話し方が掴めてなくてコレジャナイ感が…………色々とガバガバなのはお許しください。
誤字脱字等の指摘があれば嬉しいです。
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地球……母なる大地で人々が生まれ繁栄していたのは今や昔の話。
激動の時代を迎えて百数年が経過した今、一部の人々は宇宙に移り住み、富を気づきあげていた。
一方の地球人はというと、宇宙移民者との格差故に、弾圧、虐殺、差別、搾取と理不尽な扱いを受けていた。
そんな彼らに対して反旗を翻そうとする者は少なくない。『フォルドの夜明け』もその一つである。
だが、彼らの説明をする必要は無い。
なぜなら、今回の物語は、ある組織からフォルドの夜明けに派遣されていた地球の魔女と、彼女を連れて逃げた少年の一夜なのだから。
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「……はむっ、ちゅ……」
地球に取り残された人のいない街、存在を忘れ去られながらも今もそこにあるゴーストタウン。
耳をすましても、虫の鳴き声しか聞こえてこないそのタウンに残された、所々が穴だらけで使い物にならない廃墟同然のビルの群れ。
その中に比較的原型を保ったビルの一室に、湿った少女の声が響いていた。この部屋は奇跡的に損壊を免れたようで、ひび割れているが窓ガラスも残っている。
「ノレア、今日はやめたら?」
「……いや」
室内に残された使い古され、自前の薄い布を敷いたベッドの上で、強化人士5号──〇〇は、連れの少女、ノレア・デュノクに押し倒されるで体を重ねていた。重ねていたと云うよりは、彼女から襲われていた。
ノレアは睡眠の邪魔にならない程度に薄いキャミソールとピンクのショーツ、〇〇は下着のみの上半身裸姿であった。
水浴びもしていないその体からはツンとした汗の匂いが纏わりついている。特に匂いの強い〇〇の首筋辺りを、ノレアは垢を擦るように舐めていた。
「いやって、流石に汚いから辞めておいた方がいいよ?」
「平気、貴方の汗なら何度も舐めて来たから」
淡々と返すノレアは、両手の指先で〇〇の胸板をなぞりつつ、首筋から鎖骨に掛けて舌先を走らせる。時折唇で挟み込んでは、しゃぶる音を立てながら吸い付く。
この行為もこれで何度目になるか分からない。2人であそこから逃げ出し、宇宙を彷徨い続けた後に地球へ降りてから約数年。この数年の間に何度もしてきたはずだ。
それは互いを知りたい、相手を独占したいという気持ちと、いつ命を落とすか分からない恐怖故に来る生殖本能から来るものであるのは間違いないだろう。しかし今回は少し違う。
「あむっ、ふっ……ふちゅっ」
「(まあ、今日は好きなだけやらせてあげようか)」
ノレアに体をされるがままに嬲られるなか、〇〇は諦めた表情で天井のシミを数えた。
今日も今日とて行く宛てもなく大地を歩き続けた2人。
しかし徒歩では流石に無理があるため、移動手段を得るために〇〇が女性に対して慣れない口説きを実行したのだ。
傍から見ても、何処ぞの水星相手と同様の気持ちの悪い口説きだったのだが、水星の時よりはマシだったことと、幸い女性がそういうことに初だった為、簡単にヒッチハイクに成功し、2人は難なくこの場所へとたどり着くことが出来た。
食糧も女性から分けてもらったものと元々持っていた分があるので、しばらく居座っても数日間は持つだろう。
それに奇跡的にこの廃墟に残っていたこの部屋とホコリを被っていたこのベッド、ここも元は簡易的なホテルか誰かの自室だったのだろう。マットすらなく、硬い板の状態はあまり良いとは言えないが、石だらけの地べたで寝なくても良いというだけでも2人にとっては贅沢品だった。
