※この作品はR-18です。

獣魂戦隊ジュウソルジャーアナザーストーリー   作:XW

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 最後の方に次回の予告もありますので、最後まで見て言ってくだされば幸いです。



Bパート

 

「アップップー!! 今度はここの祭り会場にも、オイラのリンゴ飴を食らわせてやるアップゥー!!」

 

 川沿いにある祭り会場で、出店などを破壊しながら楽しそうに話すリンゴ飴ブルートの姿があった。

 

「おーい!! リンゴ飴食らわすんだったらさ、此処にいる人間捕えて無理やり食べさせるってのは? このままじゃお前のリンゴ飴食ってくれる奴いなくなるぞ?」

 

「アップゥ!! それもそうだったアップ……あっ!! じゃデリィ様が最初の客って事で……」

 

「いや、その両腕のじゃなくて!? そっちはなんか色々ついてて不味そうだから!?」

 

「アップゥ!!」

 

 そんなリンゴ飴ブルートにデリィが話しかけると、リンゴ飴ブルートは両腕のリンゴ飴をデリィに向けるが速攻で拒否られ、それにショックを受けてしまうと……

 

「そもそも祭り台無しにしようとしてる奴のリンゴ飴なんて、誰が食うか!?」

 

「アップッ!!」

 

「ゲェ!?」

 

 そう言いながら橙香が美杏達と共に駆け付け、橙香達を見てそれぞれ驚くリンゴ飴ブルートとデリィ。

 

「これ以上……皆が楽しみにしているお祭りを、無茶苦茶になんかさせない!!」

 

「悪いけど……あんたのリンゴ飴は速攻で不良品にしてやるし!!」

 

「何をぉ~!! 食べ物を粗末にするとは何たる非道!! お前達ぃ!!」

 

『キシャアアア!!』

 

 橙香と美杏が言った事に思わず怒ったリンゴ飴ブルートは、数体のブルート戦闘員達を呼び出して目の前に立たせた。

 

「散々リンゴ飴武器にしといて、何言ってるの!?」

 

「これ以上は時間の無駄だな……」

 

「あぁ、一気に決めるぞ!!」

 

「はい!!」

 

 そんな光景を見て心咲が言った後に狐珀と瑞波も言うと、恋が頷きながら右手のジュウソルフォンを口元に近づけたのに合わせ、他の八人もジュウソルフォンを口元に近づけ……

 

『獣魂チェンジ!!』

 

【チェンジ!! ジュウソルジャー!!】

 

 叫んだ後にそれぞれのジュウソルウォッチに掲げると、ジュウソルウォッチから九人それぞれのシンジュウを現した光が現れるのと同時に戦闘員に向かって攻撃。

 一気に一部の戦闘員達を倒した後に恋達の元へ向かい、恋達はその光を肉体に纏ってジュウソルジャーへと変身した。

 

「はい初の全員同時変身完了!!」

 

「んげぇ!?」

 

「アップゥ!!」

 

 実は九人全員揃っては初変身だった事を研奈が思わず言ったのと同時にデリィとリンゴ飴ブルートが驚く中、ジュウレッドから名乗りが始まった。

 

「紅蓮の赤狼!! ジュウレッドォ!!」

 

「愛の不死鳥!! ジュウピンク!!」

 

「高潔なる海帝……ジュウブルー!!」

 

「神速の女豹!! ジュウイエロー!!」

 

「深緑の賢者……ジュウグリーン!!」

 

「幻影の海姫!!! ジュウパープル!!」

 

「橙角の剛牛!! ジュウオレンジ!!」

 

「弾丸の黒狐!! ジュウブラック!!」

 

「金色の騎士馬……ジュウゴールド!!」

 

「獣魂戦隊!!」

『ジュウソルジャー!!』

 

 全員の名乗りが終わった後、それぞれポーズを取りながら全員で声を上げ、それと同時に背後が爆発させるのだった。

 

「ぬぅお!! ってか最後に決める際に出るあの爆発何!? 何か仕込んであるの!?」

 

「どうだって良いアップ!! どの道オイラのリンゴ飴をどうこうしない限りはどうにもならないアップゥ~!!」

 

 最後の爆発に対し驚きながらデリィがツッコむ中、リンゴ飴ブルートは両腕のリンゴ飴を振るって余裕を見せるかのように踊った後、ジュウソルジャーに向かって走った。

 

