穢れ堕ちた勝利の女王 作:エビフライ伯爵
東京都都内 とあるアパート
アーヴィングとブーディカ・オルタはしばし別行動をしていた。玲霞を本格的に協力者として使役するため、アーヴィングは新たな潜伏先を用意するため、ブーディカ・オルタは地理の把握と、敵の観察のために行動していた。
ブーディカ・オルタが主に指定されたアパートの一室に向かい、実体化して現れた。
所定の時間通り、アーヴィングは居間にあるソファに座っていた。自身の使役するサーヴァントを笑顔で迎えた。
「来たか」
「ただいま戻りました、マスター」
ブーディカ・オルタの言葉にアーヴィングは鷹揚に頷く。彼の足下には白い魚みたいに裸の女が横たわっていた。女子高生くらいの少女だった。荒い息をしているのは、つい今しがたまでアーヴィングと交合していたからだ。
最初、少女は恐怖し、のたうち回り、はては嘔吐さえもよおしはじめたのにも、この魔術師は、少女の苦悶にいよいよその快味を掻き立てられるらしく、犯し、犯し、犯し、はなさない。淫靡凄惨な魔の饗宴が行われていた。
かくも無残な目に遭った少女が起き上がる。髪は乱れて、真っ白な肩と乳房にねばつき、あきらかに狂人の虚ろな眼をしていた。アーヴィングの淫楽の祭壇に捧げられた、生贄の成れの果てである肉欲の
───ブーディカ・オルタが掴み主から引き離し、蹴りつけて部屋の反対側の壁にまで飛ばして叩きつけた。少女は白い蛇のように不気味にのた打った。
少女は悶絶して動かなくなる。アーヴィングに注がれた精、尿液、糞が漏れ出す。ブーディカ・オルタは生ごみを見たような目で見て舌打ちする。
「マスター、あれは処分しましょうか?」
かつてのブーディカであれば令呪を用いて強要されなければ行わなかっただろう魂喰いを、自ら実行することを進言した。
令呪と聖杯の泥、愛の媚薬によってブーディカの精神と霊基を穢され、破壊され、まったく新しい性質を持った女が生まれ出た。
それは彼もよく知っていることだが、しかしどんな性質を持った女が生まれ出るかというと、そこまでは彼も計量することができない。自ら生む子の性質を、親もいかんともすべからざるのと同じことだ。
アヴェンジャーとしての忘れぬ憎悪と怒り、ブーディカの生来持つ明敏、愛情深さ、媚薬によって作られたアーヴィングへの愛、ここに融合して───主たる魔術師をすら唖然たらしめるような忠勤な大魔女が出現したのは、眼前の事実である。
アーヴィングが命じるならば───一年黙せと言われれば、一年黙し、百人の子供を殺害せよと命ぜられるならば百人の子供を殺害するであろう。
「いや、大丈夫だ。むしろあれを利用するつもりだよ」
アーヴィングは苦笑しつつ、ブーディカ・オルタに少女を持ってくるように指示をする。
渡された少女を膝の上にうつぶせに載せる。後頭部に注射器のようなものを突き刺し、何かを注入する。
少女の身体が一度痙攣する。アーヴィングが彼女の排泄物を掃除するように指示すると、それを黙々と実行した。
「この部屋は母子家庭でな。彼女はこの家の一人娘なんだ。都内の高校にかよう女子高生なんだ。なかなか美人でね。気に入ったんだ」
母親のほうも既に暗示で支配下に置いていること、自分は娘の歳の離れた恋人だと思い込んでいることを自分の従僕に説明した。───母親は自分の娘がただ肉欲本能のかたまり、色情狂になっていることには気づいてはいない。
少女に注入したのは、とある『蟲使い』の魔術体系の一部を応用・改良して作られたアリタケの一種であるゾンビ蟻キノコだ。蟻の脳に寄生して行動を操るそのキノコを改造したことでキノコを寄生させた相手の脳に作用し、行動を操ることが出来る。もっとも廃人でなければ完全な支配はできない。
