※この作品はR-18です。

獣魂戦隊ジュウソルジャーアナザーストーリー   作:XW

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 またしても前回から間が大きく開いてしまい申し訳ありません。
 毎度ながら書くタイミングとか色々出来なかったりで遅れてしまいました。
 また今回は、どちらかと言うと話重視? な感じになってますので、戦闘部分は短めかと思います。
 それでも良ければ、ご覧になって見てください。
 それでは、どうぞ。


第十七話 契約した想い
Aパート


 

「それで緑子さん……ママの容体は?」

 

《呼吸も安定してるし身体の方は問題ないけど……後は心の問題って所かな?》

 

「そう……ですか。」

 

 蒼宮家の自宅……その一室に現在住まわせてもらっている心咲は、ジュウソルフォンで緑子と電話しており、その緑子の返答を聞いて俯いていた。

 現在緑子は桜間家の屋敷に来ているらしく、そこで今だ目が覚めない千咲の検査をしていたらしい。

 

《そうだ心咲ちゃん。心咲ちゃんの方はどうなの? 最近色々あったから心配でさ、》

 

「私ですか? 私は……よく分からないですね。」

 

《そう……何か気になる事があったら私か研奈ちゃんに何時でも相談しなさいよ。それと、瑞波ちゃんと紫夜ちゃんにも、心配かけたくないって相談もしないとかなしよ?》

 

「わ、分かりました……」

 

 緑子の電話の話を聞いて心咲は首を傾げながら言い、それを聞いて言った緑子の話に頷いた後、ジュウソルフォンの電話を切った。

 

「ハァ……何て言うか、思った以上に皆に心配されてるな。」

 

 そう呟きながら布団の上に倒れた心咲は、これまでの事だけでなく、龍華から聞いた言葉を思い出していた。

 

(私はプロフェッサーJがママを犯した事で産まれた子……って事は私は、ブルートのトップの娘……敵の娘って事になる。)

「そんな私に……誰かを、平和を愛する事なんて……許されるのかな?」

 

 思い出した際に考えた後、口でそう呟いた直後だった。

 

「っ!! い、今のは……」

 

 突然肉体……更に脳部分に激痛が走ったのに驚いた心咲は上半身を起こし、その痛みに驚きながら呟いた。

 

――――――

 

「ねぇ~ヴァイバス様ぁ~最近のJ様の様子どう思いますぅ?」

 

「どうって……最近は結構上機嫌よね?」

 

 翌日、とあるビルの屋上にて寝転びながら聞いたデリィの問いに対し、ちょうど居たヴァイバスは顎に手を添えながら答えた。

 

「そうなんッスよねぇ~なんか不気味って思うくらい上機嫌って言うか……妄想でシコりまくっているって言うか……」

 

「本当よねぇ~欲求不満だったら私でも犯したら良いのに。」

 

「それ、単にヴァイバス様が犯されたいっておもってるだけでしょ?」

 

「あら? バレたかしら。」

 

「バレバレッス。」

 

 身体を起こして言ったデリィの話にヴァイバスは身体をうねらせながら言い、その話を聞いてジト目になりながら言ったデリィにヴァイバスは笑みを浮かべながら言い、それを聞いて呆れ気味に言うデリィ。

 

「でもそうね……もし原因があったとしたら、ダルフにジュウドラゴンの血を摂取してもらった事かしらね?」

 

「あぁチョコレートブルートの時の? あの乳デカ龍女、ダルフ様相手にも引けを取らないって言うか、五体満足だったみたいって言うか、何なんすかね?」

 

「まぁダルフ自身が本気を出してないってのもあるけどね……まっ、その内分かるでしょ?」

 

 ヴァイバスの話を聞いてデリィが首を傾げながら言い、それに答えながらこの場から去ろうとするヴァイバスは……

 

「とりあえず私達は、今まで通りにブルート怪人使って好き勝手するだけよ。じゃあ、後は頼んだわよ~。」

 

「任せるフィッシング!!」

 

 そう言って去って行ったヴァイバスに頷きながら現れたのは、角部分が釣り針の形に、目の部分が釣り竿のリールになっており、右手が釣り竿となっているブルート怪人だった。

 

「えっともしかしてお前は……フィッシングブルート? まぁ毎度の事だから釣るのは………」

 

「当然、魚とかじゃないフィッシング!! もっと素敵なものフィッシング!! 後フィッシングブルートじゃなくて、釣り竿ブルートだフィッシング!!」

 

「いや分かりづらい!?」

 

 そのブルート怪人……釣り竿ブルートを見て聞いたデリィに答えながら言った釣り竿ブルートに対し、思わずツッコむデリィだった。

 

――――――

 

「う~ん、今の所身体に異常は見当たらないかな?」

 

「そ、そうですか……」

 

 その頃アルテミスの医務室では、心咲の身体検査を見て言った研奈にそう呟く心咲。

 どうやら今朝の謎の激痛の原因が気になったらしく、その事で研奈に調べてもらったらしい。

 

「えっと……心咲? 今は本当に大丈夫?」

 

