エロトラップダンジョンの触手として転生した俺。いつか女神も調教すると誓い、今日もアクメ潮を浴びる。 作:夏之 夾竹桃
―――――魔界、大罪の王の古城。アスモデウスの死より1000年以上が経過した今尚彼の魔力によって完全な形を保っている。魔界には現在、主要な悪魔がほとんどいない状況だ。それもこれもアスモデウスが言いはなったあの言葉が原因………そのくせして等の本人は死んでしまった………まったく、どう落とし前を突けるんだろうか。俺の知ったことじゃ無いが、あのアスモデウスのことだ………存在は生きてるだろうよ。
そんな古城の前で俺は声をかけられた。
「メフィストフェレス、そろそろだ。」
「何?もうそんな時間か………。」
「あの方の存在が惜しいか?」
「いいや、どう落とし前を突けてくれるかと思ってな。」
「ハッ、言えてるな。堕天した女神ども、大罪を司る方々………ましてや悪魔の母までも………あの方の一言で人間界に行ってしまった………まったく、あれらの考えることは理解できん。」
「根本的に人間になりたいと言うその思考が、我々には理解できないと言うまでだ、ブエル。さて………話の続きは生き残っていたらでいいか?」
「構わんよ………。」
壊れぬ砦………我々の最後の戦線である。突破されれば残った魔界が吹き飛ぶ………にしても難儀な奴だな………あいつも。
「目標ウリエル………耐え抜け!!かの王が復活するその時まで!!」
ブエルが城内の配下に向け啖呵を切る。彼の配下は日に日に少なくなっていく………ブエルの治癒能力を持ってしてもあの炎は………癒しきれないか。にしても………お前の方じゃないか、アスモデウスを惜しんでいるのは。その火球と対峙しながら、俺はそんなことを思うのだった。
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―――――リリスのダンジョン、最下層。
「あ………。」
その子はどうも、俺に怯えているようであった。
「どうかしたのか?」
「い、いえ、なにも。」
なにもないとは思えなかったが………まぁいいか。
「そういえば、名前は何て言うんだ?」
「あ、あぁ、ソフィアよ………。」
どことなく、先程よりぎこちない。
「………俺が怖いのか?」
「………いいえと言ったら嘘になるわ………根本的な恐怖を感じた………。」
「まぁ、普通そうだよな。」
まぁ………触手って普通怖いよな。生理的嫌悪感もある
………今の俺そう言う存在な訳だけど。それともあれかな、隷属になったことによる上下関係とか?いやいや、この紋章はあくまでリリスの紋章。俺の紋章じゃ………あ?俺の紋章?俺はあくまでもなんでもないんだから紋章を持っているわけ………。
いいや、ある。解る。俺には紋章がある。記憶は不鮮明だが持っている。それは確かだ。
「………また………。」
「どうかしたか?」
「いえ………あなたはまるで………2人いるみたい。さっきまでの穏やかな空気と、相反する圧倒的王者の空気………あなたはいったい………名前はあるの………?」
俺の名前………そうだここに来てから触手としか呼ばれなかったけど俺の名前………なんだっけ………俺の名前………嗚呼、思い出してきたな………。
「俺は………俺の名前は、アスモデウスだ………。」
脈動を感じる………嗚呼そうだ思い出した………気がする。
「アスモデウスってまさか………。」
「いや、解んないな。前世が物凄い厨二病で勝手に名乗ってた可能性がある。」
そうだよな、あの国でアスモデウスって名前はない気がする。
「だとしたら完全に痛い奴ね………。」
「お恥ずかしい限りで………。」
「それでも、雰囲気が違うのは確かなのよね………。」
そうは言われてもと言う奴である………正直な話俺にも解らない。名前も忘れた………だけどあの酷い生活は覚えている。あぁ、なんか悲しくなってきたな。人間態が恋しいよ………。