※この作品はR-18です。

転生したらスライムだった件 スライムは彼女たちを愛する   作:有頂天皇帝

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転スラ28話
まえがき
久しぶりの投稿になります。短いですが今回でメイプル側の戦闘は終了となります。また今回はモンハンのモンスターやトリコのモンスターが登場しております。





第二十八話 恐喰の龍

「すみませんでした・・・」

 

媚薬の影響が完全に抜けて理性を取り戻したリムルは目の前でアヘ顔を晒しながら全身が精液まみれになっているボテ腹姿のペンシルゴンたちを見て自分がやらかしてしまったことに気づきすぐさま土下座した。これまでリムルは多くの女性たちと関係を築いてきたがそれは全員がリムルに対して好意を抱いていたのと同意を得た上でしてきた。だが今回のことは合意もなしに無理やり犯したというリムルが嫌っている嫌がる女を犯すクズと同じことをしてしまったことに強い嫌悪感を抱いていた。故にリムルはここでペンシルゴンにどんな罵倒を受けようと素直に謝ったのだが、ここでリムルの予想を裏切る展開が起こった。

 

「もう、そんな気にしなくていいよリムくん♪でももし罪悪感があるなら今度2人っきりでデートしようね♪」

 

ペンシルゴンはニコニコと嬉しそうに笑みを浮かべながらリムルに抱きついてその豊満な胸をリムルに押し付けながらそうお願いしてきた。リムルはペンシルゴンが機嫌がいい理由がわからず困惑するが詳しい話は後日することにして今はこの空間からの脱出を優先することにした。

 

「それで?ここは一体どこなんだ」

 

リムルは元の服に着替えさせた弩Sたちにこの場所について尋ねることにした。弩Sたちは既にリムルの虜となっており創造主であるグラファたちよりも心の底から屈服し惚れているリムルの命令に素直に従うのだった。

 

「はいリムル様。ここはゲルミュッドの隠れ拠点になります。私たちは創造主であるグラファ様の命によりリムル様をこの地に足止めするよう言われておりました」

 

「グラファってどんな奴だ?」

 

「グラファ様は私たち怪人を創り上げたお方です。他にも色々と手を出しているそうですが詳しいことまでは・・・」

 

「そうか・・・」

 

リムルは弩Sたち怪人を創り上げたグラファという人物のことが気になったが彼女ら自身も詳しいことを知らないようなのでそれ以上のことは聞かず先に進むことにした。弩Sたちによると現在この場所は特殊な魔道具の力によってリムル達がいるこの空間は時間の流れが変わっており中の一日は外の時間ではたったの10分しか経過しないそうだ。しかしこの魔道具を起動させるには数百人単位の魔導師の魔力を込めなければ起動させることも出来ず、中の時間でなら2週間までしか効果は発揮出来ず再起動させるためには再び魔力を装填した上に5年の時間を置かなければならない。それ故に使い勝手の悪い魔道具として知られているらしい。

 

「恐らく魔道具は地下の研究施設に保管されていると思います」

 

「なら地下に向かうか」

 

リムルは弩Sの話した内容から魔道具がある可能性が高い地下の研究施設から探索することにした。道中ペンシルゴンが恋人のようにリムルの腕に抱きついて歩く姿を弩Sやレイナーレたちは羨ましそうに見ていたり、ペンシルゴンたち事後で火照っていやらしい雰囲気を漂わせる美女たちの姿に興奮して襲いかかるゴブリンやオークなどをリムルが一片の欠片も残さないほど捕食したりなどがあったりしたが特に大きな問題もなくリムルたちは目的地である研究施設の扉の前に辿り着くとそのまま中へと足を踏み入れた。

 

「驚いたな、まさかこんな本格的な研究施設だったとは・・・」

 

リムルが研究施設の中を見て素直に驚いていた。リムルはこの世界が異世界だから研究施設と言ってもファンタジー物によくあるような魔導書や魔道具、怪しい薬物や薬草などが机や床に乱雑に置かれているような場所だと思っていたのだが、今リムルの前に広がっているのはSF作品で見るような機械的な設備がズラリと並んでおり奥の方には脳みそが剥き出しの黒い肌の化け物《脳無》や獣や鳥などをベースにしたと思われる化け物など色んな存在が培養液が満たされたカプセルに入れられていた。他にも研究用として使うために用意されていたのかヒポクテ草などの希少な薬草やBランク以上の魔獣の素材、国家で禁止されているような危険な魔術書など様々なもののがあった。

