そちらもご了承してくだされば幸いです。
「ばぁっくしょん!?」
「ぐっしょん!?」
「もうやだぁ~!! 鼻水も涙もとまらなぁ、ゴホォゴホォ!?」
龍華と狐珀がいた公園近くの街では、既に花粉ブルートが巻き散らかした花粉の影響で女性達はくしゃみだけでなく、鼻水と涙も止まらない状況になり、中には咳き込みも止まらない者もいた。
「フンフンフ~ン!! オイラの花粉はそん所そこらの花粉とはレベルが違うフン!! 女達は皆、オイラの花粉で鼻水と涙を流し続けるフ~ン!!」
「いやレベルが違うにもほどがあっばっくょん!? これじゃ私らも巻き添え食らいっぱなしだってばっくしょん!?」
その光景を見て喜ぶ花粉ブルートに対し、マスクをしても鼻水と涙が止まらないデリィは思わずツッコみ、ブルート戦闘員達もまともに戦える状況ではなかった。
「見つけた!? って何アレ!?」
「あの見た目に出てるアレ……そしてこの状況、あんた花粉ブルートだろう!?」
そんな中で狐珀を除いたジュウソルジャー八人がやって来、それと同時に花粉ブルートを見て恋が驚き、橙香も指さしながら問うた。
「フフン!? お前達がジュウソルジャーフンね!? お前達もオイラの花粉にやられて鼻水&涙まみれになるでっ!? フゥン!?」
そんなジュウソルジャー八人を見て言った花粉ブルートが言いかけた直後、何処からかともなく銃撃が放たれ、それを食らい思わず倒れる花粉ブルート。
「あいにくそう言われてはい分かりましたって言う程、私達はおりこうさんじゃないんでな。」
「狐珀さん!?」
「いやおりこうさんだったとしても、花粉症にはなりたくないけどね!?」
銃撃を放った……ジュウトリンガーを持った狐珀がやって来たのを見て紫夜が声を上げた後、その狐珀が言った事にツッコむ美杏。
「とにかく!? 早い所やっつけましょう!?」
「だな……モタモタしてる間に花粉症にでもなったらキツイしな!?」
『獣魂チェンジ!!』
【チェンジ!! ジュウソルジャー!!】
そう言った恋にエミルも頷きながら言った後、恋達は右手に持ったジュウソルフォンを口元に近づけて叫んだ後にそれぞれのジュウソルウォッチにかざす。
九人のジュウソルウォッチから九人のシンジュウを模した光が上空に出現した後にその光は恋達の元へ降り、その光を肉体に纏った恋達はジュウソルジャーへと変身したのだった。
「紅蓮の赤狼!! ジュウレッドォ!!」
「愛の不死鳥……ジュウピンク!!」
「高潔なる海帝……ジュウブルー!!」
「神速の女豹!! ジュウイエロー!!」
「深緑の賢者……ジュウグリーン!!」
「幻影の海姫!! ジュウパープル!!」
「橙角の剛牛!! ジュウオレンジ!!」
「金色の騎士馬……ジュウゴールド!!」
「獣魂戦隊!!」
『ジュウソルジャー!!』
何時もの通りの名乗りを終え、最後に全員で声を上げるジュウソルジャーだった。
「戦闘員!! 行くでフン!!」
『っ!!……………』
それを見た後に花粉ブルートはブルート戦闘員達に命じ、それにジュウソルジャー九人は構えたのだが、何時もは襲い掛かって来るであろうブルート戦闘員達の動きが無かった。
「あ、アレ!? お前達どうしたでフン!?」
「ばぁっくしょん!? どうしたもこうしたもばぁっくしょん!? こんなくしゃみばっかりしてたらうごけるものも動けないってのばぁくっしょん!?」
『ギィッション!!』
それに動揺する花粉ブルートに対してデリィがくしゃみ混じりで言った隣で、ブルート戦闘員達もくしゃみが止まらないでいた。
「あぁもうダメ!! 花粉ブルートばっくょん!? ここはお前一人で何とかしてばっくしょん!? 行くぞお前らっぐっしょん!?」
「えぇええ!? ちょっ待っ!? えぇえええ!?」」