玲霞に寄生させたキノコも、菌糸を脳髄全体に侵食させ癒着してもアーヴィングへの執着心を植えつけるだけにとどまっている。
「さて、ここで玲霞とも落ち合う予定だ。それまで二人で親睦を深めようじゃないか」
アーヴィングのその言葉に、ブーディカ・オルタが妖艶に微笑んだ。
深夜、アーヴィングはベッドに横たわり、胸を喘がせていた。
彼の股間から、ブーディカ・オルタが顔をあげた。コクリコクリと、白いのどが動いた。
アーヴィングの眼に、唇の濡れ光らせた妖艶な花のような顔が、近々とさし覗いた。
「おいしい。……」
笑った唇から、栗の花粉のような匂いのする吐息が吹きつけられる。すべっこく、ねばねばした女の肉は、たわわに重く、もうアーヴィングの肌に重ねられていた。
「ああ、心地よい。いい気分だ」
と、アーヴィングは言った。
「ありがとうございます。まだまだ眠らせませんよ」
アーヴィングの唇に、濡れた唇が艶めかしく吸いつき、舌を微妙に働かせながら、たおやかな四肢はもとより、熱い乳房も、なめらかな腹も、身体中の筋肉を淫らにすりつけ、波打たせ、まといつかせる。
ブーディカ・オルタを召喚したその夜とき以来再び、二人は身体を重ねていた。アーヴィングは、彼女の無限の肉の深淵に誘おうとする淫技には満足していた。
「お前のもてなしは気に入ったぞ。褒美に俺からのプレゼントをやろう」
荷物の中から革首輪を取り出して見せた。
「マスターの所有物になった証……。あたしごときに……、ぜひ、喜んでお受けします」
ブーディカ・オルタはまるで犬のように荒く息を切らしつつ、自らの顎を持ち上げて首筋を見せてくる。その期待に蕩けた眼差しを見つめながら、アーヴィングが革首輪をつける。
「ふはぁあああ、どうでしょうか、似合って……いますか?」
ブーディカ・オルタはうっとりしながら、白い肌に合う黒の革首輪に触れつつも、自信なさげに上目遣いで訊ねてくる。想像以上によく似合い、淫らな雰囲気を醸し出している。
「ああ、似合っているぞ。お前専用に用意したみたいだ」
「ありがとうございますっ! 一生大事にしますっ! マスターの所有物である証っ。全身にもっと、刻んで頂きたいくらいですっ」
貪欲にねだってくる姿に、次の贈り物を取り出す。
「なら、これならどうだ? そのいやらしい乳首を飾ってやるぞ」
取り出したのは妖しく輝く二対のピアスだ。
流石に予想外のものだったらしく、ブーディカ・オルタは一瞬惚けた表情になった。だが、すぐに、ぞっとするほど淫猥で残酷なえくぼを唇のはしに彫った。
「あぁ、マスターからの贈り物を断るなど出来ません。誰からも一目で分かってしまう証……なんと光栄な。どんな勲章よりも嬉しいです。しっかり証を刻んでください」
歓喜に瞳を潤ませるブーディカ・オルタ。
「よし、それでは、乳首に着けてやろう」
「はいっ、マスターのものだと自覚できるように荒々しくつけてください。ひぐっ、ひぃっ、あひいいいいいいいい!」
珠のような乳房の薄桃色の乳首をピアスの針で刺し貫く。
彼女が喘ぎ叫ぶうちに、淫らな乳首に飾ることになる。
アーヴィングが顎を撫でながら感嘆する。
「これで完全に俺のものだ。……ははぁ、どんな気分だ?」
「はいいぃっ! あぁ、あああ、この痛みでさえもっ……マスターから頂いたものと考えれば、あぁ、あぁ、腰が疼くほどっ、んぁ、嬉しいです!」
歓喜の嬌声に合わせて大きな乳房が揺れ、誇らしげにピアスが光る。ぷっくりとした乳首を思った以上に彩っていた。
アーヴィングは興が乗って、さらにブーディカ・オルタを弄り始める。
「くはっ、はぁ、はぁ……ああぁっ、こ、これ……」
「壮観だな」
微笑むブーディカ・オルタの姿を、アーヴィングは見下ろして頷く。