「えっと……今のところはって言いたけど、ちょっと体が疲れが残ってる感じかな?」

 

「まぁ、ここ最近色々あったし、それが原因かも?」

 

「今日は学校も早退した方が良いかもしれないね。」

 

「……………」

 

 他の面々と共に医務室にいた恋の問いに心咲は答え、それを聞いた美杏と橙香の話を聞いて俯く心咲。

 

「それもあると思うんだけど……」

 

「んぅ? 研奈、何か心当たりがあるのか?」

 

「まぁねぇ、肉体や脳に大きな激痛が起こった原因って……多分心咲ちゃんのジュウソウルが原因にあるんじゃないかな?」

 

『っ!?』

 

 その話を聞いて言った研奈にエミルが問い、その問いに答えた研奈の話を聞いて驚く面々。

 

「心咲のジュウソウルが原因って……それって一体どう言う事ですか?!」

 

「おぉおお!? 紫夜落ち着け!?」

 

「まぁ気になる気持ちは分からんでもないが……」

 

 研奈の話を聞いて紫夜は問い詰め、そんな紫夜を落ち着かせようとする狐珀の隣で言う瑞波。

 

「……皆は覚えてるだろうけど、ジュウソウルはジュウストーンに秘められシンジュウに強い想いと願いを認められて、契約した者の肉体に生成されるの。」

 

 研奈の話出した事に恋達が頷く中、研奈はそのまま話し続けた。

 

「でもその契約した時の想いや感情に背くとジュウソウルは弱まって最終的に消滅、おまけに肉体や脳に大きな負担がかかるの。」

 

「えっ!? そうなの!?」

 

「それは……すみません知りませんでした。」

 

「お前ら……」

 

 研奈の話を聞いて美杏と橙香は驚き、そんな二人に思わず呆れるエミル。

 

「……ちょっと待て。って事は心咲の脳などに激痛が起こったのはまさか!?」

 

「あぁ、まだジュウソウル自体は消滅してない見たい。でももし心咲ちゃんの激痛とジュウソウルが関係しているとしたら……」

 

「しているとしたら……」

 

「心咲ちゃんが少しでも、もしくは……自分が契約した時の想いに背きだしてる前兆……かもしれないって事かな。」

 

『…………………』

 

 狐珀の考えに研奈は答えた後、心咲に向けて言い、そんな研奈の話を聞いて、恋達は黙るしかなかった。

 

「………………」

 

「心咲………」

 

 その中で特にショックだったのか、俯いてた心咲を見て、ただ名前を呟くしかなかった紫夜。

 

――――――

 

「ハァ…………」

 

 十桜学園の屋上にて、心咲は物陰に座り込みながら大きなため息を吐いていた。

 原因は言うまでもなく昨夜の自分が考えていた事、そして先ほどの研奈の話だった。

 

(私が平和を愛する事に疑念を抱いたから、ジュウソウルが警告……いや、怒ったのかな? もしこのまま私が契約した時の想いに背き続けたら……)

「いっそ……その方が良い、」

 

 そう考えながら呟きかけた直後だった。

 

「それ以上言ったら、また脳痛くなるぞ?」

 

「っ、紫夜……」

 

 そう言って心咲の言葉を止めた紫夜を見、思わず驚く心咲。

 

「………心咲。私は昨日、心咲が何を思ってたとか、何考えてたか分からない……分からないけどさ、自分がジュウソルジャーになった際に想った事には、裏切って欲しくない。」

 

「想った事に……裏切る……」

 

「それは自分自身を裏切る事と一緒だから……私も難しい事はよく分からないけど、その……そんな事になって心咲が後悔したり、悲しんでほしくないから……」

 

「…………紫夜、私ね、」

 

 紫夜の話を聞いて心咲が呟き、そんな心咲に頭を掻いて頬を少し赤らめながら言った紫夜を見て、少し俯きながら考えた心咲が言おうとした直後……

 

「ひゃ!?」

 

「っ!? どうした!?」

 

 背中に何かが入った事のを感じた心咲が声を上げたのを見て紫夜が驚きながら聞いたのも束の間、その何かは心咲の背中を通りながら抜けていった。

 

「一体何だったの……って!?」

 

「あ、アレはまさか!?」

 

 そう呟きながら心咲が後ろを振り返った直後、顔を赤らめた紫夜と一緒に見たのは、心咲が着けてたであろうかなり大きめなブラが釣り糸に釣られて何処かに行く光景だった。

 

「えぇええ!? もしかしなくてもアレって!?」

 

「私の下着!? ま、待ってぇえええ!?」

 

 驚きながら言った紫夜に答えながら、心咲は顔を真っ赤にしながらその後を追いかけ始めた。

 

(…………結構可愛げのあるブラだったな。)

 

 っと、そんな心咲を追いかけつつ、何処かへ行った心咲の……ピンクで小さなフリルが付いたブラを思い出して頬を赤らめる紫夜だった。

 

 




 今回の怪人はある話を思い出して考えて作った感じです。
 
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