しかしここに到着してからというもの、ノレアは不機嫌だった。夕食の際も彼が話しかけているのに一切口を聞こうとしなかった。
何故こうなったのか? その理由は単純で、〇〇が女性を落とすためにあれやこれやとアプローチをかけてイチャついたうえに、ノレアを妹と偽ったからだ。それが演技だということを彼女は理解しているし、彼女よりも妹として扱った方が都合が良いのも承知していた。
だが、頭では理解しているが、ノレアは自分を差し置いて他の女に現を抜かす〇〇の言動がどうしても許せなかった。だからこうして夜な夜な体を貪っているのだ。
「ふぅっ、はむっ……んん」
そうこう言っている間に、ノレアは鎖骨を堪能した後、流れるように舌先を〇〇の胸板まで移動させ、硬い右胸の突起を啄く。
女性のものと比べて小さい男性のものであるそれを、ノレアは唾を塗りたくるように舐めてから唇で包み込む。
「うっ…………」
右が終われば今度は左、ノレアは輪から口を離す。突起先と舌先が唾液の糸で繋がりながら、ノレアは左の突起にもかぶりつく。吸い付く痛みで〇〇がピクっと体を痙攣させると、ノレアは追撃するように突起を舐め回していく。
「ふっ、ふぅっ、んんっ…………」
潮っぽい〇〇の汗を堪能しつつ、ノレアは丁度〇〇の股間と自身の股下が当っている位置で腰を捩らせる。この数年の間にノレアは〇〇の弱い箇所、何処を攻めれば気持ちよくなれるかを知っていた。
「れろっ……あっ、あぅっ」
早々に唇を離して声を漏らすと、ノレアは両手を〇〇の胸元に置きながら体を前後に揺らし、腰の捩りを速める。下着の中で蹲っている彼のモノに、彼女の敏感な秘唇が容赦なく押し付けられる。
「んっ…………はぁ……ぁっ……どお?」
秘部に走る刺激に背を反らせながら、ノレアは〇〇を見下ろすように色っぽい視線を向けて問いかける。
外からの光にぼんやりと映るノレアの艶姿。栄養不足ながらも成長期を迎えた彼女の体は、あの頃よりも大人の女性の体へと発達していた。
髪は腰辺りまで伸ばし、身長も少し伸びている。特に変化が大きかったのは、胸部にできた2つの膨らみである。彼女のキャミソールにはパットが着いていないため、ほんのりとした膨らみの先端からは彼女の突起が浮き出ていた。
そんな彼女は今、盛った雌犬のように腰を揺らし、淫らに咲いている。これを見て興奮しない者はまずいないだろう。
「どう?」
ノレアは火照った顔を近づけ、小首を傾げて再度問いかける。頬っぺがほんのりとした紅色に染まり、むんと甘い香りのする熱の篭った息が口から吐き出され、〇〇の顔にかかる。
薄林檎色をした頬に、〇〇はそっと手を伸ばして優しく触れた。
「力み過ぎかな。いつもならもう少し上手くやれてると思うよ」
ほほに笑みを浮かべながら答える〇〇に、ノレアは不服そうな表情をしつつ、淫唇を押し付ける力を弱める。
とは言うものの、〇〇自身はまあまあ気持ちいいと思っているし、なんのかんの言って一生懸命に動くノレアの姿に彼も癒されていた。
「んんっ、あぁっ……」
しばらく擦り続けていると、ノレアの股下からねちょっとした粘着音が鳴り始める。おや? と〇〇が視線を向けると、ショーツのクロッチ部分にじんわりと滲んだ染みが出来ていた。
「気持ちいいかい?」
「別に、気持ちよくなんか…………あっ」
と言う割には、ノレアは甘声を漏らしている。彼女は素直になっていないが、実際彼女の体に走っている快感はなかなかなもので、その証拠に彼女の秘密の箇所からは蜜が沸き出し、クロッチ部分の染みを広げている。