 

「随分と本格的な施設だね。確かにこれなら彼女たちのような怪人を生み出すのもわけないだろうね」

 

ペンシルゴンは金目になりそうな格納鍵インベントリに次々とヒポクテ草や魔獣の素材などをしまいながら脳無たちを見てそう呟いた。弩Sたちは魔素量だけを見ればC+ランクはあるとリムルとペンシルゴンは見ておりさらに奥にある脳無たちはBランクを超える実力を持っていると感じられた。

 

「とりあえずこの施設は残したら危険だ。時間を操る魔道具を回収しだいこの施設を破壊する」

 

「────それは困りますな。ここは私にとっても大切な場所なのですから」

 

リムルが研究施設の破壊を決断したのを遮るかのように話しかけてきたのは眼鏡をかけた痩せぎすな黒髪の男性だった。彼の背後には五体の脳無が敵意を剥き出しにしてリムルたちを睨みながら待機していることから敵であると判断したリムルとペンシルゴンは武器を手に取ってすぐに戦闘態勢に入れるようにした。

 

「誰かな君は?少なくともこんな場所を大事にしてるってことはロクデナシなのは分かるけどね」

 

「ふん、所詮は身体しか取り柄のない淫乱女か。私のような優れた人間の知性は理解できないか」

 

ペンシルゴンは目の前の男自身の力は魔素量含めて大した力を持っていないと判断しながらも警戒を怠らず男を見据える。それに対して男───春日部はペンシルゴンの豊満な肢体をジロジロと舐め回すように見ながらバカにするようにそう言ったためにリムルの殺意が高まっているが春日部はそんなことも気づかずに自慢するように話し始めた。

 

「ここはグラファから与えられた私の研究施設。この脳無たちも私が生み出した最高傑作だ。貴様らのような凡夫を葬るのにわざわざ用意してやったのだから感謝するといい」

 

春日部は自分が優位に立っていると疑いもせずに脳無たちを見せびらかしながら言ってきた。

 

「無駄な抵抗はやめて大人しく降伏しろ。そうすれば私の性処理道具として飼ってやらんこともないぞ?」

 

春日部はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながらリムルたちに降伏勧告をしてくるがリムルはペンシルゴンたち自分の女にゲスな目を向けてくる春日部に殺意しかわいていないためまともに話を聞いていなかった。そんなリムルの様子に気づく訳もなく春日部はさらにリムルの地雷を踏み躙った。

 

「あぁ安心しろ。全てが終わった暁には貴様の配下のユキナやシズエ・イザワたちも私の肉便器として一生飼ってや────」

 

春日部が最後まで言い終えることなく、その右腕を切り飛ばされた。それはリムルが閻魔による一撃でありその斬撃は春日部の右腕だけでなく彼の背後にいた脳無一体を頭から両断した。一瞬何が起こったか分からないでいた春日部だが、地面に落ちた自分の右腕を見るとみっともなく痛みに耐えきれず傷口を抑えながら叫んだ。

 

「ぎゃあああああっ!?」

 

「おい虫ケラ、そんな戯言を言うってことはぶち殺されたいってことでいいんだよな」

 

自分の女たちを奪うと言われたリムルは怒り心頭になって春日部からこの施設について聞き出すことなど頭から抜け落ちどうやって痛めつけながら殺すかしか頭になかった。ペンシルゴンたちは自分たちをそこまで強く思ってくれるリムルにさらにメロメロになっていた。

 

「ペンシルゴン、コイツらはおれが始末するからお前たちは魔道具を探してくれ」

 

「オッケー。まぁ大丈夫だと思うけど気をつけてねリムくん」

 

ペンシルゴンはリムルに春日部たちの相手を任せることにして頼まれた通りに弩Sたちとこの空間を作っている魔道具を探すために離れるのだった。

 

「さて、と。おい虫ケラ覚悟は出来てんだよな」

 

「ヒィッ!?の、脳無たちコイツを殺せ!!」

 

ペンシルゴンたちが離れたのを確認したリムルは春日部を睨みながら閻魔の剣先を向けると春日部は顔を青ざめながら悲鳴を上げてその場に尻もちをついて後ずさりながら脳無たちに攻撃の指示を出す。春日部の命令を聞いた脳無たちは雄叫びを上げながらリムルに襲いかかってきた。それに対してリムルは閻魔と天羽々斬を構えながら脳無たちを迎え撃つ準備を整えていた。