「それはどうかな……イエロー、お願い出来る?」

 

「OK!!」

 

 そんなリンゴ飴ブルートを見て言いながらジュウグリーンは、リング表面に黒色のライオンのレリーフと背面には「侍戦隊シンケンジャー」の姫シンケンレッドのマスクが彫られたレリーフがあるジュウソルリングをジュウイエローに投げ渡し、そのリング……「ライオンジュウソルリング」を受け取ったジュウイエローはすぐさま左薬指に着けてジュウソルフォンを掲げた。

 

【コール!! ライオン!!】

 

「ハァアアア!!」

 

 するとジュウイエローの右手にシンケンレッド専用メカの「獅子折神」の頭部を模した武器が召喚され、ジュウイエローはその武器……「獅子ヘッド」をリンゴ飴ブルートに向けると、獅子ヘッドの口部分から方向が出るのと同時に高出力の炎が発射された。

 

「のわぁああああ!! ちょまぁ!? 止めるアップゥ!! そんな熱って言うか火って言うか炎浴びさせられたら、折角のリンゴ飴が溶けて台無しになるでアップゥウウウウ!!」

 

 その炎をまともに食らってしまったリンゴ飴ブルートが動揺する中その言葉どうりになったのか、両腕処か頭部のリンゴ飴が溶け始め出し、徐々に硬さも弱くなったのが見えた。

 

「っ!! レッド!! パープル!!」

 

「うん!!」

 

「了解!!」

 

【コール!! トリケラトプス!!】

 

【コール!! カマキリ!!】

 

『はぁあああ!!』

 

 その光景を見たジュウピンクの掛け声に頷いたジュウレッドとジュウパープルは、それぞれトリケラジュウソルリングとカマキリジュウソルリングをジュウソルフォンに掲げてドリケシールドランスとカマキリレッグアーマーを召喚して装備した後、同時にリンゴ飴ブルートの両腕のリンゴ飴に向けて振るった。

 

「アップゥウウウ!! オイラの……オイラ自慢のリンゴ飴がぁあああ!!」

 

 獅子ヘッドから出された炎により硬さが弱くなった両腕のリンゴ飴はいとも簡単に破壊され、それを見て嘆くリンゴ飴ブルート。

 

「フフン!! リンゴ飴の飴は高温で溶ける事があるのは既に把握済みだからね。食べ物を粗末にした罰が当たったのはそっちのようらしい?」

 

「ちなみに、りんごの水分で溶けてべとついたりするからね!!」

 

 そんなリンゴ飴ブルートを見てジュウグリーンが言った後、またもリンゴ飴あるあるをどや顔で言ったジュウピンク。

 

「ヤッバァ!! おい残ってる奴ら、行って……」

 

「来る必要はないぞ?」

 

「これで決める!!」

 

「ハァアアア!!」

 

『ギシャアアア!!』

 

 それを見て危機感を感じたデリィは残ったブルート戦闘員に命じたのだが、それらもジュウブラックとジュウブルーとジュウゴールドによって戦闘員達全員倒され無駄に終わってしまう。

 

「ぬぐぅううう!! よくもオイラのリンゴ飴をぉおおお!! こうなったら、オイラ必殺の頭突きでぇ!?」

 

 怒りを抑えれなくなったリンゴ飴ブルートはやけくそになったのか、唯一の残った頭部のリンゴ飴を向けて頭突きを食らわそうとしたが……

 

「その最後のリンゴ飴は……私が砕く!!」

 

「アップゥウウウ!!」

 

 前に出たジュウオレンジが得物のアックスにエネルギーを溜めて刃を巨大化させ、そのまま地面に叩きつけた事でリンゴ飴ブルートを宙に吹っ飛ばした後……

 

「食らえぇ!! パニッシュ・バッファローォ!!」

 

「アッブゥウウウウ!!」

 

 そのまま落ちて行くリンゴ飴ブルートを右手の拳で力いっぱいぶん殴り、そのジュウオレンジの必殺技を食らったリンゴ飴ブルートを吹っ飛んだ後に倒れると……

 

「り、リンゴ飴買ったら……その日に食べて……アップゥウウウウ!!」

 

 弱弱しく言った後、お約束と言わんばかりに爆散したのだった。

 

「あぁ~あ、またやられちゃったよ……んぅ?」

 