犬のような革製の首輪をつけ、乳首にはピアス、陰毛はハート形に剃り整えてある。クリトリスにはリングがはめられている。
「マスターのものとして変えられていく……とても幸せです!マスターの所有物であるという証が増えるのはとてもありがたいことです。あたし、嬉しくて……もうっ、自分の気持ちを抑えられない……。ああぁっ」
心底嬉しそうに言い、乳首を飾るピアスやクリトリスのリングを感慨ひとしおといった瞳でブーディカ・オルタが見つめる。ここまで素直に喜ぶのも意外であった。
「いいだろう。俺のためにしっかり働けよ? これは、その前褒美だ。床に手を突いて尻を出せ」
「はっ、はいっ! 牝犬ですねっ? 牝犬になるんですねっ!?」
ブーディカ・オルタは素早く床に両手を突く。さらに、みっともなく脚をガニ股に広げ、クイクイと尻を揺すり上げる。濡れそぼる肉花弁をベロリと左右に広げると愛液の飛沫をブチュブチュと飛び散らせ、お預けを喰っている牝犬そのままに伸ばした舌から涎を垂らして肉棒をねだった。
「ああ、いい牝犬っぷりだ」
勝利の名を冠する女王として、将兵達の憧憬を集めた美しい英霊の成れの果てが、これである。精魂込めて底なしの魔天へと落した今のブーディカ・オルタの姿に満足感と情欲を大きくし、アーヴィングはギチギチにそそり勃つ剛直でヒクヒクうねる肉穴を貫く。ついでに、乳首ピアスを摘み上げる。
「ほひいいっ!? ひぐっ!? ひいぃぃっ! ち、乳首、引っ張られて……、おふっ!? あたしのなかに、マスターのひゅごいの来るううっ!! くひいいいっ!!」
ブーディカ・オルタの口から品性の欠片もない言葉が飛び出した。かつての彼女の家族が聞いたら卒倒してしまうだろう。そんな人間性をかなぐり捨てたおねだりに呼応し、肉棒を咥え込んだ膣口からブヂュブヂュと粘着質の淫音が鳴り響く。
「ひぐっ!? ひいぃぃっ! ち、乳首、引っ張られて……、おふっ!? 中ぁ……、あ、あ、あたしの深くまでぇ、マスターがズブズブ来てりゅっ! くひいいいっ!!」
蜜を滴らせる膣内へ剛直を一気に突き入れ、同時に乳首ピアスを思いきり引っ張ると、ブーディカ・オルタは悶絶して甲高い叫びをあげた。
薄桃色の乳首が千切れてしまいそうなくらい伸びている。その刺激のせいだろうか、肉壺が肉棒を押し潰さんばかりに圧迫してきた。ねっとりと熱く熟れた膣粘膜が竿に吸いつき、蕩けてしまいそうに心地よい。
「牝犬オルタ! ちゃんと仕事をするんだぞっ!?」
フリフリと左右にくねる尻を掴み、アーヴィングは怒濤のように勢いで挿送を開始した。
「こ、これぇぇっ、これらのぉおおっ!! マスターのでぇえっ、なかぁ、削られてりゅうううっ!! そ、そうですっ! あたしはマスターのぉ、牝犬ですぅうっ!」
ブーディカ・オルタの喘ぎ……、いいや、悦楽の叫びがアパートの壁を震わせる。魔術で遮音力場が展開されてなかったら、アパート中に聞こえるような声だ。主への生贄になった女たちへの対抗心から、ブーディカ・オルタは淫乱な膣口を全力で収縮させる。
「く……。流石は俺が作った牝犬だ。いいぞ、お前は最高の牝犬だ、ブーディカ・オルタッ! 存分に感じろ、俺の役に立つためにな!!」
アーヴィングは言い、掴んだ尻を押さえつけて上から下に何度も何度も突き入れた。
「ほへひゃっ、おおぉっ!! ああっ、あだるあだるあだるううっ!! おおっ!! そご、いいっ、気持ぢいいい!! マスターのっ、子ぎゅうにズボズボ来でりゅうう!!」
「くっ! この締めつけが堪らんっ!!」
怒張で膣壁をメチャクチャに抉り、子宮口の奥をゴツゴツと叩くアーヴィング。
「ふ、深いぃいっ、おひっ、あっ、おおん!! 狂いひょおおっ! これ気持ぢいいっ、子宮にぶつかって気持ぢいいぃいい!!」