 

────一刻も早く仲間たちと合流すべく目の前の敵を蹂躙するリムルとこの空間を作り出している魔道具を探すペンシルゴンたち。果たして彼らは無事に仲間たちの元へと戻ることが出来るのか・・・

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

リムルたちが脱出を試みている頃、村にてグたち魔物の集団と戦闘を行っているメイプルたち村の守備隊は戦闘開始からかなりの時間が経っていたが依然優勢なのは変わらないでいた。

 

「ゴブリンの一撃!」

 

「ゲギャァ!?」

 

ジュゲムたちホブゴブリンの戦士たちはカイジンたちドワーフたちの武具を纏って襲い来るレッサーオーガやトロールなどの魔物を防壁に近づけまいと防壁の上にいる弓兵と魔術師たちの援護を受けながら次々と打ち倒していく。ジュゲムたちを襲っているのはほとんどが本能のままに襲うしか脳のない連中だったのと最初のメイプルの一撃によって恐怖にかられて冷静さを失っているからジュゲムたちは被害を最小限に抑えて対処することができていた。無論グを始めとしたネームドモンスターや強力な魔物たちがそれを黙って見ているわけがなく対処しようとするも、彼らの前に立ちはだかるメイプルたちを前にそれも全くと言っていいほど上手くいかないでいた。

 

「キシャアァァァァ!!」

 

「うるさいトカゲだ、大人しくしろ!!犬大門風(いぬおどし )!!」

 

大口を開けながら迫るアンジャナフに対して月獣族の固有スキルである《月獅子(スーロン )》によって満月の力を得て力を得たイヌアラシの鋭い蹴りがアンジャナフの顎を蹴り砕き、そのままアンジャナフを絶命させる。イヌアラシに続くようにシシリアンたち獣人の戦士たちも獣身化を用いて力を高めながらエレファントザウルス、ガウチ、ゴーレムたちを次々と薙ぎ倒していた。

 

「ガアァァァァァ!!」

 

「グロロロォォォォ!!」

 

アビスたち大海竜が放つ雷撃の球がトロルコングたちの体に当たりその体を焼き焦がすが、死んだトロルコングをどかして新たなトロルコングたちがアビスたちに襲いかかるもそれに対して実にヒョウガたち氷狼竜とリムルが先日召喚した3つの頭を持つスケリトルドラゴン───《 骨の三頭龍>(トライヘッドスケリトルドラゴン)》がスケリトルドラゴンたちを引連れてそれを妨害し、後ろでトロルコング達に指示を出しているシルバーバックを10体のデスナイトが足止めをしていた。

 

『バ、バカナ!?タカガ人間風情ガ我ラノ刃ヲ防グナド!?』

 

「おや、もうおしまいかね?なら次は私が攻めさせてもらおうか」

 

キラーマシンたちの斬撃をたった1本のサーベルで防ぐブラッドレイに恐怖するも、ブラッドレイの反撃によって瞬く間に次々とキラーマシンたちはその体を細切れにされていくのだった。

 

別の場所でも逃げようとしていた魔物たちがロビンフッドとイズが仕掛けた罠に引っかかって倒されたり、マイとユイの2人が握る両手の大槌が魔物たちの体を砕き、クロムが挑発して誘き寄せた魔物たちの攻撃をその自慢の大盾で防ぎながら倒しその取りこぼしをカスミが切り伏せていく。イヌアラシたちの活躍によって2万はいた魔物の群れは既に300以下にまで数を減らしており、そう時間がかからないうちに殲滅できるだろうと誰もが考えておりそれは間違いではなかった。

 

「どこだ!?どこにいる小娘!!姿を現せ!!」

 

獣人の上半身と肉食獣の下半身を持つ魔物である《獣身四足獣(ゾーオスティア)》の最強の戦士である《魔爪》の2つ名を持つヴィジャーは血走った目で両手持ちのバトルアックス《刃翼(ウィングエッジ )》を振り回しながら自らの身体に大量の傷をつけたサリーを探していた。ヴィジャーはサリーと一騎打ちの形で対峙していたがヴィジャーの刃翼は一度もサリーの体にかすることなくかわされ、逆にサリーの武器である双剣の《深海のダガー》、《水底のダガー》を用いてヴィジャーに少なくないダメージを与え続けていた。