「はぁっ、あっ……あぁっ」
「素直に気持ちいいって言えばいいのに、強がるね」
「五月蝿い、んんっ、黙って……んぁっ」
ノレアは強がりを言おうとするも、全身の肌を走るこそばゆい感覚に声を途切れさせる。
股間部の粘着音は徐々に大きくなり、ピチャッピチャッと水音を奏でる。
「はぁ、はぁ、んっ」
ノレアの息遣いは徐々に細かく荒いものへと変化していき、強がる余裕もないように甘い悲鳴を漏らす。
必死に気持ちよくさせようとする彼女の姫姿と股間部からつたわる貝肉の摩擦に、〇〇は密かに興奮を覚え、股の物に血液を巡らせた。
「ん…………変態」
下着越しに彼女の秘部に押し付けられる固いもの、その熱を感じ取ったノレアは力の抜けたような表情で罵った。
「今の君に言われてもなんの説得力もないよ」
「この…………ぁっ」
〇〇はノレアの頬に添えていた手を彼女の後頭部に回し、ゆっくりと抱き寄せる。
「僕なら、こうやって積極的にやるのに」
「そういうところ、本当に気持ち悪い………………んっ」
罵倒を言いつつ、ノレアは抵抗することなく、〇〇からの口付けを受け入れる。
塞がれる2人の唇、潤った口内が繋がり合い、微温湯な唾液がお互いに行き交う。
「んっ、れろっ……ちゅっ、んちゅ」
相手の舌を捉えるほどに深く、蝮のように畝りながら舌を絡め合う、そんなディープキスが塞がれた2人の唇の中で行われていた。
「ふっ、んっ……んんっ……!」
キスだけでノレアを落とす訳ではない。〇〇は空いた手で彼女のキャミソール内に潜らせ、壊れ物に触れるように背中のラインを慎重になぞっていく。
肩甲骨辺りから脇の下にかけて指先を走らせ、その次に尾てい骨までの敏感な窪みを愛撫する。ピリピリとした刺激が流れ、ノレアをぴくんと跳ねさせる。
「んっ、んんっ、んふっ……ふぁっ……」
上半身が一通り終われば次は下半身、先程から汁を吸い込んでいたショーツ内に潜らせると、程よく肉がついた臀部を撫でる。汗で蒸れた尻肉の表面は手先を滑らせ、押せばもっちりと跳ね返す。
「ふっ、んちゅ、れろ……はむっ……あっ」
そして谷を下った〇〇の手は、彼女の秘境へと触れる。前戯でクロッチはびっしょりと蜜を吸い取り、雑に処理された茂みがその身を濡らしていた。
「いや、そこは触ったらんぐっ……」
ノレアの恥も塞ぎ、〇〇は汁に濡れそぼった彼女の秘唇を縦になぞる。敏感な部分を触られたことで体は微弱な痙攣を引き起こし、熱を上げる。
「ふぅ、んんんっ……あっ、んゆっ」
指先がノレアの蜜穴へ挿入し、付近のやわ肉を掻き回すように押し拡げる。成熟した彼女の内肉は湧いた蜜によってぬるりと満たされ、乱す指を搾る勢いで締め付ける。
「んっ」
「れろっ、ぇぁ、ちゅるっ……れぇっ」
舌先だけを絡めて結び合い、潤った瞳を交差させる。
その間も〇〇の手は肉壺の中を探り、ノレアをよがらせていく。
「(確かここをこうすると)」
「んっ、むちゅ」
ぐちゅっ
「んんっ!?」
粘着質な水音を奏で、2本の指を開いて肉道を押し広げると、ノレアの穴から酸っぱい蜜が分泌され、〇〇の指へと伝う。その刺激にノレアは一瞬曇った声を漏らし、再び唇を動かす。
「ふうっ、ふうっ……あむっ」
鼻息を混じらせながら、2人のキスは深さを増す。過去の過ちから逃げるように、記憶から湧いた血腥い匂いを吐息でかき消す。
ぐちゅっ、ぐちゅりっ……
指先の激しさは増していき、肉穴はさらにほぐれ、汁を滴らせる。〇〇は顔を引き寄せていた手で汗が伝うノレアの項を愛撫し、嬌声を鳴らす。
