ゴブリンをお供に活動中…奴のいる世界でこれは地獄が過ぎる 作:牛〇
白い空間で
光景、それがこれとはあんまりではなかろうか?
「GOOBUU」
「GYYYGYYY」
「BUROOO」
視界に広がるのは薄暗い洞窟の中で俺を中心にして一斉にこちらに視線を向ける大勢の小鬼達。
緑の肌で小柄な奴らはとても見にくく大変目に悪い。
特別な技能を貰ったからと言って昨日まで碌に喧嘩一つしてこなかった俺がどうこうできる数
ではないだろう。
しかし奴らは襲ってこない。
「ステータスオープン」
そう呟くと目の前に薄緑のウィンドウ的なアレが表示される、少なくともこの世界観では
ありえない代物だ。
あの邪神様は細かい所を気にしない性格のようだ、とはいえ楽ができるならそれに越したこと
はないと書かれている内容に目を走らせる。
上から俺の名前、職業、生命力と体力のゲージ、呪文の残り使用回数、技能が書かれていた。
名前は前世から変わらない、職業は邪神信仰の魔術師・・・これはおそらく本編に出てくる
あれな邪神ではなく間違いなくあの幼女のことだろう。
ゲージに関しては具体的な数字で表示されていないから今はパス、次に呪文の残り使用回数は
13とかなりあるように見える。
そして一番重要な部分、技能を確認する。
≪翻訳≫≪能力閲覧≫≪魔物使役適正(特大上昇):ゴブリン種≫
≪魔物使役適正(特大減少):ゴブリン種以外≫
≪使役魔物強化(大)≫≪使役魔物召喚≫
である。
上から順に確認しよう、まず≪翻訳≫はこの世界で言語を話したり聞いたりできるスキルだ、
異世界転生の定番である。
次に≪能力閲覧≫これは今見ている薄緑のウィンドウ的なこれのことである。
次からが重要な要素なのだがまず≪魔物使役適正(特大上昇):ゴブリン種≫だがこの特大上昇は
命令を聞く確率が上がるらしく特大上昇なら100%つまり必ず言うことを聞くということだ、
これだけならチートかもしれないが対象がゴブリン系のみと限定的すぎる。
次に≪魔物使役適正(特大減少):ゴブリン種以外≫これは特大上昇とは逆で特大減少となると0%
だ、しかもゴブリン以外と範囲があまりにひどすぎる。
≪使役魔物強化(大)≫は題で50%強化と良い効果なのだがゴブリンを強化したところで1が
1.5程度にしかならないので今のところほぼ役には立たないだろう。
最後に≪使役魔物召喚≫は自身の配下の魔物をどこからでも呼べるようになるというものだ、
対象がゴブリンしかいないとはいえ多分いいスキルなのだろう。
ここまで見て分っていることがただ一つ、このままだとどうあがいても詰むということだ。
なぜならこの世界には奴がいる、そうゴブリンスレイヤーだ。
少なくとも俺がどれだけゴブリンを集めてもあらゆる手を使ってでも俺ごとゴブリンを
葬り去るに違いない。
ではゴブリンから離れて一人で街で暮らすか?これも無理だろう。
この世界にはあの邪神様以外にも神様がいるっぽいのだ、そんな奴らが俺のような邪神を信仰
する(強制)ような奴を放っておくだろうか?
おそらく何らかの手を打ってくるだろう、何せ街中に潜む邪神崇拝の魔術師とかシナリオフックに
もってこいだからである俺だって同じ立場ならそうする。
では降伏して改宗しますとでもいうか?
その場合俺をここに連れてきたあの邪神様が俺をどうするかが読めない・・・だが少なくとも
碌なことにならないだろう。
こうなってくると俺がとることのできる手段はおそらくこれだけだろう。
囮のゴブリンの群れを大量にばらまきつつ精鋭ゴブリンだけを集めて少数精鋭な群れを作る
ことだ。
ゴブスレが囮の群れを滅ぼしているすきにフットワークに優れた少数精鋭の群れで移動しながら
孕み袋を確保しつつ逃げ続ける。
少なくとも俺の残念な頭ではこれが精いっぱいの作戦だ。
そこまで考えたところでふと思った。
目的もなくただ生きるためだけの逃避に俺は耐えられるか?
おそろくどこかで折れるかもしれない、ならばどうする?
思いついたのは何か目標を立てること、だが内容は何にしようか?
表の世界で生きていけるようになること?少なくともあの邪神様がいる限り無理筋だろう。
ゴブスレ打倒?原作だと死にかけているような描写はあるがじゃあそこから先とどめまで
持っていけるかというと正直自信がない。
これは俺が原作を何度も読み返しゴブリンスレイヤーの執念深さを知っているからだろう。
奴ならやるそういう奴なのだと俺が信じ切っているため覆せる気がしない。
そこでふとゴブスレつながりである少女のことを思い出す、その少女は牛飼娘と呼ばれる
メインヒロインの一人だ。
俺はあの作品で彼女が一番好きだった、と言っても見た目が好みでおっぱいも特大サイズ
だったからという浅い理由だが。
だが少なくとも俺は彼女の同人誌を買いあさりイラスト投稿サイトの彼女の絵を巡回してグッズ
を買いあさる程度には彼女のことを気に入っていた。
その少女が今俺と同じ世界に生きている。
そこで俺の目標が決まった。
牛飼娘を犯す、あわよくば手に入れる。
どうせちょっとミスっただけで詰んでもおかしくないような世界だだったら命かけて大好きな
あの子を犯そう。
それだけの価値はあるか?と考えたが深く考えることなく目標を決める。
これは牛飼娘が転生魔術師の毒牙にかかるまでの物語。
今後の物語で参考にするので好きな数字をお選びください
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3