ディアーにヴァンパイアに精神支配したかの確認と王国殲滅について話している間に、アルベドは王国への宣戦布告を終えてナザリックに帰還した
これからアルベド、デミウルゴス、アインズ、ディアーを含めた王国殲滅に向けての会議が行われる
アインズ「ではまず、私の勝手な行動に謝罪させてくれ。本当にすまない」
アインズはナザリックの管理を任せている2人に、頭を深々と下げて勝手にギルド同盟をしたことへの謝罪をしていた。
アルベド「あ、アインズ様?!頭をお上げください!アインズ様!」
デミウルゴス「我々に頭をお下げになるなど…アインズ様!どうか!」
2人は悲鳴にも似た声でアインズへ訴える
アルベド「で、デミウルゴス!アインズ様の頭をお上げして!」
デミウルゴス「無茶を言わないでください!」
そして、アインズはこんなにも慌てる2人を見て少し新鮮さを覚えていた
アインズ「私の謝罪を受け入れてくれたこと、感謝する」
アインズが頭を上げたことにホッとして2人は喋り出す
アルベド「感謝など必要ありません」
デミウルゴス「その通りです!アインズの成されること全てが正義であり、正しきことなのです。我々にそれを咎める気など毛頭ありません」
2人の異常なほどの忠誠心に狼狽えながらもアインズは平静を保とうと気丈に振る舞う
アインズ「いや、私が全て正しいという考えはどうにかして欲しいのだが…ゴホン、まぁいい。では単刀直入に聞く。2人は王国殲滅をどのように進めるべきだと思う?」
アインズ(正直、こういう大事な計画は俺じゃなくてデミウルゴス達に任せた方がいいし、2人の意見を聞いてから俺も乗っかることにしよう)
アインズは何も考えていないことがバレるのでは無いかとヒヤヒヤしながら2人の様子を伺う
デミウルゴス「アインズ様、申し訳ありません。その前に、この無能の身にその方の実力についてお教え願えます。その方の実力によって計画を組み立てる必要がありますので…」
アインズは自分が何も知らないことに焦りを感じながら、ディアーに質問する
アインズ「あぁ、そうだな。すまないがディアーさん、実力について2人に説明して貰えないだろうか?」
アインズ(俺も聞いておきたいし)
ディアーは突然話を振られて少し慌てながらも冷静に返す
ディアー「えっ?あぁ、えっと、はい。私のステータスですね。実はお恥ずかしい話、ネタビルドでして…」
デミウルゴスが少し恥ずかしそうで、申し訳なさそうな顔で話す
デミウルゴス「ねた…びるど?…アルベド、『ねたびるど』という言葉に聞き覚えは?」
アルベド「ごめんなさい。私も初めて聞く言葉だわ。えっと、それはどういったものなのでしょう?」
アルベドも自分の無知を恥じるかのように聞いてきた。アインズに自分の無知をさらけ出すのが恥ずかしいようだ。
しかし、アインズはそんなことは気にも止めず目を輝かせていた───目玉はないのだが───
アインズ「えっ?!そうなn…ゴホン。あぁ、そうでしたね。私と同じです。私もネタビルドですから、お揃いですね」
この時、デミウルゴスとアルベドに雷が落ちたかのような衝撃が走った
デミウルゴス(アインズ様とこの者が一緒?先程された説明では確か、ナザリックよりもずっと小さなギルドの副ギルドマスターだと聞いていたのだが…まさか、この者が私の知らない『ねたびるど』と言う、アインズ様と同じものを持っていると言うのか。なるほど、『ねたびるど』が何かは知らないが、アインズ様のあのお喜びよう…さぞかし貴重な力なのでしょう。アインズ様がナザリックよりもずっと弱いギルドと手を組む理由の一端が分かりましたよ。)
アルベド(あ、あ、あ、アインズ様とお、お、お、お揃い?!わ、私も!アインズ様に『お揃いだな…アルベド』とか言われてみたいぃぃぃぃー!!!今度ペアルックのアクセサリーとか作ったらアインズ様はつけてくれるかしら…)
2人は別々の理由で衝撃を受けたようだが、それを知る術はディアーとアインズには無い。
アインズ「では、次に詳しいステータスを教えてくれますか?」
ディアー「はい。私は幻術に特化した魔法詠唱師です。敵を翻弄するのは得意なんですが、如何せん決定打に欠ける構築でして…一応、味方のサポートも出来ます」
アインズは更に目を輝かせながら話す
アインズ「へぇー!珍しいこうちk…いや、やはり何度聞いても素晴らしい。幻術に特化した魔法詠唱師の存在は知っていましたが、必須となる装備があまりにも作るのが難しいということで人気がなかった構築ですよね」
デミウルゴス「では、それを基盤に考えていきましょう」
それから会議は進み、最終的にディアーの仕事はこちら側に引き入れた優秀な貴族達以外の周辺の貴族領を殲滅することになった。
王国に勘づかれずに貴族領を殲滅するとなると、ディアーの幻術が必要だと考えられたからである。
数日後
…
…
…
森にある1本の木の上から貴族領を見下ろして、鹿の頭をした大きな怪物は口角を引き裂けるかと思うほどに吊り上げる。
その顔はまるで、これから母親に褒められるために頑張る子供のような…無邪気で、純粋な笑顔だった。
ディアー「じゃあ…始めるかぁ?…ウクククッ…ヒヒッ」
今回はくがね先生リスペクトで、皆さんにこの作品をより理解していただきたいと思い、ちょっとした後書きを加えます。興味のある方は是非ご覧ください
天空の森の保有するワールドアイテムについて
現在の保有数・2つ
(以前は3つあったが、1つは使われた)
1つ・キュクロプスの贈り物
現在はギルドの防衛に使われている
ワールドアイテムを保有していながらも、弱小ギルドである天空の森がこれまで存続し続けられたのもこのワールドアイテムのおかげである。
2つ目・悪魔王の契約書
ディアーがたまたま手に入れたワールドアイテム
入手方法は天使系モンスターが関連している。
そして、ギルド・天空の森を創設出来たのも、この悪魔王の契約書があったからである(悪魔王の契約書の真の能力によるものでは無い)。
もっと詳しく知りたい方がいれば感想にてご希望ください。
読んでいただきありがとうございました。次の話は貴族領殲滅になります!
Byハーブマン