「んぅっあむっ、ふぅ、んふっあっ、ふっ」
腰の畝りも激しくなり、唇の隙間から洩れる彼女の息も荒波を立てるかのように荒くなる。
「(もうそろそろ、か)」
体が震える絶頂の兆し。〇〇はトドメをさすように中の前方部の敏感な箇所を突き上げ、外部の核を強く押す。
「んんんんっっ!?!?」
脳を白く弾けさせる感覚に襲われたノレアの絶頂の嗚咽が、〇〇の胃袋に響く。目を見開き、腰を仰け反らせながら、ノレアは穴からぷしゅりと聖水を噴き出した。
「…………あ」
痙攣はしばらくの間続き、数秒後にようやくノレアは〇〇から唇を離し、彼の体に倒れ込む。力の抜けた彼女の体の重さが〇〇の胸や腹にのしかかる。
「……ノレア?」
「…………」
〇〇はノレアに声をかける。
しかしノレアは何も答えず、彼の胸板に顔を埋めているだけであった。
「…………泣いてる?」
ふと、〇〇はノレアが啜り泣いていることに気がつく。地肌に直接伝わる涙の熱さ、泣きじゃくるような声。
しばらくして、ノレアは震えるように口を開いた。
「……だって、隣にいるって…………一緒に生きるって……あの時言ってくれたのに…………今日は…………他人みたいに……」
「…………」
吐露されるノレアの本音を、〇〇は黙って受け止める。
この数年間、2人で行く宛てのない地球旅を続けているのも、今ここで2人で眠っているのも、全ては〇〇が学園内で暴走しかけたノレアを引き止め、説得の末連れ出したことが始まりだ。
その時に〇〇はノレアに対して告白紛いの言葉を投げた。そして他人からみても愛の告白と受け取りそうな説得にノレアは応じ、彼について行ったのだ。
あれから数年が経ち、2人の中はあの頃よりも深く、男女の関係にまで発展していた。それと同時に、ノレアの彼に対する感情も重く、突き放すことが不可能なものに変化していた。
「ごめん。けど、ああでもしないと」
「分かってる……分かってるけど…………」
溢れる感情に言葉が詰まるノレア。
生きるために奪うことしか出来なかった、せざるを得なかった彼女にとって、奪うこと以外の生き方をする〇〇との出会いは大きな転機であった。
「もう、置いていかれるのは嫌………………嫌だよ………………ソフィ…………」
泣きながら失った友人の名を呼ぶ彼女に、〇〇は表情を曇らせる。彼女の死はノレアの心に傷を残し、今も抉り続けている。それは〇〇でも消すことは出来ない。
「大丈夫、僕はノレアを置いていったりしない」
「…………絶対?」
「ああ、絶対に」
〇〇はノレアの髪にそっと触れると、愛でるように優しく撫でる。
ノレアは顔を上げ、真っ赤に腫れた上目遣いで彼を見る。涙でくしゃくしゃになったその顔は、あの頃と変わっていない。
しばらくして、ノレアはよろよろと体を起き上がらせ、少し体を後退させると、彼の下着に手を伸ばしてモゾモゾとまさぐりながら脱がせていく。
「…………」
露わになった〇〇の物。
恐らく唯一変えられていないであろう部位は、ノレアの陰口からのキスに黒い身を腫らしていた。元々の匂いに蒸れた臭さも加えられたせいか、頭の先からぶら下がる玉袋まで、顔を歪ませてしまいそうな匂いを放っている。
「ノレア。言っておくけど、これ以上無理する必要はないよ」
「いい……折角だから、最後までやりたいし、〇〇もスッキリしたいでしょ?」
ノレアは膝立ちになると、ちょうど彼の物が真下に来る辺りに股間部を当て、ショーツの底に触れる。
聖水をたっぷりと吸収したせいか、下着全体がびしょびしょに濡れており、少し掴んだだけでも潮が染み出してきてしまう。
「すぅー…………んんっ」
