっ! はあっ!」
ベッドに沈みながら、全力で呼吸を繰り返す彩芽。
両手両脚が投げ出され、はしたなく、力なく開かれた脚の付け根からはとくとくと愛液が溢れ続けている。
全身を汗で濡らしながら呼吸に合わせて胸が大きく上下しており、そのたびに柔らかな乳房がふるふると震えていた。
「は、あ……! ぁ、んく……! は……!」
徐々に、徐々に彩芽の呼吸が落ち着いていく。激感が通り過ぎていく。
だが、静かに荒く呼吸していた者の興奮は止まらない。
「ああああっ⁉︎」
ぐちゅう!と、二本の指が、彩芽の中へと戻ってきた。
「くろせさんっ⁉︎ もうっ! もうだめですっ!」
「ダメよ」
目を白黒させながら、これ以上はもう無理だと懇願する彩芽。
だが、奏はその願いを即棄却する。
「おしっこ漏らすまで、出しなさい」
「そんなっぁぁぁぁぁっぁあああああっ!」
ぐじゅぐじゅぐじゅ!と、もう何の音かさえ分からない淫らな音が響き始めた。
「ああああっ! あぁっ! あぁっ! ああっ!」
ぶしっぶしっぶしっ!と連続で撒き散らされる。
白く濁った愛液が、即座に透明な潮で洗い流されていく。
「はぁああぅっ! ああっ! ああぁぁぁあっ!」
ヤダヤダと頭を振って、必死に奏の腕を掴むも、そんな事で止まる筈がない。
「あああっ! もうでませんからぁぁぁあっ!」
そう言いつつもそれが止まる気配はない。
永遠に出せ。最後まで出し尽くせ。そう言わんばかりに奏は二本の指で滅茶苦茶に、だが丁寧にそこをほじくり回す。
「んああああぁぁあっ! あああっぁあああっ!」
快感と羞恥で頭がおかしくなりそうな彩芽は、傍にあった枕をぎゅっと抱き締める。
「あっ!」
だが、そんな仕草で、奏は頭がおかしくなった。
「ああぁああ! いっしょはだめええぇええっ!」
お尻を押さえる必要の無くなった反対側の手が、指が、彩芽の最も敏感な場所を捉えていた。
捉えたのは親指。そこにあったのは皮を押し上げるほど硬く大きくなっていたクリトリス。
そこが、上下に激しくなぶられた。
「はぁあああんぁああっ! あぁあああああぁぁっ!」
彩芽の脳が灼き尽くされた。
クリトリスから電撃のような快感が全身を駆け巡る。
おまんこから爆発するような快感が全身を駆け巡る。
もう気持ちいいという事しか考えられない。
「あああっ! あああっ! ああぁぁああっ!」
左手が上下するたびに、皮から飛び出しかけていたクリトリス本体が直接なぶられる。
そこに痛みなど無い。愛液と潮にまみれたそこは滑らかに奏の指を受け入れ、尋常じゃない快感だけを彩芽に送り込む。
「んんぁあああっ! はああぁあっ! ああああっ!」
右手が前後するたびに、おまんこの一番弱い場所が集中的になぶられる。
爆発的な快感が送り込まれる。それと同時に潮が噴出する。それらがリンクして何かを垂れ流しにするのさえ気持ちいいのだと脳が誤解していく。
「ああっ!」
じゅぽっ!と膣内を抉り取りながら、指が引き抜かれた。
「ああっ!」
だがクリトリスは上下になぶられ続けている。
「ああっ!」
もう出していない。潮は噴いていない。
「ああっ!」
気持ちいいが無いのが切ない。
「あっ!」
だから、自分から放出した。
「あっ⁉︎ やだやだやだやだやだやだやだっ!」
気付いた時にはもう手遅れだった。
それは、力なく漏れ出て、シーツに染みを広げていく。
「かわいいわよ」
「みないでっ! みないでぇっ!」
ずっと抱きしめていた枕で顔を覆う彩芽。
その間も、体内に残った水分を全て出し切ろうと、身体は弛緩し続ける。
「あ……ぁぁ……ぅぅぅ……」
クリトリスへの愛撫はいつの間にか止んでいた。
だが彩芽は今も快感を得ていた。何かを出す事が快楽とリンクさせられてしまった彩芽は、羞恥にまみれながら気持ちいいと確かに感じてしまっていた。
「やだぁ……もうやだぁ……」
液体という液体が、全て出し尽くされた。
身体を丸めこませ、情事を始める直前のような体勢になる彩芽。
だがその様相は、最初とは全く異なる。身体中が何かしらの液体で濡れていた。
「かわいい荒川さん……好きよ……」
「かわいくないもん……!」
ついにはうつ伏せになり、完全にそっぽを向いてしまった。
だが、そんな彩芽の頭を撫で、慈しむような表情を見せながら、
「よい、しょ」
「!?!?!?!?!?」
彩芽の腰を持ち上げた。
「なななななななななにをっ⁉︎」
思わず顔をあげて振り向くも、身体をまた丸めこませようとするも、奏は淡々と彩芽にその姿勢を取らせる。
「黒瀬さんっ⁉︎ ねぇ黒瀬さんっ⁉︎」
四つん這い。
白桃のような、しかし興奮に染まったお尻。それを奏に突き出すような姿勢。
彩芽は抵抗しようにも身体に力が入らず、更に押さえ付けられてはその姿勢を解除する事が出来ない。
「まだここ、触ってないでしょ」
だらだらと愛液をこぼし続けるおまんこ。
その後ろ側に、ぴとり、と指が添えられた。