※この作品はR-18です。

獣魂戦隊ジュウソルジャーアナザーストーリー   作:XW

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 今回は世に言う追加戦士登場回になっております。
 その為かエ●要素は弱めになっていますが、それでも良ければご覧になって見てください。
 それでは、どうぞ。


第十一話 滅龍襲来
Aパート


 

「っ!! んぅ、ハァアア!!」

 

 街の隅にある廃墟。

 かつての戦いで誰も住まなくなったその場所で一人、素振りを行っている者がいた。

 空に向かって拳を振るい、蹴りを放ったりとする姿は、かなり様になっているようだった。

 

「フゥ……んぅ?」

 

 その者……銀の龍を模した姿をしたスーツを纏った女は一息吐くと、右腕に装着したデバイスから通信が入ったのを知り、マスクを取りながらその通信を開いた。

 

「……誰だ?」

 

《聞くまでもないと言いたい所だけど……まず相手がだれかと聞く事に間違いではないわね。》

 

「……Dr・ミス。」

 

 銀色の髪を靡かせ、女性らしい通信相手に聞いた女に対し、そう話すDr・ミスと名乗る女性。

 

《どうだったかしら? 初めての戦闘は?》

 

「あんなの初戦に入らん。アイツらが取り逃がそうとした奴を倒しただけに過ぎない。それにしても……自身の性欲すらコントロール出来ないのかあいつらは?」

 

《状況的にあぁするしかなかったかもしれないわね。これまでの戦闘記録を見るに、かなりやれる方と思うわ。……貴方の嫌いなピンク以外は。》

 

「……これまでの戦闘記録を知る限りでは、ブルーもかなり足を引っ張ってるように見えるが?」

 

《……………》

 

 Dr・ミスの問いに女は答え、その話に対し答えたDr・ミスの返答に対し女は言うと、その話に対して黙秘してしまうDr・ミス。

 

「何にしても……次の闘いではどんな状況であれ加入するつもりだ。それで奴らと戦う事になっても、多少の戦闘訓練にはなるだろう。」

 

《そうね……でも忘れないでよ。私の目的はブルート根絶、貴方はその為の、》

 

「道具何だろう? 言われなくても自負してる。」

 

《だと良いんだけどね。まぁ良い結果を期待してるわ。それと……変身の副作用に関してはあなたも例外ではない事も忘れないでね、龍華。》

 

 っと女……龍華の言葉を聞いたDr・ミスの通信が切れると、龍華はその場で変身を完全解除。

 黒いライダースーツを着、変身後のスーツでも露になっていた美しいスタイルをした龍華は一応人気を気にした後、一人Oカップはあるであろう胸を軽く揉んだ。

 

「っ……まったく、面倒な副作用だ。」

 

 龍華は少しだけ感じた後、そう夜空を見上げながら呟くのだった。

 

―――――

 

「あぁ~!! もう駄目、流石に飽きたし、お腹一杯。」

 

 翌日の朝、デリィは腹を膨れさせ、口元にあんこを少し付けながら寝転がって呟いていた。

 先ほどまで大量のかしわ餅を喰っていたのか、デリィの横には大量のかしわの葉の束が置かれていた。

 

「いやぁ~!! ありがとございかしわデリィ殿!? デリィ殿が甘いもの好きで助かったかしわ!?」

 

「いや……確かに甘いものは好きだけどこんなに沢山かしわ餅食べさせられるとは思わないでしょ普通!? これ以上食ったらお腹かしわ餅になるわ!? ならないけど!?」

 

 そのかしわの葉の束を眺めながら言った、顔が餅がほんの少し見える感じのかしわ餅になっており、両肩両腕両足にかしわの葉が付いたブルート怪人がデリィに礼を言い、そんなブルート怪人……かしわブルートに対しツッコみながら座り込むデリィ。

 

「ハァ……っでかしわブルート……その大量のかしわの葉使ってどうすんのさ?」

 