片手でショーツの底をずらしながら、もう片方で幹の先を持って花弁にあてがう。
そして狙いが定まったところで、ノレアは大きく息を吸い込み、ゆっくりと腰を下ろしていく。
成長したノレアの秘穴よりも一回り以上大きい頭が、捩じ込むように穴を広げて中へと挿入されていく。
「んぁっ、はぁっ」
じゅぷぷっという生々しい音を小刻みに鳴らしながら進む一物の熱に、ノレアはピクンと身体を震わせる。
「あっ…………んっ」
彼の物がノレアの中で収まったところで、ノレアは熱に膨らむ腹部を愛おしそうに撫で、腰を上下に揺らしていく。本来なら全体を濡らした方がいいのだが、今のノレアの肉壺は十分に潤っているため、その必要はないようだ。
「うぁ、ノレア……くっ」
「はぁ、あっ……あんっ」
濡れきったノレアの肉壺はヌルヌルと一物を出し入れさせつつ、吸引するように全体をみっちりと締め付けていく。滑るのにしっかりと絞られるその感覚に、〇〇は苦痛な声を出す。
ゆっくりと、だけど激しく打ち付けてくるノレアの腰使い。初めて〇〇との初夜を迎えた際は、強がって我慢していたものの、『あれ』とはまた違った激痛に最後は号泣してしまった。それこそ1日中動けなくなってしまうくらいに。
しかし今の彼女は違う。痛みを乗り越え、中の壁を彼の獣に合わせて広げたノレアの体に走っているのは、肉を突き上げられる快感と彼と繋がる喜びなのだ。
「ぁ、くっ、あんっ、ふぁっ」
先程まで泣いていたのは嘘のように、全身に駆け巡る快感にノレアは頬を真っ赤に火照らせ、口元を緩める。体の揺れに合わせて乱れる彼女の長髪は、暗闇の中でふんわりと舞っている。
涙はポタポタと〇〇の胸板に垂れ落ち、汗は雫となって辺りに飛散する。
「(ノレア……君は)」
彼女の手を〇〇は握る。それが嬉しかったのか、ノレアは嬌顔を向けて彼の手を握り返す。
あの時、共にあの場所から逃げた時に握った操縦桿のように。
「ふぐっ、んあっ! ……あっ、ぉ、ぉぅ」
淫らに乱れるノレアの肉体と双山、表向きは大人しい彼女の内面に隠れていた狂暴性があられもなくさらけ出される。
だが、そこには昔のような憎しみや怒りは篭っていない。あるのは、目の前の漢に対する求愛のみだ。
壺の中で蠢く小さな舌の群れが〇〇の固いものを締め付け、細かな先で舐め上げる。雄先のぷっくりと膨れた頭がノレアの柔肉と秘穴をほぐし、肉筒を押し広げる。
「んっ、あっ、あっ…………あっ! ……………………」
腰が深くまで差し込まれ、〇〇の雄先が奥で待ちわびていた陰の口をコツンと突くと、ノレアは霧のように消える小声を漏らす。
室内が静寂に包まれる中、ノレアは静かに絶頂を迎え、目を見開き、体を震わせる。
「ノレア」
「あ…………あっ」
〇〇は倒れるノレアの体を支え、繋がったまま体を回し、覆い被さる姿勢になる。
「あとは僕がやる」
そう囁くと、〇〇はゆっくりと腰を動かす。
ノレアの手をシーツに押し付け、指の一つ一つで彼女の指間を握る。
〇〇は、激しく、しかし優しい突き上げをノレアに打ち込む。彼女が跨っていた時よりも深く、疼いていた赤い肉を突く。
「あっ、あっっ、だめっ……いっちゃ……」
汗の染み付いたキャミソールの中で揺れる双山、その動きに合わせて、ピンと勃った突起も縦横無尽に乱れる。
「ノレア……」
「〇〇…………」
手の間で汗が蒸れさせ、彼と視線を交わし、ノレアは表情を崩そうとする。
そんな彼女の脳裏に通り過ぎる過去の悪夢。
スペーシアンを憎むきっかけになった記憶から、自身が行ってきた虐殺行為。
血を流す荒地から離れた冷静な今の彼女だからこそ思い返してしまう数々の惨状──地の底から無数の手が呻きをあげながら自身を飲み込もうとする幻覚に襲われる。