 その光景を見て嘆いたデリィは、リンゴ飴ブルートが先ほど落としたのか、一個のリンゴ飴を見つけて拾った。

 

「……ま、食べないと化けて出そうだしね。」

 

 そう言いながら袋を取ったリンゴ飴を舐めながら、デリィはその場からすぐさま去って行った。

 

―――――

 

 最初にリンゴ飴ブルートが襲った祭り会場。

 そこでは橙香達の協力もあって修理が無事終わり、何とか祭りが開催されていた。

 

「しっかし……ここ最近のブルート怪人は変態な奴らが多すぎて困る。」

 

「あぁ……今回の奴も女性の汚れた姿が見たい人間が怪人になったらしいし……一体どう言う仕組みなんだ!?」

 

「青のジュウストーンは人間の負の感情や欲望に反応する……それだけ男性の女性に対する性癖には危険なのが多いってわけか。」

 

「つまり……今後も厄介、特に女性的に面倒なブルート怪人が出て来るって訳か。」

 

 その祭り会場内にある神社に集まった、浴衣姿の狐珀と瑞波と研奈は話した後、エミルの話を聞いてため息を付くのだった。

 

「んぅ~!! やっぱり屋台のリンゴ飴美味しいぃ~!!」

 

「あ、あんな怪人を倒した後で、何事もなく食べれるって……ある意味凄い。」

 

「多分……心咲の中でアイツとリンゴ飴は別物って考えてると思う。」

 

 近くでは同じく浴衣姿の心咲がリンゴ飴を頬張っており、それを見て浴衣姿の恋と紫夜が少し驚きながら呟いた。

 

「……………」

 

「良かったね? 祭りが無事開催出来て。」

 

 そんな中、祭りを楽しむ人達を見ていた橙香に話しかける美杏。

 当然二人も浴衣姿で、ジュウソルジャー全員の浴衣姿は胸部分の事も相まって、ふと目にした人達の目を釘付けにしていた。

 

「……私はさ、間違った力を使い方する人が嫌いってのは知ってるでしょ? だから……その間違った力で大事なモノを壊すってのが嫌でしょうがない。」

 

「その大事なモノ奪われたくない思いが強いから、橙香はジュウストーンに認められたんだっけ?」

 

 橙香の話を聞いて美杏が問い、それに頷いた橙香は話し続けた。

 

「だから私は……これからもブルートと戦い続けるつもり。これ以上皆の大事なものを奪われない為に……当然私の大事なものもね。」

 

「っ!! う、うん……そうだね。」

 

 そう笑みを浮かべながら言った橙香を見、少し頬を赤くしながら目を見開いた美杏は、橙香から目を逸らしながら答えた。

 

(ヤッバ……心臓の音大きくなってるし……こりゃ今日も……オナニーしながら寝落ち確定かも……)

 

 そっと胸に手を添え、聞こえる心臓の大きな音を感じながら思った美杏の頬は、橙香に気づかれてないのが幸いしたのか更に赤くなっていたらしい。

 

―――――

 

「……大丈夫? デリィちゃん。」

 

「あぁ~全然大丈夫じゃないッスよぉ~!? あの野郎……リンゴ飴滅茶苦茶腐ってたじゃねぇの~!?」

 

 その頃ブルート要塞はと言うと、リンゴ飴ブルートのリンゴ飴を喰ったせいか腹を壊したデリィにヴァイバスが聞き、それに顔色悪くしながらデリィが答える中……

 

「んぅ? あぁダルフ様? お帰りなさいッス、」

 

「………フン!!」

 

 帰って来たダルフにデリィが話しかけるが、ダルフは怒りを堪えながらそっぽ向いて去って行った。

 

「んぅ? どうしたんですか~? 何時になくご機嫌斜め見たいっスけど?」

 

「……どうやら、ご期待どうりの奴が出来なかったみたいね。」

 

 そんなダルフを見てデリィが言った後、デリィを膝枕させながらヴァイバスは笑みを浮かべながら呟くのだった。

 





次回
 今のジュウストーン研究の筆頭にしてジュウソルジャーアイテム開発の天才にも関わらず、自身のこだわりが強すぎる研奈。
 堅物ではあるが視野も広く、柔軟な思考を行えるエミル。
 ある意味二面性を持ち合わせた二人は新たなブルート怪人に対し、どう対処するのか?!

次回第五話
「賢者と騎士馬の信念」


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