「かぁ~しかしかしかし!! まあ、それは後のお楽しみかしわよ!?」

 

 ため息交じりに、頭を掻きながら聞いたデリィに対し、かしわブルートは高らかに笑った後に応えるのだった。

 

―――――

 

『…………………』

 

 その頃アルテミス内にある研奈の研究室では、研奈と母の緑子がある映像を見つめていた。

 それはこの前の闘いの……逃げ出そうとした直後のルームブルートを倒した謎の……無数の龍を模したエネルギーの映像だった。

 

「ブルート怪人をぶっ倒したあのエネルギー、明らかにジュウストーンの力で作られたものだね?」

 

「うん……でも研奈ちゃん、あのエネルギーの形から見るに、その力の大元になってるのって、」

 

「……幻獣クラスのシンジュウ……龍のジュウソウル。」

 

 映像を見た後、眼鏡を上げながら言った研奈に対し言った緑子に対し、そう答えた研奈。

 

「十二年前の戦いの後に消失した残り三つの幻獣クラス……片鱗とは言えこんな形で見つかるなんてなぁ~。」

 

「うん……ただ気になるのは、誰がなのよねぇ。ジュウソウルを、しかも幻獣クラスの力を攻撃に転用できるのって、私達かブルート陣営だけでしょうし。」

 

「まぁねぇ~、まぁブルート怪人ぶっ倒したから、明らかにブルートサイドじゃないらしいけど……」

 

 研奈の話に対し緑子は呟き、それに答えながら研奈は再び映像を見ると、そこにはレズセッ●ス後に気を失っている自分達を見て呆れた後にあの場から去った、銀の龍を模し、ジュウソルジャーのスーツによく似た姿をした女が映っていた。

 

「さてと……君は一体誰なんだ?」

 

「………………」

(まさか……ね……)

 

 その映像を見て呟く研奈の隣で、何かを察しながらも確証を持てない緑子は心中で呟くのだった。

 

―――――

 

「千咲さんの容体は?」

 

「うん……だいぶ良くなったけど、心配なのは変わらないかな。」

 

「そう……」

 

 昼休み、十桜学園食堂で食事を取っていた紫夜と心咲と恋はダルフの姿を見て気を失った千咲の事を話していた。

 因みに、恋はジュウソルジャーに正式加入した際に十桜学園に転入しており、心咲と紫夜とは同学年の同クラスとなっている。

 

「心配だよね……まさかダルフの姿を見るだけで気分を悪くするなんて……」

 

「紫藤先生から聞いたんだけど……千咲さん、十九年前の戦いでブリードに捕らわれた事があるみたい。」

 

「えっ!? それ本当……」

 

「うん……でも詳しい事は紫藤先生達も知らない見たいで、知ってるのは千咲さん本人、それと亡くなった心咲のお父さんとお姉ちゃんのお父さん、それと……」

 

「失踪した私の母だけ……だろ?」

 

 恋が言った後に話した紫夜の話を聞いて心咲が驚く中、紫夜の話を纏めるようにして言った瑞波が姿を現わし、恋と心咲と紫夜が座っていた席に座った。

 

「瑞波さん……失踪って?」

 

「言葉通りだ……私の母は、先代ジュウブルーでもあった私の父が戦いでなくなった後、何も言わずに姿を消した。当然行方は誰も分からない。」

 

「そ、そうなんですか……すみません、嫌な事思い出させてしまい。」

 

「気にするな……お前には話してなかった私も悪いしな。」

 

 恋の問いに瑞波が答え、それを聞いて気まずい感じになった恋が謝ると、そう答えた瑞波は話し続けた。

 

「ただ……一つ覚えている事がある。」

 

「覚えている事?」

 

「母が父の事を知り、まだ子どもだった私でも分かるくらいに悲しみ、泣き叫んでいた。それだけ父の事を愛していたんだってな。」

 

「だからお姉ちゃんも、お父さんの仇を取る為にジュウソルジャーになったんだよね?」

 

