エロトラップダンジョンの触手として転生した俺。いつか女神も調教すると誓い、今日もアクメ潮を浴びる。 作:夏之 夾竹桃
物心ついたときから、私は孤児として生きていた。今までそうだったようにゴミ箱をあさり、死ぬ気で生きていた。そんな私を拾ってくれた人がいる………それが教会のシスターさんだった。名前はアリア。街の外れにある小屋で私達は暮らすことになった。12歳になった年のこと、私はアリアに恋情を抱いていることに気がついた………知っているさ、それがタブーなことくらい。それでも………毎夜彼女を想い私は自慰にふけった。だけど、そんなことをしていたんだ。その生活は長くは続かなかったよ。ある日、アリアの名前を呼び絶頂したところを彼女に見られた。欲に溺れた私を彼女は軽蔑した。冷ややかな目線、冷淡な暴言、冷酷な態度………そして私はこの家を閉め出された。
過去最高の興奮だった。すぐに小屋の裏手の森に走った。我慢が出来なかった。野外という解放された環境下。それさえも私を更に駆り立てたんだ。漏らしたように体液が太ももを伝っていた。準備は整っていたんだ。
秘裂を露出させ、指でまさぐる。あの瞳を想いながら指を動かす。彼女の一言一句、一挙手一投足を思い浮かべる度に体が疼き、更なる快感を、刺激を欲するようになる。
ガクガクと足が震え、腰が抜け木にもたれかけ自慰をし続けながら私はそこで一度失禁した。何もかもが濡れていく………気持ちの悪い暖かさがゾクゾクと私を駆り立てる。必死だった………快楽を求めることに従順だった。なにも考えられなくなり………一点を見つめ唾液を垂らす。その光景は異様だっただろうさ………。
その絶頂は、今までで最も耽美なものだった。12歳にして背徳を悟った………自分の意思に反して迸るその液体。くらくらとする視界。死に近づいた瞬間でもあったのだろう。事実、私が見つかったときには脱水状態を、起こしていたという。
真っ当に生きてきたと………自負など出来ない。だが………アリアが死んだと聞いたとき………私は本気で泣いた。何でも………流行りの殺人鬼に殺されたのだそうだ。そして決意した………私が生き返らせようと。私がダンジョンを攻略したところで女神になど成れるとは到底思っていない………だが………1度も男と交わったことがないという観点で見れば或いはと………そう思ってしまったのだ。
「と、言うのが私がこのダンジョンに来た理由だ。」
『………悪かったな。なんか。』
「なぜ謝る。お前はお前の役割を全うしたんだろ?」
『いいや………そうじゃない。』
そう、そうじゃないのだ。願いを叶えたところで………女神には成れない。存在だけが語られる存在………それ即ち、死と同義である。地面に仰向けになった彼女を見る………未だに呼吸が荒い。
「変わった奴だな………。」
『これでも、元人間なんでな。』
「なっ………そうなのか。だったら私と同じだな………。」
『と、言うと?』
「背徳を犯した者は悪魔になる………そんな話をアリアから口酸っぱくされていてな………。」
『なるほどな………。』
と、言うか真正のマゾヒストではあるみたいだけど話は出来るみたいなんだよな。
「嗚呼………これでまた生きる意味を失ったと言うことだよ。」
『………酷な話だと思うが聞いてくれないだろうか。』
「私を犯した癖にかしこまってどうした。」
『………ダンジョンを攻略したところで女神には成れない。』
彼女の顔がひきつった。
「………どういうことだ………?」
『願いを叶えられるというのは本当だ………だが願いを叶えた後は………。』
「………そう………か………そうだよな………都合の言い話だとは思っていたがな………。」
『だから………悪かった………。』
「いいさ………最初から、どうすることだって出来ないんだろうから………はぁ………私は………どこに帰ればいいんだか………。」
なぜかその言葉を聞いたとたん、チャンスだと思った。俺のなかに存在する、どす黒いなにかがそう語り書けてきた。簡単に弱みに漬け込み、欲を娯楽に利用する………正しく本物の悪魔のような俺が………。
『………なら、俺の眷属に成らないか?』
「突拍子もないこと言うのね………。」
『まぁ、居場所がないならって話だ。それに………もう悪魔なら、大して変わらないだろ?』
「………ははっ…言えてる。良いかもね………悪魔も。」
『同意と捉えていいか?』
「………あぁ、構わないさ。どうせ私の体は犯されることを望んでる………疼いてるんだよ。今も。」
『やっぱり………とんだ変態だな。』
触手の先に魔力を込める。書いたこともないはずなのに………なぜか解る。彼女の下腹部にリリスの紋章を刻んでいく。
「んっ………くっ………。」
あぁ………解らない。このどす黒いものがなんなのか………俺はまだ知らない。
「あっ………あぁ!!」
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「はぁ………はぁ………これで私も、悪魔か………。」
刻まれた紋章を撫でる………先ほどまでの病的なまでの性欲に対する執着は少し落ち着いたようだった。そうして………その触手を見上げる。その瞬間私は………紛れもない恐怖を感じた。先ほどまでは抱かなかった感情………畏怖にも近しい。眷属になった代償?いや違う。もっと根本的な種としての恐怖。正しく………大罪の王………。
「あ………あ………。」
『どうかしたか?』
「………い、いえ。なにも。」
気のせい………ではないはずだ。確実にあの一瞬………雰囲気が変わった。あれは………言及してはいけないものの気がする。どうしてかは解らないけど………そんな気がするのだった。