エロトラップダンジョンの触手として転生した俺。いつか女神も調教すると誓い、今日もアクメ潮を浴びる。 作:夏之 夾竹桃
あれから………私は屋敷から一歩も出ていない。プライド云々ではない。単純な恐怖だ。あれから一度もイッてない。ヤツは見ているのだ………私のことを………監視している。結局………3つ目の改造は何だったのか、私にはわからない。何も起きないならそれでいいのだが、ヤツは………あの悪魔はそんな温い存在じゃないのは知っている。
『いやはや………一週間も引きこもりとは、相当俺のことが怖いらしいな。』
「!」
『まぁ、そう驚くなよ。そそのかしに来ただけだ。』
「な、なんだって………?」
『そそのかすのは悪魔の性分だろ?』
「………私はもう二度と、屈しない………!」
『おお、メンタルボロボロになったかと思えば案外そんなでもなかったんだな。』
そんな軽口を叩いている。もともと負けん気だけは強かった………恐怖はある。だがそれはヤツに対するものでなく、外で自分の意志と関係なく絶頂してしまうことに対してだ。やはり、ヤツは一度切らないと私の気が収まらないのだ。
「お前を切るまではな………決して折れん。」
『ほう………吠えるね。じゃあ………これから10分間、快楽の蓄積を解く。この10分間だけはイクことができるぞ。今までの絶頂も上乗せでな。』
「待て………お前の目的はなんだ?」
『だからラスボスとして、知名度の確保だよ。』
「知名度?」
『そう。知ってるよ。君が貴族の育ちだって言うことくらい。だから君を少し借りる。君が道端で無様にイッてくれれば俺の噂だって広がるだろうよ。なんてったって、あの箱入り娘がなんの脈絡もなしに露出プレイなんて破廉恥なことをしているんだからな。』
「ま、待て待て………それは私に………。」
『そう、快楽の蓄積を解くのは君が外に出ている10分間だけ。勿論だけど屋敷の敷地内じゃあ意味はないよ。』
「はっ、誰がそんな………。」
『知ってるぞ?毎晩、イクことができないと知っておきながら自分を慰めていたこと。』
「な!?」
顔が高潮する。独りでするのさえ………見られてたというのか。
『あのときの快楽も全部一緒だ。これまでに無いような快感を味わえるぞ。それこそ死ぬほど気持ちいいくらいのな。』
その言葉に、反応してしまう。一週間、イキたくてもイケなかった………その分の快楽も上乗せ………。
「………少しずつ消化するんじゃなかったのか?私が死なないようにするために。」
『そりゃあ、君が全然外に出ないからさ。死なないようにはするよ。さてさて、どうする?』
「………だがしかし、見つかれば………。」
『見つからないようにすればいい………路地裏だったら誰も来ない、多少潮を吹いたところでわかるわけもないだろう?』
なぜだか、その言葉に従順になってしまう。そうだ………イケるならそれでいいじゃ無いか。私だって………人間なのだから。
気がついたときには、私は街のとある路地裏に来ていた。駄目だ………興奮が抑えきれていない。既に、濡れている。息は上がり、心拍数も跳ね上がる。
『さて………あと8分ってところか。』
そんな声に聞く耳も持たず。下着に手を入れる。いやらしく水音が環境音に混じって聞こえてくる。
『誰も見てないんだから、脱いじまえばいいのに。』
………そうだ、見られていないなら構わないだろう。そうして私はショートパンツも下着も脱ぎ捨て、半裸となり一心不乱に快楽を貪り続ける。指を動かすたびに、快楽に襲われ酷く膝が震える。
「っ………ん………。」
だが、あくまでもここは外。声を聞かれてはまずい。片手で自分の口を抑え、右手は艶かしく蜜壺を漁る。
いつもは1人の空間でしていたこと。だが、ここは開放的な外という空間。道行く人たちの姿も見える。だというのに、こんなはしたない格好でオナニーをしているとなると………何故かゾクゾクと興奮する。
『案外、楽しんでるんだな。やっぱり変態だ。』
冷酷に放たれた正論が突き刺さる。だというのに、私の体は止まらない。こんなところ誰かに見られでもしたら………人生が終わってしまう。
が、そんなことはどうだっていい。ただ、イキたい。その一心で、指を動かす。建物によりかかり、愛液を垂らしながら淫乱な水音を立てる。とても貴族とは思えない………そんなこと自分でもわかっている。わかっているが………開放感が勝っていた。これほどまでの快楽を私は味わったことがない。1週間感じていなかったことが原因なのか、はたまた改造されたことが原因なのか。そんなことを考える理性など微塵もない。ただ自分の思うままに秘部を弄る。中を犯し、陰核を転がす。もはや何をしても気持ちが良かった。
『もういっそ、イッちゃうときに飛び出してみれば?』
いつしか、そんな囁きが聞こえた。それだけは駄目だ。それだけは駄目なのだが………凄く魅力的と思ってしまった自分が居た。私は、こんなにも変態だっただろうか………それとも、何か開けてはいけないものを開けてしまったのだろうか。快楽が脳内を犯し続けて思考もままならない。
「んっ………はぁ………。」
軽い喘ぎ声を響かせながら着々と準備が整っていく。時折、体全体が反応し跳ねる。どうしよう………このまま飛び出してしまうのもありかもしれない。本気でそう思った。その瞬間だった。
『………【支配】』
体が勝手に動き出す。私の意志とは関係なく、路地裏から出ようと歩き出す。
「い、いや………だ………んんっ!!」
一瞬のような、永遠のような時間だった。私の咆哮が轟き辺りの人たちに1人の少女の絶頂を告げた。液体が秘裂から迸る。自分の意志で止めることはできない。私の人生は………終わってしまった。だというのに………私は人々のその冷ややかな視線、奇っ怪なものを見る視線というのに興奮を抱いていた………そうか………私は生粋のマゾヒストなのだ。これまでにないほどの強い快楽が脳内をゆっくりと侵食し、次第に何も考えることができなくなる。
そうして本当に………私の意識というのは飛んでいってしまったのだ。
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「あらあら………これは酷いね。ちょっとやりすぎだよ?リリス。」
その惨状を目撃したボクは、そのダンジョンマスターの名を呼んだのだった。