また前回のBパートに書きましたが、今回から大きめの原作改変があると思いますので、それでも良ければよろしくお願い致します。
それではどうぞ。
Aパート
「…………」
誰も住まなくなり、至る所がボロボロになっているマンション。
訓練場としても使っている廃墟にあるそれの一室にいた龍華は、窓から廃墟の街を見つめていた。
この街もかつては普通に人が住んでいた……しかしかつてのブルートと先代ジュウソルジャーとの戦いで街は破壊され、今もこのままの状態が続いていた。
「………チッ、」
座り込み、月明かりに照らされる廃墟の街を見つめながら、思わず舌打をする龍華。
原因は恐らくジュウピンク……心咲の事だろう。
先の戦いにだってブルート怪人に背中を見せて隙を作ってしまい、まんまと敵の攻撃を食らって真っ先に食らったほどだ。
しかし龍華に対する心咲への不快さは、それだけではないらしい。
「んぅ?」
《余計な事言って、不必要ないざこざは避けてほしいわね。仲良くしろとは言わないけど……》
「Dr・ミス……そういうアンタこそ、奴らの司令官を嫌ってるだろう。いや、それ以上か……」
《……………》
そんな中、近くに置いてあったジュウドラブレスに通信が入ったのに気づいた龍華が通信を開くと通信相手はDr・ミスで、そのDr・ミスの話を聞いて龍華は言い返し、それに思わず黙るDr・ミス。
「図星か……まぁ遅かれ早かれ、奴らとは戦う事にもなるだろう。まぁ、アイツらがさっさとジュウピンクを解任したら話は別だが……」
《正体もロクに分からない相手にそう言われて、はいそうですねって頷く彼女達でもないでしょうね。残念だけど……》
「まぁ……次会ったらどうするかは私が決める。言っとくが、口出しは不要だからな。」
《………分かったわ。》
龍華の発言にDr・ミスが言った後、それに答えるようにして言った龍華の発言に頷いた後、Dr・ミスはそう頷くように言った後に通信を切った。
「………忌々しい女の娘、か。」
ジュウドラブレスを近くの机に置き、再び月明かりに照らされる廃墟の街を見つめながら、龍華は眉を少しゆがめながら呟いた。
―――――
「やはりアイツ……ジュウドラゴンの力の元になっているのは、龍のジュウソウルなんだな?」
「そっ、恐らくあの龍華って子が持っていたデバイスにい龍のジュウソウルが埋め込まれていて、それを用いて変身した……要は私達のジュウソルフォンとジュウソルウォッチを一つに纏めた感じかな?」
「だとしてもそんなデバイス……誰が作ったんだ?」
翌日、アルテミス内にある研奈の研究室で先のジュウドラゴン……龍華の戦闘記録を見ていた狐珀の問いに研奈が答え、その話を聞いて疑問を呟くエミル。
「さぁねぇ~ママもそれに関しては探ってるみたいなんだけど……色々と察してはいるかもね。」
「? 誰が作ったか分かったと?」
「まだ確証もないから話せないみたいだけど……正直な話、ママも気づいたのとなると、大方検討は付くけどね。」
研奈の話を聞いて狐珀が問い、それに答えながら眼鏡を上げる研奈。
「………ま、まさかな………」
その話を、同じく研究室に居た瑞波は聞き、何かに気づきながらそう呟いた。
「………所でさ、何人か居ないんだけど他のメンバーは?」
「あぁ、橙香と美杏は部活、恋はちょっと手伝いで遅れるみたいだ。っで紫夜はと言うと……」
「心咲のメンタルケア……って所かな?」
「………なるへそ。」
っと、ふと研究室に居ないメンバーの事を聞いた研奈はエミルと狐珀の話を聞くと、狐珀の話を聞いて察する研奈だった。
―――――
「ハァ……」
十桜学園の屋上……普段は誰も入れないであろうそこに居た心咲はその場で仰向けに倒れながら、大きくため息を吐いていた。
今心咲は、先の戦いの後に龍華が言った言葉の事だった。
「私は解任した方が良い……か。」
そう呟きながら、これまでの自分を振り返る心咲。
先の闘いだってかしわブルートの攻撃を受けて戦闘不能、遡ればアルコールブルートに無理やり酒を飲まされて酔った挙句紫夜に口付けしてしまい、更に遡れば搾乳ブルートの牛乳攻撃を食らってエネルギーを搾乳され、紫夜だけでなく恋にまで迷惑をかけてしまった。
「何と言うか……確かに私、皆に迷惑かけて……解任されてもおかしくない感じかも……」
そうこれまでの戦いを振り返り、思わず涙目になりながら心咲が呟いてると……
「そう言う点なら、私の姉の方が解雇されそうだと思うけどな。」
「………紫夜。」
そう言いながら紫夜がやって来、紫夜を見て少し驚きながら立ち上がる心咲。
「えっと……良くここがわかったね。」
「心咲が何か深く考えたり、落ち込むときはここが相場って感じだからね。……んっ。」