ノレアの背中に悪寒が走り、沸々と恐怖が込み上げる。表情は絶望一色に埋め尽くされ、血塗られた手を離そうと藻掻く。
しかし〇〇は決して離さず、寧ろ強く握りしめる。
「怖がらなくていい……僕が一緒にいる」
安心させようとする耳元で囁く〇〇、その言葉にノレアは荒らげた息を整え、同じく握り返した。
そう、彼女には〇〇がいる。どれだけ突き放しても手を握る彼が。
「くっ、ふぅ……ぅ、あっ、あん」
淫猥な空気が漂い、雌と雄が擦れ合う水音も激しさを増す。蜜と苦い汁が混ざり、生々しい肉がほぐれる音が響く。それに加えて、肉と肉がぶつかり合う際に結合部分から飛び散る汁が2人を濡らす。
「あっ、そこ、ついちゃ……きゃぅっ!?」
奥に聳えるもう1つの弱点を雄先が突き上げ、ノレアは甲高い悲鳴をあげる。
「きゃっ、あっ、おっ…………ぉぉっ……〇〇」
「くっ、ノレア」
「やっ、やだっ、きゃっ。もっとぉ」
最早抑える必要などどこにもない。ノレアは喉の奥で押さえつけていた嬌声を爆発させる。
「あ。ダメ、離しちゃいや」
「離すわけないだろ、ほら」
「うん、嬉し……あぅっ」
ぶつかり合う肌と肌、雫となって飛び散る汗、愛部から漏れ出る汁、解けた雌顔を晒すノレア、そして快楽に溺れる2人の共鳴…………淫靡な雰囲気が辺りを包み、廃墟を愛の巣へと変える。
「ノレア、もうそろそろ」
「あっ、離れちゃだめ……このまま」
「ああ、分かったよ」
そして迎える〇〇の絶頂。膨張する彼の物の熱は、ノレアの中にも伝わってきた。
腰の揺れは激しくなり、〇〇の息も荒くなる。そして宣言する〇〇に、ノレアは離すまいと涙目で強く手を握り、彼もそれに応える。
「あ、いっ。いく………………」
「ノレア、う……あっ」
「あ…………あぁぁぁぁぁっ!!」
彼女の名を呟いた刹那、〇〇は彼女の最奥を突き上げ、袋の中に溜まっていた熱いものを一気に吐き出した。
目には見えなくとも分かる、中に流れるドロっとした感覚と灼熱のような熱さに、ノレアは今日一番の絶頂声をあげ、全身を痙攣させた。
「ぁ、ぁぁ…………ぉ」
奥の口が彼の物の先とキスをする感触に、ノレアは虚ろな目で小さな呻きを鳴らす。
「(お腹………………熱い…………)」
命の種が自分の存在を訴えるように熱を発する。溶けて彼と1つになってしまう体感。朦朧とする意識の中でも、彼女はそれを感じ取る。
「はぁ、はぁ…………はぁっ」
〇〇は一息つくと、彼女の体に落ちる。
その間もノレアの中では雄が脈を打ち、絶頂の余韻に浸っていた。
両者ともに乱れた息を吐きながら、全身から流れる汗を肌で混ぜ合う。
「…………しょ」
「…………ろんさ」
2人にしか聞こえない程に小さな会話、それを終えると、ノレアは安心したように瞼を閉じ、彼は微笑んだ。
──────────
『あとで教えて……あなたの、本当の名前────』
今にも暴走しそうなノレアを止めるためにウルに搭乗したあの時、脳裏に一瞬浮かんだ光景は、今でも忘れられない。
ノレアが僕を突き放した次の瞬間、ソーンのコックピットを鋭い一撃が貫いた光景を。
『ぁぁ、ぁぁぁぁぁ…………あ゛ぁぁぁぁぁぁぁっ!』
────絶望に叫んだ自分の姿を。
どうしてあんな起きてもいない出来事が頭の中に思い浮かんできたのか、今でも分からない。
まるで、1度体験したような記憶。
あれはウルが見せた未来か、単なる幻覚なのかもしれない。そんなオカルトチックなことがあるなんて思えないけど。
けど、あのままにしておけば、それが現実になってしまうというのは理解出来た。