 

「そんな大振りな攻撃じゃ何度やっても私に当たらないよ?」

 

「っ!!このっ!!」

 

背後からサリーの声が聞こえたヴィジャーは振り返りざまに刃翼を振り回すが、背後を見た時にはそこには誰もおらず刃翼が空を切ると同時にヴィジャーの右腕に新たな傷跡が増えた。

 

「そろそろ憂さ晴らしにも飽きてきたし、トドメをさそうか」

 

「舐めるな小娘!かすり傷程度しか与えられない貴様が俺様の命を取るなど────」

 

リムルを侮辱された怒りを晴らすためにわざといたぶるようにヴィジャーを痛めつけていたが、これ以上無駄な時間を過ごすつもりもないためトドメをさすと宣言するサリーの言葉に怒りを顕にしたヴィジャーが刃翼を振り下ろそうとしたが、その瞬間刃翼を握っていたヴィジャーの両腕ごと切り落とされ刃翼と両腕が地面に落ちると同時にヴィジャーの腕があった場所から勢いよく血が吹き出て地面を赤く濡らす。

 

「ぐ、ガアァァァァっ!?き、貴さ─────」

 

「────《クインタプルスラッシュ》!!」

 

ヴィジャーは両腕を切り落とされた痛みに耐えながらサリーに対して叫ぼうとしたが、それよりも早くサリーの双剣による目にも止まらぬ連撃がヴィジャーに決まりヴィジャーの体は細切れに切られて絶命した。

 

「これでリーダー格はあのグってクソトロールだけね。まぁメイプルが相手してるから苦戦してるとかはありえないだろうけど・・・」

 

サリーはヴィジャーの血で汚れた双剣を振って血を拭うとこの群れの統率者であるグを倒せば終わると考えてグとメイプルがいるであろう場所に目を向けるとあまりの凄惨な光景に思わず絶句してしまう。

 

「──────っ!?──────っ!?」

 

「うるさいなぁ・・・。リムルさんを侮辱した罪をこの程度で許すわけないでしょ?」

 

サリーが視線を向けたそこではメイプルが生み出した猛毒で形成された三首の《毒竜(ヒドラ)》がグの両腕と首に噛みつきながら猛毒を流し込みながら左腕の5本の触手がグの右足を折っては千切り、再生したらまた折っては千切るを繰り返し右腕の《機械神》の巨大な砲身から放たれる魔力弾がグの身体を何度も貫く。メイプルとグの戦いは1分も掛からずに終わっていた。というのもグが直属の配下であるトロールやレッサーオーガたちをメイプルに向けて攻撃するよう指示を出したが、機械神の一撃でトロールたちを跡形もなく消し去ると同時にグの四肢を消し飛ばした。グは自らが持つエクストラスキルの《超速再生》で失われた四肢を再生させて怒りに任せてメイプルに攻撃しようとしたが両膝を撃ち抜かれて倒れ込んだところを今のように四肢と首への攻撃をずっと続けていた。

 

グも最初は抵抗していたがメイプルの深淵よりも黒く濁った瞳で見下ろされながら無表情で繰り返される蹂躙にグは次第に恐怖し攻撃を止めるよう毒で焼けただれ毒竜の牙で砕かれた喉によって声は発せられなくなったが必死に攻撃を止めるよう声にもならない呼吸音で懇願していたが、その願いが届く訳もなくメイプルの怒りを発散させるためのサンドバッグとして本来ならば数十回は死んでいるはずの致命傷を与えられ続けていた。

 

「うわぁ--・・・・・・」

 

サリーはメイプルによる拷問とも言っていいほどの蹂躙を見て思わずそんな言葉が漏れた。メイプルとサリーにとってリムルは卑猥な触手から純潔を守ってくれた初恋の男性。そんなリムルを侮辱したグは死すら生温いこと地獄を見せつけてやろうとはサリーも考えていたことだが、メイプルのそれは本当に地獄すら生温い拷問だった。サリーはいつもニコニコ笑顔を浮かべているメイプルを怒らせるのはやっぱりダメだと再確認したのだった。ちなみにもしサリーがグの相手をしたならば薄皮をダガーで剥いでは傷口に海水をぶっかけるのを繰り返したり、目などの急所をダガーで刺して切っては再生したら繰り返すなどするつもりだったのでサリーもまたメイプルのことを言えないでいた。それからメイプルがグを拷問している間に群れの魔物たちも数を減らしていき残っているのはグを含めて300ほどになったところでそれは現れた。