「あぁ、ありがとう。」
心咲の問いに答えた後、紫夜は買って来たイチゴジュースを心咲に渡し、それを受け取って礼を言う心咲。
「ふぅ……あの龍華って奴の言葉気にしてる見たいだけどさ、私達は別に心咲の事迷惑だと思ってないし、解任するつもりもない。むしろ迷惑かけてるの私のお姉ちゃんの方だし……」
「結構厳しいね、瑞波さんに……」
「高い確率で敵の攻撃食らってアレコレされてるから……正直恥ずかしい。」
「アハハハ……」
心咲の隣に立ち、一緒に買ったぶどうジュースを飲みながら言った紫夜の言葉に心咲は言い、それに言い返した紫夜に愛想笑いする心咲。
「……多分だけど、アイツが心咲に解任した方が良いって言ったのは、単に戦闘で役に立ててないと言う理由じゃないはず。もっと何と言うか、別の理由で……」
「別の……理由……」
「っ……だからと言って、心咲をジュウソルジャーから辞めさせる理由にはならないし、私も、皆も心咲を辞めさせるつもりはないから!?」
っと、紫夜が言った言葉を聞いて俯く心咲を見、少し頬を赤くしながら紫夜が言うと、そんな紫夜の左肩に頭を軽く乗せる心咲。
「こ、心咲?」
「ありがとう……何時もその……心配してくれて……」
「っ………そ、それは……」
そう礼を言った心咲に対し、紫夜が少し目を逸らしながら言いかけた直後だった。
『っ!?』
「心咲!?」
「う、うん!?」
二人のジュウソルフォンが大きく鳴ったのに気づいた紫夜は心咲は、急ぎブルート怪人が暴れているであろう場所へと向かった。
―――――
『キャアアア!!』
逃げ惑う女性達。
その後ろには全身をウェディングドレスのような恰好をし、右手がブーケの形になっていたブルート怪人がブルート戦闘員と共に追いかけていた。
「ウェウェウェ~!! 逃げる必要はないでウェディング!! 私は君達を、綺麗な花嫁衣装にさせるだけなんだからウェディングゥ~。」
そう世に言うオカマ口調で言うブルート怪人……ウェディングブルートがブーケ型の右手を上にあげると、それを見たブルート戦闘員は何人かの女性達を捕えると……
「秘儀!! ウェディンコーデ!!」
『キャアア!!』
ウェディングブルートは右手を大きく振るい、そこから出た花びらが女性達に当たると、女性達は光に包まれて次の瞬間……
「っ!? いやぁああ!? 何これ!?」
「ウェディングドレス!? でも……」
「露出激しくないこれぇ!?」
女性達の衣服はウェディングドレスに変わったのだが、そのウェディングドレスはかなり露出が多くて布面積も小さく、一般的なウェディングドレスのものとは明らかに違っていた。
「ウェウェ~!! 皆良く似合ってるウェディング!! 私のコーディネートは間違いないなしウェディングゥ!!」
「うひゃ~、ゲームとかだとそこまでかなりエロい感じになるけど……こうリアルで見ると………アレだな。」
そんな破廉恥過ぎるウェディングドレス姿の女性達を見てウェディングブルートは高らかに喜ぶ中、後からやって来たデリィは少しだけ引いていた。
「っ!? アレって何でウェディング!? 文句言ってるとあなたも、コーディネートするでウェディング!?」
「あぁゴメンゴメン!? 悪かったから近づかないで!? 口調もあって圧もヤバいから!? 早い所他の奴らコーディネートしちゃって!?」
「フン、分かったウェディング!! さぁお前達皆、私がコーディネートしてやるでウェディングゥ!!」
デリィの発言を聞き、思い切り近づきながら言ったウェディングブルートに謝りながら言うデリィの言葉を聞き、ウェディングブルートは他の女性達に近づこうとした直後だった。
「そこまでです!! ブルート!!」
「今度は見た感じ……花嫁ブルートか?」
「んぅ!? お前達は!? 後私は花嫁ブルートではなく、ウェディングブルートでウェディング!!」
一足先に着いた心咲と紫夜の姿を見、紫夜の発言に訂正させるウェディングブルート。
「正直どっちでも良いけどな……とにかく、皆を待ってる時間も惜しい!? 私達だけでも!?」
「う、うん!!」
『獣魂チェンジ!!』
【チェンジ!! ジュウソルジャー!!】
ウェディングブルートの発言に小さくツッコんだ後に言った紫夜に心咲が頷いた後、二人はジュウソルフォンを口元に近づけて叫び、そのまま自身のジュウソルウォッチにかざすと、二人のジュウソルウォッチからそれぞれのシンジュウを模した光が出現。
そのまま心咲と紫夜の元へ向かった光を肉体に纏った二人は、ジュウピンクとジュウパープルへと変身完了するのだった。
今回はサブタイトル通りに賭けなかった感じになっており、ご不満な方は申し訳ございません。