「それもある……だが、それ以外にも、」

 

 瑞波の話を聞いて紫夜が問い、それに瑞波が答えようとした直後……

 

『っ!?』

 

 恋達のジュウソルフォンが大きく鳴り、それを聞いて恋と心咲と瑞波と紫夜は目を見開きながら驚いた後、残った食事を一気に食べ終えた後に急ぎ向った。

 

―――――

 

「食らえかしわ!! かしわミサイル!!」

 

『キャアア!!』

 

 街中に現れたかしわブルートは、逃げ惑う女性達に対しデリィが食べたかしわ餅のかしわの葉をミサイルのようにして撃ち、それを食らった女性達は……

 

「キャァアア!?」

 

「何この姿ぁ!?」

 

「かぁ~しかしかし!? 皆お似合いかしわよぉ!?」

 

 着ていた服が瞬く間に消え、代わりに胸と膣部分にかしわの葉だけが付いた形になったのを見て女性達が恥ずかしさで泣き叫ぶのを見、笑いあげるかしわブルート。

 

「さぁてと、まずはあの子達をっ!? かしわぁ!?」

 

「止めろブルート!?」

 

「ってか今度は何!? 女の子に葉っぱ付けたい系怪人!?」

 

「どんな怪人だそれ……」

 

 っと、泣き叫び続ける女性達に近づこうとしたかしわブルートは銃撃を受け倒れた後、ジュウショットガンで銃撃を放った狐珀がやって来ながら言った後に共に来た美杏が怪人を見て言い、それにツッコむ橙香。

 

「かぁ~しかしかしかし!? あってるようで違うかし!? 儂はかしわブルート!! 儂の放ったかしわミサイルで女達をかしわの葉だけにした後、それを美味しく頂くのが好きな怪人かしわぁ!!」

 

「いやどんなかしわの葉の使い方それ!? 本家かしわ餅怪人に謝れ!?」

 

「そうだなって、そんな怪人居るのか?」

 

「いる。」

 

「マジか……」

 

 起き上がりながら言ったかしわブルートの話を聞き、狐珀らと共に来ていた研奈の言った事にエミルがツッコミ、それに答えた研奈の返答に少し驚くエミル。

 

「狐珀さん!! 皆!?」

 

「すまん!! 遅れた!!」

 

 そんな中で恋と瑞波達も遅れてやって来、尽かさずかしわブルートの前に立った。

 

「何、こっちもさっき来たところだしな……さっさと行くぞ!!」

 

『はい(あぁ)!!』

 

 狐珀が瑞波達に向けて言った後、狐珀の呼びかけに恋達は答えたのと同時に、右手に持ったジュウソルフォンを口元に近づけ……

 

『獣魂チェンジ!!』

 

【チェンジ!!ジュウソルジャー!!】

 

 叫んだ後にそれぞれのジュウソルウォッチにかざすと、九人のジュウソルウォッチからそれぞれのシンジュウを模した光が出現。

 そのまま恋達の元へ向かった光を肉体に纏い、恋達はジュウソルジャーへと変身完了した。

 

「紅蓮の赤狼!! ジュウレッドォ!!」

 

「愛の不死鳥!! ジュウピンク!!」

 

「高潔なる海帝……ジュウブルー!!」

 

「神速の女豹!! ジュウイエロー!!」

 

「深緑の賢者……ジュウグリーン!!」

 

「幻影の海姫!! ジュウパープル!!」

 

「橙角の剛牛!! ジュウオレンジ!!」

 

「金色の騎士馬……ジュウゴールド!!」

 

「獣魂戦隊!!」

『ジュウソルジャー!!』

 

 いつも通りに全員分の名乗りを終え、ポーズを取りながら全員で声を上げた後、かしわブルートを睨みながら構えるジュウレッド達だった。

 




 今回の怪人に関してはあの祝日が近いからって言う理由が主です。
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