そんな感じで限界が来たのか、デリィはブルート戦闘員達と共に去って来、それを見て唖然となる花粉ブルートだった。
「あぁ~見捨てられちゃったな。」
「能力がヤバすぎて敵さんにも影響出るとはたまにあるけど、見捨てられるのは珍しいかも。」
「ぬぅうううう~!? こうなったら、お前達全員花粉で鼻水&涙にしてやるでフンっ!!」
その光景を見てジュウゴールドとジュウグリーンが言ったのを聞き、花粉ブルートは悔し声を鳴らしながら花粉をジュウソルジャーに向けて振るおうとした直後……
【水龍の涙!!】
「ハァアアア!!」
「フゥウウン!!」
何処からともなく大量の水が噴出され、それを食らって思わず倒れてしまう花粉ブルート。
「そんなに鼻水と涙まみれが見たいなら、お前がなってろ。」
「っ!? ドラゴン!?」
「お前……」
その大量の水をジュウドラブレスから出したジュウドラゴンが話ながら現れ、それを見て驚くジュウピンクと睨むジュウパープル。
「んぅううう!? だったらお前からフン!! 食らえ、花粉ボール!!」
【風龍の羽ばたき!!】
「フン!!」
「フゥウウン!?」
ジュウドラゴンを見、花粉ブルートは叫びながら花粉を集めて作られたボールをジュウドラゴンに向けて放つが、ジュウドラゴンは冷静にジュウドラブレスの上顎部分を4回押した後、右脚での回し蹴りを振るっての強力な突風で花粉ボールを花粉ブルートにお返しし、それを目の部分に受けた花粉ブルートはまたも倒れてしまう。
「ギャアアアア!? 自分の花粉で何も見えないフゥウウン!?」
「っ!? 皆、一気に片付けるぞ!?」
『は、はい(おう)(あぁ)!!』
【コール!! ホーク!!】
目に自身の花粉が当たった事に苦しむ花粉ブルートを見たジュウブラックの掛け声にジュウレッド達は頷いた後、全員ホークジュウソルリングを用いてジュウトリンガーを召喚した後……
【チャージ!! ウルフ!!】
【チャージ!! フェニックス!!】
【チャージ!! シャーク!!】
【チャージ!! レオパード!!】
【チャージ!! ゴリラ!!】
【チャージ!! ドルフィン!!】
【チャージ!! ブル!!】
【チャージ!! ホース!!】
ジュウトリンガー上部にジュウソルウォッチを当て、それぞれのシンジュウの力をチャージさせた後、起き上がろうとした花粉ブルートに銃口を向けた直後、
『ジュウトリンガー!! ナインチャージショットォ!!』
「フゥウウウン!?」
ジュウソルジャー九人による同時チャージ攻撃が放たれて一つの強力なエネルギー弾となり、それを食らった花粉ブルートはぶっ飛んで倒れた後……
「か、花粉へのケアは……怠らないように……フゥウウン!!」
身体を少し起こした花粉ブルートはそう言った後、また倒れて爆散したのだった。
「……………」
花粉ブルートが倒されたのを確認したジュウドラゴンはメットを外した龍華の素顔を晒した後、同じようにメットを外したジュウソルジャーの面々を見た後に去って行った。
「っ……………」
それに気づいたのか、心咲は去って行く龍華の背中を見て、どこか悲し気な顔を浮かべた。
―――――――
その頃ブルート要塞内にあるプロフェッサーJの研究室では、そのプロフェッサーJが何かを調べ、その結果を見ていた。
そこにはダルフが摂取したジュウドラゴン……龍華の血のだった。
「ヌゥフッフッフッフッフ!! やはりか、やはりあの女……って事はジュウピンクも……ヌッフッフッフッフ……ヌゥッハッハッハッ!!」
その結果を見て何かに納得したのか、プロフェッサーJは高らかに不気味な笑いを上げたのだった。
今回は色々雑な部分が多かったので、次回は気を付けます。
こんな感じが続きますが、よろしくしてくだされば幸いです。
失礼いたしました。