────だから。
「僕と来いっ! 生き方が分からないなら、一緒に探してやる! 怖いなら隣にいてやる! 逃げるのが嫌なら、僕をあの絵の場所へ連れて行けっ! それから先のことなんて後でいいっ! 生きていいんだって、証明させろよっ!」
僕は一歩早く『進んだ』。
「だから…………一緒に生きるんだぁぁぁっ! ノレアァァァっ!」
学園に銃口を向けるノレアを引き止めて、進んで血塗られた彼女の手を握りしめて学園内から逃げ出した。降り注ぐビームの雨に装甲を焼かれながら、機体が駄目になるまで、死にものぐるいでその場から逃げ出した。
──こうやって他人のために命を張ったのは、いつ以来だっけ。
それからは2人で行くあてのない旅を続けている。
2人で身分も偽って、僕は髪色と髪型を変えて、彼女は髪を伸ばして。逃げる時に死んだように偽装しておいたけど、油断はできない。
1人で逃げた方が、生き残れる確率はもっとあがるだろう。
けど、僕は進んだ。
自分から彼女と生きると決めた。
たとえ、彼女がどれだけ人を殺していたとしても。
そして、彼女が描いたあの場所へ。
そういえば、ウルのコックピットが焼かれそうになった時、機体が勝手に動いたような。
まるで、僕達を守ってくれるかのように。
あの瞬間、あの機体に他の誰かの意思が乗り移っていた…………なんて、ありえないかな。
『あんたさぁ、ノレア泣かしたら殺すから』
…………いや、あるかも。
『一緒に生きるんだぁぁぁっ! ノレアァァァっ!』
ああ、なんで貴方はそんなに馬鹿なんですか。
一緒に来いだの、連れて行けだの…………一緒に生きろだの、勝手すぎ。
ソフィとは違って逃げてばかりで、死んでるのと同じなくせに。
しかも、こっちは命を奪うつもりで撃ってるのに、わざわざハッチを開けて手を伸ばして…………本当に馬鹿なの?
『ノレアァァァァァァっ!』
…………けど、私も彼と同じくらい馬鹿だ。
「あぁ、ぁぁ………………あぁぁぁぁっ!」
これだけ壊したのに、殺したのに、死にたくなくて、生きたくて。
一瞬でも、彼について行きたいって思ってしまって。
一緒に生きてみたいって。
気がついたら、私はソーンから飛び出していた。
ビームの嵐の中、彼が待つウルのコックピット目掛けて、手を伸ばして飛び降りていた。
ああ、ホント。なんでこんな馬鹿なこと。
その直後にソーンのコックピットが焼かれて…………私は彼に受け止められた。
「怪我はない?」
「……あなた、馬鹿なんですか?」
私の言葉に、彼はただ笑うだけ。いつものヘラヘラとした顔は腹が立つはずなのに、その時の笑顔には優しさが混じっていた。
逃げる貴方はソフィとは違う…………ソフィとは違ったものを持っている……………………逃げることが、あなたにとっての……
「……教えて。あなたの、本当の名前」
「後で嫌というほど教えてあげるよ。だから、ここから生きて逃げよう」
「……うん」
私は頷き、彼と一緒に操縦桿を握った。
血塗られたこの手を、彼の手に重ねた。
あの部屋で、泣いている私に彼がしてくれたように。
それから先のことは、実はあまり覚えていない。
必死になって彼と操縦桿を握りながら、コックピットの揺れに耐えた。
もう何度も味わってるはずなのに、その時の揺れは凄く怖く感じた。ただ死ぬのが怖い、死にたくない、彼と一緒に生きたい……自分勝手にも、そのことだけが頭の中を埋めつくしていた。
けど、これだけは分かった。
ウルのコックピットが焼かれかけた時、誰かの声が聞こえて、私達を守ってくれたことは。
────ソフィ。
────もう少し、こっちにいていい?
