ディアー「え?ヴァンパイアを精神支配?」
疑問がいくつも浮かんでいるようだ
アインズ「えぇ、何か心当たりはありませんか?」
ディアーのこの世界に来た時の話が本当なら、まずシャルティアを精神支配することは不可能である。
ディアーがこちら側に来たのはシャルティアが精神支配された後である為、時間的に有り得ないのだ。
だが、一応聞いておかねばならない。ディアーの話が嘘である可能性もあるからである。
ディアー「いやいや!してないし、出来ないですよ!ヴァンパイアに精神支配なんて…ワールドアイテムでも使わない限り無理じゃないですか?」
してないと聞いてアインズは心の底からホッとする。
―表情は変わらないが―
アインズからしてもやっと現れた同じ境遇を持つ者なのだ。出来るだけやり合いたくは無い。
ディアー「どうしてそんな質問を?」
アインズはディアーに対し、事情を話した。ディアーは話が進むにつれて、段々と怒りが顕(あらわ)になる。明らかに空気が重々しい。
ディアー「そんな…そんなことがッ!…アインズ・ウール・ゴウンに手を出すなんて!絶対に許さねぇ!」
ドゴッ!!
ディアーは自分が叩いた机の音にビックリして冷静になった。
アインズはそんな様子を見て驚きと同時に感動と似たものを感じていた。自分のギルドでもないのにここまで怒ってくれると言うのは、何処か気恥ずかしく、嬉しいものだったからだ。
ディアー「あっ…すみません。取り乱しました…」
アインズ「いえいえ、お気になさらず。私事なのに、親身に考えてくれて嬉しいです」
アインズはこの時、確信した。この人物は信用にあたる者だと。ここまでで怪しい点は無し、そしてアインズ・ウール・ゴウンをここまで気にかけてくれている。ここまで気にかけてくれているのに、いつまでも疑う方が失礼だろう、と
アインズ「ディアーさん、先程の件ですが、少し追加して欲しいお願いがあるのですが」
ディアー「はい?なんでしょう?」
アインズ「今回の作戦の協力に加え、ギルド同盟を結んでは頂けないでしょうか?」
ギルド同盟とは
複数のギルドが協力関係になることである。基本的には実力が互角同士のギルドがより強いギルドから自分達の身を守る為であったり、難しいレイドをクリアするために一時的に結ぶものだ。
つまり、アインズはディアーのギルドと対等な協力関係を結びたいと考えているのである。
ディアー「…えーっと、はい?」
ディアーは思考が追いついていないようで、FXで有り金を溶かした時のような顔をしている。
アインズ「いえ、ですから、ギルド同盟を…」
ディアー「…いやいやいや!ギルド同盟?!うちにそんな戦力ありませんけど?!戦力で言ったらアインズ・ウール・ゴウンの10分の1以下ですよ?!有り得ない有り得ない!
いや…えぇ?いいん…ですか?」
ディアーは散々取り乱した後、覗き込むようにして聞いてきた
アインズ「えぇ!もちろん!お願いします!」
アインズは表情で伝わらない分、声に気持ちを乗せて返す
ディアー「…分かりました。微力ながら、お手伝いさせて頂きます!」
アインズ「では、さっそく!同盟を組んだのですから、硬っ苦しい敬語はやめにしませんか?我々は対等な関係なのですから、もっと軽い感じで…ね?」
ディアーは一瞬、世界が終わった時ぐらいの青ざめ方をしたが、すぐに正気を取り戻した
ディアー「分かりました。よろしくお願いします。アインズさん」
まだ少し硬いが、そのうち慣れて貰うとしよう
アインズ「はい!よろしくお願いしますね!ディアーさん!」
ギルド同盟を組んだアインズ・ウール・ゴウンと天空の森
ここから、本格的な王国殲滅が始まる
すみません!テスト期間に入ってしまって投稿できませんでした!これから少しづつ投稿していくつもりですので、暖かい目で見守っていただけると幸いです。
Byハーブマン