牝犬のポーズのブーディカ・オルタの身体がググッと浮き上がり、ビクビク痙攣して突っ張る。
「んぐふぉおおおおっ!! 串刺しにひゃれてイぐッ、おおっ、イぐッ! イぐのぉおおっ!!」
「オルタッ、こっちもイくぞっ!」
「は、はひぃいいいっ、イッでっ!! ますたぁイッでえっ! ザーメ……ンおっ、ザーメン出ひてくらひゃい!! おごっ、ああっ、らめイぐッ、ひゅごいイぐッ、おっ、おおっ、もう我慢でぎないっ、ィ、イッぢゃうううううっ!!」
ブーディカ・オルタの背中が弓なりに反り、膣肉が肉棒を渾身の力で締め上げた。それに抗うように、アーヴィングは亀頭を子宮口のその先に思い切り捻じ込んだ。
「ひぇぎぃひいいいいいいいいいーっ!!」
白目を剥いたブーディカ・オルタの顎が跳ねる。同時に、子宮口をグボリと広げて奥まで捻じ込まれた亀頭から夥しい精液が迸る。
「おほおおっ!! でっ、出る、出でるぅ!! ザーメン子ぎゅうに出るうう!! んふおっ、イぐイぐイぐウ!! ひゅごいお汁、出されてイぐううう!!」
ブーディカ・オルタが断末魔の叫びを思わせる嬌声を轟かせる。限界を超えたアクメに四肢を突っ張らせ、ガクンガクンと激しく身悶える。狂ったように収縮する膣が、ビクンビクンと脈打つ肉棒から精液を搾り取った。
「おおおっ!! いいぃぃっ、熱くてぎ持ぢいいいっ!! し、子宮が悦んでりゅうううっ!! マスターの特濃ザーメンでっ、アクメってりゅうううっ!!」
アーヴィングは牝膣の蠕動に負けじと、射精中の亀頭を激しく子宮壁に叩きつけた。
「んへぁーっ!? ヒンポがザーメン出ひながら、子宮にズボズボひてるうっ!! まふゅたぁヒュゴイイッ!! もうダメへええっ、イぐの止まらないひいいっ!! んふぉっ!! マンゴイぐッ、マンゴイぐッ、イぐヒぐひぃぐぅううううゥ!!」
並の人間であれば、即座に気が狂いそうであろうほどの絶頂の連続。それをしっかりと受け止め、ブーディカ・オルタはいつまでも甲高い悲鳴をあげていた。
「ふぅ……。この味はなかなか格別だな」
射精の余韻を存分に楽しんでから、アーヴィングはズルリと肉棒を引き抜く。そのヂュルリとした刺激だけで、ブーディカ・オルタの身体がまたもビクンビクンとアクメにくねる。
「あひゃあぁぁ……。ひゅ、ひゅごい……。も、もう……気が……狂いひょぉおお……」
「今さらお前の気が狂うわけがないだろう?」
「ひゃはっ、はっ、ひゃっ。そうれひたぁぁ……」
ブーディカ・オルタは絶頂で蕩けた顔をさらし続けている。二本脚で立つことも忘れてしまったかの如く、四つん這いのままヒクヒクと全身を痙攣させていた。
「へぇぁぁ……。ひゃひ……。いっぱひ……。ますたぁの……ドロドロザーメン……、トプトプひてるぅう……」
度重なる絶頂に緩んだ膣口から泡立つ白濁の塊がポタポタと垂れ滴る。半開きの朱唇から涎を垂らしつつ、ブーディカ・オルタは膣内から溢れ落ちる精液の感触を楽しんでいた。
「ザーメンはしっかり掃除しろよ、牝犬。お前の舌でな!」
「ひゃあい。牝犬なので、ザーメン掃除ひみゃひゅううぅ! レロ、ベロ、ペロペロォ。ひゃあん。ザーメンおいひい……。れもぉ……、ああん、嘗めてる間にぃ、またザーメンこぼれひゃうう。ああ、どうひよう……? あんっ。レロ、ヂュルレロォォ~ッ」
さながら自分の尻尾を追いまわず犬のように、ブーディカ・オルタは四つん這いでクルクルと周りながら床にこぼれる精液をさも楽しそうに嘗め取っていく。魔界に堕した女王のあまりに惨めな姿も、当人にとってはこれ以上ないほどの幸福なのだ。
そんなブーディカ・オルタの痴態に、アーヴィングは射精後の余韻ゆったいりと楽しむのだった。