※この作品はR-18です。

もう1人のプレイヤー   作:ハーブマン

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天空の森の副ギルドマスター

ディアー「実は数日前の出来事で…」

 

数日前

ディアー「…終わっちゃうのか…ユグドラシル…あぁぁぁぁ!!!結局アインズ・ウール・ゴウンの誰にも会えなかったじゃないかァァァァ!!!…今からでも会いに!…いや、今から行ったところでどうするんだよ」

 

そう。何を隠そう、このディアー。アインズ・ウール・ゴウンの方々に憧れてはいたものの、結局会うのが恥ずかしくて会いに行けてなかったのである。

「出待ちとかしてたらキモイと思われるかな?」

「もしかしたら、敵プレイヤーだと思われちゃうかも?」

「突然会いに行くのも失礼だよな」

などと言い訳をし続けて、結局会いに行ってないのである。

 

ディアー「こんなことなら、レベル100になった段階で会いに行っておけばなぁー。にしても、ギルドマスターくらいログインしてくれてもいいんじゃないか?ギルドメンバーは俺を含めて8人しかいないんだけどさ!サービス終了日に俺しかログインしてないって…みんな薄情すぎない?」

 

ディアーは拳を握りしめる。手のひらから血が出らんばかりに握りしめる。ディアーも頭では分かっていた。みんなにはみんなの生活があるのだ。暇なのは自分くらいなものである。このご時世では珍しい、ホワイトな事務所に務められていたので、時間は他の人に比べればあった。

 

ディアー「最近みんなログインしてなかったから、もしかしたら…と思ったけど、ほんとに来ないとは。酷くない?最後の日ぐらい語り合おうよー」

 

23:57

 

ディアー「あー、そういえば。やっぱりこの指輪は1番苦労したよなぁー。人気のない装備の割に、作るのに必要なアイテムがユグドラシル装備史上トップクラスに難しいなんて…本当にどうかしてるよな!アハハハハ!」

 

23:58

 

ディアー「俺がみんなに作りたい!って話したら、みんな今やってるクエストをほったらかして手伝ってくれたんだっけ…けど、作成に必要な残り1つのアイテムが期間限定高難易度クエストの超低確率ドロップアイテムだって分かった途端、みんなで諦めかけてさ!けど、ここまで来たらやろう!ってギルドマスターが言ってくれて…12月25日にみんなで全力で倒しに行ったよな。あのサンタのバケモン、とんでもない威力の魔法を連発してくるんだもん!タンクの宮ネコさんがいなかったらどうなってたか…」

 

23:59

 

ディアー「…けど、そんなキツいクエストも楽しくて…なんとか時間ギリギリにやっと最後の1つがドロップして…俺が…みんなに感謝してもしきれなくて…そのおかげで……いっぱい戦えて……ウグッ…ウゥゥ…ウッ…うえぇぇ…み゛ん゛な゛…本当に…だの゛じがっだ…」

 

23:59 残り30秒

 

ディアー「………ふぅぅぅー!……本当に!楽しかった!…ありがとう!みんな!…最後に…逢いたかったよ……」

 

0:00

 

ディアー「…ほかのゲームで…きっと…いつか…!!」

 

0:01

 

ディアー「…あれ?…終わらない?…サービス終了時間って0:00だったよな?…見間違えたかな?」

 

???「いかがなされましたか?」

 

ディアー「ん?あぁ、時間が0:00を過ぎても終わらなくって…って?えぇ?!なんで喋ってるの?ウォスク」

 

ウォスク「あ、申し訳ありません。うるさかったでしょうか?」

 

ウォスクはギルド天空の森の最後の砦であるNPC、性別は男、人狼の種族である。顔は狼、服装は執事のような格好をしており、黒い手袋をはめている。ゴリゴリの接近戦タイプであり、素手での戦闘に特化している。天空の森は小さいギルドだが、天空の森の持つ大半の資産を使って作成したため、タイマンなら上位層のプレイヤーともやり合えるほどに強い。

 

ディアー「え?いや、ちょっと待てよ……もしかしてこれは!!!」

 

ウォスク「??」

 

ウォスクは自分がうるさかったと思っているため声を出さずに首を傾げている

 

ディアー「全然分からん。なんで終わらない?」

 

ウォスク「恐れながら、『終わらない』とは何がでしょうか?我々にもできる仕事ならお手伝いいたします」

 

ディアー「え?いや…ウォスクに出来ることは多分無いかな…」

 

ウォスク「そう…ですか。私が無能なばかりに、申し訳ありません」

 

ウォスクは今にも土下座しそうなくらい頭を深々と下げる。

 

ディアー「あぁ!いや!気にしないで!とりあえず、どうしようかな?」

 

メッセージが入った。外の警備に置いておいたNPCレヴィンからの連絡だ。ちなみに天空の森にはレベル100NPCは2人しかおらず、外の警備に置いているレヴィンと今ここにいるウォスクのみ。

 

レヴィン「ディアー様、ご報告したいことが」

 

ディアー「レヴィン!お前もか?!」

 

レヴィン「えぇっ?!な、何がですか?」

 

レヴィンは自分が怒られるのでは無いか、と思って明らかに動揺している

 

ディアー「あー!いや、なんでもない。続けてくれ」

 

レヴィン「あぁ、はい。えーっと、以前天空の森があった、『空の悪魔の庭(デビル・スカイ・ガーデン)』とは違う場所に転移したと思われます」

 

ディアー「え?そうなの?」

 

レヴィン「はい。以前は天空の森の近くに浮遊オブジェクトが多数存在したのですが、今では何一つ見当たりません。それに加え、以前は天空の森の警備兵の他に悪魔がいたのですが、影も形もありません。雲の上にある点は変わらないようなのですが…」

 

ディアー「んーちょっと外の様子を見に行くね。レヴィンはそのまま警備をよろしく」

 

レヴィン「はい」

 

ウォスク「お1人で?!危険では?」

 

ディアー「ウォスク、俺はそう簡単にやられないよ?」

 

ウォスク「…分かりました。何かあったらご連絡ください。すぐに駆けつけます。」

 

ディアー「はーい。いってきまーす」

 

ウォスク「行ってらっしゃいませ」

 

 

 

ディアー「何が起こっている?とりあえず、地上の様子を見に行かなくては」

 

ディアー「ん?あれは?!」

 

ディアーが降り立った先は、カッツェ平野だった。そして、そのカッツェ平野では、王国対帝国のアインズが魔法を放つ。その瞬間だった。

 

ディアー「超位魔法?!やばい!!」

 

アインズ「黒き豊穣への貢ぎ(イア・シュブニ・グラス)!」

 

ディアー「…ん?イア・シュブニ・グラス?…」

 

数分後

 

ディアー「お?えぇぇぇぇ!!!すげぇぇぇ!5体!5体だ!へぇぇぇー!5体なんて初めて見たなぁ。これユグドラシル史上最高記録なんじゃないか?あの人やるなぁ。遠目からじゃよく分からないけど、装備もいいもの付けてるし、かなり強そう…ん?黒いローブ、左右についた大きな角…まさか…」

 

 

それからディアーはこの世界のことについて調べた。この世界の情勢、その世界での一般的な強さ、そして最近分かった

 

「アインズ・ウール・ゴウン」という者の存在

 

そして、現在に至る

 

続く




短くするなんて言いながら、もっと長くなってしまいました。夢中になって書いてたらいつの間にか…ほんとにすいません。多分、今後もこんな感じで長くなると思います。
ご了承くださいm(_ _)m
Byハーブマン
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