※この作品はR-18です。

もう1人のプレイヤー   作:ハーブマン

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王国殲滅 戦争 その7

ザナックは外傷が一切ない状態で殺されていた。そのザナックの顔は普段は見せないような笑みを浮かべて、およそ死とはかけ離れた、幸せそうな表情だったという。

 

魔導国 天幕にて

 

モル「団長、あの王子にかけたのって…」

 

ディアー「第9位階魔法・瑞夢 それに死(デス)を上掛けした。ただ、それだけだよ」

 

メルがテーブルの下から生えるように顔を覗かせ、ディアーに質問する

 

メル「わざわざ瑞夢かける必要あったのー?」

 

ディアー「いいや、無いよ」

 

メル「じゃあ、なんでー?」

 

ディアーは笑みを浮かべると、遠くを見ながら言った。

 

ディアー「気に入ったんだよ。あの人間が」

 

そんな、話をしていると、ムルとミルが皆の分のお茶と茶菓子を持って天幕に入ってきた。

 

ミル「団長は優しいんですね。わざわざ良い夢を見せてあげるなんて」

 

ディアー「ん?気に入った人間だからな。少しくらい楽にいかせてやりたい」

 

メルがムルからお菓子を奪い取り、むしゃむしゃと食べているのを横目にミルと話していると、天幕から誰か覗いているのに気がついた。

俊足隊のメンバー・レンである。以前の報告でも全く話さなかったように、基本は無口な女の子なのだ。

 

ディアー「どうした?レン。俊足隊には天空の森で好きにするように、と暇を出したはずだけど、なんかあった?」

 

レンが顔を半分覗かせながらディアーに質問する。

 

レン「ディアー様…その気に入った人間と言うのは…雄?雌?どっち…?」

 

そのレンの表情は、返答次第では首を絞め殺さんとする鬼神のごとき表情だったが、ディアーに気にすることなく返答する。

 

ディアー「男だよ。随分面白いやつだったぞ。レンも会ってみたかったか?」

 

レンの強ばった表情は消え、とろけるような微笑みに変わると無言で首を横に振った。

 

レン「んーん。大丈夫。私は天空の森のメンバーとギルドメンバーの皆様方、そして…ディ、ディアー様以外とは関わる気はない…から…」

 

ディアー「ん?そうか」

 

ディアー(やっぱりあれ、もしかして俺に作用してるか?レンの設定は恥ずかしがり屋なヤンデレ。可愛いからってつけた設定だけど、俺を対象にしちまってるよな…?どうしたもんかなぁ…)

 

ディアーは過去の自分を恨みながら、レンへの対応を考えていた。その時だった、レンがビクッと跳ね、天幕の外に待機させてたウォスクが声をかけていた。

 

ウォスク「ディアー様」

 

ディアーも状況を察し、立ち上がる。

 

ディアー「来たか」

 

レン「距離50。こっちの様子をうかがってる。どうする?私が始末する?」

 

ディアー「おっ、レン。居てくれて助かったよ」

 

ディアーはレンの肩に手を置くとレンは下を向き、何も言わなくなってしまった。頭から湯気が上がっている気がするが、気のせいだろう。そういうことにしておこう。

 

ディアー「……えーっと、みんなはここにいてくれ。ウォスク、お前は少し手を貸してくれ」

 

ウォスクは跪く。

 

ウォスク「お望みとあらば」

 

ディアー「助かるよ」

 

ディアーとウォスクは天幕を後にして、森の中へと入っていく。

 

ディアー「俺の方に来たか…さて、どうやるかな?」

 

 




第9位階魔法・瑞夢
催眠魔法。敵に良い夢を見せる催眠魔法。この魔法にかけられたものは催眠状態になる。
ユグドラシルでは、この魔法にかかったものは催眠状態になる。敵にリジェネ効果をつけてしまう代わりに、この魔法に抵抗するにはかなりの抵抗力がいる。
催眠状態・1部のパッシブスキルを無効化し、催眠状態のものは行動不能になる。


いやぁー、すみません。少し寝て冷静になってみたら、作品の説明に世界征服するって書いてるやん!と思いまして、さすがにあれで終わっちゃうと詐欺になっちゃいますよね。なんで、まだまだ書いていきます!
ご心配をおかけしました!今後ともどうぞよろしくお願いします!
Byハーブマン
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