────私、この人と生きてみたい。
────こんな自分でも、生きてもいいんだって。
────手を伸ばしてくれる人がいるって。
────それに、今はここに私と彼の…………。
────けど、目を覚ますのはまだ早い。
────あなたが目を覚ますには、まだまだ時間が必要だから。
────今は、私の中で眠っていて。
────────────
「体の具合はどう?」
「たまに立ちくらみはするけど、それ以外は特に。〇〇は?」
「今のところは特になんにも……けど、あんなにパーメットキメたのに、よく生きてるよねー僕達」
日が昇り、ゴーストタウンにも明るさが灯り始めた朝。
ちょっとの肌寒さが残る中、〇〇とノレアは外にある瓦礫を椅子替わりにして腰掛けながら、青空の下で朝食用に取っておいた缶詰食を味わっていた。
本当ならもう少しちゃんとしたものを食したいところだが、これでもそこらの非常食よりは栄養価も満腹度も数倍高いので、文句は言えない。
ちなみに今、2人は自身の体についてなにか異常はないか確認をしているところである。逃げ出してから早数年、あの機体に乗らなくなってからも、その後遺症はごく稀にだが現れていた。
「……あと、どれくらい持つのかな」
ノレアは暗い表情で呟く。
テロリストとしてあの力を何度も酷使してきたノレア、死を恐れる彼女がいくら後悔したところで、削れたものが戻ってくることはない。
「ストップ。いつ死ぬかなんて考えるよりも、今日生きることを考えようよ」
真剣ながらも軽い口調な〇〇の言葉に、ノレアは頷きを返す。
過去を変えることなどできない、使ったものは二度と戻らない。いつ死ぬかも分からない。
それに環境が要因とはいえ、彼女が奪ってきたものは計り知れないもの、云わばこれは彼女の償いのようなものである。
だが、〇〇は彼女の手を握った。一足早く進み、彼女と逃げるという選択をしたことで、最悪の未来を防ぐことができたのだ。
「ところでノレア」
「なに」
「何だか君との距離が遠い気がするんだけど、わざと離れてる?」
〇〇が指摘するとおり、ノレアは若干の距離を開けて座っていた。
いつもなら揶揄われたノレアが気持ち悪いだの最低だのあーだこーだ騒いだ末に、自分から〇〇の隣に座っている。しかし、どうやら昨夜の自分の行動が恥ずかしかったようで、どうも彼の近くに寄れないようだ。
そんな彼女の心情など、〇〇には手に取るように分かる。伊達に彼女のあれこれを見てきたわけではないのだ。
「もしかして、昨日のこと? 別に気にしてないよ。ていうか、エッチの時の君はいっつも僕の名前を叫んでるんだから、今更そんな恥ずかしがらなくても……て、ごめんごめん、悪かったって」
「……貴方のそういうところ、昔から腹が立つ」
あからさまな嫌悪を顔に浮かべながら今にも鉛筆を突き刺そうとするノレアに、〇〇は焦った笑顔で謝る。
彼女を怒らせると本気で刺して来る、こればっかりは昔から変えることはできないようだ。
「…………………………………………でも、好き」
ノレアはボソッと、風の音で消されてしまいそうな程に小さな声でそう呟いた。
「とりあえずここいらの探索でもしますか」
いつの間にか怒りの収まったノレアに首を傾げつつも、とりあえずはいいかと〇〇は缶詰の中のほろほろな物体を口へ運ぶ。
「……うえ」
「ん?」
「膝の上、座ってもいい?」
突然の言葉に固まる〇〇。だが直ぐに頬に笑みを浮かべる。
「どーぞ」
〇〇が膝の上をトンと叩くと、ノレアは顔を合わせずに彼に腰を下ろした。
成長したとはいえ、2人の体格差はかなりのものだ。〇〇も「あれ、前より少し太った?」と思ったが、口には出さなかった。
「……」
「素直じゃないなー」
意地悪そうな〇〇にノレアはムスッとしつつも、彼の胸に後頭部を任せる。お互いの臭いが鼻腔に刺激を伝えるが、そんな些細なことなど気にもとめない。
2人は空を見上げる。青い海には、魚の群れのように十色な形の雲が泳いでいる。
途中、〇〇はノレアのお腹に手を回し、膝の上の彼女の体を抱き寄せる。
つんつんしていた筈のノレアは嫌がる様子もなく、寧ろ応えるように彼の手の甲に自身の手を重ねた。
「…………あの絵の場所に着いたら、そこに家でも建てて暮らそうか」
「…………いいと思う」
自分達の明日を変え、呪いから解放された2人は、冷たい風に乾いた髪を靡かせながら、しばらく魚の群れを見続けた。
使い捨てのはずだった彼らの命は、今日を生きている。
20話、モーニン〇・グ〇ーリーとかバレエ・〇カニック的な話が来るかと思ったけどそうはならなかった。
〇〇に関しては、本編で明かされたら変える予定です。
実は本人も覚えてないとかだったらどうしよう。