 

「グルルルルルルルッ」

 

唸り声を上げながら地響きを鳴らして現れたのは《恐喰》の二つ名の異名を持つドラゴン────獄喰地龍帝 ( イビルグランドドラゴンカイザー)《イビルジョー》。二つ名とは世界が魔王に匹敵する脅威として認めた存在にして厄災の証として与えられるものだ。

 

 

皇金世代(ゴールデンエイジ)

Aランクの魔物である水晶群蠍(クリスタル・スコーピオン )とA+ランクの魔物である水晶群蠍の特殊個体《金晶独蠍(ゴールディ・スコーピオン )》たちを統べる蠍たちの王にして金晶独蠍の特殊変異体《真金帝蠍>(プラチナム・スコーピオン)

 

 

《滅尽龍》

古龍たちの中で最も好戦的なヴェルドラの眷属である《 破滅獄黒龍帝(フォールンドラゴンカイザー)》ネルギガンテ

 

 

《狼王》

とあるダンジョンに生息している狼の魔物である戦闘白銀狼(バトルウルフ )たちを統べる王のギネス

 

 

他にも様々な二つ名を持つ魔物は存在するが彼らに共通している点としては圧倒的な力を秘めていることと魔王及び英雄候補などの世界が認めた強者たちを単身で撃破及び十以上の街を破壊するまたはそれに匹敵する驚異を持っている事だ。

そんな存在が突然現れたことは双方にとって予想外の出来事でありメイプルたちはすぐさま攻撃を中断して防壁まで下がり武装を展開させて警戒態勢をとる。それに対して最初はイビルジョーの登場に恐怖していたグたちであったが何かを思い出したのか必死になってイビルジョーに声をかけ始める。

 

「お、おい!お前もあの男の命令でここにいるんだろ!?ならさっさとアイツらを────」

 

グは傷ついた四肢と喉を再生させながら近づいてくるイビルジョーにグは今回リムㇽの村を襲うよう指示を出してきた人物からの命令で来たのだと考え、メイプルたちに攻撃をさせようと命令しようとしたがその言葉は最後まで言い終わることなくイビルジョーはグの上半身を食いちぎった。

 

「な、何をする貴様!?我々はみか─────」

 

リュラリュースは突然グを喰い殺したイビルジョーに対して顔を青ざめながらそう叫ぶが最後まで言いきれずイビルジョーの巨大な足によって踏み潰されてしまった。グとリュラリュースの死亡によって統率者が完全にいなくなってしまった魔物たちは統率が乱れさらに目の前でグとリュラリュースを殺し今その亡骸を貪り食っている姿に恐怖し散り散りになって逃げだすが、それもイビルジョーの配下であるデビル大蛇たちの襲撃によって喰われるか逃げ切られるかのどちらかではあるものの確実に数を減らし群れとしての機能は完全に失われようとしていた。

 

「どうするよ旦那?今なら連中は食事に夢中になってるからこっちから攻撃を仕掛けることはできるぜ」

 

「いや、ここは静観するべきだ。今のところ彼らはこちらに興味を示していない。故に下手にこちらから手を出すべきではないだろう」

 

ロビンフッドは弓矢を構えながら今最もこの中で戦略眼に長けているブラッドレイにイビルジョーたちをどう対処するか尋ねるとブラッドレイは静観を選んだ。イビルジョーの強さも正確に判断しきれないのとグたち魔物の群れたちとの戦闘で死者は出ていないもののかなり消耗しているため連戦は厳しいと判断してのことだ。

 

────グたち魔物の群れとの戦いに勝利したブラッドレイたちであったが、突如現れたイビルジョーたちによって新たな窮地へと陥るのだった。

 

 




あとがき
約1ヶ月ぶりの投稿になってしまいすみません・・・。今年中にオークロードの話は終わらせないのでできるだけ投稿スピードをあげていきたいと思います。次回の予定としてはベニマルたちとガビルたちを合流させてオークたちと戦闘をさせたいなと思ってます。二つ名持ちモンスターは色々と登場させたいと思いますのでもしリクエストなどあれば参考にしたいのでよろしくお願いします。
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